2002年07月21日

「横浜オムニバス通信」 29号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 29号(発行日 2002年7月21日)

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□ □1.TaKMiのトピックス      □ 
□ □ 2.市民活動イベント情報    □
□ □ 3.横浜丘の手情報           □
□  □□ 4.街づくり講座 ★鏑木塾★ その6   □
□□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい □
□□□□□□□  6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 (3)□
□□□○○ □□  7.編集後記         □
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□
○○   ○○
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横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm

皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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((((ヾ さあ夏休み!海に行く?山に行く?おばあちゃんの田舎に行く?
  ^_^ミ  昔、プロジェクトが難航して、島根の出雲市に長期間単身で滞在
^ ,┐├、 したことがありました。夏になると、日本海沿岸を走る山陰本線
/ ▲▲ \ に乗り泳ぎに出かけました。気に入った海が見えると、電車を降
\`) ("/ ります。岩陰で着替えて、名も知らない色とりどりの海草が繁茂   
  ~▼~  した透明な海に心ゆくまで身をゆだねました。無人に近い駅の水 
  |||  道で体を拭いて、また山陰本線でホテルに帰ったものです。
  |||  豊かさとは何かと自問自答するたびに、島根の日本海のことを懐
  |||  かしく思い出します。次世代を背負う子供たちに、本物の自然を
 ,´人`、 夏休みには体験してもらいたいと思っています。
  ̄   ̄ 
◇29号−お急ぎの方へのご案内◇

1.TaKMiのトピックス・・・総会のホームページ公開    
2.市民活動イベント情報・・・緑区探検、早淵川でお魚とり
3.横浜丘の手情報・・丘の手のプールってすごい!、子育て、IT講習会
   生涯学級の講座、広報紙配布など多数
4.街づくり講座 ★鏑木塾★ その6
  今回は カルマル 〜ローカルアジェンダ4つの切り口〜
  ボーさんの言葉「文化が大事だ」、「教えるな、見せればわかる」
  「全体的(ホリスティック)な見方が必要だ」・・う〜ん含蓄がある!
5.今、電子自治体がおもしろい
  今回はお休みします。
6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 (3)
   〜XMLは情報交換のスタンダード!〜
インターネットが新しい時代に入ろうとしている。ちょっと難しいかもしれな
いが、千葉さんが最先端の技術のワクワクする世界を見せてくれるよ!

                    (29号の編集担当は多賀です)
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1.TaKMiのトピックス
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 ★TaKMi総会報告          

6月15日(土)のTaKMi総会がTaKMiのホームページに公開され
ました。   http://homepage2.nifty.com/TaKMi/soukai/body.html

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2.市民活動イベント情報
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◇◆まだまだ、間に合うイベント情報(既掲載分)
◇24号
★ 7/27 つなしま・川べの桃まつり
◇27号
★8 7/28,8/4 夏休み昆虫教室
★9 7/28,8/4 セミの羽化とカラスウリの花観察会
◇28号
★5 7/31  紙ヒコーキをとばそう!
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◆◇29号 イベント案内◇◆
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★1 8/1 緑区を探検しよう  〜川の環境を考える〜
              
 緑区の自然が大好きな君!
 夏休みの自由研究の題材さがしに苦労している君!
 お父さん、お母さんと一緒に探検したい君!
 お子さんと一緒に探検したいお父さん、お母さん?
   みんな集合!!

探検日:8月1日(木) 午後
対象者:緑区内在住の小学生と保護者(子供だけの参加大歓迎)
定 員:20人(先着順)
内 容:a.教室でのお勉強、b.水中生物の観察・川の環境調査
申込み:緑福祉保健センター(旧保健所)生活衛生課まで電話またはFAXで
    Tel:930-2368 FAX: 930-2355 (受付時間 平日9時〜17時)
参加料:無料(路線バスの交通費は個人負担でお願いします)
その他:詳しいことは申込み時にお話します
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★2 8/4 早渕川でお魚とり

日時:8月4日(日)13時半〜16時
場所:早渕川中崎橋上流左岸親水階段
集合:市営地下鉄中川駅改札口
   12時45分集合
申込:前日まで
定員:100名
小さな子供はかならず保護者同伴・雨天中止
主催:早渕川流域ネット(ぶっちねっと)
問い合わせ:脇田 tel/fax:944-3974

どんな魚が早渕川にいるのか…お魚とり。水質コーナーやぶっちーずコーナー

ぬれてもよい靴(サンダルはダメ)タオル、帽子、着替え、あればタモ網
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3.横浜丘の手だより
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◇ 夏休みのお楽しみ「横浜市丘の手のプール」ってすごいぞ!

★ スポーツコミュニティプラザ[レジャープール]

横浜国際総合競技場のバックスタンドの下に「レジャープール」があるって
知ってた? 
・温水を利用した22種のプール施設
スポーツコミュニティプラザは、流水プールやウォータースライダーなどから
なるアクアゾーンと、ジャグジーや打たせ湯などからなるバーデゾーンがある。

入場料:13歳以上 1時間まで 500円 延長30分まで毎200円
    13歳未満 1時間まで 250円 延長30分まで毎100円
営業時間:平日・土曜日 午前9時〜午後9時(施設利用午後8時30分まで)
     日曜日・祝日 午前9時〜午後5時(施設利用午後4時30分まで)
※7月・8月は無休です。
問い合わせ先:スポーツコミュニティプラザ Tel: 045-477-5040
お出かけになられる方は、詳細情報を下記URLでご確認下さい。 
http://www.city.yokohama.jp/me/sports/stadium/spocomi/index.html

★  横浜国際プール

メインプール,サブプール,ダイビングプール,サブアリーナ,他

場所:都筑区北山田7丁目3番1号 Tel:592−0453 
休館日: 年末年始 施設点検日
開館時間: 9時30分〜21時30分
(8/24〜29のパンパシフィック水泳選手権大会横浜2002の期間中は、
 ご利用いただけません)
案内図:市営地下鉄線 センター北駅から東急バス、下記URL参照
    http://www.city.yokohama.jp/me/sports/map_pool.html
利用料金:大人2時間700円、中学生以下350円
各種イベント・教室: 水泳・水中ウォーキング・アクアビクス教室
お出かけになられる方は、詳細情報を下記URLでご確認下さい。 
http://www.city.yokohama.jp/me/sports/out_pool.html

★ その他横浜市の公営プールの案内
青葉区のホームページから・・・プール以外にも夏休み親のしみ情報が満載
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/23/1407_23.html
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★ 第二期連続母親講座 『わたしに気づくからだ育てPart 2』
〜 出 合 う (夫婦・親子・他人・自然・自分)〜

どのように生きてきたのか、何を考え、どのように生活し、どのような育児を
しているのか。あなたのからだはその全てを知っています。今、一番大切なこ
とは理解し、分析するための知識を求めることではなくそんな“わたしのから
だ”に問いかけ“本当の自分の姿に触れる”ことなのではないでしょうか。
子育ても、また自分自身の未来に向けての新しい一歩も、そこから始まります。
篠秀夫先生をお呼びして第二期連続4回講座です。

9/5(木) 10:00〜12:00  第一回目「出合う」
10/10(木)10:00〜12:00  第二回目「私は誰」
11/7(木) 10:00〜12:00  第三回目「私は誰パート2」
12/5(木) 10:00〜12:00  第四回目「受け入れる」

