2001年07月15日

「横浜オムニバス通信」 4号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌" 
       「横浜オムニバス通信」 4号
           発行日 7月 15日
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  □□□ 1.夏季スペシャル「北欧見聞録」   □  
□ □ 2.市民活動イベント情報          □
□ □ 3.横浜丘の手便り       □    
 □  □□   4.市民活動紹介                 □
 □□□□□□  5.エッセー               □□ 
□ □○○ □□ 6.編集後記       □□□    
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□□□     
     ○○   ○○ 
"だれでも乗れる(載れる)、空でも走る横浜のバス方式の心意気" 
横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm


今回またしても、ガイドが運転しています。どこへ行くかが心配です…
まず、お知らせから…オムニバスも夏休みを取ります。5号の発行を8月
19日に予定しています。投稿される方はそのつもりでお願いしますね。                                     
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 1.夏季スペシャル「北欧見聞録」
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■■■北欧見聞録(2) 北欧はIT先進国 「寒い長い冬と変革の精神」
                           青葉区 中谷英世

空から見るフィンランドの大地は無数の湖とそれを囲む緑、緑。1戸に1つの
湖があるというSUOMIの国です。しかし、人口僅か500万人のこの国には
世界のIT企業Nokia本社があります。Linuxの開発もこの国の青年。ヘルシン
キ空港ロビーではインターネットの端末が数箇所おかれていました。勿論メー
ルも出来ます。利用料はカード払い。街中では歩きながら携帯電話で話す人々
で溢れていました。携帯普及率65%世界一と聞きました。(日本は41%)また、
インターネットの普及率は北欧4カ国が40%台でアメリカに継いで上位を占
めています。(日本25%)

■ なぜ、北欧で携帯やPCが普及したのか?その理由は厳しい寒さと太陽のな
い長い冬だそうです。自動車が雪に閉じ込められたら命取り、だから携帯電話
は必需品。スキーとサウナ以外の屋内の楽しみはネットゲームやクリック一っ
で買い物できるバーチャルショッピング。

■ 北欧諸国では既に80年代に移動電話の普及が始まりました。その先端を切
ったのがNokia社、時代の変化を察知、パルプ・鉄鋼・電力の重厚長大部門を
いち早く整理し携帯電話事業に大転換、今日、30%の世界一のシェアを誇る世
界のIT産業を築いたそうです。

私はお目にかからなかったのですが、街角のペプシ自販機に電話番号が書いて
あり、携帯で商品番号をダイアルするとペプシが出てくる。代金は通話料と一
緒にバンクから引き落とす仕組み。モバイルペイが本格化し、携帯は財布代わ
りになるとか。一歩先をいってますね。

■ ホテルの部屋ではテレビの前に、ワイヤレスのキーボードが置かれています。
画面にはTV、Web、E-mail、Hotelなどの選択画面も現れます。TVチャン
ネルもこのキーボードで選局です。つまり、TVとPCが合体したITテレビ
なのです。NCCニュースを見ながら画面下に現れるファイナンスやスポーツ
項目にカーソルを合わせEnterを押せば、データー情報にサーフしていきます。
E-mailもこのキーボードで打てます。

北欧のどの国のホテルでも、ITテレビが置かれていました。ノルエーのフィ
ヨルドの山奥のリゾートホテルでも同じようにテレビでE-mailが使えます。
ただ、利用料は1分30円程、安くはありません。

現地在住の女性ガイドの話では、家庭でもデジタルテレビを見ているとのこと
で、既に北欧では地上波デジタル放送が始まっていました。日本は衛星は昨年
から、地上波は2年後です。

■ エリクソン本社があるストックホルム。繁華街の中心にあるデザインセンタ
ー、その一角にPCを数十台ならべたITカフェがあり、安い利用料金で大勢
の若者がPCに向かっていました。ここでも空港にも、駅にも人の集まるとこ
ろには洒落たデザインの街頭PCが置かれていました。

■ 北欧各国のIT化の歩みは携帯電話に始まり、今や次世代のモバイルPCの
時代へと着実な発展を続けています。北欧の先進性の成功は、1980年代から、
政府が先頭切ってIT知識を国民全体に広める事業を展開、IT人材の育成に
注力した先見性にあると聞きました。

日本では遅れた官の支援なくとも、青葉区民のPC普及世帯率71%は、北欧
なみ。市民の自力の先進性は大いに自慢できます。これからがTaKMiの出
番、市民社会にどう生かすかが課題ですね。

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 2.市民活動イベント情報   
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★★住み良い街づくりのために―都筑区まちづくりプラン素案閲覧スタート

都筑区がまちづくりプランを公開し、広く一般市民から意見・要望を募ろう
と『都市マス・カフェ』をオープンします。
 日時:7月20日14:00〜
 会場:都筑区役所一階ホール  
パネル展示とコーヒーを飲みながらの意見交換を実施するという新しい試みで
す。あらゆる世代、新しい住民の参加を呼びかけます。またファックスやメー
ルでも意見を送れます。
都筑区役所 FAX(948)2239
      e-mail: tzk-plan@city.yokohama.jp

関連記事:タウンニュース 都筑版6月28日発行号
http://www.townnews.co.jp/kizidata/1_thu/tsuduki/6_28/tuz_top1.html

★★創造と森の声2001     「森の共創樂」

夏の森で一緒にアート・イベントをつくりましょう!
『横浜国際野外美術展‘97』から始まった森での活動は『‘98アート・コン
サート』『‘99子どもたちのアートパーク』『2000アジアの森から』と続いて
きました。今年のテーマは『共に創造し楽しむ』

