2001年08月19日

「横浜オムニバス通信」 5号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"
        「横浜オムニバス通信」 5号
       発行日  2001年8月19日
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  □□□ 1.夏季スペシャル「北欧見聞録」(3) □
□ □ 2.市民活動イベント情報          □
□ □ 3.横浜丘の手便り       □
 □  □□   4.市民活動紹介                 □
 □□□□□□  5.エッセー               □□
□ □○○ □□ 6.編集後記       □□□
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□□□
     ○○     ○○ 
"皆で乗ろう(載ろう)、空でも走る(定期発行)横浜バス方式の心意気" 
横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm
                                   

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 1.夏季スペシャル「北欧見聞録」(3)
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■■■■北欧見聞録(3) 景観と環境へのこだわり  青葉区 中谷英世

北欧は、福祉、IT、そして環境の先進国を目ざし、地球温暖化対策、エネル
ギ―消費抑制の明快な政策を進めているのを垣間見てきました。

■ フィヨルドの景観を壊さない道路
ノルウェーのソグネフィヨルドは夏でも雪を頂く山頂から1000メートルも
の急峻が狭い海峡に落ち込みます。氷河が創った自然そのままの景観が延々と
続き、海辺を巡る沿岸道路をバスで抜けフェリーに乗り変えながら進みます。
しかし対岸からは道路が全く見えません。フィヨルドでは、樹木で道路を隠し
人間の手が加わらないような自然そのままの景観を大事にしてます。地形に合
わせた狭い道路が山に沿って曲がりくねり、とても爽快なドライブ道路とは言
えません。 バスの運転手は「フィヨルドを楽しむにはゆっくり走る方がいい
でしょう」と、のんびり。勿論、広告看板は一切ない。太古からの自然に浸れ
る素晴らしい景観を維持する知恵。当たり前のことです。日本の山地では道路
に赤く抉られた山の側面が無残な姿をさらしていますが……。

■ 自動販売機のない街
北欧の都市の街角では自動販売機は一切見かけません。日本のように道端で缶
ジュースや缶ビールは簡単に手に入りません。不便といえば不便ですが、その
代わり街は美しいたたずまいを見せます。石畳の道路、教会の塔、古い町並み、
どこでも絵になる風景。ここには猥雑な自動販売機は似つかわしくありません。
ポイ捨てされた空缶も見かけません。
ごみの分別回収も徹底、数種類のゴミ箱が街角に設置されています。ベルゲン
鉄道には車内に4種類(ペットボトル、燃えるごみ、燃えないごみ、生ごみ)
のゴミ箱が設置してありました。ペットボトルでも缶でもスーパーに持ってい
って処分、その分はレシートで幾らか返ってくる仕組みが出来ています。
アルコール類は特定の販売店でしか買えない北欧。コンビでも自販機でも買え
るようにした日本。便利さの代償に莫大な電力を消費し、景観を壊す日本。産
業優先の規制緩和が、街や生活を壊していないだろうかと疑問に思いました。

■自転車に乗ろう
北欧の都市の道路には、車道に沿って自転車道路が明示されています。また、
繁華街や王宮などの観光スポットには駐車場はなくとも必ず駐輪施設が用意さ
れています。自転車通勤を奨めているコペンハーゲン市では、朝、通勤自転車
の群れが一斉に都心に向かいます。車の市内乗り入れを規制し、無料自転車を
市民に開放、一方、自動車燃料には28%もの環境税がかけられています。エ
ネルギー政策の方向は明快です。
支庁舎広場から始まる1Kmの歩行者専用道路ストロイエズは世界の歩行者天国
の発祥地。車を入れない散策の街として、ロイヤルコペンハーゲンのショッピ
ングや大道芸が市民を楽しませています。
コペンハーゲンの人魚姫の像の向こう側、遥か遠方の海岸には巨大な風力発電
の風車が何台も並び、ゆったりと回転しています。デンマークの新エネルギー
政策の象徴的景観です。風力発電に適した浜辺の住民が集まって風力発電所に
出資し、電力を電力会社に売り収入を得ているとも聞きました。

環境に対して高い意識をもつ市民の存在が、日々北欧の社会を大きく変革させ
ていきます。(終わり)

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 2.市民活動イベント情報   
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★★8/25 地域密着型データベースづくり(市民による地域情報の作成)

