2005年09月19日

「横浜オムニバス通信100号」

"  
  横浜オムニバス通信: http://takmi.ciao.jp/omni/
     (購読申込み)  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm

    皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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    新しいTaKMiの活動と横浜オムニバス通信の発行

 この4年間、TaKMiの活動は、4区の市民活動の情報交換の場、4区のICTの技
術交流の場、4区の人の交流の場として、4区の市民活動の支援、IT環境の整備
に成果を上げてきました。またTakMiのメンバーの活動は、それぞれの地域や
団体での活動として発展しつつあります。

 今後のTaKMiとしての活動は、緩やかな情報交換を行うフラットな組織とし
て存続させるのがよいという合意をえて、新しいTaKMiがスタートしました。

 101号からのオムニバス通信は、毎号テーマをもった特集号として、不定期
に発行されます。編集長や編集スタッフもテーマにより変更します。イベント
情報は、区役所のメルマガやホームページや各区のポータルサイトにまかせ、
特定テーマに的を絞り、深く掘り下げた総合メールマガジンとして再出発した
いと思いますので、引き続きご支援、ご購読よろしくお願いいたします。
 本100号が従来の編集の最後の号になります。
                     (今回の編集担当は多賀です)

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100号のトピックス

1.TaKMiのトピックス
   TaKMiが生まれ変わります。 総会報告〜新しいTaKMiを目指して〜
2.市民活動イベント情報
3.横浜丘の手情報
4.特集 「情報と私たちの暮らし」
 1.横浜北部自治特区は夢か?        青葉区 中谷英世
 2.「65歳からの特典」          緑区  側島文夫
 3.ICTって何だろう?          都筑区 王子全主
 4.中国の薄型テレビ事情          緑区  馬
 5.「あおばぱそこん横丁」と「めだかの学校」のエール交換
               あおばぱそこん横丁   川辺さつき
               MICS・めだかの学校   多賀和幸
6.生き物こぼれ話しシリーズ      青葉区 小原芳郎
5.ユニバーサルデザイン( UD )(28)   青葉区 小池久身子 

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1.TaKMiのトピックス  
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★総会報告〜新しいTaKMiを目指して〜

発足後4年が経過したTaKMiの役割と今後の活動について忌憚なく話し合いまし
た。その結果、TaKMi発足当初の目的であった「市民団体IT化の支援活動」
を直接行うのではなく、地域の現場で活動するメンバーの情報交流の場に発展
させることで意見が一致、以下の新しい方針が決まりました。

以下その概要です。

◆新TaKMiは 北部4区の情報ネットワークの要として、人々の交流の場を創
出するために関心のある人はだれでも参加できる、より自由な組織に脱皮し、
地域活動や先進ITの情報交換など気楽に参加しやすい場に発展させる。
そのため、新しいTaKMiにふさわしい会則に改め、会費制を見直す。
TaKMi会員は、MLに登録した方を会員とする。

◆cafe@TaKMiを毎月第3土曜に定例化し、会員同士が顔の見える関係で情報
交換や企画を話し合い、会の運営について会員が自由に意見や提案が出来る場
にする。
年に1回は、ICT進展の課題などをテーマにした地域交流会を企画し実行する。

◆TaKMiのメールマガジン「オムニバス通信」は新しい編集方針で継続する。
最近は各区役所がメルマガを発信するなど地域のイベント情報を伝える環境が
ようやく充実してきた。
オムニバス通信はこの分野から脱し、地域の課題やオピニオンなど市民が発言
する場にシフトし、もっと会員が自由に参加し積極的に発信する地域メディア
にしていく。また、ゆるやかな定期刊行とする。

◆メルマガ、ホームページ、blog、ML、NOTAなどコミュニケーションの仕組み
を融合させ新しいICTの開発にトライする。

◆一部の会員に運営を担わせる「運営委員会」組織を解消、すべての会員が分
担し、cafe@TaKMiで話し合った結果をMLで伝え合意形成をしていく成熟した
会員参加型運営にする。
当面、会員全員が分担することを前提に、ホームページは王子、メルマガは
多賀・小池・是永が世話人を行う。また、外部に対し組織を代表するため、
TaKMi代表を置くこととし、中谷を任ずる。

