2003年07月21日

「横浜オムニバス通信」55号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」55号(発行日 2003年7月21日)
       
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□  □ 1. TaKMiのトピックス              □
□ □ 2.市民活動イベント情報      □
□ □  3.横浜丘の手情報    □
□ □  4.街づくり講座   実践編その6        □
□  □□     +飛び入り小話  □
□□□□□□□   5.今、電子自治体がおもしろい(39)    □
□□□□□□□    6.TaKMi'sジャンプアップIT講座 休憩   □
□□□○○ □□   7.編集後記         □
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○○   ○○
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横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm

皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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           55号の編集担当は小池です。

TaKMiの総会を7月19日に開催しました。 TaKMiができてこれで丸2年が経
ちました。ドッグズ・イヤーどころかマウス・イヤーのITの世界での2年間
は本当に大きな変革を感じさせるに充分な長さです。世の中ブロードバンドが
当たり前、パソコンの値段もぐんと身近なものになり家庭に1台から一人1台
へと変わりつつあります。ぱそこん横丁に来る年配の方で、自分用のパソコン
を買いましたよ・・とニコニコ報告される方が最近多いのです。分からない、
難しい機械でもなく、びっくりするほど高い買い物でもなくなってきているの
ですね。もう少しすればテレビの画面で何でもできるようになるかも知れない。
情報の受発信が個人と個人から、個人と世界(不特定多数)に本人の自覚なし
に広がってしまう世の中に突入してしまいます。今こそ、自分を確立しなけれ
ばならない時だと思います。


■■55号−お急ぎの方へのご案内■■
1.TaKMiのトピックス
   カフェ@沙汰デー  って、なんかな?と、思ったら本文をご覧ください。
 
2.市民活動イベント情報
   夏休み近くなると皆さんの活動も休みになるんでしょうね。ボランティ
   ア活動している人が想像できます・・・

3.横浜丘の手情報
   朝市は一度いってみたい・・。でもなかなか実現しない。是永レポート
   を読んで納得するか・・・自分で行くか・・・ 

4.街づくり講座
   「真摯に、懸命に議論すれば合意できるというのは幻想と言っていい」
   これは一体どういうことなんでしょうね・・ 会議をもつ立場の人は考
   えさせられる内容です。
   
   *飛び入り小話:横浜市立大学学術情報センターの司書は何を考えてい
           るのか・・大学図書館って?
5.今、電子自治体がおもしろい
   区長の役割強化で区民の期待に応えられるのか・・・いよいよ身近な区
   民の問題になってきました。小さな政府ができるか、できないか?皆さ
   ん真剣に考えましょうよ

6.TaKMi'sジャンプアップIT講座
   今回もおやすみです。

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1.TaKMiのトピックス
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●TaKMiも新運営委員(10名)が決り、心機一転張り切って、地域の市民活
動のIT支援を考えて行きます。
●なんやかや会が6月21日をもって終了しました。今度からは、TaKMiの仲
間をはじめ、このオムニバス通信を読んでくださっている皆さんとも会えるよ
うに定期的にオフ会を持つことにしました。土曜日にしようかと考えています。
何か素敵な名前、ありませんか? お送りください。 TaKMi@egroups.co.jp
例えば・・・カフェ@沙汰デー

●2003年7月よりTaKMiの下宿屋さんサービスを開始。
詳細はホームページをご覧ください。
http://www.sanjocity.jp/~it-takmi/gesyukuya/index.html

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まだ間に合うかもしれない・・イベントはこちら
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54号から
★3  7/21 梅田川・水辺の楽校協議会〜子ども川の日〜
★4 7/25Language Enhancement
★5  7/28,29夏休み親子造形教室
★6  8/3 SUMMER Jazz2003
★7  8/30 鶴見川「川・風フェスタ」2003
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◆◇55号イベント案内◇◆
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★1 7/31 映画 「森の学校」 再上映
原作 河合雅雄「少年動物誌」

お父さん「子どもは一つおぼえ、二つおぼえて大人になっていくんだよ」
お母さん「おばあちゃんの命はお父さんに、そしておまえにつながっているん
だよ」
あなたはどんなお父さん?どんなおかあさん?
http://morinogakko.aaapc.co.jp