現状では生活情報は、企業・個人などの供給者の論理で作成されており、生活
に必要な情報を簡単に検索できません。一般生活者が簡単に検索できる生活デ
ータベース(ディレクトリ&地域情報)を開発・作成していきたいと考えてお
ります。
提唱者の梅里和平氏と共にまず港北区で、日本で例のないボトムアップ方式に
よる地域密着型データベースを作ってみたいと思います。興味のある方は、是
非、ご参加ください。
 ○日 時 :8月25日(土) 13:00〜16:30
 ○会 場 :綱島地区センター
 ○講 師 :梅里和平
 ○参加費 :無料
 ○申込先 :堤キミ江 Tel 090-8056-2359   Tel&Fax 045-592-7491
            Email  ky-ktsu@mbf.sphere.ne.jp
 ○問合せ :大谷 聰 Tel 070-5547-3601 Fax 045-531-6498
            Email  acu71090@nyc.odn.ne.jp

★★8/25  '01 川・風フェスタ

鴨居駅そばの「鴨池橋」のたもとを流れる鶴見川。この鶴見川を緑豊かな潤い
のある川、より生き生きとした川らしい川にしたいという思いをこめてここで
人々が集い・交流するフェスタを開催します。
 ○日 時:8月25日(土) 13:00〜16:00
 ○場 所:鶴見川鴨居河川敷
 ○イベント:水の元気しらべ/橋の上の情報コーナー/フリーマーケット
      /模擬店/遊んじゃおうコーナー
 ◎川風コンサート:14:00〜19:00 随時やっています。
  ウリパラム(韓国農楽)バチあたり(和太鼓)YAA(ジャズ)の演奏です。
 ○主 催:緑・川と風の会
 ○後 援:鶴見川流域総合治水対策協議会、神奈川県横浜治水事務所、
   緑区役所、TRネット
 ○問合せ:高木 Tel&Fax 045-934-4740(電話は20:00以降)

★★8/25  谷本川の水質調査と生き物(お魚)調べ

谷本川の水質や生き物(お魚)の現状を把握し、生き物と水質の関わりや水質
調査の方法を学習します.鶴見川とその流域を見つめなおし、自然を大切にし
た、いい川づくりをすすめます。パックテストでCOD(有機物の量)や窒素
酸化物の調査、四つ手網漁でお魚調べ。小学校三年生以下のお子様は、保護者
同伴でお願いします。雨天中止
 ○場 所:青葉区役所別館裏の谷本川
 ○日 時:8月25日(土)9:00〜11:00
 ○参加費:無料
 ○持ち物:川の中で履く運動靴(サンダルはダメ)、着替え、帽子、飲み物
 ○連絡先:小林・青砥 Tel&Fax 045-903-5081
 ○主 催:あおばく・川を楽しむ会 http://www31.freeweb.ne.jp/area/ikadar/

★★8/25 バリケン島クリーンアップ&自然観察会

川辺の生き物の拠点綱島バリケン島のビオトープ管理とクリーンアップ、自然
観察に参加してください。雨天中止
○日 時:8月25日(土) 14:00〜16:00
 ○場 所:綱島バリケン島(大綱橋たもとローソン下の川辺)
 ○参加費:無料
 ○持ってくるもの:軍手、タオル、長靴
 ○主 催:鶴見川中流応援団/流域自然研究会
 ○連絡先:亀田・岸 Tel/Fax 045-540-8320

★★8/25 Dream of Classic 「星空のコンサート」 vol.3

1000人以上の人で駅前がいっぱいになって、照明に浮かび上がる
オペラのアリアやピアノ、ヴァイオリンの音色に酔いしれます。
 
 ○日 時:8月25日(土) 19:00〜
 ○場 所:スキップ広場(センター南駅前)雨天時は駅構内
 ○入場料:無料

★★8/26  ミニオリンピック

外国からきた子供たち!!あそぼう!!
色々なゲームをします。お父さんもお母さんも誘ってきてね。
近所に外国の方が住んでおられたら知らせてあげてください。
 ○日 時:8月26日(日) 13:30〜16:00
 ○場 所:青葉区役所別館2階会議室
 ○参加費:1人200円 1家族500円 (お菓子・飲み物)
 ○問合せ:青葉・緑・都筑外国人児童生徒保護者交流会(高橋)
      Tel 045-942-5202