★8月のCafe@Saturdayについて

日時は、8月20日(土)10:00〜12:00、
場所は、あおばぱそこん横丁(山内地区センター)
あおばぱそこん横丁 http://home.q02.itscom.net/pcyokoch/
山内地区センター
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/chikucenter/center/index.html#y

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2.市民活動イベント情報
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★1  10/29 障がい・国籍・年齢をこえて、歩こうよ
       〜〜たまりん場ハイク2005〜〜

毎年恒例となった「たまりん場ハイク」は、今年で7回目を迎えます。障がい
の有る方も無い方も、小学校前の子供からずっと高齢の方まで、いろんな国籍
の方が一緒になって、秋の一日をハイキングで楽しみます。
市内や県内の他の市や都内からの参加、中学・高校からの団体での参加があり
ます。各班のリーダーは、男女青少年たちがボランテイアとしてつとめます。


実施日: 2005年10月29日(土)(雨天: 中止)
集合:  市営地下鉄中川駅前広場 9:30まで
解散:  せせらぎ公園古民家    15:30頃
持ち物: お弁当・すいとう・ビニールシート
人員:  120名
申込み: 松村  tel/fax 045-971-1104 e-mail:mtmr@r05.itscom.net
   小原 携帯  080-3394-4801 e-mail:obaray@s06.itscom.net

主催:  たまりん場ハイク2005 実行委員会
後援:  交流広場・たまりん場、 都筑区役所(予定)、
青葉区役所(予定), (社)横浜ボランティア協会(予定)、
青葉区社会福祉協議会(予定)
協力:わ創連都筑

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3.横浜丘の手情報    
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■■緑区    耳より情報       
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★1  緑区IT講習会(8月・9月)受講者募集

 市民グループ「MICS(<ミックス>みどりITコミュニティサポーターズ)」
が講師をつとめ、利用者の立場から講習を行います。

対象: 緑区内在住、在勤の成人 ※再受講不可
申込: 8月10日必着で、往復ハガキの往信用に希望講座番号、郵便番号、住所、
   氏名、電話番号を、返信用に住所、氏名を記入して、各会場へ
問合せ: 地域振興課「IT講習」担当(TEL930-2235 FAX930-2242)
詳細: http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/17_7c.html#kouenn3

★2 出前講座「緑学び舎塾」〜出前出張受け付けます!

地域での学習会などに「出前講座」を行なっています。実際に業務を担当して
いる区役所職員が、講師として伺います。

・家庭でできる地震対策 ・犯罪から家庭を守るために・G30行動推進
・介護保険と高齢者福祉 ・地域の中で安心子育て など
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/17_7c.html#kouenn1
    
★広報横浜みどり区版7月号
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/index.html
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■■青葉区    耳より情報       
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★「青葉区 子育て情報MAP(仮)」語り合う会

 あおば子育てワクワク会議「情報グループ」では、“ポケットサイズの子育
て情報MAP”を作成します。

日時:9月13日(火)午前10時〜正午 保育あり(先着30人)。
会場:福祉保健センター1階13、14番室 
申込:電話で子ども家庭支援担当 子育てワクワク会議「情報グループ」
   担当(電話978-2456)へ。
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/2005_07/guide.html#kosodate

★広報横浜青葉区は案「あおば」7月号
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/2005_07/guide.html#kosodate

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■■都筑区    耳より情報    
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★公募委員募集

(1)都筑区の「水と緑の魅力アップ」事業に参加しませんか
   港北ニュータウン中央地区魅力アップ検討委員募集
(2)せせらぎづくりに参加しませんか
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/kusei/saishin.html#new_11

★都筑区イベント情報
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/kusei/saishin.html

