2002年08月18日

「横浜オムニバス通信」 31号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 31号(発行日 2002年8月18日)

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□ □1.TaKMiのトピックス      □ 
□ □ 2.市民活動イベント情報    □
□ □ 3.横浜丘の手情報           □
□  □□ 4.街づくり講座 ★鏑木塾★ その 8   □
□□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい (18) □
□□□□□□□  6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 (5)□
□□□○○ □□  7.編集後記         □
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○○   ○○
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横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm

皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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 国連の「持続的開発に関する世界サミット」通称「ヨハネスブルグ・サミッ
ト」が、 2002年8月26日から9月4日まで、南アフリカで開催されます。この
サミットは92年のリオ宣言「アジェンダ21」(持続可能な開発分野における
取組の行動計画)の採択から10周年にあたります。アジェンダ21に加え、気候
変動枠組み条約、生物多様性条約、砂漠化防止条約という3件の国際条約がリ
オで採択されています。 気候変動枠組み条約は97年に京都議定書で具体化さ
れ、大部分の先進国はCO2削減額を、義務付けました。
 ヨハネスブルグ・サミットではアジェンダ21の実施を促進するための行動を
示す文書「世界実施文書」の採択が目玉になっています。
 しかし「地球サミット以降の進展は予想より遅かった、そしてもっと重要な
ことは、「必要」な速度より遅いということだ。停滞によって、絶好の機会を
逃してしまうことは、悲劇に他ならない。」というアナン国連事務総長の言葉
に、見られるように、資金源問題などにおける途上国と日米EU等先進国との深
刻な意見対立があり、楽観を許しません。
 「持続可能社会の実現」こそ国や地域社会のあるべき姿を示す根本理念とす
べきと思っています。私たちの市民活動を通して、横浜北部で快適さと環境の
保全を実現することは、世界にモデルとしてのソリューションを示すことでも
あります。そんな思いで、今日もオムニバスは元気に走っています。
Think globally, act locally!

◇31号−お急ぎの方へのご案内◇

1.TaKMiのトピックス・・・「なんやかや会」の報告と今後の予定
2.市民活動イベント情報・・たまりん場関係、 川・風フェスタなど10件
3.横浜丘の手情報・・・中期政策プランについてのアイデア募集など多数
4.街づくり講座 ★鏑木塾★ その8
 市民の「参加と合意」の手法 − コンセンサス会議
 市民参加の本場デンマークで生み出された手法、一読の価値があります。
5.今、電子自治体がおもしろい (18)
 中谷さんたちが調査された「横浜18区のホームページ総点検」はとても、
 面白い。このような市民の評価は各区はとても気になるだろう。
6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 (5)
 パソコンに付いているソフトしか使ったことがないあなた、王子さんの新連
 載「フリーソフト、シェアウェアの活用術」(その1)を是非読んで下さい。
  
                    (31号の編集担当は多賀です)
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1.TaKMiのトピックス
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★8月17日(土)に「なんやかや会」を行いました。

 今回から始まる王子さんのIT福袋「フリーソフト、シェアウェアの活用術」
と関連して、フリーソフト、シェアウェアの勉強会を行いました。
 この連載と合わせて、TaKMiのIT講座として皆さんにも参加して頂く
ようにしたいと準備を始めています。市ヶ尾の市民活動支援センターでこのよ
うなIT講座が出来るパソコン環境の改善を、横浜市に働きかけています。

◇pcなんでも相談「なんやかや会」は、毎月第1金曜・第3土曜の13時
〜15時 横浜市民活動支援センター市ヶ尾プラザで開いています。
pcのことで聞きたいことがある人はだれでもどうぞ!!
9月は6日(金)と21日(土)に予定しています。

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2.市民活動イベント情報
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◇◆まだまだ、間に合うイベント情報(既掲載分)
◇30号
★1 9/22 緑区  緑区・青葉区・都筑区3区交流綱引大会
★2 8/27-9/1 電車とバスの博物館「ありがとうイベント」開催
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◆◇31号 イベント案内◇◆
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★1 8/24 鴨居〜十日市場 白山社八幡社  歴史探訪と調査

日時:8月24日(土)9時〜15時
集合場所:JR横浜線鴨居駅主改札口
主催:鶴見川文化をたずねる会
連絡先:吉澤 tel:044-988-3200

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★2 8/24 生命の源―水と緑について考えよう

公開講座 神奈川の自然環境の現状について学習しよう
日時:8月24日(土) 13時半〜15時半
場所:青葉公会堂2階会議室
講師:神奈川県野生鳥獣保護観察指導員
   神保賢一路 氏
参加費:300円
問合せ:青葉区役所市域振興課生涯学習支援係「水と緑の学級」担当
    tel:978-2295 fax:978-2413

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★3 8/27 紙飛行機とばそう!!!
  〜 遊ぼう!学ぼう!まちづくり〜
    
交流広場「たまりん場」は、共生のまちづくりをめざして、地域のさまざま
な「人のネットワーク」をつむぎ、広げていきます。今年度は、そのなかで
も特に「子育て」支援をテーマに、異世代、多世代の交流の場を「もえぎ野
ケアプラザ」を中心に提供していきたいと考えています。第1弾は…
紙飛行機とばそう!!!です。もえぎ野ケアプラザで紙飛行機制作のワーク
ショップがありましたが、そこに参加した65才以上のおじさん・おばさん
ト一緒にもう1度紙飛行機を作って飛ばしましょう!
で、たっぷり話しましょう…という企画です。

日時:8月27日(火) 13時半〜16時
場所:もえぎ野ケアプラザ 多目的ホール
参加費:200円(保険料こみ)     
    先着15組(紙ヒコーキを作って遊びたい人/家族)
持ち物:つかいやすい はさみ
問合せ・申込み:電話かファックスで  もえぎ野ケアプラザ 浅木まで
       参加者全員の名前・年令、住所、電話番号をお知らせ下さい。
  8月13日11時より受け付けます。 tel:974-5402 fax:974-5405
締切り:8月21日(水)

プログラム 
 13:30        はじまり
 13:40−14:30  紙ヒコーキ つくろ!! 
       (紙ヒコーキを一緒に作るおじさん・おばさんもきます…)
 14:30−15:00  で、紙ヒコーキ とばそ!!
 15:00−16:00  そのあと、地域の人たちと はなそ!!
              (コーヒータイムです)

主催:たまりん場「子育てと地域」実行委員会
共催:横浜市もえぎ野ケアプラザ / 交流広場「たまりん場」

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★4 8/27 SLA青葉・元気塾

アクティブ・シニアのパソコン・ライフ「インターネットで趣味悠々」

豊かなシニア・ライフを楽しむパソコン活用法を考えましょう
日時:8月27日(火)10時〜12時
場所・青葉区役所別館 会議室
定員:30名
参加費:300円(資料・お菓子)
申し込み:横山 tel:961-3297 山下 fax:962-0837
住所、氏名、年令、電話番号をお知らせ下さい。

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★5 8/31 川・風フェスタ

鴨居駅そばの鴨池橋のたもとを流れる鶴見川。町田の源流から鴨居を経て
新横浜、綱島のビルを抜け、鶴見・生麦の海までの短い流れの中で、ゆる
やかに蛇行しながら、水辺の生き物を育み、私たちの生活を潤してくれて
います。この鶴見川をみどり豊かな潤いのある川へ・・・・・川辺に流域
の人々が集い・交流する「川・風フェスタ」を開催します。

日時:8月31日(土)10時〜
場所:鶴見川鴨居河川敷
イベント―フリーマーケット
     模擬店
     生き物調べ
     カヌー体験 
ウリパラム&笑門(日韓打樂団)
川辺のコンサート

問合せ:高木 tel:934-4740 寺田 tel:934-4533
主催:みどり・川と風の会
共催:鶴見川流域総合治水対策協議会、鶴見川流域ネットワーキング

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★6 9/6,10/8,11/1,12/6,2003.1/14,2/7,3/7
親子のこころと体 リラクゼーションエクササイズ参加者募集!
       