★★8/27  ABS21主催 『バリアフリーお絵かき教室2001』

ABS21主催 『バリアフリーお絵かき教室2001』 のお知らせ
ご希望の作品は、横浜市青葉国際交流ラウンジ主催の国際児童画展に出品
いたします。
 ○日 時:8月27日(月) am10:00〜12:00
 ○対 象:未就学児・小中学生(障害のある子ども優先)付き添い必要
 ○参加募集人数: 15名
 ○場 所:青葉区役所別館 2階 社協会議室
 ○講 師:中畝 治子先生
 ○費 用:子ども一人あたり 1,200円
 ○持ち物:絵筆・筆洗バケツ・新聞紙・雑巾・プラスチック容器3個
 ○申込み:住所・氏名・学年・性別・電話番号明記の上、
     ABS21事務局 Email abs21-hq@egroups.co.jp まで。
     締め切りは8月 21日
 ☆託児ご利用の方は、RHママへ、各自お問い合わせください。
  申し込み先:Tel 070-5587-4806または、
         Email  RH-HQ@egroups.co.jp

★★9/2 氷場再生&ビオトープ創出作戦

 ○日 時:9月2日(日) 9:30〜15:00
 ○場 所:綱島地区センター (東横線綱島駅から徒歩7分)
 ○内 容:綱島市民の森北の山際には,明治の頃氷場だった面影が少しあり
      ます。そこをビオトープとして快適な水辺空間にすべく話し合い
      ます。氷場跡の現地踏査も行います。
 ○持ち物:手ぬぐい,軍手,昼食,飲み物
 ○主 催:港北みりょく発見団
 ○問合せ:Tel 090-8056-2359,Tel&Fax 045-592-7491(堤)

★★9/8 市ヶ尾・谷本川の自然回復作業と観察会

谷本川・鉄町高水敷(くろがねちょうこうすいじき)の野草管理作業を通して、
自然回復作業と生き物の関わり、生命の大切さ、自然の大切さを学習します。
○日 時:9月8日(土)16:00〜18:00 雨天中止
 ○場 所:谷本川鉄町高水敷(市ヶ尾駅から下車バス「桐蔭学園入口」
 ○持ち物:帽子、タオル、長袖シャツ、着替え、手袋、飲み物など
 ○申込み:9月6日(木)までに 今井まで Tel&Fax 045-972-7028
 ○主 催:あおばく・川を楽しむ会

★★9/9 寺家ふるさと村・自然観察会

 ○日 時:9月9日(日) 9:00〜12:00 雨天中止
 ○場 所:寺家ふるさと村四季の家 集合 (田園都市線青葉台駅からバス
      鴨志田団地」下車)
 ○内 容:初秋の野外観察」講師:杉本義一氏(自然観察指導員)
 ○費 用:300円
 ○持ち物:手袋、ルーペ、筆記用具など。歩き易い服装・靴でお越し下さい。
 ○定 員:小学生以上,30名
 ○申込み:前日までに、電話か窓口でお申し込みください。先着順。
 ○主 催:寺家ふるさと村四季の家管理運営委員会
 ○問合せ:Tel 045-962-7414(月曜休園)

横浜環境伝言版情報より
http://www.city.yokohama.jp/me/cplan/epb/suishin/bbs/ward/kohok.html

★★9/9 ペットボトルロケット大会

 ○日 時:9月9日(日) 10:00〜15:00 雨天延期9/16
 ○場 所:鶴見川樽町公園 (東横線綱島駅から徒歩8分)
 ○内 容:ペットボトルロケットの工作・打ち上げ,模擬店
 ○申込み:事前にお申し込みください。
 ○主 催:港北区民まつり実行委員会 
 ○問合せ:港北区役所生涯学習支援係 Tel 045-540-2239

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◆市民活動イベント情報の募集
横浜の北部の市民活動イベント情報の掲載を希望される方はイベント情報
を下記まで、本欄の様式に習いEメールでお送りください。(掲載は無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
横浜オムニバス通信編集部 E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
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 3.横浜丘の手便り   
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■■「青葉区の花情報」の提供呼びかけ     青葉区   小池由美