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■■港北区    耳より情報    
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◆最新号 楽・遊・学 第1号 平成17年7月1日から
http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/sinkou/raku_yu_gaku/index.html

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4.特集 「情報と私たちの暮らし」
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この情報はほんとに助かっている。こんな情報があればよいなあ。
情報は溢れているが、本当に必要な情報はないのはなぜ?
あの時、必要な情報が得られていれば、状況は変わっていたかも。
区民に本当に必要な情報を届けるための仕組みは?などなど

4年間メルマガを発行してきて、4区のみなさんに本当に必要な情報をお届け
できたかという思いをこめてこのテーマを選びました。

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1.横浜北部自治特区は夢か?        青葉区 中谷英世
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最近のマンションブームで青葉区の空き地はどんどん開発されています。
私の住まいの[しらとり台」周辺もマンションが続々たちはじめ、庭木のある
家並の景観がすっかり変わってしまいました。

いま、横浜市では30年ぶりに横浜市基本構想を見直し、市民全体で横浜市の
新しい長期ビジョンを策定する取組みはじめ市民の意見を募っています。
http://www.city.yokohama.jp/me/keiei/seisaku/vision/index.html

そのうたい文句には「開港150周年・市政120周年を迎え、新しい横浜の
魅力や活力を創造し、世界に広く発信するとともに、次世代の横浜が夢や希望
にあふれるまちであるための礎をつくる必要があります。」とあり、依然、ミ
ナト横浜中心的発想が垣間見えます。

特にミナトとは無関係の横浜北部は立地条件、交通体系からくる特殊性に立っ
て、今、北部住民の自治の復権を声高に訴えるチャンスだと思います。
ここに横浜市の将来人口の推計が資料として掲載されており、大変興味深いデ
ーターがあります。
http://www.city.yokohama.jp/me/keiei/seisaku/jinkou/170119kubetsu-jinkou.pdf

2025年には青葉区の人口が33万2千に達し横浜一の区になります。2位
は港北区で32万3千。増加指数TOPの都筑区が22万4千、緑区も20万2
千といずれも増え、横浜4区で合計108万3千と政令指定都市に匹敵する都
市人口になります。
なんと2000年に比べ20万4千人も増えますが、驚くなかれ、この数字は
現在の中区西区を合わせた人口に匹敵するのです。

全市的には少子高齢化の中で横浜南部・西部では人口が減少しますが、東京に
近い地域ほど増加傾向がつづいています。

「一人の市長で350万巨大都市の面倒は見切れないから区に分権を」と言う
のが中田市長の口癖です。では、自治権のない行政区の分権などは形式だけの
ものに過ぎないことは賢明な皆さんは説明しなく判ると思います。
県を超える人口を抱えるファーストオフィスなど、そもそも成り立たないので
す。東京24区は50年前から区長を選べる自治権を持っています。

北部4区の人口急増の歪は計り知れないものがあります。しかし、漏れ聞いた
ところでは、中区西区の高層マンションブームのよる人口増対策が急務とか。
2000年から20年後の両区の人口増は6万2千、丁度青葉区1区の人口増
に匹敵します。しかし青葉区の人口増対策はついぞ聞いたことがありません。

もし、北部4区を政令指定都市にしたら・・・どうなるか?

日本一超過密の満員電車「田園都市線」に乗り残されたサラリーマンはもっと
怒らなくていいのだろうか。藤沢市や大和市、三鷹市や武蔵野市、杉並区ーー
小さくとも自分のまちは自分で決まられる住民自治。緑がどんどんなくなる青
葉台では移住したほうがいいかもしれません。皆さんどう思いますか。