●篠 秀夫 先生 プロフィール
現在、アートスペース「ネネムの森」造形教室主宰。親子の体・造形遊び、わ
らべうたの「ポランの広場」主宰。「賢治の楽校」主宰。二男二女の父親。

参加人数:基本的に4回コースに出られる方 20名前後
場所:  基本的に都筑区内地区センターほか
受講料: 4回分6,000円を初日9/5にお支払いいただきます。一度
講座を体験したい方は1回限り1,800円で受け付けます。
保育:  8名まで 初日9/5に4回分をお支払いいただきます。
    1歳児4,000円 2歳児〜3,200円(お菓子代、保険料含む)
締切り: 8/28まで、ただし20名になり次第締め切らせていただきます。
*毎回出席の方には『生活に役立つ風水環境科学メモ』をプレゼント
 
第一期連続母親講座の参加者の感想
○ 頭でなく心と体に対して理解できるワークショップでした。
○ 自分が体験することで子どもの感じ方を体験でき、とてもいい経験だった
  と思います。

【お問い合わせ・申し込み先】マザーズ・ワーク 
小濱 佳澄(国際風水科学協会会員 風水鑑定士)
 TEL/FAX 045-944-2241   E-mail khalari@livedoor.com
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★ 健康とコミュニケーション・スペース

日頃リフレッシュしたいお母さん!一緒に楽しみながら体を動かしませんか?
子連れOK!(同室で子ども同士おもちゃで遊びます。)
こどもやお母さん自身の日頃感じている話もしてみませんか?
育児真っ只中の母親同士の健康とコミュニケーションがとれる場にしたい。

* ストレッチ 
からだを感じながら、日頃動かさない部位を伸ばしたり縮めたりします。
* 瞬間強腹圧短息呼吸
* リズム(=体を動かすことすべて)
上半身をほぐす動きを中心に、下半身を鍛えよう!自分が中心となって自由に
からだを感じて動かしてみて!
* 長息呼吸(できるだけ長く吐いていく)

場所:都筑公会堂 リハーサル室
日時:原則として水曜日13:30〜15:00
動きやすい格好とタオル(汗拭き)をご用意ください。
通常は、同室でこどもはおもちゃやトンネルなどで遊びます。子どもが
退屈してきたら、一緒に走ったり、おんぶしたり、だっこしたりして、親子
で楽しみます。皆さん子連れです。お気軽に参加してみてね!!!

入会金 : 1000円  参加費 : 1回  500円
連絡先:小濱 佳澄(おばま かすみ) TEL/FAX 045-944-2241
     khalari@livedoor.com
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★ つづきパソピアのインターネット講座参加者募集

講座名:「ホームページをつくろう」
    誰でも3日でホームページを作れます
http://www.sanjocity.jp/~yokohama/pasopia/homepage/index.html

開催日時:平成14年9月28日、10月5日、19日(全土曜日)
   (13:30〜16:30 1回3時間)
内容:
(1)デジタルカメラでホームページ素材をつくる(9/28)
  ・デジタルカメラで写真を撮る。画像を取り込む。簡単な画像処理の仕方 
          *デジタルカメラは当方で準備します。
(2)ホームページをつくる(1)(10/5)
  ・HPづくりの大きな流れ、準備、トップページづくり、画像の貼り付け
(3)ホームページをつくる(2)(10/19)
  ・2ページ目以降をつくる。リンクを貼る。HPを公開する。
狙い:ホームページ作成からサイトへのアップロードまでの流れを体験する。
主な使用ソフトウェア:FrontPage Express(ホームページ作成)
   Photoshop 6.0J(画像処理)、Dreamweaver 4(ホームページ作成)
   Fireworks 4(画像処理)、FFFTP(FTP転送)
募集人数: 40人(パソコンを持っている人、簡単な操作の出来る人)
開催場所:武蔵工業大学(横浜キャンパス)3号館メディア演習室
     横浜市都筑区牛久保西3-3-1 (横浜市営地下鉄中川駅徒歩5分)
     http://www.yc.musashi-tech.ac.jp/japan/indexie.html
参加費用:2500円
申込締切:平成14年9月10日(火)必着(応募者多数の場合は抽選)
申込:1.e-mail:pasopia-it@freeml.com
http://www.sanjocity.jp/~yokohama/pasopia/index.html
2.往復はがきの場合;郵便番号、住所、氏名、電話番号、年令を記入
    〒224-0054 都筑区佐江戸町1722−6−304 井藤 美知子まで。
問合せ:e-mail:pasopia-it@freeml.com
または、Tel:931-6163 井藤(18:00〜21:00)
主催:つづきパソピア
共催:武蔵工業大学
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◇ IT講習会関連情報

★ 生涯学習支援IT講習(横浜市教育委員会)

平成13年度に横浜市IT講習会を実施するために整備したパソコンを活用し,
文書作成(ワード)コース,表計算(エクセル)コース,ホームページ作成体
験(ホームページビルダー)コースの3コースのパソコン講習

対象者:満20歳以上の横浜市在住又は在勤者で生涯学習活動に意欲のある方
時間数:6時間(3コースとも)
会 場:15図書館(金沢,都筑,戸塚を除く)他
実施時期:平成14年9月〜11月
募集時期:平成14年7月31日まで(当日消印有効)
受講料: 無料(テキスト代1,000円を実費徴収)

生涯学習支援IT講習の説明、講座一覧及び会場案内図、応募用紙についての
パンフレットを各区役所で入手できます。または下記URLより入手できます。
http://www.city.yokohama.jp/me/gakusyu/section/it/index.html

お問合せ:教育委員会生涯学習課 (Tel:671-3278 FAX 681-1414 )

Σ( ̄□ ̄;;;)バス運転手の独り言・・いつもチョイトアナタ〜とヘルプを
求められているWifeに勧めた。

★ 港北区IT講習

内容: 初心者向けのパソコン講習です。
申込期間: 7月24日必着
問合せ先: 横浜YMCA学院内「港北区IT講習」受付センター
     (Tel: 641-6785 )

★ 緑区IT講習会

内容:パソコンの基本操作(文書作成、インターネットの利用、電子メール)
申込期間: 7月31日必着
問合せ先: 緑区地域振興課 (Tel: 930-2235)

★ 都筑区IT講習会

内容:パソコンは初めてという人が対象です。(メールやインターネット)
場所:コミュニティハウスで開催します。
定員:各講座20人
問合せ先:都筑区地域振興課(Tel: 948-2238)
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★ 横浜線ものがたり 14年度生涯学級

定員:30名
費用:1,000円(5回通しで)保険・資料代など
申し込み:往復ハガキに住所、氏名、年令、電話番号
     〒226−0013
     緑区寺山町118 緑区生涯学習支援センター
     「横浜線ものがたり」担当へ
     tel:930-2237 fax:930-2244
締切:9月9日(月)必着、多数抽選
#1 9月26日(木)鴨居地区の歴史と文化を訪ねて
#2 10月17日(木) 長津田地区の里山と歴史を訪ねて
#3 10月31日(木)十日市場地区の名所旧跡と文化を訪ねて
#4 11月14日(木)中山地区の自然と里山文化を訪ねて
#5 11月28日(木)交流と地域の仲間づくり

時間:全て10時〜16時
弁当・飲み物持参   毎回3時間ほど歩く。
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★ 載ってました