青葉区の地図作りグループ「まっぴい青葉の街」(代表 秦さん)は、青葉区
について、いろんなテーマのもとに実際に区内を歩いて、調査して大型の地図
(ガリバーマップ)を作り、区民ホールや区内の各銀行のロビーなどに展示し
て、区民の皆さんに地図を楽しんでもらっています。
同グループでは、今度区内の花の名所や区民の皆さんにお勧めの花があるとこ
ろを、地図にまとめて青葉区の花のガリバーマップを、作ろうとされています。
素晴らしいプランなのでTaKMiでも支援させて頂くことになりました。

<青葉区民の皆さんへのお願い>
さしあたり、「どこに」、「どんな花」が咲いていて、区民にぜひ紹介したい
という情報が欲しいそうです。TaKMiの掲示板に、情報をお寄せ下さい。
http://www.fuchu.or.jp/~sachiko3/takmi/bbs.cgi
または E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (小池あて)

花情報は 草花 植栽 野草 紅葉 樹木 街路樹 大径木 花見 自生 
独立樹 林など 
又場所は公園 学校 住宅 店舗 団地 川 池 果樹園 農地 園芸地 
神社 寺院など (とりあえずは 青葉区内に限定したいとのことです)

個人の家の庭に入らなければ見られないものは、載せない方針で、外から見ら
れるものはできるだけ取り上げたいとのことです。「花のために 迷惑はかけ
ない」のが、基本方針とのこと。
お勧めの花情報を継続的に一年間いただければ、その情報に基づいてメンバ
ーが現地に行って写真をとったり、調べたりして地図に取り入れます。
ガーデニングで美しく飾っておられるようなところの情報も歓迎とのこと。
グループでは 将来小冊子にまとめる時には駐車場とかトイレとか休憩所、売
店などの情報も入れようと、はりきっています。

■■都筑民家園‐旧長沢家住宅(文化財建造物) 青葉区   小池由美

市営地下鉄センター北駅から徒歩5分のところに横浜市歴史博物館があります。
そこからすぐに大塚・歳勝土遺跡公園がありその中の一角にこの民家園があり
ます。主屋と馬屋からなるこの民家園では年中季節の行事が行われています。
開園5周年を記念して、10月13日には、「いっぷく祭り」を開くそうです。

開園時間:9:00〜17:00
休園日:月曜日、休日の翌日、12月28〜1月4日
入館料:無料

生涯学習や学校の教育利用として、座敷を貸してもらえます。古民家の趣を活
かした企画をどうぞ。運営協力金として3時間で1500円(主屋座敷)  
9:30〜12:30と、13:00〜16:00 利用希望日の三ヵ月前か
ら先着順で受付。1度皆さん行って見ませんか?こんなところを借りられるの
か…と驚くこと請け合いです。

都筑民家園愛護会 Tel 045-594-1723
詳しくは http://www16.freeweb.ne.jp/art/seki1/
関連記事はTaKMiのHP
http://homepage2.nifty.com/TaKMi/tuduki0002.htm

■■ 緑道(オムニバス) 今回はお休み

 今後も、このテーマを続けます。みなさんの投稿を、お待ちします。                         

■■「横浜丘の手」のまちづくり      都筑区  福富 洋一郎

(5) 地下鉄と街づくり

前回まで、「横浜丘の手」と呼ばれる、横浜北部4区の「川づくり」、「道
づくり」、「森づくり」の動きをご紹介しましたが、さらに、「鉄道づくり」
でも、市民の自主的な活動と、行政との協働の動きがあります。
新横浜から、あざみ野まで延伸された「地下鉄3号線」に続く「地下鉄4号
線」(日吉から中山を結ぶ横浜環状鉄道)の工事がいよいよ今年から開始され
ました。完成は、平成19年度の予定です。センター北駅と、センター南駅で、
地下鉄3号線と交差します。
センター南駅から、横浜線の中山駅に行くルートの、次の駅は、「(仮称)
葛が谷駅」が予定されていますが、1996年から、駅の建設予定地の都筑区
葛が谷・高山地区では、4町内会を中心に近隣の商店や地域の公共施設(地区
センターや、地域ケアプラザ等)が集まり、横浜市(交通局、都市画局、区役
所等)や警察にもオブザーバーで参加してもらい、 交通問題を切り口にして、
地下鉄の駅周辺の街づくり勉強会が始まっています。
このように、「まちづくり」の要素である、川・道・森・谷戸・鉄道等にお
いて、市民が、自主的にグループを形成し(G)、そのグループ同士がネット
ワークを組み(N)、さらに行政とパートナーシップで(P)、新しいコミュ
ニティーを作っていく動きが注目されます(「GNPでまちづくり」)。