家事・育児に毎日追われ、体のあちこちが硬くなっているお母さん。
体も心もリラックスさせて、リフレッシュしたら、
毎日の生活も少しずつ変わってくるかも!!
親子のスキンシップを大切にし、こころと体をほぐす体操をしませんか?
    
講師:守屋 薫(のびのび身体表現教室 代表)
日時:2002年9月6日(金)/10月8日(火)/11月1日(金)/12月6日(金)
    2003年1月14日(火)/2月7日(金)/3月7日(金)全7回   
    午前10:00〜12:00
場所:青葉区役所別館1階保育室
対象:2歳半〜未就学児とその保護者
募集人数:先着20組(40人)
参加費用:全7回 3,500円(保険料含む)
服装及び持ち物:軽い運動が出来るような服装。素足になれるように。
(バスタオル1枚、タオル1枚)
申込み先:RH―ママ 070-5587-4806 (電話で申し込んで下さい)
主催:リーチ・ハンズ・ママ、青葉区社会福祉協議会
<転載歓迎します。>
                 
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★7 9/7-10/21 青葉区拡大写本講座

日時:9月7日〜10月21日までの毎週土曜日 10時〜12時
(10月21日のみ月曜日 13時〜15時) 全8回
場所:青葉区役所別館2階会議室
対象:青葉区在住(できれば)
   講座終了後も拡大写本の活動を考えている方(できれば)
   全8回に参加できる方(できれば)
参加費:道具代として500円
募集人数:20名
応募先:横浜市青葉区社会福祉協議会
    〒225−0024 
    青葉区市ヶ尾町25−6 青葉区社会福祉協議会 山口まで
    往復ハガキに氏名・年令・住所・電話を記入 8月23日までに

主催;青葉区社会福祉協議会
共催:拡大写本グループ 「のあざみ」

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★8  9/8 ペットボトル大会

要らなくなったペットボトルを再利用してペットボトルロケットを打ち上げ
よう!優秀作品は表彰もあります。

日時:9月8日(日)9時20分〜 雨天の場合は9月15日
参加費:無料
会場:鶴見川樽町公園(駐車場はありません!!)
対象:小・中学生25名(付き添い可)
申込み:8月1日〜31日まで電話で港北区役所生涯学習支援センター
    (先着順)  tel:540-2239 fax:540-2245

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★9 9/14 公開講座「楽しく安全にインターネットを楽しもう」

インターネットを安全に楽しむための活用術の説明とパネルディスカッション
質疑応答をまじえての公開講座です。転載大歓迎です。

1)インターネットを楽しもう
 1.メールの使い方
 2.ネチケット(インターネット利用のルール&マナー)について
 3.Webの使い方
 4.ウィルスについて
2)私のインターネット活用術(パネルディスカッション)
 
日時: 2002年9月14日(土)13:00-15:00
場所: 青葉区役所別館2階 社協会議室
パネラー: 野口邦夫/徳田容子
司会: 王子全主(ABS21)

参加者人数:30名(障害のある方の参加歓迎)
申込&問合せ:電話045-972-8836 青葉区社協ネチケット講習会担当
       または、ABS21事務局まで abs21-hq@egroups.co.jp 
参加費: ひとり100円 資料代込み
締め切り: 2002年9月11日(水)
主催:青葉バリアフリーサポート21(ABS21)・青葉区社会福祉協議会

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★10  10/3,10,17,31 11/7,14,21 イライラもやもやしない私をはじめよう
   〜まずは”あなた”のからだをいたわり、こころを満たしましょう〜

第1回 10月3日 「からだはすべてを知っている」
    表現教育インストラクター/親子遊び研究家 篠秀夫氏
第2回 10月10日 
    「どこから来たのだろう?自分を苦しめている考え方のクセ」
    アスク・ヒューマン・ケア研修相談センター所長 水澤都加佐氏
第3回 10月17日 Tea & Talk
第4回 10月31日 Tea & Talk
第5回 11月7日  (第5回〜第7回を通して)
第6回 11月14日 「学ぼう!自分も相手も心地よい関係」  
第7回 11月21日  〜自由に主張、自由に選択、自由な自分〜
(第5〜7回 ISキャリア開発研究所代表/産業カウンセラー 岩舩展子氏)
第8回 12月5日 Tea & Talk

日時・場所:いずれも木曜日10時〜12時、都筑区役所6階会議室
費用:1,800円(8回分)
保育:1才6ヶ月からおやつ代ほかとして8回分800円

申し込み:ファックスかハガキで
     1.学級名 ファースト・リーフ 2.氏名(ふりがな)・性別・
     年令 3.〒・住所・電話番号(ファックス)4.応募動機・学ん
     でみたいこと 5.この講座をどこで知りましたか 6.保育希望
     の場合 子どもの名前(ふりがな)・生年月日・性別  

〒224−0032 都筑区茅ヶ崎中央32−1
 都筑区役所生涯学習支援係(Fax:948-2239) 9月18日(水)必着
申し込み多数抽選

問合せ先:都筑区生涯学習支援係 TEL948-2236
主催:生涯学級 「ファースト・リーフ」運営委員会・都筑区役所

内容に興味をもった方は是非講座説明会へいらして下さい。
9月12日(木)10時〜11時 都筑区役所6階会議室
事前申し込み不要、子ども同伴可

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3.横浜丘の手情報
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◇◆まだまだ、間に合う丘の手情報(既掲載分)
◇29号
★ 9/5,10/10,11/7,12/5
第二期連続母親講座 『わたしに気づくからだ育てPart 2』
★ 9/28,10/5,10/19 つづきパソピアのインターネット講座参加者募集
  講座名:「ホームページをつくろう」
◇30号
★ 8/24 北部方面フォーラム(仮称)・北部市民ギャラリー(仮称)説明会
★ 10/5 ボランティア募集  2002青葉ふれあい運動会

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◆◇31号 丘の手情報◇◆
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★ 中期政策プランについてのアイデア募集 
   「横浜新時代・民の力が存分に発揮される都市の経営」
http://www.city.yokohama.jp/me/kikaku/seisaku/housin.html

前市長時代に、総合計画「ゆめはま2010プラン」に対して市民からたくさ
んの意見が提案された。そして、今中田市長は2002年〜2006年に取組
む政策を「中期政策プラン」として年内に確定する方針を出しHPで市民に向け
てアイデアを募集しています。発想の転換です。ゆめはま2010プランに囚
われることなく、市民活動団体は何が出来るのか…今1度考えて見ませんか?
そしてもっと自由な視点でまちづくり提案をだしてみませんか?