日時:7月31日(木) 1)10時半〜 2)13時〜 3)15時〜
場所:青葉公会堂
前売り:おとな 700円 子ども500円
主催:森の学校神奈川上映委員会
後援:横浜歯科医師会

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★2 7/22〜  ホームページ作成のテレビ番組の紹介です。

 NHK高校講座 情報A Webで発信しよう(1)
放送日: 7/18(金) 15:00-15:30
 内容 : Webページ作成ソフトを使って、文字や写真をレイアウトする方
      法を学習する。素材の作成やファイル管理の方法も扱う。
 再放送: 7/22(深夜 01:00-01:30)
      7/25 (15:00-15:30)
7/29 (深夜 01:00-01:30)

 NHK高校講座 情報A Webで発信しよう(2)
放送日: 8/1(金) 15:00-15:30
 内容 : 複数のページをリンクしてひとつのWebページにまとめ、発信する
     方法を学習する。また、本格的なWebページをつくるための手順と
     して、設計・収集・編集・発信・評価・改善の一連のプロセスを体
     験する。
 再放送: 8/5(深夜 01:00-01:30)
9/5 (15:00-15:30)
9/9 (深夜 01:00-01:30)

また、7/21〜8/31インターネットにおけるルール&マナー検定
がWeb上で受検できます。挑戦してみてはいかがでしょうか?

財団法人インターネット協会
インターネットにおけるルール&マナー検定を開始
http://www.iajapan.org/

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★3 8/9 大和市自治基本条例フォーラム
みんなでつくろうみんなの条例 〜市民自治が息づくまち〜
http://www.city.yamato.kanagawa.jp/bunken/jyourei/index.html

大和市の自治基本条例策定作業が、大和市自治基本条例をつくる会を中心に
行われています。
 市の憲法とも言われるこの自治基本条例がどんな条例であるのか、この条例
の制定により何がどう変わるのか、できるかぎりわかりやすく皆さんにお伝え
します。 ぜひご参加ください。

日時:8月9日(土) 午後1時〜4時30分(開場12時30分)
場所:大和市保健福祉センターホール
   ※小田急江ノ島線鶴間駅より徒歩5分
   ※駐車場に限りがあるため、なるべく公共交通機関をご利用ください。
○当日自由参加・入場無料!!
主催 大和市自治基本条例をつくる会・大和市
大和市自治基本条例をつくる会事務局(大和市役所企画部分権強化推進担当)
 TEL 046(260)5359
 FAX 046(261)4592
 メール bunken@gov.city.yamato.kanagawa.jp

☆バスガイドのひとりごと:この会にはこの前まで青葉区の生涯学習支援セン
ター勤務をされていたIさんも参加されています。一度彼女から直接レポート
をもらってみようかな・・・と考えています。
大和市はどこまでやるのか・・?

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3.横浜丘の手情報
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■■青葉区・都筑区・緑区、  耳より情報        
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★(仮称)横浜環状北西線の構想について オープンハウスを開設!!
http://www.yokohama-nwline.jp/openhouse/index.html

まだ間に合います!!  10時〜17時
青葉区 青葉区役所   7月22日(火)〜7月23日(水)
緑区  緑区役所    7月24日(木)〜7月25日(金)
都筑区 港北東急百貨店 7月28日(月)〜8月1日(金)

横浜市と国土交通省は、第三京浜道路の港北インターチェンジと東名高速道路
の横浜青葉インターチェンジ間を結ぶ、(仮称)横浜環状北西線の計画検討を
開始しました。
 今回の検討にあたっては、計画づくりの初期の段階から、関係する市民等の
みなさまに情報を提供したうえで、広く意見を聴いて計画づくりに反映させ
ていく新しい取り組み【=PI(パブリック・インボルブメント)手法】を導
入しています。
http://www.yokohama-nwline.jp/
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★FMサルース
http://www.salus.ne.jp/circle/
沿線で活動するサークルからボランティア団体、カルチャースクールまで幅広
くご紹介しています。
ジャンル別・地域別に検索できます。
サークルの登録も受付けています。登録及びご利用ともに一切無料です。

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★青葉区の水と緑の写真 募集
青葉区のHPにインターネット写真館が開館しています。
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/shashinkan/index.html
締切は9月1日(月) みなさーん。出してみませんか?