どこに:「まちむら」自治会町内会情報誌P29−32
なにが:「鴨居駅周辺まちづくり研究会・魅力つくり隊」

「まちむら」自治会町内会情報誌なんて冊子があることをご存知ですか?
(財)明日の日本を創る協会 http://www.ashita.or.jp/ 発行の季刊誌で
す。2002年6月30日号グラビア/まちづくり(1)として、緑区で活
動している鴨居駅周辺まちづくり研究会=通称「鴨居まち研」が掲載されま
した。先日のたなばた会議にも2枚の活動紹介を持って参加してくれたとこ
ろです。まち研は、平成9年に緑区が地域住民に鴨居地区のまちづくりを考
えてもらおうと公募によって組織された研究会に始るそうです。代表の狩野
さんの言葉から・・・「会社のOB会にも参加しているけれど、OB会は過
去形の話が中心、私たちの活動は未来形の話。未来を語る方が断然楽しい」
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★ 広報紙配布についてのご案内 都筑区のお知らせを読んで・・・・

『広報よこはま』は月に1回発行です。市版と区版に何年か前に分かれまし
た。市版は毎月10日発行。これは(財)シルバー人材センターより各戸配
布になります。区版は毎月1日発行。自治会・町内会や広報配布団体を通し
て「県のたより」といっしょに配布。

「区版」や「県のたより」の入手方法は3通りあるそうです。
1.町内会・自治会に加入する。
2.広報配布団体をつくる。
    地域に町内会や自治会がなく、アパートやマンション、社宅など、
    世帯数がある程度まとまってある場合には、広報配布団体として登
    録すると、そこを通して配布することができます。
3.PRボックスに配布されているので自分で取る。

皆さんは、PRボックスというのを目にしたことがありますか?駅や地区セ
ンターなどに設置されています。一般のチラシをいれるシェルフと違って横
浜市PRボックスとかなんとか書いてあります。

広報相談係りの許可を得て、「区民のつどい」のようなお知らせはこのP
Rボックスに置かせてもらうこともあります。

都筑区内のPRボックス設置箇所の一覧が区役所にありました。ケアプラザ
やコミュニティハウス、地下鉄駅などのほかに銀行や一部のスーパーなどに
も置かれています。1度自分の区のPRボックスがどこにあるのか確認して
みてはどうでしょう…

広報に載せるためには、最低区役所などの後援が必要だと思います。
地区センターの自主事業にカウントしてもらえれば掲載チャンスが増えます
ね。

(o^-')b バスガイドのつぶやき・・・皆さんは市民活動の広報をどのように
されていますか? ちらしを毎回何枚ぐらい、どこへ配布しますか?
前回好評だった、「ちらし作成講座」は夏休み明けにまた企画します。
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★ うれしい・・おしらせ

第10回横浜環境保全活動賞の表彰式が6月27日に開かれ、6つの団体が
受賞。
市民の部として、「みどり・川と風の会」と野庭馬洗川自然愛護会が受賞。
「みどり・川と風の会」は、緑区内を活動の場に鶴見川でさまざまなイベン
トを行っているところです。よかったですね・・・おめでとう!!
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4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  その6
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★ カルマル 〜ローカルアジェンダ4つの切り口〜

今回は、もうひとつ実例を挙げます。スウェーデンのカルマル市です。
日本でいえば、単純比較はできませんが、岡山のようなところです。
スウェーデン880万人のうち、6万人が住んでいます。

ここの中心人物はボー・リンドホルムさんという方で3月に日本に
いらして、法政大などですばらしいレクチャーを行ないました。

ローカルアジェンダの作り方は一定ではありませんが、スウェーデンでは
どうも原則らしきものがあります。以下の4つの切り口で検討することが
多いようです。
(1)エネルギー利用
(2)建築
(3)交通
(4)産官学の協力

これらについて、カルマルがどうなっているのか見てみましょう。

まず、エネルギーですが、なんと75%がバイオ燃料になっています。
化石燃料はたったの5%です。
バイオ燃料とは、たとえば木や家畜の糞尿などです。1980年代に比べ、
CO2の排出は激減しました。10分の1くらいになったのです。
こういうことは、地域に支えられた、卓越したエネルギー供給会社が
なければ成り立ちません。実質的には地域別に電力供給が独占されている
日本では不可能です。エネルギーをどう使うかを、地域の問題に
引き戻さなければなりません。

建築については、エネルギーに特に配慮した建替えを積極的に行なって
います。断熱構造にする、太陽電池をつける、廃棄物が少なくなるように
する・・・ などの措置がとられました。このリフォームにより、
エネルギー利用は15分の1、ゴミは12分の1になるのだそうです。

エネルギー利用の28%を占める交通への配慮も重要です。交通管理
には行政の適切な関与が必須ですが、カルマルでは市長をはじめ
大変積極的です。おもしろいのは、環境にやさしい運転技術の普及に
努めていることです。「ギアは早めに上げる」などの原則が紹介されて
います。さらにおもしろいのは、バスの運転手が、少ない燃料で走れば
その分、給料に反映される仕組みになっているのです。

産官学の協力については Sustainable Sweden Southeast という会社
が担当しています。職員は一人ですが、数は問題ではありません。
いかに産官学がコミュニケーションするかが重要なのです。

カルマルには、「環境モーニングコーヒー」というものがあります。
ビジネスセクター、カルマル大学、自治体とのインフォーマルな
ミーティングです。こういうものが活発にならないと、
産官学が協力して、地域を支える気運が生まれないのです。

最後に、ボーさんから聞いた言葉で印象深いものを拾ってみます。
「文化が大事だ」
「教えるな、見せればわかる」
「全体的(ホリスティック)な見方が必要だ」

ローカルアジェンダについてはいろいろ参考文献がありますが、
一番いいのは、前回ご紹介したベクショーの例も詳しいこの本でしょう。
一押しの一冊です。

「北欧のエネルギーデモクラシー」 飯田哲也著 新評論

講座について何かご希望がある方はお気軽に鏑木(kabu@ops.dti.ne.jp)
まで連絡ください。ご意見・ご感想・ご質問ももちろん歓迎です。

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5.今、電子自治体がおもしろい     
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 中谷さんの「今、電子自治体がおもしろい」は今回はお休みします。

Σ( ̄□ ̄;;;)バス運転手の独り言・・・私らは難しくてよく分らないが、
国民に11けたの番号を付け個人情報をオンライン化する住民基本台帳ネットワ
ークが予定通り8月5日から稼働する見通しだそうである。
個人情報保護に関連して与野党の一部からも凍結論が強まり、地方自治体にも
延期論がある。横浜市長も7月11日に住基ネット稼働延期を首相に要望している。
電子自治体のコーナーで議論されたように、行政組織の効率化や行政サービス
の向上にはIT化は不可欠だし、国民を認証する番号も必要だと思う。個人の
情報が全部お役所に把握されたり、外部に漏れたらこれも怖いことである。
さてどうしたらよいものか? 勉強したい人は下記を参照して下さい。
(財)地方自治情報センターのホームページ
http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/rpo/juki-net_top.htm
http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/

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6.「TaKMiが贈るワクワクIT福袋」 (3)  青葉区 千葉恭弘
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  〜XMLは情報交換のスタンダード!〜

今回はインターネットでの情報交換のデファクト・スタンダードになってきた
XMLについて最近の動向を交えて紹介します。今回のサンプルは以下のサイト
にアップしてあります。随時参照して下さい。
http://home.catv.ne.jp/dd/chiba/TaKMi/xml/index.html