是非、皆さんの意見をください。

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2.   「65歳からの特典」        緑区  側島文夫
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 6月に65歳になった。会社勤めも定年で9月末付けで終え、退職する。
 すでに、映画館の60歳からのシニア1,000円は時々利用しているが、
65歳からは、さらに拡大しいろいろなものが割引となる。まず、JRのジパ
ング倶楽部は一定の距離以上の乗車が当初3回は2割引、それ以降は3割引と
なる。乗り物では身近な市営バスもシニアパス6ヵ月18,000円と格安に
なる(3ヶ月は10,000円)。
 乗り物以外では、横浜みなとみらいホールの自主企画公演では、Y席と称し
限定で半額になるものがある。また、神奈川県立音楽堂の自主公演野中にも、
60歳以上にはシルバー割引として特別に割引くのがある。オーケストラの一
部でも、60歳または65歳以上について、シニア割引をするところもある。
新国立劇場のオペラ、バレエ、演劇について、65歳以上は5%割引される。
新国立劇場の会員になっていると会員割引と加え15%割引になる。
 以上の割引はすべて申し込み済みで、ジパング倶楽部を除き他は利用実績も
ある。いささかみみっちいが、退職後は、これらの割引を活用し、各所に出か
け、いろいろな催しを楽しむことにしよう。
 以上
 
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3.    ICTって何だろう?       都筑区 王子全主      
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1995年インターネット元年と呼ばれた年です。11月23日にはWindows95が鳴り
物入りで日本国内で発売されました。その後10年パソコンのハードウェアの価
格性能比は格段に進歩してきています。

 ところがソフトウェアとなるとやっぱり10年前と同じように、初めての人に
とっては非常に使いづらいままの状態で、10年前と同じように覚えるしか手が
ない状況です。
 ハードウェアとしてのパソコン、ネットワーク回線は格段の進歩で世界でも
有数の環境を安い値段で手にすることが出来るようになってきましたが、パソ
コンを使う、使いこなすという面ではどうでしょうか?

 インターネット初期の頃からICTは未来を約束する玉手箱、これからの経
済の牽引車、ICTなくしては日本の将来は無いとまで宣伝され、情報弱者
(デジタルデバイド)、落ちこぼれを出してはいけない。等で各市町村ではIT
講習会なるものを実施したり、ブロードバンドを僻地まで補助金等を投資して
導入してきました。(山田村はどうなったかな?)

 お米の市場が4兆円、パチンコの市場が30兆円、自動車産業が40兆円、
インターネット関連市場は???これらの産業に変わって肩代わりが出来るの
か?出来ることが良いことなのかちょっと考えるべき所に来ているのではない
でしょうか?

 インターネットの特性である世界に向かって情報発信が出来る。双方向のコ
ミュニケーションが図れるとの謳い文句も実際に情報発信する人は100人〜1000人
に1人位では。双方向の会話を楽しもうとして会議室、メーリングリスト等で不
特定多数の人たちを相手に心ゆくまで会話を楽しめたという経験がない。もち
ろんおしゃべりとか簡単な情報交換ぐらいはできます。でもそんな程度で会話、
対話というのはちょっとという気がします。ちょっと本気で関わろうとすると、
必ず失敗する。しつこくなりすぎてしまう。これが書物などの書き物だと時間
という緩衝剤があって、時間と空間に一種の隙間を与えてくます。それによっ
て本気で関わってもお返しも緩やかになってきます。ところがネットワークで
は時間も空間も一切の緩衝剤なしでダイレクトに即大きなお返しが返ってくる
恐れがあります。

 またインターネットによっていろいろな情報が簡単に入手出来るようになっ
てきましたが、簡単にその情報を検索出来る人と、いくら頑張っても見つから
ない人があります。実は、ここにも今まで自分で学んできた知識、教養の蓄積
のある人とない人の差では?
 したがって、ある程度常識的な事を知っている人にとっては非常に便利なツ
ールですが、これから知識、教養を身につけようとしている若い人達、特に子
ども達にとっては逆に害になる要素も有ることも知っておくべきでは無いかと
思います。

「読書は充実した人間をつくり、会話は機転の利く人間をつくり、書くことは
正確な人間をつくる。」ベーコンの言葉であるが、インターネットの世界はど
んな人間をつくるのか?これはこれから20年、30年後には答えが出てくる
と思うが非常に興味があります。

ICTについては現在進行中であり、まだよく見えないところもいろいろあり
見通すことは難しいのですが、段々朧気ながらメリットデメリットが見えてき
たような気がします。時代の流れを我が身で感じながらICT時代を泳いでい
ければと考えています。
2001年6月から始まったTaKMiのメールマガジンが今回100号を迎えるとい
うことで日頃感じていたことを述べさせていただきました。みなさんどう感じ
られますか?