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■■都筑区  耳より情報         都筑区  是永圭子
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朝食にスイカをいただく盛夏かな

梅雨明けが待ち遠しい7月20日。今日も6時前から、葛が谷OKストアの前は沢山
の朝市ファンで賑わっている。なになに?黒山の人だかりができているのは、
スイカのカットサービス。巨大スイカにその場で包丁を入れ、サクサクと食べ
やすい大きさにカットしてくれる。新しいスイカが切られるたびに、買い物客
がグググッと引き寄せられ、みんなの口の中に赤い色が消えていく。

おお〜!ミョウガ、なす、きゅうりとくれば、我が家の味噌汁はこれにキマリ!
ナスときゅうりの柔らかさの間に、シャリシャリと歯ごたえのあるミョウガが
小気味いい、夏の定番味噌汁の具である。じゃがいもとたまねぎの味噌汁もお
いしい。もしかして、冬瓜は初めての登場かも?丸ごとは食べきれないので、
半分にしてもらう。それでも重いずしりの手応え。揚げといっしょに味噌汁に
入れると、これがまた旨いんだな。朝市で揚げも手に入るって、ウレシイ!5
時開店早々なら、ところてんもありますよ。

枝豆の身入りは申し分ない。見るからに甘そうな色合い。ツヤといい枝振りと
いい、力の漲った背格好をしている。小ぶりのかぼちゃもオレンジ、緑、黄色
とカラフル。じゃがいもと一口に言っても、種類はいろいろ。先週はアンデス。
今日は"インカのめざめ"なんて、南米のかおりが美味しさを際立てる。

見ていると買い物客は、大量買いをしていく。枝豆2把、トマト1kg、きゅう
り2かご(10本)、とうもろこし10本、しょうが4把、なす12本という具合。
私も今度はトマトを1kg買おうかな。トマトは生が一番おいしいけれど、これ
をフライパンでソテーして豚肉や鶏肉の付け合せにするのもグッド!さっぱり
したトマトソースとして上に載せれば、肉の塩分を減らせ、しかも違ったおい
しさが口に広がり一石二鳥。

夏のスープとしてオススメしたいのが、モロヘイヤスープ。牛のひき肉を炒め、
水を人数分加え、コンソメを適量入れる。そこに下茹でしておいたモロヘイヤ
を加え、レモン汁(中1個)を入れて出来上がり。酸味のきいた栄養満点の簡
単スープの出来上がり!モロヘイヤは朝市の超元気モロヘイヤに限ります。

朝市は、自信満々の作り手から直接買える。もれなく元気と知恵もついてくる
のがたまらない。今日教わったのは、味噌に青唐辛子のみじん切りを混ぜ、こ
れを暖かいご飯にのせて食べるというもの。余った青唐辛子は冷凍しておいて、
小出しにして使えばいいって。みんな私に良くしてくれる。また、来週も朝市
にいかなくちゃ!

港北ニュータウンふれあい市 都筑区葛が谷OK前
 
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■■とくとく横浜情報               
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★夏休みだ・・・・
子どもをどこへ、連れて行こう??という人へ

「みんなでさがそう 未来の大発見!」
第3回かながわサイエンスサマー 行事案内
7月19日〜8月31日まで
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kagaku/summer/

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★ひとあし 早めの情報 

よこはまナビゲート 
http://www.yokohamashakyo.jp/new/s-1-14.html
平成15年度から支援費制度が実施されました。自分らしい暮らしの実現のため
に「しごと」、「くらし」、「あそび」に関する情報提供が求められています。
しかし現状は必要な情報の所在はバラバラで、行政からの情報も内容は限られ
ています。
 よこはまナビゲートは障害者自身の視点に立ち、自己決定できるための包括
的な情報が入手できるホームページによる情報システムを障害者自身の団体が
提供していきます