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★ 市民活動協働オフィス管理運営団体募集

横浜市では「新しい都市経営への取組」として、市民の力を活かすまちづくり
を進めるため、行政と公益的な市民活動とが協働する仕組みづくりに取組みま
す。
 
協働のあり方を検討し、具体的に検証するために、中区の旧富士銀行横浜支店
を、暫定的(3年以内)に使用し、市民活動の共同オフィスを設置します。

この施設の管理運営団体を公募しています。
受託希望の団体は受託意向申出書を8月23日(金)まで提出。
応募期間:8月15日〜23日まで
現地見学会および説明会は8月26日(月)に開催。

問合せ:市民局地域振興課市民活動推進担当
tel:671-3624 fax:664-0734

書類一式 市民活動支援センターにあります。

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★ インターネット重点コース

場所:山内図書館
参加費:無料
パソコンに少し触ったことがある方むけのインターネット重点コースです。
平日コース(木・金) 
   午前9時40分〜12時40分/午後13時半〜16時半
   1.9月12、13、19、20の午前コース
   2.9月12、13、19、20の午後コース
   3.10月3、4、10、11の午前コース
   4.10月3、4、10、11の午後コース
土日コース
   午前9時40分〜12時40分/午後13時半〜16時半
   5.9月7、8、14、15、の午前コース
   6.9月7、8、14、15、の午後コース
   7.9月21,22,28,29の午前コー
   8.9月21,22,28,29の午後コース
   9.10月5、6、12、13の午前コース
   10.10月5、6、12、13の午前コース

締切:8月23日(金)
申し込み:往復ハガキに住所・氏名・電話・希望クラスの番号を記入
     〒225−0024 
   青葉区市ヶ尾町31−4 青葉区役所地域振興課区民利用施設IT講習担当
主催:青葉区役所  共催:山内図書館

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★ 港北区生涯学習支援センター発行の「楽・遊・学」がHPで見ることが出来ます。

http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/sinkou/raku_yu_gaku/index.html

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★ 冊子案内

平成14年度「ヨサンのミカタ」財政局より発行
http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2002/080201.html

何が違うって、今までの「羅針盤」から様替わり。
誌面に広告スペースを設け,広告料収入を冊子作成の財源にあてるなど、
今まででは到底考えられないチャレンジです。「厳しい財政状況のなか、
新規財源開拓のための財政局の新たな試みです」なんて広言して広告を
取ってる。これでいくらの収入になっているのか「ヨサンのミカタ」の
中で書いてくれたらもっと良いけどね。

配布開始:8月2日(金)から 無償配布
配布場所: 市庁舎1階市民情報センター,各区役所広報相談係,
     行政サービスコーナー,市内金融機関など
内容: 市長インタビュー「キーワードは『民(みん)の力』」
   14年度の主な事業をイラストで紹介「今年はこれをやります!!」
   本市の財政状況(歳入歳出予算,市税,市債など)の解説を含めた, 
   14年度予算の説明
関連するデータを盛り込んだ「主要事業の紹介」
規格 A4判36頁(表紙込み),2色刷
発行部数 45,000部
http://www.city.yokohama.jp/me/zaisei/

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4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  その8
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★ 市民の「参加と合意」の手法 − コンセンサス会議

 今回から、市民参加の手法について述べます。この分野も最近は少しづつ注
目され、参考文献なども出てきています。それを見るとたくさんの手法があり
ます。しかし、そのすべてを知る必要はまったくありません。コンサルタント
の数だけ手法があるとのジョークもあるくらいです。円卓会議を基本にして、
そこで解決できないものを解決するためにどういう手法を使うか?
という視点があればいいのです。

 さて、円卓会議での解決が難しい場合、どういう解決の方法が考えられるで
しょうか? 大きく2つの方向があるでしょう。解決できないのは利害関係者
がその利害を調整できないからです。その解決のため、利害関係者をはずして
公平な議論をするという方向と、利害関係をあえて浮き彫りにしてその解決を
図ることが考えられます。前者の代表選手が今日ご紹介する「コンセンサス会
議」で、後者の代表選手が次回紹介するフューチャーサーチです。

 コンセンサス会議とは、一般市民十数名(市民パネル)が、社会的な合意が
必要なことがらについて、さまざまな専門家の説明などを聞いた上で、市民だ
けで討論を行なって合意(コンセンサス)を得るよう努力し、日常生活という
文脈から意見や提案をまとめる会議方式です。このコンセンサス会議は、19
80年代後半にデンマークでテクノロジー・アセスメントの一環として生み出
されました。
90年代に入ると、オランダ、イギリス、ニュージーランドなどでも行われる
ようになり、日本でも、二回の実験的開催を経て2000年に農水省が初めて
パブリックセクターとして開催したのです。ちなみに、デンマークでは以下の
ようなテーマが取り上げられました。

 ・1987:産業と農業での遺伝子操作技術
 ・1989:放射線食品照射
 ・1989:ヒトゲノム計画
 ・1990:大気汚染
 ・1991:教育技術
 ・1992:動物の遺伝子操作
 ・1993:民生用交通の未来、不妊
 ・1994:電子身分証明書、交通における情報技術、農業での統合生産
 ・1995:環境と食料への化学汚染、遺伝子治療
 ・1996:農業の将来、消費と環境
 ・1997:テレワーク
 ・1999:遺伝子組換食品

 議論するのは「市民パネル」と呼ばれる方々で、その課題に「関心のある」
市民の中から、年齢・性別・教育レベル・職業・地域がうまく配分されるよう
に選定されます。なるべく多様な「市民の」視点が欲しいからです。課題に関
して特別の関心を持つ専門家や利害関係者は除外されます。
 
 市民は、初日に、課題について専門家からのプレゼンテーションを受け、議
論に必要な基礎的知識を得ます。2日目には 課題をより深く理解するために
「鍵となる質問」を作ります。その質問にどのような専門家たちに答えて欲し
いかもあわせて決めます。

 3日目は10〜15人の専門家がそれぞれ2、30分で市民パネルの出した
質問に答え、多彩な見方・知識を提示します。最後の4日目には市民パネルだ
けで議論し、コンセンサスを作ります。

 コンセンサスができたら、公開でシンポジウムを開催します。それだけでな
くコンセンサスは専門家の説明文書などとあわせて出版され、議員、官庁、企
業役員等に送付され、政策決定の参考としていただきます。つまり、この手法
は意思決定そのものをするのではなく、よき意思決定のために市民によるコン
センサスを意思決定者に提示するものなのです。

 鏑木はこの手法をはじめとする市民参加の手法を日本に定着させることに取
り組んでいます。同志の集まりに、「科学技術への市民参加を考える会」があ
ります、ホームページは以下にあります。来訪歓迎です。

http://www.i.dendai.ac.jp/~wakamats/top_frame.html

 この手法は、分り難いかもしれません。解説+実践マニュアルも用意してあ
りますので、ご興味のある方は鏑木(kabu@ops.dti.ne.jp)まで連絡ください。
 最後にもう一度ポイントだけ述べると、
・一般市民十数名(市民パネル)が、
・社会的な合意が必要なことがらについて、
・さまざまな専門家の説明などを聞いた上で、
・市民だけで討論を行なって合意を得るよう努力し、意見や提案をまとめるの
がコンセンサス会議です。

 講座についてのご希望・ご意見・ご感想・ご質問はいつでも歓迎です。

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5.今、電子自治体がおもしろい(18) 青葉区  中谷英世
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      〜横浜18区のホームページ総点検〜