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4.   中国の薄型テレビ事情         緑区  馬      
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最近日本エプソンからリアプロジェクションテレビ(リアプロ)が発売され、
注目を浴びていますが、実は中国ではリアプロが薄型テレビ市場ではプラズマ、
液晶、リアプロと三分されています。プラズマに比べ、厚さは倍くらいありま
すが、値段は半分近くになり、画質も遜色ないので、人気を博しています。

また中国産のほか、日本からエプソンも進出しています。ちなみにエプソンの
47インチリアプロテレビの中国市場での売値は2788ドルです。同じ機種は日
本では298,000円として販売されています。
中国人の平均収入(上海のサラリーマンは平均月収5万円)を考えるとかなり
高い水準にあります。
参考として中国産の同じサイズのリアプロは半値以下の1200ドル前後です。

また中国以外にもアメリカではリアプロがメインになっています。日本市場で
も各大手家電メーカーが続々参入してきており、本格化してくると見られてい
ます。

その他の中国情報はこちらをご参照してください:
中国情報局 http://searchina.ne.jp/

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5.「あおばぱそこん横丁」と「めだかの学校」のエール交換
              あおばぱそこん横丁   川辺さつき
              MICS・めだかの学校   多賀和幸     
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<多賀>
最近、さつきさんの提案で「あおばぱそこん横丁」と「MICS」のホームページ
に相互リンクを張り合いました。
青葉区や緑区を中心に近隣の多くの市民のかたがたが、「あおばぱそこん横丁」
と「MICS」のパソコン相談やパソコン講習会を利用されています。
もっと多くの住民の方々に利用してもらいたいと、運営委員やボランティアと
して、活動している立場から、さつきさんと私の対談を企画しました。

あおば ぱそこん横丁:http://home.q02.itscom.net/pcyokoch/
MICS:http://homepage3.nifty.com/Mics/

さつきさん、ぱそこん横丁の利用状況はどうでしょうか?

<さつき>
TaKMiの夢であった区民のためのパソコン普及協働事業が本格化し、「あおば
ぱそこん横丁」が開設されてから3年目になります。開設されてからの利用者
とサポーターの累積数が2年間で1万人を突破しました。

しかし、それよりも大事なことがわかったのです。それはパソコン普及活動を
して、改めて思い知らされたことなのです。パソコンが道具であることは頭で
理解してたように思ってましたが意外と理解できてなかったことです。

横丁を毎回利用して下さる方々の、やさしい支えがあって今日まで私がボラン
ティアさせて頂けた日々の有意義なことでした。我が家と親の家を行き来して
忙しくなった今、横丁常連利用者の笑顔が懐かしいと思いだされるのです。

パソコンに触る時間が少なくなったことは寂しくはありますが、横丁でのコミ
ュニティの尊さを体感しちゃいました。やっぱり私は、人間が大好きです。
パソコン普及も必要かもしれないけど「心のふれあい普及活動」も尊いと実感
しました。

<多賀>
そうですね。「心のふれあい普及活動」というところが単なるパソコン教室と
違うところです。

緑区の協働事業「みどりITコミュニティサポーターズ(MICS)」もスタ
ートーして1年と5ヶ月です。パソコン相談室「めだかの学校」や緑区や地区
センター主催のIT講習会など多くの事業を精力的に展開しています。開設時
からの「めだかの学校」の利用者とボランティアの累積数は4千人に達してい
ます。

「ぱそこん横丁」は市ヶ尾の区役所別館から今年の4月に山内地区センターに
引越しされ大変だったと思いますが、山内センターに移られて、横丁の雰囲気
や来訪されるお客さんなどに、どのような変化があったかなど最近のトピック
スをお話頂けませんか?