利用者が欲しい情報を入手することによって、当時者自身や家族の生活が豊
かになる。
どんな情報が欲しいのかご意見をください。

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★冊子紹介

☆広報誌「横濱」創刊号が出た!
http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2003/03070202.html
1)シティセールスの一環として首都圏でも販売。横浜の歴史や魅力を掲載し
 たガイドブック的要素を備え、来客増の一翼を担っていきます。
2)市の施策等(創刊号はベンチャープロモーション)を分かりやすく解説す
 る市政情報誌です。
3)「民」の力を活用し、市民が創る「市民のページ」を設けています。
 (市民活動発信コーナー、読者が選ぶおすすめスポットなど)
発売日:平成15年7月3日(木)
A4判84ページ、10,000部発行
販売価格  1部400円(税込み)
販売先:市内・県内の主要書店及び首都圏の主要書店
    市役所市民情報センター(刊行物サービスコーナー)
    区役所売店
    地下鉄駅売店など

**バスガイドがつぶやく・・・
市民活動発信コーナーに登場する市民活動やってる人を市民局はどうやってつ
かまえてるんかな・
・・

☆横浜市ハンディ統計2003
Statistical Pocketbook of Yokohama 2003
 
これでみると18区の平均年齢が30代は4区。 それが北部4区です。
統計でみる横浜 http://www.city.yokohama.jp/me/stat/
なんと、統計通信<はまめる>というメールマガジンが発行されています。
http://www.city.yokohama.jp/me/stat/ml/index.html
現在第2号発行中です。 こういうメルマガをどのように使うのかは、想像力
の世界かも・・・  

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★耳寄り 横浜情報
第3回横浜・人・まちデザイン賞 募集
募集部門 
 まちなみ景観部門
 まちづくり活動部門

http://www.city.yokohama.jp/me/tokei/site/design/m11/kobo.html
横浜市では,魅力的なまちづくりをさらにすすめていくために「横浜・人・
まち・デザイン賞」を隔年で開催し,優れたまちなみ空間・建築物等(まちな
み景観部門)や,まちづくりに寄与する活動(まちづくり活動部門)を,市民
の皆さんから推薦していただきその中から表彰しています。
 皆さんの身近にある“周囲と調和している物”“歴史を生かした景観”“ユ
ニークなまちづくり活動”などを,どんどんお寄せください。

募集締切  平成15年8月31日(日)

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4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  実践編その6
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★ 会議のルールなど

現在、来週の環境保全推進会議の幹事会に向け、アジェンダの「素案」の
作成の真っ最中です。いま痛感していることは、プロジェクトの議論の仕方
についてもきちんとルールを作ることの大切さです。

前回、ビション作成ワークショップについてご紹介しました。その中で、
「真摯に、懸命に議論すれば合意できるというのは幻想と言っていい、
 手法とそれを使っての経験が重要だ」
と申し上げましたが、それは委員会の活動全体にも言えることです。

現在困っていることは、これまで積み上げたことをひっくり返すような
議論になることが多いことです。外部に発表する案作成の最終段階になって
そういう状態になるのです。しかも、委員はみな意欲あるまじめな方々です。

ビジネスの世界では、委員会や常設の会議を作る場合、「チャーター」
を作るのが原則です。その中で、最も力をいれるのが議事録の作成です。

(1)議事録は誰が書くか?
(2)どの範囲を書くか?
(3)チェック・承認はどの体制で行なうか?

これらをきちんと決め、その議事録を全員が共有しなければなりません。
今回の会議では、事務局である県が会議の「記録」を取ってくれるので
議事録はあまり重視しませんでしたが、それは間違いでした。

「記録」は「備忘録」に過ぎず、全員がどこで合意したのかをきちんと
書き込むことは難しいのです。やはり、きちんとした議事録が必要だったと
いまさら反省しています。会議の約束事を決め、「チャーター」として
書き起こして合意しておくことが、会議・委員会の成功には必須です。

素案は8月15日に発表し、またコメントをいただきながら、各地で
説明会を開催します。予定がわかり次第、お知らせします。
8月23日には、本郷台の「地球市民プラザ」でシンポジウムを
行なうことになっています。次回、詳細をご紹介できると思います。