会期:7月20日(金)〜8月31日(金)
活動場所:横浜動物の森公園予定地(横浜市緑区三保町)
     JR中山駅より徒歩30分、バス利用「三保橋」下車徒歩15分
募集!!
1. 共同制作『共創樂』A,B,C参加者
2. オープン参加『森民作家』
説明会:7月29日(日)10:00〜予定
問合せ・申し込み 石山 tel/fax:045-933-1460(18:00〜)


★★生涯現役あおば会 第66回リラックスフォーラムのおしらせ

『地域活動はとどまるところを知らない』
  プレゼンティタ:小池由美
 日時:7月28日(土) 13:30〜16:30
 場所:山内地区センター 3階会議室2
    (田園都市線 あざみ野駅下車徒歩二分)
 資料代:500円(資料+お茶他)
 問合せ:桑田 045−973−3922
     伊藤 045−901−9539
     HP http://village.infoweb.ne.jp/~fwgl2260/

★★ヨコハマ丘の手
 TSUZUKI POP FESTIVAL 2001

今年もやります!!!真夏の風と野外ライブ 音楽を通してまちづくり・・

 日時:7月28日(土) 14:00スタート
 場所:センター南駅・すきっぷ広場
   横浜市営地下鉄センター南駅港北東急側
 主催:横浜ロックサークル
 後援:都筑区/横浜市交通局/都筑舞台文化協会/都筑軽音楽協会
 出演バンド:中高生バンド多数/BIG NOISE BAND/SHUT DOWN/BEAT POPS
 Papas &Mama'ッス/THE HONE JACKS /THE FJC BAND /Gaa-nie-loch
 YRC ALL STARS
 ゲスト:和田静男(元ダウンタウンブギウギバンド・リードギター)

雨天の場合は7月29日(日)に順延
◎スタッフ募集中
連絡先:横浜ロックサークル 電話/FAX 941−8364(飯塚芳子)
HP http://yokohama-rc.hoops.ne.jp


★★やすければいいの!? エコからエコを考える
  青葉区生涯学級《環境問題学級》6回講座の申し込みお知らせ

 場所:青葉区役所304会議室  
 時間:10:00〜12:00(全講座)
 定員:30名(多数の場合抽選)
 日程とプログラム:
 #1 9月6日(木)  輸入品の安さの秘密は?
 #2 9月14日(木) 貿易ゲーム 体験しよう!日本と途上国の関係
 #3 9月20日(木) 企業に迫るエコロジーの嵐
 #4 9月27日(木) ムダなし買物術と処分術
 #5 10月4日(木) Tea & Talk グリーンコンシューマーにチャレンジ
 #6 10月11日(木)実践!エコ・エコライフを楽しもう

 参加費:全会通して 600円
    #1と#6は、公開講座 公開講座のみは、1回200円 
 申し込み・問い合わせ:
 講座名、住所、氏名、電話番号、保育の必要の場合:子どもの名前と
 生年月日を書いて、bergfeld@rf.catv.ne.jp まで。

 締切:7月25日(水)
*公開講座のみの方は直接会場へ 申し込み不用


★★青葉区夏休み子ども歴史教室(全2回)
        「青葉区の歴史」を土の中からみつけよう!

 第1回 7月30日(月)9:00〜11:45
    「土の中から見よう、大昔の人びとの生活」
    寺下遺跡発掘現場と稲荷前古墳の見学
     古墳を見て、お話を聞いてスケッチしてみよう!
 第2回 8月23日(木)10:00〜12:00
    「青葉区の民話と地名の由来」
    どのような民話が残っているの? 地名はどうして出来たの?
  
 会場:1回目は区役所ロビーに集合 2回目は区役所会議室
 参加費:無料
 募集人員:30人(応募多数の時は抽選)
      小学4年生〜6年生(青葉区在住に限る)
 申し込み・問い合わせ
  往復はがきに講座名「夏休みこども歴史教室」と、住所、氏名、電話、
  小学校名・学年、参加希望の内容、
  はがき1枚に2名まで有効(父兄同伴はご遠慮下さい)

225−0024 青葉区いちがお町31−4
青葉区役所地域振興課生涯学習支援係 「夏休み子ども歴史教室」担当
Tel 045−978−2295

 締切:7月18日(水) 
**締切が迫っています。でも何とか参加したい人は、電話でまず問い合わせ
てください。 詳しくは 広報「あおば」7月号をご覧下さい。

☆☆みみより:市民活動を支える施設 
 ★緑区生涯学習支援センター
  「出会いと交流の場です」
  場所:緑区役所2F 20番窓口
  利用時間:8:45〜17:15
  月曜日〜金曜日 
 ★目玉情報
  機材のお奨めは、液晶プロジェクターです。 
  Aiwa xv-c1 という機種です。ビデオプロジェクターにもなりますし、
  pcプロジェクターにもなります(pcの機種によりコンバータが必要
  になるときは、コンバータの貸出もしますとのこと=緑区オンライン
  学級が購入したものだそうです。)
 ★ボランティア登録 「ちょっと先生」

 詳しく知りたいひとは TaKMiのHPへ 

   http://homepage2.nifty.com/TaKMi/midori0001.htm               
      
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◆市民活動イベント情報の募集
横浜の北部の市民活動イベント情報の掲載を希望される方はイベント情報
を下記まで、本欄の様式に習いEメールでお送りください。(掲載は無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。

横浜オムニバス通信編集部:E-Mail:TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池) 

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 3.横浜丘の手便り   
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■■ 緑道(オムニバス)・・・・・  (2) 都筑区  江幡千代子