<さつき>
横丁の利用者では、あざみ野近郊の方が増えて来たようです。私が毎日のよう
に横丁通いだった市ヶ尾時代と違い、スタッフ参加もあざみ野近郊のボランテ
ィアさんの活躍が目立ってきました。横丁は人材が豊富だってことですかね?

<多賀>
「めだかの学校」は童謡からとりましたが、生徒と先生という関係ではなく、
パソコンに親しんでいる住民が、パソコンで困っている住民を助けようという
コミュニティにおける助け合い活動です。
スタッフは50歳代から70歳代の男性、女性で、現役の時、会社でパソコン
を使っていた方や中にはパソコン学校の講師レベルのかたもおられます。

パソコンが大好きという方々ばかりで、めだかの学校では、来訪者も交えて、
パソコン談義に花が咲きます。スタッフは教えるだけでなく、自分のパソコン
のレベルもどんどん上がるのも、参加する動機になっているようです。

相談者は男性が60歳代から70歳代までのリタイアされた方が多く、女性は
50歳代から60歳代の子育てが終わり、趣味や社会参加をしようという方が
多いようです。

最近は、3ヶ月の子連れのお母さん(子供の保育はやっていませんが、スタッ
フやお客さんが面倒を見ています)高校生と一緒のお母さんなど相談者の層が
広がっています。子供さんが独立されて家庭にパソコンを教えてくれる人がい
ないという方々にとっては、パソコンのトラブルは本当にお困りで、相談に来
れば何とかなるという頼りになる存在です。
また、100円か200円の任意での寄付を頂いていますが、料金は無料です。
最近は、相談者の方々の親睦会「MICS友の会」もでき、デジカメ撮影会や
デジカメ講座などもやっています。

<さつき>
デジカメは大人気ですよね?
横丁利用者での常連さん団体まで生まれましたよ。その他にも横丁利用者同士
のサークルまであるようです。時々素敵な写真のプレゼントを貰いますが、撮
影の努力が伺え嬉しいプレゼントの一つです。「ありがとうございます!」

<多賀>
相談内容は、パソコンで困ったことの相談とパソコンを初歩から学びたいとい
う二つに大別されます。前者はあまり問題はないのですが、高齢者がパソコン
を学ぶのは結構大変です。「めだかの学校」では、先生が一対一で付くので、
何とかできるのですが、家に帰ると皆忘れたと言って嘆かれる方が多いようで
す。また先生が毎回変わることもあり、IT講習会のように連続性がないとい
うこともあります。
めだかでは、お教えした履歴を残したり、500円シリーズのパソコンの教材
を使ったりして、出来るだけ連続して学んでもらうようにしていますが、「ぱ
そこん横丁」ではどのような教え方をされていますか?
また、さつきさんが作られた教材なども紹介してください。

<さつき>
(笑)教材って言うよりも、さつき流使い方書かな?
私が願うのは、通常の講習会と違い『覚える、理解する』は、後回しになって
しまうかもしれませんが、作品を作れたということが自信となって、パソコン
に興味を持つようになれたら良いなぁ〜ってことなのです。
昨年の私の講座体験が良いきっかけとなって、その後、何度も横丁に通いパソ
コンを使いこなすようになったろう者の方もいらっしゃいます。
だから、また作りたくなっちゃうわけです「さつき流使い方書」
その団体は、「手話サークルあおば」と言い団体でグループ学習に横丁をご利
用にもなってます、その時「さつき流使い方書」の出番です。手話サークルあ
おばの運営の方が団体の本にまとめるお手伝いも横丁で請け負いました。

<多賀>
さつきさん、いろいろありがとうございました。また情報交換をしてできるだ
け、来訪者の方々の頼りになる協働事業にしてゆきたいと思っています。

                               以上
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6.   生き物こぼれ話しシリーズ     青葉区   小原芳郎
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生き物こぼれ話しシリーズが、TaKMiのMLで毎週紹介されています。
皆さんも、TaKMiのホームページでご覧下さい。