実は、素案作成でもっとも困ったのは温暖化ガスの削減目標の設定でした。
アジェンダである限り、目標設定は施策と連動し、目標達成のため
施策のレビューもできないといけません。しかし、そのもととなる
政府の「地球温暖化対策推進大綱」は内容が不十分です。
さ来年にも、環境税を導入しようとしており、それで大綱も一変します。
このような変動期に、いかに目標を作るかに大変苦労しました。

ところでみなさん、「施策」「施策」といいますが、神奈川県が環境関連で
どれだけの施策を持っているかどぞんじですか? 事業の数は735あります。
これをチェックするのも県民・NPOの役目ではないでしょうか?
現在、県では環境基本計画の進捗状況の点検について意見募集をしています。
ぜひごらんください。

http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/keikaku/h15/index.htm


ご意見、ご質問歓迎です。鏑木(kabu@ops.dti.ne.jp)までどうぞ。
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飛び入り小話    <知的>ということと「情報リテラシー」
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             横浜市立大学学術情報センター 司書:高橋克明
                            
 <知的>であるということはどういうことか、などと言うことを書こうとし
たら大変です。いろいろな論があり、切り口も様々です。以前「第18回大学図
書館研究集会(平成13年9月:会場一橋大学)」で紹介した言葉を挙げて、大
学図書館と市民社会について話しを繋げようと思います。
『しかし、あらゆる階層の人々の生きた例を観察することによって、私は次の
ことに充分確信を抱いています。それは、男であれ女であれ、生まれながらに
して大きな能力を備えた人は、まさに知的と呼ぶにふさわしいものの考え方を
するようになるということです。たとえ、考えたことを完璧な言葉にして発表
することがないにしても。知的生活の真髄というのは、どの程度科学的である
とか、表現の仕方がいかに完全であるかということにあるのではなく、常に程
度の低い思考よりも、より高度な思考の方を採るということにあるのです。そ
いして、このような態度は、必ずしも膨大な量の知識をもたない人にみられる
傾向であるかもしれません。』『人を知的にするのは身につけた学識ではなく、
活き活きと、美しくものを考える喜びを感ずる一種の美徳であります。』

 この文章の著者は1834年(天保5年)英国ランカシャー生まれのハマトンです。
1894年(明治27年)に亡くなっています。
 この言葉を研究集会で紹介したのは、各大学図書館に<学術情報>を市民社
会へ提供してくださいねと訴えたかったからです。<知的情報>は既にこの現
代日本では公開されているではないかと、みなさんはお考えになるかもしれな
い。確かに出版の自由はありますし、いろいろな媒体によって<情報>は溢れ
ています。ところが、大学図書館という場で働いておりますと、いわゆる<学
術情報>は大学内および大学図書館界の中では流通しておりますが、学外一般
市民社会にはどうだろうかと考えますと、まだまだ閉鎖的です。国会図書館が
あるじゃないかって言われればそうですが、だから大学図書館は関係ないとい
うことにはなりません。公共図書館には学会誌とか学術論文掲載誌はだいたい
おいてない。(それなりにはある!)

 大学は学問をするところ、研究をするところです。そのことのために大学内
には図書館が必要となっています。こんな極論があります(こういう見解の方
も教員にはいるし、情けないことに大学図書館員にもいる)。『大学の図書館
をどうして大学外の人に開放する必要があるのか。それでは、学内の者は困る
ではないか。大学のための大学図書館でしょ。』

しかし、そういうところから出発すると先行きが無いのです。<学術情報と市
民社会>の話はそれで終わりです。大げさなものの言い方になってしまいます
が、1)大学ってのはいったいどういうとことろにあるんだ、2)市民社会の
中にあるんではないのか、3)市民社会は市民活動、企業活動、行政と様々な
営為によって成り立っているんではないのか、4)それら市民社会の諸活動の
ひとつが大学なんではないのか、5)学問研究するんだって自分のためと言う
のもあるが結局は人類社会のためなんではないのか、なじみのある言葉で言え
ば市民社会のためなんではないのか、6)学術情報とか知的情報とかは市民社
会の諸活動に関係はないっていうことなのか、などと私は思ってしまうわけで
す。知的活動というのはねと言いたくなるのですが、そのときに『ハマトンは
良いこと言ってるやね。』と思いました。