「ニュータウンの緑道」が、どんな記憶を包んでいるかは私たち新住民には
わからない。

横浜市は、開発の条件として地権者に土地の3割を公共用地として提供を義務
づけた(減歩)。だから緑道には地権者への配慮として、土地の記憶を残す工
夫がされているという。
まず1987年春から約2年間、毎月みんなで緑道を歩くことにした。
「鴨池」に集合して東に西にの「じぐざぐさんぽ」だ。そして面白いことに気
がついた。緑道から脇にそれたニュータウン以外の山道や農道、人家の里道が
どきどきと楽しいのだ。道は家の庭先につながり、おばあちゃんがござを広げ
て干し物をしている。道の角に赤い衣装を着たお地蔵さんが並び、花が飾られ
ている。
それらは公道の「緑道」にはない。土地の人たちのそんな「記憶」を盛り込む
のは短期間の図面上では無理というもの。
真っ新な生まれたばかりの緑道が私たちの前に広がっている。
その緑道を、私たちはまず生協の祭りの会場にした。陸橋の下のトンネルはそ
の響きを生かしてバロックコンサートに。 そのそばにはカフェテラスを設け
た。
 緑道100はフリーマーケットに。少女たちが芝の上でダンスをしている。
森を走り回ってクイズラリーをしている。
1995年、その同じ会場葛が谷公園で私たちは「第一回つづきの丘薪能」を
開催した。3000人の観客が中秋の名月の下、虫の音に包まれながら「松風」
「村雨」の舞いに酔った。緑道には竹で作った「行灯」がゆれていた。

 私たちの生活の記憶を刻んで、緑道は続いていきます。
 今後も、このテーマを続けます。みなさんの投稿を、お待ちします                         
☆みみより:緑道マップづくりが進んでいます…
都筑区区政推進カの企画調査係では、今緑道マップを作成中。「緑道がどうつ
ながっているのか、みどころは、休憩所やトイレは…具体的な情報が欲しいで
す・・」 
  全長15キロのイラストマップの出現はもうまじか…
        港北ニュータウン「ふれあい」第20号 6/2001より


■■「横浜丘の手」のまちづくり (4)… 都筑区  福富 洋一郎

           横浜の「森づくり」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

前回まで、横浜丘の手の「川づくり」、住民参加の「道づくり」を、お話し
しましたが、今回は、「森づくり」の動きを、ご紹介します。「まちづくり」
の重要な要素として、川、道とくれば、横浜では、次は「森」・「谷戸」とな
ります。
横浜北部の「丘の手」は、多摩丘陵と下末吉台地に、鶴見川が長い年月をか
けて削って出来た、「谷戸」と呼ばれる谷間と丘とが、連綿と続いています。
最近、急速に開発されたといっても、残された雑木林や谷戸をフィールドとし
て公園愛護会や自主活動団体が、下草刈りや間伐等の作業をし、自ら汗をかき
ながら、緑の保全活動に取り組んでいます。
私は、「恩田の谷戸ファンクラブ」の一員として、農家の方々に教えてもら
いながら稲作や炭焼きの体験をしました。また、港北ニュータウン全域で、緑
にかかわる市民グループが「港北NT緑の会」というネットワークを組み、横
浜市緑政局と協働で「横浜の森づくり」を進めています。
単に、きつい作業ばかりでなく、作業後の竹のコップでの一杯や、森で、バ
ームクーヘンを作って食べたり、楽しい行事を交えながら、市民と行政と協働
で、継続的に、都市の自然環境を保全する動きが広がっていることは、嬉しい
ことです。近くに「よい緑」があったら、それに関わっている市民団体がある
と思います。皆さん方の参加を期待しているかもしれません。

http://www.city.yokohama.jp/me/cplan/green/mori_voluntier.html
   

■■ つづきMLの現状と課題(全3回)    都筑区  柴谷 知宏

第2回 意外と面白いコミュニケーション手段

 それでは、実際にはどのような情報がやり取りされているのでしょうか。
地域を題材にしたメーリングリストではその地域の話題のみしか扱わないと
いうところが多いようです。しかし、つづきMLのスタンスはあくまで「都
筑という地域に住んでいる人から興味のある人まで、様々な方々の情報交換
の場」としています。そのため、都筑区周辺の飲食店の話や幼稚園の入園願
書の行列問題、生活情報、そしてディズニーランドや通信環境、都筑へ来る
前に住んでいた地域の話題まで、メールを出す人がちょっとでも興味のある
ことは何でもOKという状態になっています。また、地域のイベント情報や
個人経営店のキャンペーンのお知らせも流れています。
 なぜ管理人である私がこのような状況を容認しているかと申しますと、ど
んな情報であっても興味のある人がたった一人でもいる可能性があるのなら
ばメーリングリストに流れる価値のある話題だ、と考えているからです。コ
ミュニケーションは意外なところからスタートします。そこから自分の知ら
なかったことを見つけられることは多々あります。たとえ何かの勧誘であっ
てもそれに対して流した側が答えれば立派な「情報交換」です。無からは何
も生まれませんが、雑音からは何かが得られる場合があると思うのです。
 500人という規模に膨れ上がった状況にもかかわらず、ほとんど辞める
人がいないというのはおそらくこうした管理人のスタンスが理解され、また
そういう場を求めている人がいらっしゃる証拠だと私は考えています。

 _/_/_/_/_/_/_/柴谷 知宏 (Shibatani Tomohiro)_/_/_/_/_/_/_/
 横浜都筑・港北ニュータウンメーリングリスト(つづきML)
&横浜青葉メーリングリスト(あおばML)
 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/主宰 兼 かんりにん_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
 あ お ば M L:http://www.japanml.net/aoba/
 つ づ き M L:http://www.japanml.net/tsuzuki/
 お 問 合 わ せ:admin@japanml.net
 私信はこちらへ:shibatani@mail.office.ne.jp

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◇◇みなさまのお勧め散歩道と公園の情報募集◇◇
丘の手の自然が残ったお勧め散歩道と公園の情報をお寄せください。
E-Mail:TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)

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 4.市民活動紹介   
□□□□――――――――――――――――――――――――――――