皆さん横浜市各区のホームページをご覧になってみませんか。
18区のホームページはそれぞれ独自に特色ある編集をしていますが、住民と
行政を日常的に繋ぐIT時代の窓口として、これほど明確に区の姿勢が検証でき
るものはありません。
このほど、青葉区民会議が横浜市全18区のホームページを総点検しその報告
を区民会議のホームページで発表しました。この調査の目的は、自分達のホー
ムページ作成の参考とするとともに、中田新市長が施政の基本方針とする「徹
底した情報公開と市民参加」が、どのような形で反映され始めているのだろう
か?それ確かめる一つの手立てとして各区のメディアであるホームページを調
査したものです。
この調査には区民会議のHP委員とIT推進チームのメンバー等19名が参加、
評価精度を上げるため各区を手分けして複数で調査。調査票は69枚に及び、
膨大なページを点検するため大変な作業でした。
この調査では、アクセシビリティ、区民との対話、情報公開、行政サービス度、
役立つ情報提供の5つの視点から検証し、区毎のページアクセス数、評価の
高い区など総合評価のほか各区の工夫や特徴ある取り組みを紹介しています。
区の主要事業事説明を画像と音声のインターネット放送している都筑区、メル
マガを発行している青葉区、区づくり推進費を予算配分も含め詳細に発表した
港北区・緑区、アクセス10万の鶴見区から1万2千の瀬谷区まで多様です。
各区とも他の区のホームぺージを知り比較することは殆どありません。この調
査を契機によりよく改善するため競い合い、情報公開と市民参加のさらなる促
進に役立つことが期待されます。

http://webclub.kcom.ne.jp/mc/aobakumi/からリンク
(なおこの報告は現在本ページの容量が一杯のためこのページに仮掲載中
  http://home.catv.ne.jp/nn/aobahide/18repo/index.htm

なお、青葉区民会議は2年前から区民会議委員が手作りでホームページを開設
し情報を発信する横浜区民会議で唯一のユニークな存在です。区民会議の活動
をもっと区民に知って貰いたい、広く区民の声を聞きたいなど、ホームページ
を活用して自身の情報公開を進めています。特に他の自治体や市民団体の新し
い情報をインターネットから収集することで、活動の視野と能力が一挙に拡大
したともいえます。

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6.「TaKMiが贈るワクワクIT福袋」 (5)   都筑区 王子
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★ フリーソフト、シェアウェアの活用術(その1)
  〜困ったときはフリーソフト、シェアウェア〜

 パソコンやインターネットを誰でも利用できる環境になってきている。また
利用者も大幅に増えてきており、情報伝達手段としてインターネットをメジャ
ーと考えられる時代が近づきつつある。

 ところでパソコンは持っている、インターネットも繋がっている人は多い。
でも本当に利用している、使いこなしているという人はどれくらいいるのであ
ろうか?コンピューター=電子計算機といわれた時代があった。最近ではこん
な言葉は死語となっている感があるが、パソコン、インターネットって何なの
であろうか?

 ここでは情報加工編集機器(異論はあると思うが)というような視点で考え
てみたいと思う。個人にとって昨今のこれでもかこれでもかと押し寄せてくる
情報大氾濫の時代に、情報の取捨選択をどうしていくか?情報洪水に溺れない
ためにはどうすればいいのか? 処理しきれない情報の整理、編集、加工をパ
ソコン、インターネットを使って自分にとって必要な情報を取り入れ、いらな
い情報は捨てるということを行うための手段、方法を考えてみたいと思う。

 初めてパソコンを買うと、ワープロソフト、表計算ソフト、メールソフト、
Webブラウザ、画像処理ソフト、住所録、時刻案内、地図ソフト、家計簿ソフト、
アンチウィルスソフト等々使うか使わないか分からないソフトも一杯バンドル
して実装されている。パソコンを何に使うかも考えない内に購入した人も少な
からずいる。そのバンドルされているソフトが唯一という感じで、そのソフト
ウェアの操作方法を学び、操作が出来ることでパソコンを使えるような気分に
なってしまっているという方もおられるのではないであろうか?

 バンドルソフトの操作できるようになった方はまだしも、説明書を読んでも、
解説書を読んでも操作方法を習得できない、よく分からないといってパソコン
をただの箱化している方もいるのではないであろうか?
 
 パソコンは情報加工編集機器という視点に立つと、ソフトウェアの操作方法
を習得することが目的ではないはず。自分の生活、仕事の中で何が情報で、加
工、編集するもの、したいものの明確化が一番最初にやるべきこと。それに沿
って必要なソフトウェアを選ぶ、その使い方を習得する、という順序ではない
ではないのであろうか?

 ところが実際には、パソコンとは何か、ソフトウェアとは何かも分からない
状態から、上記の順序で行うことは無理なことである。ある程度分かってくる
といつまでもバンドルされた(メーカーのお仕着せ)ソフトウェアから離れて、
自分なりのソフトウェアを選択して見るのも一つの使い方ではないかと思う。

 例えば、文章を書くと言うと必ず「Word」で書いて、メールに添付したりす
るといった使い方、内容を見ると「エディター」で十分というものもある。
メールで送受信に使用する場合、紙に印刷して使用する場合と最終的に使用す
る媒体にあった使い方を考えてみると、市販の重い複雑なソフトウェアを使わ
なくても簡単なソフトウェアで十分という場合もある。場面場面の使い分けを
ちょっと工夫するとパソコンも生かされてくるのではないであろうか?

 「知的生産技術」梅棹忠夫、「KJ法」川喜田二郎、「整理法」「続整理法」
中山正和、超整理法「野口悠紀夫」等で紹介されている情報処理手法も今まで
の紙ベースばかりではなく、現代のITを駆使することで誰でも手軽に行える
ような時代になってきたと思う(彼らの言っていたことが実際に実践できる
時代になってきたのではないか)。一般市販のソフトウェアで行えないこと、
需要が少なすぎて商品となっていないような小粒でぴりりとしたソフトウェア
がフリーソフト、シェアウェアにはあるのではないか。
 自分がやりたい処理を思いついたとき、既存ソフトウェアで実現できない場
合でも「こんなことを出来るソフトはないか」という視点で探してみる(ホー
ムページで検索、BBS、掲示板で検索)と大抵のものは見つかると思う。

 例えばPCのハードディスクの中のフォルダ名、ファイル名を一覧として表
し、印刷できるようなソフトやダイヤルアップ設定でパスワードを忘れた場合
「********」で表示されているパスワードを読めるソフトなど。

 思いもよらないものが見つかることがある。困ったときはフリーソフト、シ
ェアウェアを探してみよう。無かったときは作者に作ってもらうか、自分で作
ってみよう??? 少なくともニーズを表に出せばこのネットワークの世界、
意外と手をさしのべてくれる人が多いのも事実である。利益追求型の商業主義
とは違った価値観がそこにはあって、相互扶助の精神も大きいのではないかと
思う。しかし使ってやっているのではなく使わせて貰っているという感謝の気
持ちは忘れてはいけないのでは無いかと思う。

 今回のシリーズは「フリーソフト、シェアウェアソフト」についてみなさん
と一緒に考えてみたいと思っている。なるべく操作説明ではなく、情報処理作
業における位置づけ等などを考慮しながら、技術用語を羅列しないようにした
いと思っているが、どうなるか?

 次回は「フリーソフト、シェアウェアとは?」について書いてみたいと思っ
ている。

□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
7.編集後記 
□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
31号オムニバスも、記事満載でうれしい悲鳴です。まぐまぐの場合は30
KBが1メールで送れる最大容量です。今回も一部の記事の積み残しがでまし
た。お急ぎでないお客様に、次のバスまで待って下さいと言って、降りていた
だくのは、オムニバス運転手としても、悔しい思いです。
 休暇中のバスガイドはいまマレーシアのビーチにでも寝そべって、パパイア
やスターフルーツでも食べているのでしょうか。
----------------------------------------------------------------------
TaKMiや本メルマガに参加を希望されるかた、記事についてのご意見、ご
感想などを下記Eメール宛にお寄せ下さい。
また横浜の北部の市民活動イベント情報掲載を希望される方はイベント情報を
Eメールでお送りください。(無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
「横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL: http://takmi.ciao.jp/sub/ 
   http://takmi.ciao.jp/xoops/