 『開放、それは駄目でしょ!』って方々に認識して頂きたいのは、『知的活
動は職業やその他市民社会での存在のあり方の如何にかかわらずあるんだぜっ。』
『大学だけが知的活動をしているわけではないんだぜっ。』てことです。こん
な初歩的なことを初めに持ってこなくてはならないというのは、つくづく大学
というところはかったるいところです(でした)。『知的活動の先端に位置し
てる私だから、知的活動をする人にはシンパシーがある。大学図書館使ってい
ただきましょうよ。』って思っていただけると、私は嬉しい。

 必要とする<学術情報(論文、学会情報その他いろいろですが)>をどのよ
うに調べるか、そしてどのように入手するかについて、大学図書館は学生、研
究者、教育者に知ってもらおうと努力してます。大学図書館の任務ですね。今
は紙媒体だけでなく、各種データベースを検索する、検索結果にもとづきその
論文などを大学図書館界の相互協力などで入手することになります。このこと
が、実は市民社会には充分に開かれていないのです。私どもの大学は横浜市立
ですからね、横浜市民社会が置いている大学なんです。そういう大学は、市民
社会へ<学術情報>を積極的に活用して頂こうというスタンスが最も求められ
る大学です。

 今はやりの言葉に<情報リテラシー教育>というのがあります。大学では
『学術情報を入手し活用するための能力を身につけて頂くための教育』という
ことになります。横浜市立大学では先駆的な京都大学附属図書館に続けと努力
を重ねております。私どもは、こういう<情報リテラシー教育>を市民対象に
もやってしまおう、やらねばならない、と平成13年度から開始したのです。
<オープンガイダンス(情報探索講習)>と称したわけですが、それとは別の
大きな課題<市民貸出>については「市民利用制度」を作りまして、昨年の秋
から横浜市内在住・在勤・20歳以上と言う条件で、貸出カード発行となりまし
た。この先の課題は、利用できる、資料も借りることができる、しかし如何せ
ん横浜市立大学は横浜の最南端、青葉区から(他の区からも)遠いではないか、
それに日曜が開いてないではないか、不便である!ってことの解決です。横浜
市立大学がみなとみらい地区にあると良いと私は思いますが、それは今のとこ
ろ言っても仕方がない。そこで、考えられるのは、横浜市図書館と連携をとっ
て、各区館に横浜市立大学学術情報センターの本が届くという方法です。横浜
市図書館各館ではすでにそうなっていますから、それに横浜市立大学がそれに
加わるということです。これも、実現するには紆余曲折ありそうで、かったる
いことではありますが、そうならないといけないと思っています。市民が利用
できる日曜開館についても「そうなりましたよ」との報告ができる日が近いん
ではないかと思っています。公式ではまだ言えないからこんな言い方になりま
す。

 上記の「オープンガイダンス(市民対象情報探索講習)」は今まで、横浜市
民対象でしたが、大都市横浜がそんなケチなことではいけません。貸出カード
発行は横浜市民対象ですが、閲覧は横浜市民に限定してはいません。
横須賀の方もいらっしゃるし、茅ヶ崎からだって、厚木からだって,必要とな
れば市民の方は勉強に来ます。そういう方たちにも、<学術情報の入手し活用
するためのノウハウ>について知って頂きたい。そこで、市外の方でも結構で
すとしています。

 冗長になってしまうのが悪い癖ですが、役所的文言より、話し言葉ふうのが
いいやねと思いまして。私はすでに50代半ばのオジサンですが、この世代は昔、
若いときに大学を解体しろ、特に東大なんか絶対解体なんて騒いでいた世代で
す。で、自分の大学は解体したいと言ったのか。苦学生?(遊んでいたのかも
しれない!)の私にはそんなことしている暇はなかったですが、その当時も今
も大学ってところはなんかとても閉鎖的です。そのおおもとのところは、大学
の研究者や教員がある種エリート意識を強烈に持っているが、それが市民社会・
国民社会を背負わせて頂きますという方向のエリート意識になっていないで、
内向きな結合体意識で市民社会を外と捉えエリート意識を持つという形になっ
ているからではないのかなと考えています。

