子供の頃、地方の小都市に育ちましたので、ご近所の人々が会話をしている
風景に出会いました。町内会の会合やお店の前での立ち話や夏は縁台で涼んだ
り、将棋をさしたりしていました。このような付き合いが出来たのは、親の代
からの知合いだったり、冠婚葬祭など近所の互助制度があったからでしょう。
今住んでいるこの街では、ご近所の方とは挨拶程度で、ほとんどお話しする
機会はありません。知り合ったご近所のかたは、偶々ここに住んでいるだけで、
ここが自分の街とは思っていないということを言われていました。
親しくお話するのは、元の会社の同僚や友人や趣味のサークルの仲間たちで
、ご近所とはなるべく距離を保っておくというのが一般的な都会人の近所付合
いではないでしょうか。
この街も高齢化が進み、防災や防犯や介護などご近所の相互支援が必要にな
ってくると思われます。最近、一人暮らしになり都心のマンションに引っ越す
人も増えてきました。住民の孤立化がますます街や住民を危険にしていると思
われます。東本郷地区まちづくりプラン(素案)が出来ましたが、ほとんどの
住民はその存在すら知らないようです。せめてご近所でこのような問題を話す
場がないのかと思います。このように生活の実感から積みあがっていったまち
づくりプランでないと、絵に描いた餅になりかねないと思っていますが、皆さ
んの街では、どうなのでしょうか。 (文責 多賀)
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