2002年08月04日

「横浜オムニバス通信」 30号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 30号(発行日 2002年8月4日)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□ □1.TaKMiのトピックス      □ 
□ □ 2.市民活動イベント情報    □
□ □ 3.横浜丘の手情報           □
□  □□ 4.街づくり講座 ★鏑木塾★ その (7) □
□□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい (17) □
□□□□□□□  6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 (4)□
□□□○○ □□  7.編集後記         □
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□
○○   ○○
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横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm

皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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((ヾミ 定期発行を守るのも、なかなか大変。夏バテはしないけれども、
 ^_^ミ   イベント情報のほうが、夏枯れです。どこもイベントをうたない。
ミ ミ   ま、仕方ないか… バスガイドは、1週間夏休み=マレーシアに行
ミ ミ   ってきまーす。向こうでなにかおもしろいITがらみ情報があれば
      報告をしますね。では、みなさんもお盆休みに突入でしょう!!
      夏をたのしみましょう。


◇30号−お急ぎの方へのご案内◇

1.TaKMiのトピックス・・・
   「なんやかや会」は楽しい!!あなたも来ませんか?    
2.市民活動イベント情報・・・ちょっぴり・夏枯れです。
3.横浜丘の手情報 
    こんな情報、あんな情報、バスガイドが集めてきました。
    読まんと損するよ!!
4.街づくり講座 ★鏑木塾★ その7
   市民の「参加と合意」の手法
    市民の合意って・・?

5.今、電子自治体がおもしろい (17)
  住民基本台帳ネットワークの迷走? あちこちの自治体がいろいろなこ
    とを表明しています。
     8月5日あしたから、さてどうなるのでしょうか!!
6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 (4)
    千葉さんのシリーズは今回が最終回です。
    お題は「Webサービスはシステム自動化の希望の星?」
     なんだろう?どんなだろう?


                    (30号の編集担当は小池です)
□――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.TaKMiのトピックス
□――――――――――――――――――――――――――――――――――
★なんやかや会がありました。(8月日第1金曜日 13時〜15時)
    でも、16時過ぎまでやってました…(^o^)

何てにぎやかに、人があつまってやりたいことを「なんやかや」やれた日なん
でしょう・・・「ちらしをつくろう会」に参加した人がこのあいだからなんや
かや会に続けてこられています。講座を一度取っただけではなかなか思うよう
には出来上がらないということなんでしょうか。でも、ご自分で試作されたち
らし持参で、少しでも自分の思っているようなものに作り変えたい!というが
んばり精神で来られています。ここを、こんなふうに変えたい。字体をこれで
やりたい・・など、ワイワイがやがや、アシストの多賀さん、柴谷さんの意見
もいれながら、作品を完成されました。 デジカメのとってもいいやつが、文
鎮になってたというKさんは、撮影方法から手ほどき。暑いさなか別館周辺の
花盛りを撮影。その後、フリーソフトの《Vix》 というのを使って、写真の整
理や保存、編集などをわいわい。道祖神シリーズ(14号〜17号掲載)の中
里さんが自分の得意分野!!ということでアシストしてくれました。 ちらし
の文字を超拡大できない・・・という原稿持参のTさんのアシストは会員なり
たての川島さんにお願いしました。是永さんや多賀さん、小池は自分のPC持
参。いろいろなソフトが入っていたりするので便利です。それと、プラザのP
Cは、原稿を置いたり、隣りでアドバイスをしてあげられるスペースがないの
で、アシストしにくいですね…・ このなんやかや会は、習いたい人もOKで
すが、会員同士の情報交換(なんて大げさではなく、知ってる智恵の交換)も
やっていますので、ブラッと来て下さい。

次回は8月17日(第3土曜日)13時〜15時です。         

□□―――――――――――――――――――――――――――――――――
2.市民活動イベント情報
□□―――――――――――――――――――――――――――――――――

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◆◇30号 イベント案内◇◆
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★1 9/22 緑区  緑区・青葉区・都筑区3区交流綱引大会
ちょっとさきですが・・・

旧緑区であった、青葉区並びに都筑区との3区交流大会とし、区民の交流の場
とします。また、生涯スポーツとしての綱引競技の一層の普及と振興を図りま
す。また、平成14年度横浜市民体育大会への各区代表チーム選抜を行うもの
とします。
 
日時:9月22日(日)9時〜
場所:横浜市緑スポーツセンター 第1体育室
大会種目:1.小学生男子の部/小学生女子の部(4年生以上)
     2.一般男子の部/一般女子の部2名(3区に在住・在勤・在学)
     3.選抜男子の部/選抜女子の部(3区外に在住・在勤・在学)
チーム編成:1チーム12名以内(監督1名、トレーナー1名、選手8名、交
      代要員
参加費:1チーム 2,000円(スポーツ障害保険込み)
    小学生の部は無料です。
申し込み:申し込み用紙に記入 郵送で。 (市民利用施設にあります)
     一般/選抜の部は現金書留で申し込み。
     〒226−0006 
     緑区白山4−18−18 横浜市綱引連盟緑支部  
締切:9月6日(金)必着
説明会:9月13日(金)19時〜20時半
    緑スポーツセンター研修室  tel:932-0733
    必ず代表者1名の参加をお願いします。

体重制限がそれぞれの種目であります。
日本綱引連盟競技規則にのっとります。

主催:横浜市綱引連盟
   tel:302-4065

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横浜市ではありませんが・・・田園都市線繋がりで、夏休みということもあ
り掲載しました。

★2 電車とバスの博物館「ありがとうイベント」開催
 夏休みのこどもたちとこども気分の大人たちへ

期間:8月27日(火)〜9月1日(日) 10時〜16時
場所:田園都市線高津駅徒歩1分
入館料:大人・こども共 10円!! 団体は無料
(最終日は入館料無料・・・・って、どんだけちがうんだ?)

・Nゲージ運転会(鉄道ファン対象)
  8月27日・28日
  車両持ち込み参加歓迎(車両の貸出もします)
・プラレール運転会(小学生以下対象)
  8月29日〜9月1日
  車両持ち込み参加歓迎(車両の貸出もします)
・制服・制帽着用での写真撮影会
  8月29日・30日
  ポストカードに印刷して配布します。
  (小学生以下対象 先着各150名)
・抽選会(空くじ無し!)
  8月31日 9月1日

問い合わせ:電車とバスの博物館 tel:044-822-9084

博物館は9月2日から田園都市線複々線化工事のため休館になります。

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3.横浜丘の手だより
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★ 北部方面フォーラム(仮称)・北部市民ギャラリー(仮称)説明会

青葉区あざみ野に計画している北部方面フォーラム・北部市民ギャラリの整備
について、事業説明を行った後皆さんの意見を伺います。
日時:8月24日(土)10時〜12時
場所:青葉区役所4階会議室
参加方法:参加希望の方は、住所・氏名・電話番号を明記して
     ハガキの場合→〒231−0017
            横浜市市民局文化企画課(所在地不要)
     FAX→663−5606
     e-mail→sh-hokubufg@city.yokohama.jp
保育希望者は事前に電話で申し込んで下さい。 tel:671-2017

問合せ
市民局男女共同参画推進課(フォーラム) tel:671-2017
市民局文化企画課(ギャラリー)     tel:671-3503

**バスガイドから
フォーラム・ギャラリーは構想が出来てから何年たっているのでしょう?横浜
市の中期政策プランには、「地域でつくる魅力あるまち」が掲げられ、その中
には「地域施設の市民による運営などの仕組みをつくること」が謳われていま
す。私は是非、このことを聞いてみたいと思います。
 
------------------------------------------------------------------------
★ 「学用品・雑貨などの不要品募集中!」
在宅生活の私にもできるボランティア活動をと、各福祉施設団体が求めている
物品(バザー品など)の集荷(中継)をしています。いつでも皆さんにお気軽
にご協力いただけて、清掃・整備など私も在宅時間を有効に使え、各所へも必
要時素早くご提供できます。通年集荷していますので、学用品・雑貨・玩具な
どのご不要品がございましたら、下記住所宛までお送りくださるか、お持ちく
ださい。  (勝手ながら食料品・食器・自転車・家具などの大型品は集めて
いませんのでご了承ください。)

送り先:225-0004横浜市青葉区元石川町6339-8キバクラ 福祉用品係
品目などお問い合わせ:電話186-045-901-8358 E-mail kibax@mx7.ttcn.ne.jp
までお気軽にどうぞ。パソコンや住宅の改良、保守ボランティアもしています。
また、買い物など外出介助をしてくださる方も募集中です!