■■つづきMLの現状と課題(全3回)     都筑区  柴谷 知宏

最終回 いかにアナログへ回帰させるか

 デジタル空間に行なわれている情報交換の概要はおわかりいただけたかと思
います。現在、都筑区を対象としたMLから派生させた「横浜青葉・田園都市
メーリングリスト」も私が運営しています。一時期育児の不安や質問が多くな
りました。その際つづきMLを母体にしたつづき育児MLが自然発生的に誕生
しました。こちらはつづきMLに参加されている方を中心に独自の活動をされ
ています。また、情報のみが欲しいという声に応えて「丘の横浜メールマガジ
ン」という横浜北部4区の話題を伝えるメールマガジンの発行も始めました。
 こうしたバーチャル空間での動きが活発な一方で、こうした動きは現実社会
−リアル空間にはフィードバックされていません。メーリングリストで知り合
った人を中心にオフ会などが開催されたり、呼び掛けのあったイベントへ参加
される方もいらっしゃいますから、まったくないというわけではありません。
ただ、MLでやり取りされている情報が、この地域に所在する店舗の質の向上
に結びついたとか、行政活動に生きてきたとかいうように社会全体が向上して
いく方向になっているとはいえません。
 現実社会での活動とバーチャル空間での情報交換や相互交流をどう融合させ
るか。私はまだ答えが見つけられずにいます。もちろんバーチャルな空間もひ
とつの現実社会です。ただ、現在は本当に現実社会と同時進行しているという
ことにまではまだ至っていません。おそらく地域サークルでMLを運用される
際にもこれが大きな問題となって来ると思われます。この問題は私にとって、
大きな課題となっており、出来るだけ早く、説得力のある方向を見つけたいと、
日々試行錯誤している毎日です。

つづきML http://www.japanml.net/tsuzuki/
あおばML http://www.japanml.net/aoba/

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◇◇丘の手に関するみなさまの情報をお寄せください。◇◇
お勧めの散歩道や取って置きの公園の情報、まちづくりの情報など
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)までお送りください。

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 4.市民活動紹介   
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◆◇「おやじの腕まくり」活動日記−第1回   青葉区  千葉恭弘
 −おやじが変わる、家族が輝く、地域がよみがえる−
                
はじめに
「おやじの腕まくり」とは横浜市青葉区藤が丘地区をベースに地域活動をして
いるおやじのグループです。設立してから8年が経とうとしています。
わがグループの活動を紹介する機会が与えられましたので、設立の背景から、
活動を通じておやじ達がどう変わっていったかを気ままに綴ってみたいと思い
ます。

「腕まくり」の誕生
時はバブル経済がはじけた直後の平成6年の春、企業戦士として仕事だけが生
活のすべてだったおやじ達の意識が微妙に変化し始めました。不況は男達の勤
務形態を変え、仕事以外の時間が急激に増えていき、自分の生活の中で家庭や
地域と関わり合う必要が徐々に増えて来たのです。その頃、定年退職後の男性
を「濡れ落ち葉」や「わしも族」という失礼な言葉で呼ぶ風潮が流行り始め、
おやじ達の意識にも潜在的な危機感が忍び寄っていました。
自分達も仕事以外の仲間が欲しい。地域活動も積極的に参加したい。それには
どうすればいいか。
こんな折、地域活動の拠点作りを模索していたNHKアナウンサーの村上信夫
さんが藤が丘地区センターに「おやじの意識改革講座」の企画を持ち込んだの
です。この企画に賛同した地区センターと私達ボランティア有志は早速運営委
員会を作り、この改革講座の実施に向け活動を始めました。名付けて「おやじ
の腕まくり」。おやじ達が一気に意識を改革するのではなく、徐々に腕をまく
り上げていこうという意味を込めています。企画は全10回の講座として多面
的な色彩を含めて検討されました。講座内容はつぎのようなものでした。
(1)「ボランティア入門」
         ----世田谷ボランティア協会会長 俳優・牟田悌三氏
(2)「会社人間をやめるとっておきの方法」
           ----「おやじの会・いたか」世話人 大下勝巳氏
(3)「おとこだって子育て」     ----中央大学教授 広岡守穂氏
(4)「ノリのいいおやじになるノウハウ」
               ----リクレーションの達人 斎藤文人氏
(5)「野外でクッキング」             ----家族交流会
(6)「おやじ達を叱る」      ----わいふ編集長 田中喜美子氏
(7)「特別養護老人ホームでボランティア体験」
   「ボランティア活動は会社人間を変える」
                  ----富士ゼロックス 磯部裕三氏
(8)「地域人になるために」
            ----地域歴史研究家荒木保一氏と地域探検旅行
(9)「おやじの腕まくり」結成へのアクションプラン作成
(10)最終講座「おとこの新しい座標軸」----日本経済新聞社 鹿嶋敬氏