◆◇「猫の手クラブ」   代表 増山  045−974−0465
 コンセプトは「ボランティアグループをサポートするボランティア」です。
現在、福祉ボランティア活動は女性パワーに支えられていると言っても過言で
はないという現実を踏まえ、私達は活動の軸足を次の2点に置きます。
1)女性の比較的苦手な分野だけをカバーするスキマ型ボランティアである。
2)相手の家庭内に立ち入っての作業となるため、信用上の理由から既存ボラ
  ンティアグループの紹介で活動する。
とりあえずは、高齢核家族・障害核家族・母子家庭の、水道の蛇口からの水漏
れ修理と電球や蛍光灯の交換などから始め、将来的には自分達の体力に合っ
た分野へ活動の領域を発展させて行きたいと考えています。
 また、これらの活動を通して知った家族の災害時の安否確認などにも発展さ
せられたらと願っていますが、この意味から各町内会・自治会等に少なくとも
一人のメンバーが居るようになって欲しいと願っています。

  
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 5.エッセー   
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《《《《《介護とインターネット」−1− 》》》》》  栄区 藤田幸子

 オペラで優雅に幕を開けたこのエッセイですが、今度はぐっと趣を変えて
介護とインターネットの体験についてお話ししましょう。
 介護と言えば、何となく暗いイメージで、それに反してインターネットは
なにか未来性に満ち、明るいイメージで両極にある感じです。それが、どう
結びついて行くのでしょう。
 私は、12年前脳卒中で倒れた義母を寝たきりにさせないために横浜市から
夫の郷里・広島県新市町へ月に1週間ほど世話に通っていましたが、義父の
急死を機に5年半前から新市町に移り住んで、介護に専念する日々が始まり
ました。それまでの旅行や登山、テニス、コーラスなどの活動的な生活が一
転、長時間家を離れることができないうえ、愚痴をこぼせる友人もいない生
活に変わりました。
 そんな時、気分転換のため、夫にすすめられて始めたのがパソコンでした。
インターネットには全く素人の主婦が、幸運にも恵まれてホームページを開
設し、英語のページも作りましたら、国内ばかりではなく世界各国からメー
ルが送られてくるようになりました。人付き合いの好きな私は、家にいなが
ら思いがけなく多くの人と交流できるようになったのです。5年前のことです。
 家にいて、介護の合間の、自分の都合のよい時間に、空いた時間だけ、
メールを書いたり、ホームページにアクセスして交流を楽しめるインターネッ
トは、外へ出かけられない障害者や介護者のまさに癒しの場になるのです。

次回はどのように発展するのでしょうか。お楽しみに。


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 6.編集後記  
□□□□□□――――――――――――――――――――――――――

市民利用施設をあちらこちら現場に行って取材しています。地域活動は
顔の見える関係が大切です。地域活動の広がりは生活の広がりと同じです。
この活動にこの領域と決まっているわけではありません。
どこでどんな『宝物・宝者・宝もの』に会うかもしれません・・・
ITはそれをちょっとお手伝い。
今回のオムニバス通信で、あなたは何か「たからもの」をみつけることが
出来たでしょうか…

横浜に在住の方で「横浜オムニバス通信」「TaKMi」の活動に参加し
たい方は気軽に下記宛先までEメールでご連絡下さい。

「横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL: http://takmi.ciao.jp/sub/ 
   http://takmi.ciao.jp/xoops/

港北ニュータウン・緑道(2)

■■ 港北ニュータウン・緑道(2)・・・・・・・  都筑区  江幡千代子

「ニュータウンの緑道」が、どんな記憶を包んでいるかは私たち新住民にはわからない。

横浜市は、開発の条件として地権者に土地の3割を公共用地として提供を義務づけた(減歩)。だから緑道には地権者への配慮として、土地の記憶を残す工夫がされているという。
まず1987年春から約2年間、毎月みんなで緑道を歩くことにした。「鴨池」に集合して東に西にの「じぐざぐさんぽ」だ。そして面白いことに気がついた。緑道から脇にそれたニュータウン以外の山道や農道、人家の里道がどきどきと楽しいのだ。道は家の庭先につながり、おばあちゃんがござを広げて干し物をしている。道の角に赤い衣装を着たお地蔵さんが並び、花が飾られている。
それらは公道の「緑道」にはない。土地の人たちのそんな「記憶」を盛り込むのは短期間の図面上では無理というもの。真っ新な生まれたばかりの緑道が私たちの前に広がっている。
その緑道を、私たちはまず生協の祭りの会場にした。陸橋の下のトンネルはその響きを生かしてバロックコンサートに。 そのそばにはカフェテラスを設けた。
 緑道100はフリーマーケットに。少女たちが芝の上でダンスをしている。森を走り回ってクイズラリーをしている。
1995年、その同じ会場葛が谷公園で私たちは「第一回つづきの丘薪能」を開催した。3000人の観客が中秋の名月の下、虫の音に包まれながら「松風」「村雨」の舞いに酔った。緑道には竹で作った「行灯」がゆれていた。

 私たちの生活の記憶を刻んで、緑道は続いていきます。
                        
☆みみより:緑道マップづくりが進んでいます…
都筑区区政推進カの企画調査係では、今緑道マップを作成中。「緑道がどうつ
ながっているのか、みどころは、休憩所やトイレは…具体的な情報が欲しいで
す・・」 
  全長15キロのイラストマップの出現はもうまじか…
        港北ニュータウン「ふれあい」第20号 6/2001より

2001年07月01日

「横浜オムニバス通信」 3号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌" 
       「横浜オムニバス通信」 3号
           発行日 7月 1日
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  □□□ 1.夏季スペシャル「北欧見聞録」   □  
□ □ 2.市民活動イベント情報          □
□ □ 3.横浜丘の手便り       □    
 □  □□   4.市民活動紹介                 □
 □□□□□□  5.エッセー               □□ 
□ □○○ □□ 6.編集後記       □□□    
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□□□     
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"だれでも乗れる(載れる)、空でも走る横浜のバス方式の心意気" 
横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm
                                      

