2005年01月21日

今 電子自治体がおもしろい(連載)

90号掲載(発行日 2004年12月06日)
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横浜市サイトのトップページのお値段、月額5万円成!(バナー広告時代) 中谷英世
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先回、横浜市のホームページのアクセス数が自治体の中で2番目!トヨタ、ホン
ダなみとの情報をお伝えしました。これ程アクセス数が高ければ当然媒体として
の付加価値を生み出します。

横浜市のホームページには現在12の私企業のバナー広告が掲載されています。
http://www.city.yokohama.jp/front/welcome.html

見てのご覧の通り、不動産、墓地、塗装、看板、介護タクシーなど多種多様。
財政難の横浜市としては、バス車両や広報紙にも広告を掲載して財源確保につ
とめるための一つのトライでしょう。

どの位の料金か、広告事業のご案内のページから調べてみました。
http://www.city.yokohama.jp/me/zaisei/ad/hpbanner/index.html
○市のトップメニュー、月額50,000円、すでに16年度分は完売!
○下水道局トップページ月額 5,000円〜30,000円 全9枠 広告主募集中
○財政局ページセットで 10,000円 6枠 約2万件上半期平均) 広告主募集中
○緑政局ページセット動物園・植物園案内、金沢動物園及び野毛山動物園の4ペ
ージをセットで 10,000円 (残り若干数) 広告主募集中
○検索結果表示ページ結果が表示されるページ 30,000円 (残り若干数) 広告主
主募集中 募集要項へ

市のトツプページだけでなく各部局でも始まっています。

この料金は当然アクセス数によって決まります。市のトップメニュー40万件に
比べると、検索10万、緑政局5万5千件後は1万件以下。アクセス数が増えれ
ば部局の収入につながる市場原理を採用しているようです。

現在募集中ですから応募されたらいかがですか?

でもお役所のサイトですから当然いろいろ規制があります。
「Webページバナー広告表現ガイドライン」
http://www.city.yokohama.jp/me/zaisei/ad/hpbanner/guideline.html

また「横浜市WEBページ広告取扱要領」で掲載基準が決められれいます。
http://www.city.yokohama.jp/me/zaisei/ad/hpbanner/youryou.html

(1) 公序良俗に反するおそれのあるもの
(2) 政治性のあるもの
(3) 宗教性のあるもの
(4) 社会問題についての主義主張
(5) 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律
    (昭和23年法律第122号)に定める風俗営業広告
(6) 個人又は法人の名刺広告
(7) その他掲載する広告として妥当でないと認められるもの

こうしたバナー広告の担当は財政局総務課広告事業推進担当です。

横浜市は広報紙、車両広告、公用車のホイールカバーにも広告を掲載しています
が、これらも財政難対策の一助でしょうが、3兆円の負債に比べる月とスッポン
ならぬ蚤みたいなもの。狙い職員に意識改革と市場原理を取り込もうとの中田市
長のアイディアでしょう。

ちなみに、局区のホームページの10月のアクセス数をみますと
http://www.city.yokohama.jp/me/soumu/ipd/aip/ac0410.html

区では港北区264,379、旭区175,459、都筑区160,171、鶴見区159,603、
青葉区157,987の5区がベスト5。水道局や緑政局よりもアクセス数がかなり高
い!
区民に見てもらえるホームページを作る区は収入増になるという時代ですか。区
民のために各区のホームページ担当職員のご健闘を祈ります。

Posted by omni at 2005年01月21日 23:49 | トラックバック
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