◆SGML、HTML、そしてXMLへ!
 みなさんの中でご自分のホームページをお持ちの方は、すでにHTMLを使って
ページ記述をして、これをWebサイトにアップロードしていると思います。多く
の方がホームページ・ビルダーなどのツールを使っているので、直にHTMLを書
くことは少ないでしょうが、このHTML(HyperText Mark-up Language)等のマー
クアップ言語は元来印刷関係で編集者がレイアウトなどを指示するために指定
した注釈です。Webのハイパーテキスト・リンクを考案したティム・バーナーズ
・リーはこのページを記述する言語としてISOで標準化されていたSGML(Standard
for Generalized Mark-up Language)をベースにしました。SGMLは米国国防省で
の電子文書の規格として採用され、80年代の終わりにCALSとして注目されたのは
まだ記憶に新しいことです。SGMLは膨大な体系でしたので、これを実装するソ
フトが非常に重くなってしまうため、リーはSGMLをインターネット用に大幅に
機能縮小し、もっぱらページのレイアウトを記述する目的でHTMLを決めました。
従ってSGMLの特徴である利用者が自由にタグ・セットを定義できるような自由
度をすべて捨て、固定的なタグ・セットに限定したのです。またSGMLの厳格な
文法規則も緩和し、タグの省略や排除ができるようにしたのです。これにより
HTMLは急激に普及し、Webページの記述言語として定着したのです(sample-1)。

通常のマークアップ言語では要素とその属性を以下のような形式で記述します。
 ----------------------------------------------------------------
 <要素名 属性名-1=値-1 属性名-2=値-2 ・・・ >データ
-----------------------------------------------------------------
要素名を<>で囲ったものは開始タグ、で囲った部分は終了タグと呼ばれま
す。開始タグには属性とその具体値を指定することができます。HTMLではタグ
の意味は固定的な内容が決められていますので、タグ自体の意味を記述する必
要はなく、ページの論理的な内容とレイアウト要素が混在してHTMLで表現され
ます。最近では情報の論理的な側面とレイアウト指定を分離する方向が提唱さ
れ、スタイルシートを別に指定する傾向が定着しつつあります。
近年、SGMLの特徴が再認識され、その自由度を最大限に取り入れ、かつ処理系
が比較的簡単に実装できる新しい規格が求められ、インターネットの規格を決
めるW3Cで1998年に決定されました。これがXML(eXtensible Mark-up Language)
です(sample-2)。XMLは完全にSGMLのサブセットです。最近はHTMLを完全なXML
文章で書くXHTMLと呼ばれる方式が提唱されています。

◆XMLで何がうれしい?
上に述べたようにマークアップ言語は単にタグ・セットの集合に過ぎません。
HTMLはそれぞれのタグに意味が決まっていたので、これを読み込んだブラウザ
が決められた通りの表示(レンダリング)を実行します。規定外のタグが指定さ
れていると単純に読み跳ばすだけですから、HTMLで出来ることは固定的になり
ます。これに対してXMLは利用者が自由にタグ・セットを定義できる点が最大の
特徴です。これにより、マークアップ言語はブラウザでページを表示するため
だけではなく、いろんな使い方が考えられるようになり、これがまさに今ビジ
ネス分野でXMLが熱い関心を集めている理由なのです。

それではXMLを機能させている重要な仕掛けを簡単に紹介しましょう。
すでに述べたようにXML自体の文法は他のマークアップ言語と同じように単にタ
グの集合に過ぎませんが、これに価値を与える2つの機能があります。1つは
XML文書の構造(と意味)を定義する仕組み、もう一つは文書を変換する仕組みで
す。前者はメタ定義もしくはスキーマ定義と呼ばれ、スキーマ言語で記述され
ます(sample-3)。後者はXML文書を他の(XML)文書に変換する機能でXSLトランス
フォーム(XSLT)と呼ばれています。XSL(eXtensible Stylesheet Language)は
この変換を定義するXSLTと具体的なフォーマットを定義するFO(Formatting
Object)で構成されますが、現在、XSLTの部分が規格として決められたところで
す(sample-4)。

(1)XMLの構造と意味付け
ここでは、XMLといえば必ず背後にスキーマで決められた意味を持っているもの
だと考えて下さい(定義されていないXML文書もありますがあまり利用価値はあ
りません)。この意味付けは対象としている文書が何のデータを表しているかに
よって異なってきます。いわば意味付けは適応分野によって異なると云えます。
ビジネスの世界ではこの適応分野(アプリケーション)ごとにXMLの意味を決めて
スキーマ言語で記述し、これを標準化していこうという動向が急ピッチで進ん
でいます。すなわち適応分野別に共通のタグ・セットを決め、アプリケーショ
ンを共通化したり、データの交換をXMLによって促進しようという訳です。こう
して規格化された適応分野別のXMLには独自の名前が付いています。以下にその
一例を挙げてみましょう。

ebXML ---- インターネット上での電子ビジネス情報の交換
BML ---- データ放送向けのページ記述言語
CML ---- 化学情報マークアップ言語
cXML ---- 電子商取引用マークアップ言語
MathML ---- XMLベースの数式記述言語
SMIL ---- 様々なメディア素材の再生同期処理言語
SVG ---- XMLベースの2Dベクター画像記述言語
VoiceXML---- 音声応答アプリケーション用情報記述言語
WML ---- 携帯端末向けのコンテンツ記述言語
xBRL ---- ビジネス・会計用レポーティング言語

(2)XML文書の変換
XML文章自体は最終的にどんな形で表示するかの指定は含んでいません。レイア
ウトに関係する要素はスタイルシートとして記述されますが、これは広い意味
で1つの文章を異なった形式の文章(レイアウト要素付き)に変換する処理と考
えられます。代表的な変換の例はXML文章をHTMLに変換してWebブラウザに表示
するケースが考えられます。これはすでにXSLTとして普及し始めました。新世
代のWebブラウザはすでにこの技術を実装していますので、論理的な情報要素を
記述したXML文章にXSLTスタイルシートを指定して、ブラウザに表示させること
が可能です(sample-5)。また、高度な変換処理を指定し、文書自体も全く異な
った文書に変換することもできます。これは正にアイディア次第で大変面白い
利用の分野が開けていると考えられます。重要な点は、XML自体はテキスト形式
で表現されているため人間にも可読であると同時に、コンピュータ・システム
が、定義されている意味と変換規則に従って処理を自動化できることです。

次回はXMLアプリケーションの中で大ブレーク中のWebサービスを取り上げてみ
たいと思います。
□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
7.編集後記 
□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
 中山駅で駅長お勧めという中山駅から、四季の森、三保市民の森を経由して
十日市場まで歩くハイキングコースのポスターが張ってありました。
 駅員にコースの地図をほしいと言ったら、ないという返事なので、土地勘を
頼りに歩いてみました。ゴルフコースがあったり、造成中の動物の森公園に迷
い込んだりして、暑い中ふうふう言いながらどうにか十日市場までたどり着き
ました。
 緑区はまだ貴重な多くの森が残っていることに気づきました。きちんとした
散歩マップを作りたいと、TaKMiのMLに書いたら、そこは市民活動の諸
先輩がた、既に「緑と水の回廊マップ」というものが市民参加で作られている
と教えてくれました。さそっく平成14年版を緑区役所で入手しました。(地区
センターでも入手できます)多くの区民はこのマップのことは知りません。
 駅の壁ポスターが一番に区民への広報には有効ということでしょうか?
 この「緑と水の回廊マップ」は都市計画マスタープランの「緑区街づくり計
画」の目玉にもなっています。自分の街を歩くことから、街づくりは始まりま
す。一緒に歩く仲間と情報を交換して、街づくりに参加したいと思っています。
                             (多賀)
----------------------------------------------------------------------
TaKMiや本メルマガに参加を希望されるかた、記事についてのご意見、ご
感想などを下記Eメール宛にお寄せ下さい。
また横浜の北部の市民活動イベント情報掲載を希望される方はイベント情報を
Eメールでお送りください。(無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
「横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL: http://takmi.ciao.jp/sub/ 
   http://takmi.ciao.jp/xoops/