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 1.夏季スペシャル「北欧見聞録」
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☆☆☆ 北欧見聞録(1)     ・・・・・・・青葉区 中谷英世

神秘のフィヨルド、森と湖の国に憧れて、6月初旬、北欧を旅して来ました。
季節は丁度、白夜の季節、北欧は既に2ヶ月もの長い夏休みが始まっていまし
た。北欧といえば、美しい自然と社会福祉天国とのイメージですが、行ってび
っくり大変な最先端技術先進国であり、ヨーロッパ一の大産油国(ノルウエー)
であり、その豊さの中で女性の社会進出が世界一に進んでいる国々です。

■ 「北欧の女性たち」
ストックホルムの中心、メラーレン湖に美しい金色の塔を映す市庁舎。ここ
の大ホールで毎年ノーベル賞受賞祝賀パーティが開かれることでも有名です。
ここの立派な市議会議事堂は、重厚古風な佇まいながら電子投票システムが装
備。もっと驚きは一番広い部屋が女性議員専用室、勿論授乳やおしめ換えベッ
トも完備。それもその筈、市議会議員 101名の半数は女性で占められ、完全な
男女共同参画社会が実現していたことです。1960年代「股の間に何があるかが
問題ではない、問題は耳の間に何があるかだ」と過激なスローガンを掲げた女
性解放運動が北欧を席捲した時代がありました。今、金髪をなびかせた美しく
偉丈夫な女性たちがビジネス街を闊歩し、乳母車を押す男性を数多く見かけま
した。
 先日発表された日本政府の「男女共同参画白書」によりますとGEM(組織
の意思決定への女性の参加度を示す指数)の4位までが北欧のノルエー、アイ
スランド、スエーデン、デンマークが占め、日本は国際水準から大きく遅れて
41位とか。それほど北欧は女性先進国なのです。もっとも、最低所得税率40%、
消費税率20〜25%の重税のため、共働きしないと生活をエンジョイできないか
らだと言う人もいますが、家庭の主婦というカテゴリーはもはや存在しないと
か。
 だだ、男女共同参画先進国の悩みは50%もの驚くべき離婚率の高さです。家
事の下手な男性、おしめ換えが出来ない夫はまず間違いなく離婚される。ホン
トです。そう言えば空港の男性トイレにも必ずオムツ換えのベットがありまし
た。そしてもっと深刻なのが、片親家庭急増の中で子供たちをどのように育て
るかの教育問題が、今、この国々の最大テーマです。完備した保育施設や社会
福祉の制度だけでは解決できない難しい親と子の心の問題に直面し、女性先進
国は新たな課題の解決に立ち向かおうとしています。
 オスロの空港で見かけた、徴兵に行くであろう幼顔の兵士を、中年の夫婦が
抱きしめている別れの光景が、未だに脳裏から消えないのは何故だろうか?
そういえば北欧各国の軍隊は国連平和維持軍の主力だつたことを思い出しまし
た。

■北欧IT先進国事情、景観保全第一自動販売機皆無、自動車を締め出す街な
ど追々ご報告します。

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 2.市民活動イベント情報   
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◆イベント情報は開催の早いものから並んでいます。

★★ライフサイクルの中で子育てを考える会 ビデオ上映会
 
夏休み前に学校のこと、子育てのことなどをビデオを観て考えて、いろいろ
おしゃべりしませんか?是非、気軽にお越し下さい。

日 時:7月4日(水)AM10:00〜12:00
場 所:都筑公会堂第2会議室
上映ビデオ:「本があって、人がいて」岡山市立の小中学校図書館の紹介
       「クラスのない小学校」横浜市立本町小学校の紹介
資料代:100円 先着30名
申込み・問合せ:栗田 045−941−2904
          E-mail:kosodate@happy.email.ne.jp
http://www.ne.jp/asahi/kosodate/happy/

★★「つづき人交流フェスタ」運営委員大募集!!

都筑区内で活動するさまざまな自主活動グループの活動紹介や生涯学習・ボラ
ンティアに関心のある人の交流会を開催します。この交流会の企画運営する運
営委員を募集します。交流会開催予定は平成14年2〜3月頃。
第1回運営委員会を7月7日(土) 9:30より当都筑区学習支援センターで
開催します。

応募対象者:7月から月2回程度行われる話し合いや準備に参加できる人
申込み締切り:6月30日(締め切りが過ぎていますが、興味のある方は是非
       支援係へご連絡下さい。)
連絡先:電話または、ファックス〔住所・氏名・電話番号を明記)
      都筑区役所地域振興課生涯学習支援係 
      電話:045−948−2236
      FAX: 045−948−2239

■都筑区学習支援センターの紹介は、TaKMiのHPにあります。
 http://homepage2.nifty.com/TaKMi/

★★2001年度《インターネットサロン&ミニサロン》のご案内

ある時は教える側、ある時は教わる側として、教え合い、支え合いの
できる人と出会い、ゆるやかなネットワークを築いていく場です。

内 容: パソコン操作・インターネット体験
対象者:障害のある方、そのご家族・関係者、超高齢者を含む
    ABS21の活動に関心のある方々
場 所:青葉区役所別館 1F 当事者交流室 &/or 相談室
主 催:青葉バリアフリーサポート21・横浜市青葉区社会福祉協議会
日 時:(第2月曜日・第4土曜日 AM 10:00〜12:00)
     7月は、9日(月)・28日(土)10:00〜12:00
     ただし、8月は、8月6日(月)・25日(土) 
月曜日のみ託児あり:要予約 申込み: RH-HQ@egroups.co.jp
詳細はあおばバリアフリーサロンURLをご覧下さい。
 http://www.ran.sakura.ne.jp/~abs21/