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★ 都筑区国際化マトリックス

武蔵工業大学環境情報学部国際コミュニケーション研究室では、「都筑区国際
化マトリックス」というWEBサイトを作っています。
このサイトの目的は、横浜市都筑区の地域住民に国際化の広がりをお知らせす
ることと、地域に住む外国人住民のために情報提供をすることです。
都筑区ではこういった情報提供を行っているところが少ないので、インターネ
ット上で行うことが当研究室の課題だろうと、始めました。
皆様のアクセスと共に、ご意見・ご感想をお待ちしております。

http://www.tzk-mtx.info/

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★ 都筑公会堂通信  2002・7月号

こんな通信がありました!! 公会堂の予約状況一覧表を公会堂事務室入口に
おくことにしたそうです。全ての部屋の予約状況が一目瞭然。活動計画にお役
立て下さい。(うれしいね・・・でも)

アンケート実施中
ただ今アンケート作戦展開中。公会堂について言いたいこんなこと、あんなこ
と、是非あなたの意見をお寄せ下さい。(アンケート用紙は公会堂事務室内に
あります)

平成12年度・13年度 抽選状況データ まとまる!
人気の高い公会堂のため、予約が取りづらくてご迷惑をおかけしています。昨
年、一昨年度の公会堂抽選状況がまとまりました。 今後の抽選参加の目安に
して下さい。

ホール・リハーサル室にMDを導入しました
MDを導入しました。利用料金はCDと同じです。ご活用下さい。

**バスガイドはつぶやく・・・
これって必要な情報ですね。 
公会堂の予約状況一覧表を事務室入口に置く…だけでなく、どうしてこの情
報を都筑区HPに掲載しないんだろう・・・公会堂まで行かなきゃならんで
しょう。アンケートはなんと事務室内に置いてあるーとのこと。これで作戦
といえるのかな・・・(~_~;)  抽選状況データはなかなかためになる。予
想通り11・12月と3・4月の倍率は高い。逆に5月8月は低い。イベン
ト計画を考える時に役立つかもしれない。

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★ ボランティア募集
2002青葉ふれあい運動会

日時:10月5日(土)9時半〜16時ごろ
会場:青葉スポーツセンター
主催:青葉区障害者交流レクリエーション実行委員会

障害のある方が競技者の運動会です。競技者の方(特に知的障害・身体障害の
方)のサポートと、運動会進行のお手伝いをお願いします。あくまでサポート
ですが、競技者と一緒に楽しんでくださるかた、大歓迎!!

オリエンテーション(申し込みのうえ参加してください)
日程:9月18日(水)18時半〜20時ごろまで
会場:青葉区役所別館 2階第3・4会議室
内容:当日の役割・競技内容についての説明の後、簡単な作業をしていただき
ます。

募集人数:約60名(高校生以上・定員になり次第締め切ります)
申し込み:名前、性別、年令、住所、電話番号を明記のうえ、ファックスかは
がきで(電話・直接窓口でも受けます)

〒225−0024 青葉区市ヶ尾町25−6
(社福)青葉区社会福祉協議会 ふれあい運動会担当者
tel:972-8836 fax:972-7519

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★ ぽれぽれあおば Vol.4発行
以前にご紹介した・・とおもいますが
青葉区親子育て情報紙です。
青葉区福祉保健センターとおかあさんが一緒に作っています。
一緒に情報紙作りなどをするスタッフ募集中
 
問い合わせ 青葉区福祉保健センター 子ども家庭支援担当「ぽれぽれあおば」
tel:978-2456 fax:978-2416

ぽれぽれ流食育のススメ
1.子どもを台所にいれるべし
2.旬を味わい、日本古来の伝統行事を楽しむべし
3.おふくろの味を伝えるべし
4.食べ物はどこから来るのか親子で語るべし
5.がんばりすぎるべからず 子どもと一緒に楽しむべし

**バスガイド:これって、言えてますね。子育て中の人ばかりの『ススメ』
では、もったいない。

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★ こんな活動場所は・・
まなび舎 遊山房   http://www.yuzanbo.com

都筑区中川1−18−13
tel:913-2725

地下鉄中川駅から歩いてすぐ!! へー。こんなところにこんな空間が!と
いう驚きの場所です。貸しスペース、学校公演、生涯学習公演、和楽器と伝
統芸能ライブ、子供のまなびや、季節の行事、和の文化教室、伝統芸能出張
公演なんかがあります。オーナーも能をされます。(主宰者あいさつを見て
ください)

「21世紀に和の伝統文化を皆様とともに楽しみ作って行く会。
茶室、舞台、いろり、工房を備えた「和の文化スペース」です。 
横浜市営地下鉄「中川駅(あざみ野よりひとつ目)」より歩き3分。
どうぞお立ち寄りください。」HPより抜粋

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★ おしらせ 港北区ボランティアセンター窓口が土曜日もオープン

平成14年度4月から港北区社会福祉協議会・ボランティアセンターの窓口
が土曜日も開くことになったそうです。
平日は学校や仕事があるキミも、あいている時間をじょうずに利用して、で
きることから始めてみないかい?とのお誘いのチラシが出来ました。

場所:港北区役所・港北公会堂の並び・・吉田ビルの2階ですね。
    (港北区大豆戸13−1吉田ビル206)
http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/suisin/kouhou/kunosyozaiti.html
開館:月曜日〜土曜日 9時〜17時(祝日、年末年始をのぞく)
   kouhoku@super.win.en.jp


**またしてもガイドの独り言
メイルアドレスがあるので、HPがあるのかと調べたら・・・
http://www.willing.or.jp/p2town/kushakyo.html
横浜市社会福祉協議会一覧です。
18区のうち8区の社協がHPを開設しています。これって多いんだろうか?

福祉保健活動拠点が併設されているようでもあるし・・時間帯が違っていた
りもするし・・そこでは何が行われているのだろう…
福祉保健活動拠点って、なんですか?
 

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4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  その7
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★ 市民の「参加と合意」の手法 − その概論(前置き?)