2002年07月07日

「横浜オムニバス通信」 28号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 28号(発行日 2002年7月7日)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□ □1.TaKMiのトピックス      □ 
□ □ 2.市民活動イベント情報    □
□ □ 3.横浜丘の手情報           □
□  □□ 4.街づくり講座 ★鏑木塾★ その5   □
□□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい (16) □
□□□□□□□  6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 (2)□
□□□○○ □□  7.編集後記         □
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□
○○   ○○
---------------------------------------------------------------------
横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm

皆で乗ろう(市民参加)空でも走る(定期発行)心意気!
---------------------------------------------------------------------

 今日は、たなばた でしたね。
なにか…願い事をしましたか?

   
◇28号−お急ぎの方へのご案内◇

1.TaKMiのトピックス
    なんやかや会の様子…   
2.市民活動イベント情報・・5つ
3.横浜丘の手情報・・おしらせなどいくつか・・
4.街づくり講座 ★鏑木塾★ その(5)
    ベクショー 〜化石燃料ゼロを宣言した街〜
5.今、電子自治体がおもしろい (16)
  〜「知らせる努力、知る努力」防災対策とIT活用(その2)〜
6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 (2)
  〜ストリーミング技術あれこれ〜
                    (2号の編集担当は多小池です)
□――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.TaKMiのトピックス
□――――――――――――――――――――――――――――――――――
最近のなんやかや会から。別館で勉強会を続けている手話グループの方が、
なんかパソコンを教えているところがプラザにあるらしい・・トいうことで
予約されて参加です。ちらし作成を・・ト、聞いてたのに来られたら、名刺
も作成したいーーなんて聞いてなかったな。プラザのPCに名刺作成ソフト
って入っていましたっけ?で、ワードの差し込み印刷を利用して中谷さんが
テキパキと作成講座です。結構なんでも出来るんですね・・・宝箱みたいな
もんで、ひとつひとつと、見たことのないような宝物が私の前に出てきます
。なんでも出来る、知っている人からすればこんなの常識ということでしょ
うね。でもわからない人にとっては、こうすれば良いんだよの「ひとこと」
が値千金です。是非、PCの前でフリーズしている人がいたら、どこが分か
らないのですか?なにをしたいのですか?と尋ねてみて下さい。

毎月第1金曜日と第3土曜日をPCなんでも相談日として「なんやかや会」
を開いていています。どなたでも参加できますので、自由に来て下さい。お
茶やお菓子も(私の好きなお菓子ばかりですが・・)運がよければ並んでい
ます。

□□―――――――――――――――――――――――――――――――――
2.市民活動イベント情報
□□―――――――――――――――――――――――――――――――――
◇◆まだまだ、間に合うイベント情報(既掲載分)
◇24号
★ 7/27 つなしま・川べの桃まつり
◇26号
★3 7/11 ボランティアミニ講座
★8 7/7  たなばた会議
★9 7/11 『夏!市民活動体験塾』・第1期塾生募集
◇27号
★2 7/5-7/14 第8回「彩光写」展(横浜展)
★4 7/12 青葉区 ホーキング青山に聞く!!
★5 7/13 逸見晴恵 講演会
★6 7/14 わが街の環境・景観を紹介する地図展
★7 7/14 散歩からはじまる自然観察
★8 7/28,8/4 夏休み昆虫教室
★9 7/28,8/4 セミの羽化とカラスウリの花観察会
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◆◇28号 イベント案内◇◆
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★1 7/14  たなばたまつり
「えだきん*」でなにかがおきる

場所:荏田南近隣センター商店街*
日時:7月14日(日)10時〜16時

この日は地域通貨を都筑区で初めて実験するそうです。「りーふ」といいます
2、6、8、9、11、12の催し会場でなにかをすれば貰えます。7月末
までえだきんでは使えるそうです。

催し物がいっぱい
1.フリーマーケットと屋台街が出現   10時〜15時
2.おもしろスタンプラリーで「リーフ」ゲット!! 10時〜16時
3.I Love つづきマップ展  10時〜16時
4.絵本の読み聞かせと手遊び 11時半〜&14時半
5.アポロ21世紀ニューCD「ワンワンさるさ」12時〜12時半
6.あなたの手で七夕飾り 10時〜16時 自分で作って飾りましょう「
7.えだきんオークション
8.えだきんをお花でいっぱい飾ろう”
9.樽みこしをかつごう!
10.ベーゴマ大会 10時〜12時
11.えだきんリヤカー発車 13時〜
12.えだきんをきれいにしよう 15時半〜16時

●フリーマーケット&屋台の出店者を募集中(当日朝10時までOK)
 出店料  1.000円(当日申込1.500円)
      商店街でお買い物のお客様 800円
 駐車場  別途           1.000円
●オークション出店品
 当日会場にオークションの時間までに 全額出品者のものになります。
主催:荏田南近隣センター商店会
共催・企画:都筑地域通貨研究会・I love つづき・みっくすじゅーす
      ・NPO緑の街・地域ダス

*バスガイドのつぶやき
どうして「リーフ」なんだろう・・・ たぬきの葉っぱのお金なのかしら。
でもこのリーフは身体と心で行った行為に支払われ、人と人の間を渡ってお
金のような役目を果たします。大和市のラブスがそうですね・・・
この「えだきん」たなばたまつりでは、会場のごみ拾いもリーフを貰える対
象・・まちの催しは最後までまちの住人で完結する。うまいな・・・・
で、まちの商店街と市民団体が連帯する。地域おこしですね。少しづつ、始
っているようです。こんな動きも・・・
----------------------------------------------------------------------
★2 7/16 SLA青葉・元気塾
「お酢の効用と料理」〜夏をのりきるために〜
日時:7月16日(火)10時〜12時半
場所:青葉区役所別館2階会議室
定員:30名
参加費:500円
主催:関東SLA協会青葉会
申込・問い合わせ:横山 961-3297
山下 962-0837
----------------------------------------------------------------------★3 7/19締切 森づくりボランティア育成事業
「竹林の保全活動」小机城址市民の森
第1回7月27日(土) 竹林の整備作業
第2回10月5日(土) 竹林の調査
第3回11月10日(日)竹林の間伐
第4回12月15日(日)竹材を使う(竹の器、竹串、竹酒・・・)

毎回10時スタート15時終了の予定

小机城址市民の森(港北区です)で竹林を保全するためのプログラムを行い
ます。竹林の密度調査から間伐、竹材の利用までの一連の作業を行います。

申込:ハガキで住所、氏名、年齢、電話番号 
   〒231−0017 中区港町1−1 横浜市緑政局緑政課
締切:7月19日
問い合わせ:緑政課 671-2624
緑の協会 476-6009
主催:(財)横浜市緑の協会・横浜市緑政局
---------------------------------------------------------------------
★4 7/20 「いかだで遊ぼう谷本川2002」
<夏休み親子で体験、川の自然教室>

親子で、竹のいかだを作って、鶴見川で遊びませんか!