★★参議院選の候補者が集結、「ガチンコ」討論会を開催

私たち公開討論会を実現する会は、中立公平な討論会を実現したいという
思いで集まった市民のボランティアグループです。
参議院選挙では県内で 3ヶ所(茅ヶ崎、相模原、横浜)、開催いたします。
6月16日に開催された参議院選・公開討論会茅ヶ崎会場では候補者の方々
の白熱した議論が展開され、大変充実した中身の濃い討論会でした。

<< 参院選公開討論会 in 横浜 スケジュール >>
日 時:7月10日(火) 
開場:18:30、開会:19:00、終了:21:00
会 場:横浜市民文化会館関内ホール
    横浜市中区住吉町4−42 TEL;045-662-1221
入場無料
出演予定者:  (国会勢力順・敬称略)
    小林 温  (自民)、斎藤 勁  (民主)、松 あきら (公明)
宗田 裕之 (共産)、上田 恵子 (社民)、太田 正孝 (自由) 

問合せ窓口:事務局:林 聡志 TEL:090-3962-2018
      メールアドレス:s-h@t3.rim.or.jp     
候補者への質問受付け: http://www.go.to/kanagawa_e2001 

★★北八朔公園たよりから

6月の作業は、萌芽更新地の土留め作業、雑木林に生えた若竹の伐採、旧炭焼
き小屋脇の材料置き場の撤去、コナラ、クヌギ、ホウノキなどの実生苗の採取、
花壇の草むしり・・・駐車場入り口脇にホタルブクロが群生してピンクの花を
つけていました。新しい炭焼き場に小屋掛けが完成しました。
あなたも一緒に、汗を流しませんか?

定例会〔作業〕のお知らせです。
日 時:7月14日 AM:9:00〜
場 所:北八朔公園
会 費:100円。お昼を何か用意します。お楽しみに…
連絡先:北八朔公園愛護会 舟橋 045−934−1201 fax 兼用
             大槻 045−933−5257 fax 兼用

★★「カメラを使って自分の生活アルバムをつくろう!」
            〜夏休みの自由研究としても最適!〜

対象者に一週間カメラで自分の生活空間の中で、「すきなもの」を撮って
もらい、その後、その写真を元に「生活アルバム」を作成します。
夏休みの自由研究としても使えると思いますので、皆さんお誘いあわせの上
ご参加ください。

対象者:港北ニュータウン在住の小学校4.5.6年生
人 数:15〜30名程度
募集期間:〜7月11日(水)  カメラ・各資料の配布:7月15日までに
撮影期間:7月16日(月)〜7月22日(日)

イベント開催「アルバム作り」:7月29日(日)13:00〜
               武蔵工業大学・横浜キャンパスにて
参加:無料(カメラ・フィルム・現像代すべてこちらで持ちます)

イベントの詳しい内容は、下記アドレスのホームページをご覧ください。
http://www.yc.musashi-tech.ac.jp/~g9831220/hassin/workshop/soturon.html

参加希望の方はメールにて、氏名、連絡先を明記のうえ、ご連絡ください。
連絡先:g9831220@yc.musashi-tech.ac.jp

★★『いかだで遊ぼう谷本川2001』のご案内 (再掲)

創刊号で紹介したイベント情報ですが、TaKMiも協力して「あおばく・
川を楽しむ会」のHPが立ち上がりました。HPをご覧になって本イベント
にご参加ください。

身近な川(谷本川)で、自然に触れ、手作りのいかだ遊びの楽しさを
体験しましょう。夏休みの親子むけ環境イベントです。
主 催:いかだで遊ぼう谷本川実行委員会
共 催:財団法人横浜ボランティア協会
日 時:7月21日(土)午前9時〜午後1時(雨天中止)
イベントの詳しい内容は、下記アドレスのホームページをご覧ください。
あおばく・川を楽しむ会: http://www31.freeweb.ne.jp/area/ikadar/

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◆市民活動イベント情報の募集
横浜の北部の市民活動イベント情報の掲載を希望される方はイベント情報
を下記まで、本欄の様式に習いEメールでお送りください。(掲載は無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。

横浜オムニバス通信編集部 E-Mail:TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
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 3.横浜丘の手便り   
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■■ 港北ニュータウン・緑道 (1)・・・・・都筑区  江幡千代子

。。。ひとのみち・緑道。。。
                          
 15年前の夏。転居してきた翌日、買い物のため団地を出た。雑木が両側に
木陰をつくる涼しい道だった。10分あまりの近隣センターまで、その道を歩
きながら感じた幸福感が忘れられない。敷石、蛇行した階段の先に光る池があ
って、鴨が泳いでいた。植え込みも深い広々とした歩道橋。その先には小高い
丘があって、銅板葺きの立派なあずまやがあり、深い斜面には巨大な杉の木が
林立していた。緑道は二股に分かれ、何処までも続いていた。
 あの至福感の理由。端的に言える。自然に出来た道ではなく、人が、デザイ
ンした道だからだ。そこには、センス、熟慮、理想、やさしさが満ちていた。
 後に、それに関わった人たちの話を聞く機会を持って、ニュータウンの理念
を知った。計画都市構想。それは飛鳥田市長時代の昭和40年、スプロール
(乱開発)をさけてはじまっている。
 その理想のまちの骨になる部分が「グリーンマトリックスシステム」で、都
市の中の様々な空間(公園、広場、集合住宅、文化財、神社、仏閣、樹林)の
緑の資源を緑道、歩行者専用道路で結んで体系化するというもの。緑道は総延
長14.5 Km。ぐるりとつながるエンドレスな道だ。