さて、ローカルアジェンダのお話はこのくらいにし、今回から数回、市民参加
について述べていきたいと思います。市民参加は広い概念です。町役場に出か
けて職員に意見を言うのも市民参加であり、中央省庁が政策への意見を求めて
いるのに反応してメールを書くのも市民参加です。市が主催する住民集会への
参加や議員への陳情まで、さまざまな手段があります。しかし、ここでは、単
に参加ではなく、その結果、市民の「合意」が得られ、政策に反映させていく
にはどうするかといった視点で述べさせていただきます。それが、街づくりに
おける強力な武器になるからです。

言うまでもなく、望ましい政策決定は関係者全員参加により衆知を集め、徹底
した議論により合意を得ていくことです。はるか昔の古代都市では広場に全住
民を集め、ものごとを決める会議が行なわれていました。その後、神権を与え
られた王の統治や武力を背景にした絶対君主という時代を経て、いま世界では
ほとんどの国が(少なくとも表面上は)主権在民を唱えています。古代都市と
違い、多くの人々により構成される近代国家では、最初から直接民主主義には
大きな期待はされませんでした。国民投票やリコールなど、制度のうえで直接
民主主義の機能はありましたが、使いにくいものでこれまでも有効に使われた
例は少ないと言えます。議員を選出し、その議員が議会を構成して国の政策を
決める間接民主主義が国家の方向を決めていきました。

しかし、社会が複雑になり、人々の欲求も多様化した現代では、議員が市民を
正確に代表することが難しくなってきました。とくに、科学技術についてはそ
の発展の速度があまりに急で、市民はおろか議員まで、科学技術の進むべき方
向について正しく示すことが難しくなってきたのです。二十世紀は多くの発展
途上国で民主主義が根づき、大きな成果を得つつも、先進国では間接民主主義
の限界が叫ばれた時代でした。詳細は省きますが、民主主義がかつてなく高度
に実現されたワイマール文化からファシズムが生まれたことは、多くの知識人
を絶望に導いたのです。間接民主主義を補完する形での直接的な市民参加の必
要性が叫ばれたのは必然といえるでしょう。

さて、その市民参加の「原点」は「なるべく多くの人の参加で、徹底的に議論
する」ということです。  地域での住民集会にその代表的なタイプが見られ
ます。もちろん市民全員の参加は無理なので、なるべく多くの「立場」の人を
一堂に介して議論しようということです。日本ではこれを「円卓会議」と呼ぶ
ことが多いです。残念ながら、その円卓会議の大部分は「円卓」の名にそぐわ
ないものでした。たとえばもんじゅの事故をきっかけに設置された原子力エネ
ルギー円卓会議も、参加者の選択が必ずしも公平でなく、十分な議論の時間を
与えられないものであったことが強く印象に残っています。

市民参加は円卓会議が基本であり、それで日常抱えている課題のかなりの部分
は解決できるものなのです。しかし、円卓会議では解決が難しいものが多くな
ってきているのが現代です。たとえば、いわゆる環境ホルモンのように影響が
わからないものなどには円卓会議は向きません。そのためより洗練された手法
が必要になってきます。それを、次回から述べていきます。

講座について何かご希望がある方はお気軽に鏑木(kabu@ops.dti.ne.jp)
まで連絡ください。ご意見・ご感想・ご質問ももちろん歓迎です。


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5.今、電子自治体がおもしろい(17) 青葉区  中谷英世
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  住民基本台帳ネットワークの迷走? 中田市長の真意は・・・

■個人情報保護法案が継続審議となったことで、8月5日から全国一斉に稼動
する筈の住基ネットが、個人情報漏洩の懸念を抱く6市区町が不参加・部分参
加を表明して迷走していると報道されている。特に340万大都市横浜市の中
田市長が個人情報のネットへの接続をするかどうか、市民の選択に任せる決定
をしたことが大きく取り上げられている。一部のマスコミは、地方の反乱と煽
り立て、住基ネットは徴兵制への途とか、国民総背番号制導入とか感情的な見
出しが踊っている。
■本当だろうか。中田市長が当面、選択性を採用したその真意を確かめるため
、記者会見の資料から詳細をよく読んで見る必要がある。
http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2002/080203-1.html
「住基ネットに不安や危惧を抱いておられる方がいる一方,推進を図る方もお
いでになります。そのような中で,熟考を重ねた結果,横浜市は住基ネットに
参加することとしました。しかし,単に参加するだけでなく,県への本人確認
情報の通知について,当分の間,希望しない方には強制しないこととします。
・・・住基ネットの安全性が総合的に確認できるまで,緊急避難的に行うもの
です。」
■また、記者会見の補足説明では
http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2002/0802.html
記者:希望しない市民に既に付けた番号は取り消すことになるのか。

市長:現段階では取り消さない。既に送ったデータは県に消去してもらう。番
号は横浜市のコンピュータに全部残っているので,その中で希望しない人の番
号を除いて番号を通知する。ただし,新たな措置がとられ,プライバシーの確
保について十分セキュリティーシステムが機能し,これからデータを何に使っ
ていくかの全体像を政府が出していくことが行われれば,データは出す。

記者:安全性が総合的に確認できるまで,とのことだが,具体的にどういう状
態になったら確認できたとするのか。

市長:個人情報保護法が,今国会に出ているものより,本当に住基の情報漏洩
に役立つものに整備されれば,それをもってとなるかもしれない。また,保護
法の中身については,私たちなりに基準を作って政府に意見を申し述べていき
たい。

と述べ、11桁の番号通知も本人に郵送し、接続を断る人は区役所で「非通知
希望書」に署名するなど手続きがとれるようにするとしている。

■一部新聞報道とは随分内容が違うと思いませんか。私たちは、マスコミを介
してしか情報を知りえなかったこれまでと違い、インターネットで直接、バイ
アスのかからない詳細な情報を入手することが出来る。また、中田市長は新都
市経営、中期政策プランの策定に向け、8月1日からインターネットによる計
画策定への市民参加「民の力発揮の仕組み」についてアイデア募集を開始した
 http://www.city.yokohama.jp/me/kikaku/seisaku/

■来年度にはe-Japan推進計画に基づく電子政府・電子市役所がスタートする。
頭から総背番号制と感覚的に拒否するのではなく、IT時代の行政を真に住民
本位の電子市役所にするためにITのメリットをどう生かすか、われわれ市民
こそが積極的に発言しなければならない。ITを通じて市民が直接、政策決定
に参画するe-Democracyの実現こそ、行政任せではない、自立した市民の冷静
な判断力と責任ある提言能力が試される時代がくると言えるのではなかろうか。

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6.「TaKMiが贈るワクワクIT福袋」 (4)   青葉区 千葉恭弘
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  〜Webサービスはシステム自動化の希望の星?〜

今回は前回のXMLの話題に続いて、今、ビジネスの場で一大ブレーク中のWeb
サービス(Web Services)についてその概要をお伝えしたいと思います。

◆Webサービスって大騒ぎすることなの?
インターネットが日常の私たちの生活に急激に浸透してきて、今やWebサイト
を覗かない日は一日として無いほどの影響力を持つまでになりました。日頃
サイトをアクセスして情報を検索したり、ECサイトでショッピングしたり、
自分でホームページを作って情報発信をしたり、これってWebのサービスでし
ょう?今更大騒ぎすることはないと思いますが!----こんな声が聞こえてきそ
うですね。確かにWebサービスはインターネットの機能を最大に使ったWeb上の
アプリケーションであることは事実ですが、最近ビジネスで「Webサービス」と
言った場合、もっと特別な意味を持っているのです。ネーミングが誤解を呼ん
でいますね。Webサイトをブラウザを使ってアクセスするのは人間ですが、
「Webサービス」ではコンピュータ・システムがこれを実行します。いわばイン
ターネットを使ったコンピュータによる自動的システム連携の技術ということ
ができます。何だか難しくて面倒くさそう....と放り投げないで、もうちょっ
と付き合って下さい。

◆Webサービスの実際例
実際に以下のサイトをご覧下さい。これはインターネットで辞書を使った検索
サービスの実験サイトです。
http://btonic.est.co.jp/NetDicTest/TestV05.aspx/

何だ、普通の検索サイトとなにも違わないじゃない!....そうです、私たちが
このサイトをアクセスする場合はWebブラウザを使ってhttp手順でサイトに繋
がり、htmlで表現されたページ・イメージが回答として戻ってくるからです。
しかし、この検索サイトでは実際に辞書データベースのある別のマシンとの間
をWebサービスの技術を用いて連携しているのです。この間のやりとりは検索
要求者には見えません。そういっても今までにだって異なったシステム同士が
自動連携してたじゃないかという反論が戻ってきそうです。従来の仕方と今の
Webサービスのやり方とはどこが違うか、この点を簡単に説明してみましょう。