日時:7月20日(土) 午前9時〜午後1時 
    (水量の多い時と雨天は中止)
会場:谷本川(鶴見川)青葉区役所別館裏
         田園都市線市ヶ尾駅より3分
参加費:1人300円(保険料・資料代)
参加申込:当日8時30分から会場にて受け付けます。

なお、小学校3年生以下のお子様は保護者同伴でお願いします。

持ち物:川の中で履く運動靴(サンダルは脱げてしまうのでダメです)・着
替え・飲み物・ぼうし
内容:いかだ作り・いかだ下り・追い込み漁・四つで網漁・
   水質調べ・生物調べ・水鉄砲づくり・ロープワーク

主催:いかだで遊ぼう谷本川実行委員会
共催:鶴見川流域治水対策協議会
     (国土交通省関東地方整備局/東京都/
     神奈川県/横浜市/川崎市/町田市)
     (社)横浜ボランティア協会/鶴見川流域ネット
     ワーキング

問い合わせ先:いかだで遊ぼう谷本川実行委員会
        小林 045-903-5081 
        依田 045-972-6845
        青砥 044-987-7336
http://home.catv.ne.jp/dd/chiba/ikada/ikada2002.html
---------------------------------------------------------------------
-★5 7/31  紙ヒコーキをとばそう!

子供のころ、誰もが夢中になって飛ばした紙ヒコーキ。あの頃に戻って、誰
よりもよく飛ぶ紙ヒコーキを作ってみませんか!?

日時:7月31日(水) 14時15分〜16時半
対象:市内在住60歳以上 20名
持ち物:はさみ、鉛筆、定規(30cm)
申し込み方法:7月16日(火)より、電話または来館で。 定員になり次
第しめきります。
場所:老人福祉センター横浜市ユートピア青葉
   青葉区もえぎ野町4−2
   tel:974-540
----------------------------------------------------------------------
◆市民活動イベント情報の募集
横浜の北部の市民活動イベント情報の掲載を希望される方はイベント情報
を下記まで、本欄の様式に習いEメールでお送りください。(掲載は無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
横浜オムニバス通信編集部 E-Mail: TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)

□□□――――――――――――――――――――――――――――――――
3.横浜丘の手だより
□□□――――――――――――――――――――――――――――――――
★★おしらせ 1
音声で庁内ご案内ってどんなシステム…
7月2日から青葉区役所内の案内に視覚障害者用音声情報案内システムが導
入された。市内の区役所では6番目。(あとはどこでしょう・・・)これは
、天井や壁に設置の電子ラベル(発信機)から出る赤外線のメッセージをハ
ンディ型レシーバで受信し、内蔵スピーカーの音声を頼って目的地まで誘導
されるというもの。予算は役450万円。電子ラベルの数は1.2.4階計
19ヶ所。2階は福祉保健センターもあることから2階のトイレには利用方
法の詳細案内があるとのことです。見に行ってみよう!!1階の広報相談係
総合案内窓口でレシーバを借り、点字ブロックの補助と共に目的地へ…トい
うことです。体験者の意見は「ありがたいと思うが、案内が飛び飛びで連続
性がなく、帰り道も分かりにくい」  区福祉保健課では「予算の問題もあ
るので出来るところから…改善して行く」 区づくり推進費の1億円の活用
優先順位のどの辺りに来るでしょうか・・それともこの事業は市の事業なの
でしょうか…
★★おしらせ 2
横浜市専門委員に佐々淳行氏が・・危機管理対策室へ助言(朝日新聞7月1日づけ)
----------------------------------------------------------------------
★おやこの広場びーのびーの学生ボランティアの募集
NPO法人びーのびーのは、0歳から3歳児と親のためのもうひとつの家と
して、菊名西口商店街内に「おやこの広場びーのびーの」を運営。託児施設
ではありません。この広場で子供達とダイナミックに遊んだり親子の見守り
をしてくれる学生さんを募集中。
説明研修会:7月27日(土)10時〜12時
場所:港北区社会福祉協議会3階多目的研修室
   (港北区役所隣ロイヤルホスト上)
申込受付:NPO法人びーのびーの事務局
     tel:439-7447

広場は月〜金および第1土曜 9時半〜16時に開館しています。
---------------------------------------------------------------------
★ パソコン入門実践講座 −パソコン、はじめての一歩から−

でどんなものかやってみたい/始めたばかりで未だ基本操作も分からない/
関心があるが、難しいものとあきらめている/パソコンがあるので使ってみ
たい

開講日:8月23日(金)〜26日(月)までの4日間
    Aコース=9時半〜12時半
    Bコース=14時〜17時

定員:A、B各コース 20名
場所:都筑区北山田小学校コミュニティハウス研修室(車での来場はご遠慮
下さい)
参加費:テキスト代など 1,000円
応募条件:初心者でパソコンをやってみようという方で、4日間出席できる方
応募方法:往復はがき 希望コース、住所、氏名、性別、年齢、電話番号、
パソコン経験、パソコンでやってみたいこと

申込:〒224−0021
   都筑区北山田5−14−1  
   北山田小学校コミュニティハウス パソコン講習係
   tel/fax:591-8444
----------------------------------------------------------------------
★ パソコン「夢の会」会員募集
 写真や絵などを取り込んだポスターや年賀状作り・インターネットの勉強
会です。
日時 第1・3・5土曜の午後6時30分〜午後8時30分
会場 中山地区センターほか
対象 ノートパソコン持参可能な人
定員 20人(先着順)
費用 1回500円
申込 ハガキに住所・氏名(ふりがな)・年齢・性別・電話番号を書いて、
パソコン「夢の会」長崎
(〒226−0027 緑区長津田1−22−3−23
 FAX983−9818)へ ※問い合わせはファックス

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★ こども葉っぱ判定士ってごぞんじですか?
環境省地球環境局地球温暖化対策課がこんな事業をやっています。

 平成14年度はステップ1からステップ5を、すべて行った人へ、環境大
臣より「こども葉っぱ判定士」の課程を終了したことを証明する認定証を発
行します。
 この事業は、小学生と中学生のみなさんを対象にしていますが、小学生の
場合は、家族の方などといっしょに参加することもできます。

 また、グループで作成した壁新聞の募集もしています。

実施期間が平成14年6月中旬〜平成14年9月30日ですので夏休みの親
子の研究にいかがでしょう? 調査内容や参加方法などは
http://www.env.go.jp/kids/happa.html

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★冊子紹介  三つ折り。目を閉じて指先になにやら感じる・・これで本当に
分かるのかしら…

『関内触知図(ばりあふりー)マップ』
こんな地図を触ったことがありますか?
関内駅周辺福祉のまちづくり重点推進地区協議会発行

横浜バリアフリーマップ 「はまっぷ」
http://www.angel.ne.jp/~artemis/

*バスガイド・・・どこにでも置いていません。だって、関内の地図です。

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4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  その5
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★ ベクショー 〜化石燃料ゼロを宣言した街〜

今日はローカルアジェンダの実例としてスウェーデンのベクショーという街を
とりあげます。人口7万3千人、森林産業が盛んな美しい街です。

スウェーデンでは1992の地球サミットが終了してすぐ、すべての自治体に
アジェンダ21を配布し、それぞれの自治体にローカルアジェンダに取り組む
よう要請しました。資金的な援助にも積極的です。

多くの自治体が特色ある活動をしていますが、ベクショーは特におもしろく、
日本からの見学も頻繁です。彼らはローカルアジェンダに取り組むにあたって
長期的な目標を掲げました。どの国・地域でもうまく使えそうな目標です。

(1)再生可能な資源・エネルギーを利用すること
(2)天然資源を可能なかぎり効率的に利用すること
(3)さまざまな行政活動から発生する服資材は、再利用・再資源化すること
(4)生物多様性と生態系保全に努めること
(5)環境的に、あるいは健康に有害な物質は使用禁止とすること
(6)社会的な環境の創造を含めて、生活環境を改善すること

具体的には、環境についての「13回連続セミナー」を行ない、そこで提案
された30あまりの実験的なプロジェクトに市のそれぞれの部局が取り組む
ことから始めました。このやり方はとてもいいと思います。市民も行政も
知恵を得て、協力して課題に取り組むことを前提にセミナーができれば、
最初の段階はまず成功です。(横浜北部で、やりませんかあ?)