街と季節−愛すべき緑道・公園
http://member.nifty.ne.jp/kntnet/town-green.html
 
 理想のまちニュータウン、その緑道…。その構想の具現化は、そこに住み
はじめた私たちにゆだねられることになる。
 さて、緑道の「つかいこなし」のあれこれは次回に。

■■「横浜丘の手」のまちづくり (3)… 都筑区  福富 洋一郎

    住民参加の「道づくり」

前回は、横浜丘の手の「川づくり」のお話をしました。今回は「道づくり」
の動きを、ご紹介します。道は、川とともに「まちづくり」の重要な要素です。
地元青葉区で、全国で注目されている「住民参加の道路づくり」が、進めら
れていることをご存知ですか。93年から始った「恩田・元石川線(仮称)」
の建設(全長7km)です。通常、都市計画道路を作る時、計画決定段階から
市民の意見を聞く手続きに入りますが、この「恩元線」では、構想段階から市
民参加を開始し、これまでの8年間、アンケート、意見交換会、シンポジウム、
現地見学会、ワークショップ等、あらゆる形態の住民参加方式が実施されまし
た。特に、4年前の「住民参加による道路づくり委員会」には、公募委員とし
て参加する機会を得ましたが、区民(町内会推薦と公募)、行政職員、学者が、
一年半に19回も集まり、丁々発止と意見を述べ合うという貴重な体験をする
ことができました。
道路の必要性、環境の保全など、多くの課題が議論されましたが、道路を作
らない案も、立派な案の一つであると都市計画局が認めたあたりから、市民と
行政の信頼感が少しづつ芽生えてきたようです。今年は、環境アセスの評価な
ど、「道づくり」は続いています。HPにより情報公開されています。

http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/onmoto/onmoto.html

■■つづきMLの現状と課題(全3回)     都筑区  柴谷 知宏

第1回 横浜都筑・港北ニュータウンメーリングリスト事始

 日本各地で様々な人々が集い、色々な活動をしています。横浜市北部はそう
した活動の盛んな地域のひとつです。こうした様々な活動の盛んなこの地域で
も地域のことを知らない、俗に「横浜都民」などと称される方は意外といらっ
しゃるのではないでしょうか。私もそんな一人です。大学に入学し、友人に都
筑区を説明しようにもいったいどういう街でどういうものがあって、どんな計
画があるのか、などということを全くといっていいほど知らなかったのです。
 そこで私は昔からパソコンを触っていたこともあり、まず「緑の小径」とい
うコミュニティへ参加しました。その後、掲示板なども見て回りましたが、も
っと手軽に様々な人と情報のやり取りの出来る手段はないものかと思い、行き
着いたのが、「メーリングリスト」(ML)です。「メーリングリスト」とい
うのはあるメールアドレスへメールを出すと、参加している人全員に同じメー
ルが届くというシステムのことです。このシステムを使って行なうコミュニケ
ーション自体も「メーリングリスト」と称しています。
 まず、都筑区に関するMLがあるかどうかを探したのですが、残念ながらあ
りませんでした。そこで「ないなら自分で立ち上げちゃえ」ということではじ
めてしまったのが「横浜都筑・港北ニュータウンメーリングリスト(つづき
ML)で、1997年12月のことです。
 はじめはなかなかメンバーも増えませんでしたが、Yahooへの登録をき
っかけに急増、現在では参加されているメンバーの数も500人近くとなり、
行政区という狭い地域のメーリングリストとしてはかなりの規模を誇っていま
す。        (横浜都筑・港北ニュータウンメーリングリスト管理人)

つづきML http://www.japanml.net/tsuzuki/
あおばML http://www.japanml.net/aoba/
丘の横浜メールニュース http://www.japanml.net/okahama/

■■「かながわ市民活動情報メールマガジン」5月に創刊。

(財)神奈川県国際交流協会では,県内の市民活動支援機関との協同事業とし
て、5月に「かながわ市民活動情報メールマガジン」を創刊しました。内容は、
国際交流、福祉、教育、環境、まちづくり等の分野で活動する神奈川県内の市
民活動団体が主催するイベント情報、ボランティア・インターン募集情報、市
民活動団体の最新の動きの紹介などです。
発行は,毎月第2・第4週で、購読料は無料。ご購読を希望される方は下記の
ホームページから。
http://www.k-i-a.or.jp/mailmagazine
(問い合わせメールアドレス)
e-mail:magazine2@k-i-a.or.jp

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◇◇みなさまのお勧め散歩道と公園の情報募集◇◇
丘の手の自然が残ったお勧め散歩道と公園の情報をお寄せください。
E-Mail:TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)

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 4.市民活動紹介   
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◆◇港北みりょく発見団・・・・・・・・  港北区  大谷 聰 

かつて綱島に日本一の桃があったことを7年前に知ってから、郷土の歴史や
自然の調査・探訪を実施し、住み良いふるさとづくりを実践してきました。
その成果は、「綱島魅力発見スポット集」「綱島魅力発見マップ」「新羽八景」
「綱島の桃(リーフレット)」等になり、私たちの提案で開催されるようにな
った「綱島桃まつり」等で紹介しています。
また、活動として、平成10年度から、街角や土手の花壇を整備、各所に桃の
木を植樹。平成11年度、竹焼き場整備。平成12年度、綱島のプロムナード整備
を目的に、ルートを歩く自然観察会・まちづくり講演会・ワークショップ等を
開催。各プロムナード沿いの拠点・施設等の改善提案にまとめました。現在ま
での成果をホームページ「つなしまピーチネット」にまとめ、広く皆さんにお
知らせをしています。
 平成13年度計画として、この改善提案実施にむけ、インターネット上に「ま
ちづくり回覧板・仮称」を発刊し、町の合意形成を諮りながら「まちづくり協
議会」を立ち上げたいと考えています。今後、TaKMiの方々との交流を深
め、IT環境整備のための情報等の相互交流、ホーページ活用策等のご指導・
ご支援をいただきたいのでよろしくお願いいたします。
 http://homepage2.nifty.com/y-forest/