◆Webサービス登場の背景
従来から異なったシステムを連携させるということは言うほどには簡単ではあり
ませんでした。コンピュータ同士をネットワークで結び、お互いにやりとりする
データの形式を決め、やりとりのタイミングとか不測のエラーの扱い、相手のマ
シンがダウンしていたらどうするか、一つのシステムが変更されたら他のシステ
ムも変更しなければならない、等々。お互いのシステムが直接に影響を与えると
いう点でこのような連携は「密結合」と呼ばれ、システム開発にも莫大な費用が
かかる上に、一企業内ならいざ知らず他企業との連携などは実現するのは至難の
技でした。そこにインターネットの急激な普及という追い風を迎えました。

長引く不況から脱出するために企業の体質改善が絶対的命題になりました。ネッ
トワーク・インフラの整備が進むにつれ、インターネットのメリットを最大に活
かそうと、商習慣から企業のカルチャーまで激変しています。もともとインター
ネットは多くの主体が自律的に振舞う分散化された世界です。互いの結びつきも
緩やかな結合、いわば「疎結合」の舞台です。システム連携の場でも「疎結」の
ソリューションを求めて新しい技術を適用しようという時代の要請が顕在化して
きたのです。Webサービスは正に「疎結合」を目指すシステム連携技術なのです。

◆Webサービスの仕組み
私たちがインターネット上で何らかのサービスを受けようとすると、どうするで
しょうか。まずそのサービスがどこで受けられるか、そのサービスのサイトを
検索エンジンを使って探し出すことから始めますね。サービスを提供する主体
は、サービスを受け付けるWebサイトを開設し、そのサービスの内容をWebページ
に明記し、利用者がサービスを容易にアクセスできるように検索サイトに登録
します。これは正にWeb上でのサービスを利用する際の仕組みとも言えます。
この仕組みは最近ではサービス指向アーキテクチャ(SOA)などと呼ばれ、機能的
に次のような要素で構成されていると考えられます。
 ○サービス提供者(Service Provider)
 ○サービス利用者(Service Client)
 ○サービス仲介者(Service Broker)

Webサービスも基本的にこのモデルで考えることができます。ただし、人間に
よる実行系ではなくこの3つの構成要素がすべてコンピュータ・システムで
あることです。このシステム間で「疎結合」を実現させるために重要なのが、
前回紹介したXMLをベースとしたデータ交換なのです。システム間の連携が
どの様にとられるかをざっと見てみましょう。
(1)サービス提供者
 *サービス提供者は実際にサービスを実現するシステムを構築します。
 *このサービスの内容はWebサービス記述言語(WSDL)を用いて利用者に分かる
  ように明記されます(入出力仕様などの取り決め、言語、etc)。
 *インターネットからアクセスできるようにWebサイトを開設します。
 *利用者の検索に対応するために外部のサービス仲介者にこの内容を登録し
  ます。
 *利用者のアクセスに応答し、WSDLで規定されたサービスを提供します。
(2)サービス仲介者
 *サービス仲介者はUDDI(Universal Description,Discovery and Integration)
  と呼ばれ、利用者からのサービス検索要求に応え、登録データベースを探
  して、合致するサービス提供者の情報(WSDLの在り処)を利用者に知らせます。
(3)サービス利用者
 *サービス利用者は希望するサービスの提供者を仲介者(UDDI)に問合せします。
  この時、キーワード検索などの機能を用いることができます。
 *仲介者(UDDI)からの回答から自分の要求するサービスの提供者を確定します。
 *通知されたWSDLの在り処からサービス提供者との間の連携を実現する方法を
  確認します。
 *サービス提供者との間はSOAP(Simple Object Access Protocol)と呼ばれる
  手順でデータの交換が行われます。
 *SOAPはデータを包む封筒のようなもので、これ自体がXMLで定義されてい
  ます。
  封筒の中にはヘッダーとボディーがあり、宛先や種類の識別やXMLで表さ
  れたデータそのものが含まれます。

この様にみてくると通常私たちが人手で実行しているWebアクセスの手順と変
わりません。これがすべて自動化されて運用される必要があるわけで、そのた
めにもコンピュータ同士が理解できる標準化された手順とデータ交換の手段が
必要で、ここにXMLがフルに利用されている最大の理由があります。

◆Webサービスの舞台裏
Webサービスの最近の大ブレークはどうもコンピュータシステム・ベンダー主
導の色彩が濃厚です。現在のWebサービスを活発に推進している母体は規格の
制定や利用基準などを決めている組織の他に、技術的な実装を推進するベンダ
ー主体のグループがあり、大別すると2つに別れます。
 ○ドット・ネット(.NET)陣営----マイクロソフト主導のソリューション
 ○J2EE陣営----IBM、サンなどのJava技術をベースにしたグループ
2つの陣営とも市場のガバナンスを求めて熾烈な競争を展開しています。問題は
それぞれが独自のユーザ囲い込みをする結果、相互のシステムが連動できなく
なることですが、最近では技術的に相互可動性を上げようという方向が出てき
ています。

◆Webサービスの利用分野
Webサービスは何に使えるのでしょうか?これには確実な答えはありません。
今まで手作業で外部のサービスと繋いでいたところで、効率化を求められる状況
ではWebサービス導入の可能性が大きいといえるでしょう。あまり人間の判断が
必要無いプロセスや、人間処理系とうまく切り分けられるところでしょう。
資料*1によると次のようなアプリケーションが実際に稼動しているようです。
 *決済代行(オリックス、KDDI)
 *販売計画/実績の情報提供(カスミ)
 *企業会計の分析情報提供(東京工業大学ほか)
 *新人歌手のファン・クラブ(富士通・NTT研究所ほか)
 *書籍コードの検索(イースト)
 *企業の信用情報提供(リスクモンスター)
 *生産管理などの支援情報提供(稲畑産業)
 *社内人材教育コースの検索(リコーテクノシステムズ、豆蔵)
 *在庫照会、見積もり、発注(日立ソフトウェアエンジニアリング、山久)
 *人事管理(クボタ)

Webサービスの普及にはまだまだ解決しなければならない技術的な問題が山積
しています。特にネットワーク上のセキュリティの問題、取引主体のID認
識、個人情報の秘守問題、サービス遂行のプロセス管理、システム自動処理自
体の適否、などなど。今後、実際の運用経験を積み重ね、有益なノウハウが蓄
積されていくと期待しています。

資料*1 「Webサービス完全ガイド」日経BP社発行

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「TaKMiが贈るワクワクIT福袋」第1回シリーズの千葉担当分はこれで
ひとまず終了です。福袋になっていたかどうか心配ですが、毎回大きなテーマで
限られたスペースでは中途半端な感じが否めません。ここまでがまんして付き合
って頂いたTaKMiの読者の皆様に感謝いたします。

 
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7.編集後記 
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IT福袋の1番バッターの千葉さんのシリーズが終了しました。難しい内容も
たくさんありIT初心者のバスガイドは途中で泣きたくなりました。でも、本
屋に並んでいたら絶対見ない内容も、オムニバスで送られてきたらなんとか見
ようと努力をします。みなさんはいかがでしたか・・・?  知らない間に自
分の得意分野、分かり易いものしか読まなくなってはいませんか? 異分野・
異業種交流が、頭の切り替えには必要です。さて、次は何が飛び出すか? 
ワクワクして、待ってて下さいね。

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