講座参加を一般公募で呼びかけ、60名のおやじ達が集まりました。今でもは
っきり記憶に残っているのは、おやじ達は非常に人見知りをするということで
す。最初の回では参加者は緊張でほとんどお互いに話をするゆとりもない様で、
講座が終わるとそそくさと帰ってしまう人が大部分でしたが、その中から有志
が集まり講師を交えて近くの居酒屋へ席を移し2次会となりました。
おやじと酒は付き物。酒が入ると雰囲気はガラリと変わります。口角泡を飛ば
し、みんなよくしゃべります。講師の牟田さんの誘導でグループ結成への期待
感が盛り上がります。これに続く回では講座の後の2次会が非常に重要な位置
付けとなったのはみなさんのご推察通りです。

以下次回へ。
  
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 5.エッセー   
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《《《《《介護とインターネット」−2− 》》》》》  栄区 藤田幸子

       「ホームページは励ましの場」

 初めは、介護の合間の楽しみのために作ったサイトで、「自己紹介」と「趣
味」のページだけでした。介護の合間にパソコンを開き、ホームページにアク
セスして、趣味のページの海外旅行やお能の懐かしい写真を見て楽しんでいま
した。介護については、自己紹介に「夫の郷里で義母を寝たきりにしないで介
護しています」とだけ書きました。
開設して半年経って、介護体験の講演を頼まれたのを期に、その原稿を基に
「家庭介護」のページを設置しました。そして、その時点で、はじめてヤフー
に登録しましたら、朝日新聞の記者の目に留まり、介護しながらインターネッ
トを、しかもホームページまで開設するのは信じられないと取材に来られて、
私の写真入りの大きな記事になりました。4年前のことです。

記事が掲載されると思いがけなく多くの方が訪問して、メールを下さって、
その中には介護している方もいらして、メーリングリストが望まれました。た
だ私も介護している身ではレスポンスして行く自信がなくて、幸い CGIの設置
の仕方を教えてくれる人もあって、テーマ別掲示板を設置ました。
 その後、チャットルームも設置しましたら、ある夜、「幸子さん、私つらい
の」と書き込みがありました。翌朝それを見た私は「どうなさったのですか」
と書きました。すると、その夜また「30歳の未婚で母親の介護をしています」
30歳で、しかも未婚で母親の介護では辛いはずです。それから夜毎書き込みが
ありました。書き込む人も増えてきました。私は毎朝返事を書きます。
 そして、少し複雑な話は掲示板に書いてくださって、私ばかりではなく、他
の介護者も相談に応えて、お互いに励まし合っています。
サイトが、思いがけなくも外へ出かけられない介護者同士の励ましの場、安
らぎの場となっているのです。
 そんな私のホームページ「ようこそ 幸子のホームページへ」をご覧下さい。
 http://www.fuchu.or.jp/~sachiko3/

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 6.編集後記  
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 皆さん夏休みは如何お過ごしでしたか。私は7月末から8日間、インスブル
ック近くのチロルの谷シュトゥバイタールへ、トレッキングに行ってきました。
 チロルのヒュッテは個室で、シャワーまであり、ビュフェ形式の食事もおい
しく、牧場も兼ねているところ多いため新鮮な牛乳やヨーグルトも楽しめます。
 トレッキングコースは、アルプスの高山植物や氷河を展望できる素晴らしい
登山道がよく整備されています。スイスアルプスより日本の山に似たチロルの
風景の優しさの虜になり帰ってきました。(多賀)

横浜に在住の方で「横浜オムニバス通信」「TaKMi」の活動に参加したい
方は気軽に下記宛先までEメールでご連絡下さい。

「横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL: http://takmi.ciao.jp/sub/ 
   http://takmi.ciao.jp/xoops/