たとえば交通部門では、自転車交通を10%に引き上げる目標をたて、
学校や自転車店を巻き込んでいきました。デポジットや課徴金の強化など
「よくある」対策もすぐ実験が始まりました。これは市民と行政の
ベクトルがそろっているから、すぐに実験ができるのです。

実際、ベクトルはあっていたようです。ローカルアジェンダを作る
部局が行政に作られましたが、その部局に採用されたのはNGOの
人だったのです。こういうことは、ヨーロッパでは珍しくありません。

おもしろいのは、「環境カフェ」という市内の企業人が定期的に集まって
コーヒーを飲みながら環境について議論するというものです。「対話」こそ
環境問題の解決に必要なことなのです。実は、表題の「化石燃料ゼロ」
もこの「環境カフェ」から生まれたのです。

この対話に参加していた「ベクショー・エネルギー社」が、バイオマス
燃料への転換に踏み出したことにより、「ゼロ宣言」が可能になったのです。
この会社が、森林資源からのバイオマス燃料を用いた、熱と電気をいっしょに
供給するシステム(コ・ジェネレーション)を推進し、同時に地域への
熱供給を進めることにより、エネルギー効率の向上と脱化石燃料を
同時に達成しようとしているのです。

もちろん、すぐに完全にゼロにはできません。当面の目標は2010年に
CO2排出量を半減させるというものです。決して低い目標では
ありません。エネルギー政策がかなり進んだので、現在は交通政策に力点
を置いているとのことです。

ここで、大事なことを述べます。地域が主体でローカルアジェンダを作るのは
当然ですが、地域だけで作るのは困難です。ベクショーでも、炭素税や、
バイオマスを優遇するスウェーデンの国家レベルの政策があってこそ、
改革ができたのです。実はスウェーデンでは、自治体によるローカルアジェンダ
の策定がほぼ終わる時期、それを実行団体に移すために800億円もの
基金を設置しました。国家レベルの施策・支援は絶対に必要なのです。

さて、次回、もう一例だすか、話題を変えるか悩んでいます。なにか講座に
ご希望がある方はお気軽に鏑木(kabu@ops.dti.ne.jp)まで連絡ください。
ご意見・ご感想・ご質問も歓迎です。

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5.今、電子自治体がおもしろい(16) 青葉区  中谷英世
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  〜「知らせる努力、知る努力」防災対策とIT活用 その(2)〜
       横浜市民はどうだろう?  
■緊急事態に情報がないためのパニック状態、デマ情報氾濫。恐ろしい情報空
白は大震災時には生死にかかわります。阪神大震災以後、全国の自治体はその
対策を急いでいます。全住民に避難命令を緊急に伝える「防災同報無線システ
ム」は有珠山噴火や三宅島で大きな力を発揮し、1人の事故もなく救出に成功
しました。町田市や川崎市の街角には街頭スピーカーが設置され普段から、徘
徊老人探しや地区の催し案内にも活用されているのご存知でしょうか。防災拠
点にも双方向の無線システムが配備されてイザという時の情報連絡に備えてい
ます。 http://www.tele.soumu.go.jp/j/system/trunk/disaster/
■そのシステムが340万都市・横浜市にはナイんです。ご存知でしたか。神
奈川県・東京都下で唯一設置されていない大都市なのです。横浜市は緊急災害
時には、広報車やヘリで市民に伝えるそうですが、ライフラインも断絶する事
態のなかで期待は無理。防災拠点には音声だけの古い携帯電話があるだけ。回
線が輻輳するなかで伝わらないのは衆知の事実です。横浜市は市民むけの緊急
避難命令など正確で一刻をあらそう大事な情報伝達がIT化以前。
システムがないことは情報を伝えるオペレーション体制もないことです。どう
します?
■でも横浜市の防災は他に比べてすぐれていると聞くじゃない?
確かに中央の防災センターに区役所などからの情報を収集する庁内無線システ
ムは充実しているようですが、市民との接点ではIT化はまだまだ。先回ご紹
介した藤沢市のように、HP上に災害時に稼動する「防災情報ネットワークシ
ステム」http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/~bosai/は夢のまた夢です。
■横浜市は災害対策室が危機管理対策室に衣替えして2ヶ月。
そのHPを紹介しましょう。我が家の危機管理マニュアルでは防災チェックリ
ストや安心メモなど詳細な中身で啓蒙には中々役立ちそうです。
    http://www.city.yokohama.jp/me/bousai/BOUSAI-H/
地価の地盤構造を調べた地震マップも昨年度に公開に踏み切りました。
    http://www.city.yokohama.jp/me/bousai/jisin_map.html 
最新の地震情報気象情報を提供する防災情報のページも開設しました。
    http://www.city.yokohama.jp/me/bousai/index.html
地震情報や気象情報を市民にダイレクトにメール配信もしています。         http://www.city.yokohama.jp/me/soumu/ipd/bousai.html
これは、横浜市域内に張り巡らされた150箇所の地震計ネットワークを活用
したリアルタイム?情報の提供が目玉ですが、配信まで2〜30分もかかり、
瞬時に速報されるテレビ・ラジオの地震速報や気象庁HPにくらべ、いかに
も見劣りします。
因みに、気象庁が7月1日から開始した「防災気象情報サービス」は、“知
りたい情報にワンクリックアクセス”と、内容を充実させました。
    http://tenki.or.jp/
■神戸市は大震災の教訓として、役に立つ地域情報のために、防災福祉コミ
ュニティ単位の詳細な安全マップを住民参加で作成しています。防災に一番
大事なコミュニティ作りに役立っています。横浜市各区の防災マップは広域
過ぎますが、役にたつでしょうか。ご覧になって確かめてくださいね。
神戸市から:http://www.city.kobe.jp/cityoffice/48/life/comi.html

「イザという時に役だつ情報を事前に知る。イザという時、一斉に全市民に緊
急情報が伝わるシステムを完備する」これが「知らせる努力、知る努力」です。


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6.「TaKMiが贈るワクワクIT福袋」 (2)  青葉区 千葉恭弘
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   〜ストリーミング技術あれこれ〜

前回のストリーミング技術概要に引き続き、もう1回ストリーミングねたで!