★港北みりょく発見団・綱島の桃の会のイベントスケジュール★  
 第3回ホームページづくりを楽しむ集い―港北魅力発見団

 今年3月、綱島のまち・桃・プロムナードを紹介するホームページ「つなし
まピーチネット」を作成しました。皆さんと連携して充実したものにしてゆき
たいと思っています。今回は、「綱島の桃」の試食会も兼ねながら「綱島の桃」
に関する資料などを整理しデータベースを作ります。是非いらしてください。
日 時:7月14日(土)13:00〜16:30
場 所:綱島東口再開発協議会事務所
講 師:森岡裕子 風見武夫 有田典夫
参加費:無料
   申し込み:堤キミ江 TEL 090−8056−2359
             E-mail ky-ksu@mbf.sphere.ne.jp
問い合わせ:大谷聰 TEL 070−5547−3601
             E-mail acu71090@nyc.odn.ne.jp     
  
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 5.エッセー   
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$$「オペラの楽しみ」(第3回) ・・・・・・・・緑区 側島文夫

♪♪「オペラの楽しみは広がる」♪♪

 オペラをはじめとする舞台芸術といわれるものは、多くの作曲家などの芸術
家がいろいろな作品を創作する。美術などとは異なり、それらの作品は、生身
の芸術家によって舞台で演じられて初めて人々に感銘を与えるということが大
きな特徴である。舞台と芸術家は世界中に存在し、時間が経過すれば芸術家も
世代交替することから、舞台芸術は空間的にも時間的にも広がりを持つ。
 かくして、世界各国の劇場で、毎晩のように多様なオペラが演じられ、それ
を楽しむために多くの観客が足を運ぶのである。
 さて、「魔笛」でオペラ好きになった私も、オペラの公演があると事情の許
す範囲で出かけていた。そして、80年秋、東京文化会館でのウィーン国立歌劇
場初来日のモーツァルト「フィガロの結婚」に出会うことになる。指揮は最晩
年のカール・ベームで、遅いテンポの美しいオーケストラの響につつまれた夢
のような公演であった。私は、スザンナを歌った初来日のルチア・ポップの情
感のこもった声とはつらつとした舞台姿に魅せられてしまったのである。スロ
ヴァキア生まれのルチア・ポップは、その後たびたび、オペラ、歌曲等で来日
し、その殆どに出かけたが、何と93年11月16日に病で急逝した。
 ウィーン国立歌劇場は何度も来日し楽しませてくれるが、私が本拠地ウィー
ンに出かけたのは、ようやく95年11月になってからだが、3度目のウィーン訪
問となる今年2月、国立歌劇場の売店で、偶然、ルチア・ポップの追悼本を見
つけ入手した。写真も豊富な大型本で、彼女の生誕60年に当たる99年にウィー
ンで出版されたもので、ドイツ語で書かれたこの本は私の宝物になった。             
                              (完)
ウィーン国立歌劇場のホームページ: http://www.wiener-staatsoper.at/
                              

□□□□□□――――――――――――――――――――――――――
 6.編集後記  
□□□□□□――――――――――――――――――――――――――

2号の4.市民活動紹介の記事の中で下記省庁名が間違っておりましたので   
「国土建設省」→「国土交通省」と訂正致します。

 TaKMiの活動も活発になり、工事中が目立ったのホームページも充実し
てきました。横浜オムニバス通信3号はTaKMiの代表が現地で見聞してき
たホットな北欧見聞録など掲載しました。また丘の手地域で活発に市民活動を
されている若い人々の加入もあり、活気あふれるオンラインコミュニケーショ
ンから、市民活動のダイナミックな連携が始まっています。
 丘の手市民団体や市民の方々、全国の読者の方々のご意見を柔軟に取り入れ
メールマガジンに反映させて行きたいと思いますので、ご感想やご意見を下記
編集部までお寄せ下さい。

「横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL: http://takmi.ciao.jp/sub/ 
   http://takmi.ciao.jp/xoops/

港北ニュータウン・緑道(1)

■■ 港北ニュータウン・緑道 (1)・・・・・都筑区  江幡千代子

。。。ひとのみち・緑道。。。
                          
 15年前の夏。転居してきた翌日、買い物のため団地を出た。雑木が両側に木陰をつくる涼しい道だった。
10分あまりの近隣センターまで、その道を歩きながら感じた幸福感が忘れられない。敷石、蛇行した階段の先に光る池があって、鴨が泳いでいた。植え込みも深い広々とした歩道橋。その先には小高い丘があって、銅板葺きの立派なあずまやがあり、深い斜面には巨大な杉の木が林立していた。緑道は二股に分かれ、何処までも続いていた。
 あの至福感の理由。端的に言える。自然に出来た道ではなく、人が、デザインした道だからだ。そこには、センス、熟慮、理想、やさしさが満ちていた。
 後に、それに関わった人たちの話を聞く機会を持って、ニュータウンの理念を知った。計画都市構想。それは飛鳥田市長時代の昭和40年、スプロール(乱開発)をさけてはじまっている。
 その理想のまちの骨になる部分が「グリーンマトリックスシステム」で、都市の中の様々な空間(公園、広場、集合住宅、文化財、神社、仏閣、樹林)の緑の資源を緑道、歩行者専用道路で結んで体系化するというもの。緑道は総延長14.5 Km。ぐるりとつながるエンドレスな道だ。
 
 理想のまちニュータウン、その緑道…。その構想の具現化は、そこに住み
はじめた私たちにゆだねられることになる。