生き物こぼれ話      http://takmi.ciao.jp/sub/animal/index.html
生き物こぼれ話(その1) http://takmi.ciao.jp/sub/animal/index01.html
生き物こぼれ話(その2) http://takmi.ciao.jp/sub/animal/index02.html
生き物こぼれ話(その3) http://takmi.ciao.jp/sub/animal/index03.html
生き物こぼれ話(その4) http://takmi.ciao.jp/sub/animal/index04.html


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5.ユニバーサルデザイン( UD ) (28) 青葉区  小池久身子
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「 ユニバーサルデザイン( UD ) 」
ナビゲーター の 小池 久身子( Ko-kumi ) です
  
   「 vol 28  上 流 と 下 流 」
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 「上流」と「下流」。こう書くといかにも川の流れのようなのですが、実は
企画 → 生産 → 流通 → 消費 といったマーケットの工程を示す場合にもよく
使われています。すなわち、上流とはメーカーなどの生産側、下流とは消費者
を指します。

 私達が日々消費するモノには寿命がありますね。寿命が来れば買い替え
 をしなければなりませんが、そうした消費行動に関係なく新製品は次々と
 登場してきます。

 私達はえてして、新製品のコマーシャルを見ただけで買う気にさせられて
 しまうし、お店に書かれた「売れ筋商品」に目が行ってつい衝動買いをして
 しまう。でもいざ使ってみたら何だか使い勝手は悪いし、結局無駄なモノを
 買ってしまったわ・・そんな経験は誰にでもあると思います。

 これはメーカーの販売戦略でつくられた製品の多くが、消費者にとって
 必ずしも使いやすいものとは限らないということ。

 世の中には「はやり言葉」というのがあります。
 省エネ、 エコ、 IT、 ISO、 ・・・ (今年はクールビズ?)
 新しい言葉が出た時はみんなすぐ使いたがり大流行します。しかし新たに
 言葉が生まれればすぐ忘れられてしまう。飽きてしまえば前の言葉は簡単
 に捨てられてしまうようです。
 
 現代社会では、はやり言葉だけでつくられた製品のサイクルは短い。そこ
 には「製品を使う人のための、長期的な視点に立って」といった発想が感じ
 られません。

 まちづくりもそうではないでしょうか。
 いつまでも色褪せることのない、成熟したまちをつくるにはそこに住む人々
 が長い時間をかけて検討し、醸成していかなければなりません。

 あるいはバリアフリー、ユニバーサルデザインもはやり言葉かもしれません。
 しかしこれを一時の流行語ととらえるのではなく、まちづくりの根幹とすべき
 理念に値するかどうか、人々が検証を重ねながら取り組む姿勢は大事では
 ないかと思うのです。


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6.編集後記 
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 定期発行から3ヶ月遅れで、100号をやっと発行できました。

 101号からのオムニバス通信は、どのようなメルマガになってゆくのか、私
にも分かりません。ただ惰性で発行するのではなく、毎回変わる編集長がそれ
ぞれの思いをこめて、発行してくれると期待しています。

 特集号は、私たち市民が知らなければならない重要なテーマについて深く掘
り下げ皆さんにも、一緒に考えてもらえるメルマガにしてゆきたいと思います。

 また、読者の中からこういう特集を是非やりたいという申し出があれば、飛
び入り編集長大歓迎です。オムニバス通信の世話人の小池、是永、多賀がお手
伝いします。

 これからも、新横浜オムニバス通信のご愛読、よろしくお願いします。
最後に、100号まで継続できたのは、読書のみなさま、記事を書いて頂いた
みなさまの暖かい励ましとご支援の賜物であり、編集担当一同から篤く御礼申
し上げます。                     (文責 多賀)

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Posted by takmi at 2005年09月19日 10:30 | トラックバック
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