◆ストリーミングの舞台裏
ストリーミングはコンテンツのダウンロード完了を待たずに最小のバッファリ
ングで再生をスタートできる技術であると述べました。ネットワーク上でタイ
ムラインに従うコンテンツを再生するには、サーバーとエンドとの間の回線の
経路・太さ(速さ)・混み具合などが絡んできます。視聴しているユーザの方で
快適にコンテンツを楽しめるにはそれなりの環境が求められるのです。これら
の条件が悪いと映像のこま落ちがしたり、音声が途切れたり、ミニサイズの画
面しか見られないなどとストレスの方が加速されます。2003年にはブロードバ
ンドを楽しめるユーザーは(ADSL/CATV/光などを含め)4000万人に達する予測と
いわれていますが、現状ではまだまだ少数です。しかしストリーミングはブロ
ードバンドでない環境にも対応する技術を実装しています。その幾つかをみて
みましょう。

(1)ダイナミックなビットレート変更
 コンテンツの送出速度は秒当たりのビット数(bps)で表され、ビットレ
ト呼ばれます。ビットレートの高いほど高品質のコンテンツが再生できますが、
当然これはアクセスするネットワークの形態で異なります。低速のダイヤルア
ップ回線から高速のブロードバンドまで、ユーザーのネットの形態は様々です
が、ストリーミング素材を制作する時には、対象とするネットワークに応じて
ビットレートを変えてエンコードします。少し前まではアクセス・サイトには
何通りかのビットレートの素材が用意されていて、ユーザーが自分のネットの
形態を意識して選んでいたものでした。最近はストリーミング・サーバーの技
術が進み、サーバーがエンドまでの回線の状況を自動判定して、その状況に最
適なレートを選択して動的に変更していきます。回線が混んで遅延が目立つよ
うだとビットレートを下げたコンテンツに切り替え、回線状況が好転した場合
上位のビットレートにアップします。1つのコンテンツが複数のビットレート
でエンコードされ、この間の選択をサーバーが自動化するのです。この技術は
プログレッシブ(QuickTime)とか シュアー(Real)とかインテリジェント・スト
リーミング(WMF)などとベンダーによって異なる名前で呼ばれています。

(2)キャッシュを生かすコンテンツ配信ネットワーク(CDN)
 インターネットはネットワークのネットワークですからあるサーバー上のコ
ンテンツにアクセスするのにも幾つかのネットワークを経由して行きます。同
じコンテンツでも複数のユーザーが世界中からアクセスしてくるとなると、ネ
ットの負荷は大変です。それでなくてもストリーミングやメディア・リッチな
素材の送出はサーバー/回線にとってヘビーなトラフィックです。この負荷を
回避するには、回線そのものを太くするとともにエンドへの配信に最短な経路
を選ぶことです。人気のあるコンテンツを1箇所のサーバーで管理するのはア
クセスが集中するので、同一コンテントのコピーを複数のサーバーに分散配置
して、アクセスしてきたユーザーの場所に最も近いサイトから配信するように
リダイレクトします。分散サイトはエッジサーバーと呼ばれ、キャッシュ技術
を最大に活用したネットワークを構成します。コンテンツの所有者がこのよう
設備を整え、ネットワークを管理するのは多大な投資を必要としますが、これ
をビジネスとして展開するのがコンテンツ配信ネットワーク(CDN)です。CDNは
常にネットワークの状態を監視し、動的なロードバランシングやコンテンツの
自動分散配置などを実行します。ライブ中継などではリアルタイムで送出され
るコンテンツをタイムラグを最小にしながら全世界に配信する上で、CDNの
技術を抜きに実現することは難しい状況になってきています。

◆ストリーミングの新しい波
ストリーミングの分野でも技術進歩のスピードは素早く、目を見張るものがあ
ります。ここでは2つの新しい技術をご紹介します。

(1)インタラクティブなストリーミング
 従来のストリーミング・コンテンツは再生が始まると最後まで一方向に進む
だけ、いやなら停止ボタンで終了させるしか方法はありませんでしたが、最近
ストリーミングにインタラクティブな要素を織り込もうという動向が顕著です。
流れてくるコンテンツ上に特殊なオブジェクトが埋め込まれており、これを視
聴者がクリックすると様々なイベントが発生する仕組みで、イベント・ストリ
ーミングと呼ばれています。このイベントには次のようなものがあります。
・ホットスポット----URLが埋め込まれていて、他サイトへジャンプする
・サーバー同期 ----Webサーバーとのインタラクティブ・セッション開始
・コンテンツ同期----別フレーム上のコンテンツと同期をとり、動的に変化
・タイムライン起動--コンテンツ再生上の時間軸からイベントを発生させる
・etc.
これらの技術は異種類のコンテンツ間で相互に通信することを可能にしており、
映像と同期して音楽を動的に変えたり、プレゼン資料を別フレームに表示させ
たり、サーバー上のデーターベースを検索して最新情報を表示したり、様々な
アイディアを実装することができます。このような複数のコンテンツ(メディア)
間の同期を表現するにはSMIL(スマイルと呼ぶ)言語で記述します。この記述が
コンテンツと同時にプレイヤーに送られ、これによってメディアの同期が実現
されます。

(2)メディアのフォーマット
 前回ご紹介したようにストリーミングのフォーマットは現在3社がしのぎを
けずって熾烈な競争を展開中ですが、お互いに互換性がなく独自技術で実装し
ている状態です。ですから異なったフォーマットには異なったプレイヤーが必
要で、ユーザーにはどうしても利便性が欠けています。そこで、コンテンツの
フォーマットを標準化しようという動きがあり、早い対応が望まれています。
その内、最も期待されているのがMPEG4です。MPEGはISO(国際標準化機構)の動
画像の圧縮方式ですが、次のような規格があります。
・MPEG1----蓄積メディア(主にCD-ROM)用、ビットレートは〜1.5Mbps
・MPEG2----高画質、主に放送・DVD用、ビットレートは〜100Mbps
・MPEG4----汎用、主にマルチメディア用、ビットレートは〜15Mbps
・MPEG7----コンテンツ記述用
・MPEG21---将来の規格
この中で、これから規格の普及に入るMPEG4はモバイルなどの低ビットレートか
ら高いビットレートまでをカバーする規格で、高度な圧縮技術を実装します。
さらに最大の特徴は、オブジェクトの記述ができ、前項であげたインタラクテ
ィブなストリーミングへの対応が簡単にできる点です。これにより、コンテン
ツの表現や仕組みに制作者の独自な感性を実装することができます。これから
発表されるストリーミング・ベンダーの新製品もすべてMPEG4対応の方向である
ことは確実です。皆さんも興味を感じたらMPEG4の動向に注意してみて下さい。

今回はストリーミングの第2回目ということで、ちょっと難しい内容になって
しまいました。イベント・ストリーミングの試作をサイトに上げようと考えて
いたのですが、締め切りに間に合いませんでした。近いうちにアップしたいと
思います。次回は今ビジネスの場で大きな関心を寄せられているXMLについ
てご紹介したいとおもいます。

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7.編集後記 
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今日、たなばたの日に『たなばた会議』を開催しました。27号でお知らせ
した北部4区の市民活動団体の情報交換・交流の場です。「市民主導のまち
づくり」とは・・・新市長の考える「市民との協働」とは。私たち市民(活
動団体)はどのようにまちづくりに関わることが出来るのか…などなど。北
部4区の市民団体と非公式でもなんでもこういう市民が開催している会議に
行政の人たちが大勢来てくれた。地域ミニコミ紙も取材ではなく参加者とし
て発言した。市の専門委員も参加した。空気が確実に変わり始めたんだと思
う。普通の人が、まちづくりを自分のものとして考え始める「半歩前進」の
願いはかなったのだろうか・・・
来年のたなばたで会う頃は、今日の願いがかなっているように。
一人一人が心に願いをかけた日でした。
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「横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
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