2005年01月23日

ヨコハマeアンケート「横浜市の広聴の見直しは?」

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 〜ヨコハマeアンケート〜  
横浜市は「市長への手紙」や「インターネット市政提案箱」などの広聴のあり方を
見直し、市民に身近な区役所を窓口とする「市民からの提案(仮称)」事業に変
える案について1,000人の「ヨコハマeアンケートメンバー」に聞くアンケートを実施し
ています。                            青葉区 中谷英世
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◆「ヨコハマeアンケート」とは、昨年9月から開始したあたらしい・・・・・・

◆「ヨコハマeアンケート」とは、昨年9月から開始したあたらしい広聴で、
メールが出来る市民を公募、メンバー登録した1,000人を対象に市政に関する
アンケートを実施する意見収集制度です。
メンバーには、市の施策や事業について、Eメール等を活用して積極的に知らせ
インターネットを活用し、タイムリーにアンケートを実施し、迅速に結果を公表
し、施策や事業に活かすとしています。
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/kouchou/press/kouchou040730_1.html

最近では、横浜10大ニュースのアンケートを行ないました。
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/kouchou/press/kouchou041221.html

◆現在、横浜市の『新しい広聴事業』について1,000人アンケートを実施してい
ます。
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/kouchou/eenq_uketsuke.html

その要点は以下のようなものです。
1.これまでは、「市長への手紙」や「インターネット市政提案箱」の市民の要
望・提案は、市民局広聴相談課が一括して受け付け、関連の局や区役所の対応を
まとめて回答していたため、回答に1ヶ月以上もかかっていた。局で直接回答す
るなどして、回答までの日数を大幅に短縮させる必要がある。

2.回答を前提としていなかった 「インターネット市政提案箱」の投稿数が増え
回答の必要なものが多くなっている。

3.これからの市政は、市役所内の分権と区役所の機能強化が政策の実現の上で
重要であり、市民に身近な最前線の区役所を中心に、市民の声を受けとめる広聴
機能を充実させて行く必要がある。

4.「市長への手紙」と「インターネット市政提案箱」の2つの事業を統合して
新たに市民に身近な区役所が受け付ける「市民からの提案(仮称)」事業に変え
たい。

5.IT化を進め、区役所がデータ入力し、市長はパソコンから常時、その内容
を見ることができるようにする。

6.これまで公表していなかった、市民の要望・提案と行政の回答・対応の要約
を、ホームページなどで公表し、市民がお互いに情報を共有し、横浜市の対応が
どのようなものかも明らかにしたい。

◆「ヨコハマeアンケート」で新しい施策に関して市民の意見を聞くはじめても
のです。これまで、回答が遅い上に、どんな要望が寄せられ、どう回答したか市
民には知らされていなかった広聴のあり方を見直すとしているのは、至極当然の
ことと言えましょう。

今回の広聴の見直しの重要ポイントは「区役所を広聴の窓口とする」ことです。
確かに身近な区役所で敏感に市民の声を受け止め、地域の課題を迅速に解決する
機能が備わっていれば、効果があると思います。しかし、予算の執行権も殆どな
いなかで区役所の仕事だけが増えてくる現状で果たしてこれまで以上の効果が上
がるのか疑問の声があります。
市役所の分権化と区の権限強化が掛け声倒れでなく、広聴という制度から市民と
向き合い話し合う制度への改革と職員の意識改革がすすまなければ、真の市民
参画を前提とした協働も進まないのではないかと思います。
寧ろインターネットを活用するのであれば、何時でも、どこからでも、市民誰で
もが参加し、行政と話し合えるICTの体制とシステムの構築こそ必要じゃないで
しょうか?

「ヨコハマeアンケート」でどんな結果がでるか?アンケートの欠点は一方向で
あることですが、単に数の集計で見るのではなく、その本質で検討してもらいた
いものです。、

Posted by omni at 2005年01月23日 00:43 | トラックバック
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