横浜市立大学学術情報センターはこの数年、一所懸命、学内と学外市民社会
と双方のことを考えて奮闘してきていますが、教学組織が『絶対ハンタア〜イ!』
とならなかったから、ひとつずつ実現しているのであり(それなりに大変では
ありました)、基本的に市民のほうを向ける大学であると思います。何するに
も賛成、反対、どっちでもないというのがあります。学術情報センターの目指
している方向はいいんじゃないのと仰る教員もいまして、力強いことではあり
ます。

おかげさまで、私どもの市民社会へのサービス取り組みは、全国の大学図書
館(言い過ぎか)に知られることになり、講演依頼とか発表依頼とかが続いて
います。まだまだたいしたことが出来ていませんし、他の大学図書館で先に進
んでいるところもあります。他大学図書館の実績ある先輩司書から勉強させて
頂いておりますので、さらにやっていこうかなというところです。

 ところで、私は横浜市立大学の学術情報センターが大学図書館として市民社
会に貢献するという方式以外の道だってあるんではないか、学術情報を含め一
大情報提供機能センターみたいなものを<みなとみらい地区>に作って、横浜
市、企業体、NGO、横浜市民、それらの組み合わせで経営するというのはどう
なんだろうと思い始めています。横浜社会立(財団なのか法人なのか?)とし、
横浜市民社会の共有物とする。大学はその主要な構成員ではあり、その機能を
使用する権利があるみたいな。そうなれば、大学のものだからそこまではどう
のこうのと言う話はなくなります(横浜市立大学は小さい大学ですから、大学
図書館の予算を確保するって言ったってたいしたことにはならない。それでで
きる社会貢献というのもしまいに頭打ちになる)。大学もその主要メンバーだ
から使う権利があるといえるのだし、横浜市民社会のいろんな構成体、構成員
も権利が生じます(協賛金とか使用料とかは必要ですが)。そういうことなら
知恵を貸そうと言う方がいらっしゃると有り難く思います。馬鹿げた案で空想
的に過ぎると言うことでしたら、すごすごと持ち場に戻って勉強しなおします。
 今回、そちらの小池さんから『TaKMiのメルマガに何でもいいから、書かない
?!』と言われました。『なんか〜で良ければ書くう!』と応じて書きました。
読者のみなさん、お退屈様でした、ごめんなさい!これで、次回からは小池さ
んが誘わない。私も楽!

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今、電子自治体がおもしろい(39)    青葉区  中谷英世
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  横浜市が変わる!!  いよいよ動きだす「区役所改革」(その5)
    〜区長の役割強化で区民の期待に応えられるのか?〜

◆さて先回につづき「新時代行政プラン」にみる区役所改革。
本文をまだ読んでおられない方は是非読んでください。
http://www.city.yokohama.jp/me/soumu/gyoukaku/shinjidai/shinjidai1.html

◇重点改革項目その3[地域行政機能の拡大・強化]」にはこのように書かれてい
ます。
『現行の地域行政制度である「行政区」の枠のなかで、最大限「地域」が公的サ
ービスの向上に役割を果たすために、身近な市民サービスの拠点である区役所の
仕事の分野を広げ、事業執行の権限・責任を強化する観点から、区と局の役割分
担をつくり変えます。』

これを実現するために、「予算、職員配置等に関する権限を拡充することにより、
区長は責任をもって区政運営にあたることができます。」と書かれています。
そして、区役所の目標像として
(1)区民が納得できるサービスをすぐに提供する区役所
(2)区民とともに地域の問題を解決する区役所
(3)区民の声に絶えず耳を傾け、市政に反映させる区役所
と、謳われています。

◇問題はこれをどのように実現するのかです。

そこで 区役所改革の取組みとして、区長の機能を重視した区政運営を強化する
方策を示しています。

1. 庁内区長公募制度
2. 区政運営方針の策定と公表
3. 区づくり経営会議の創設(会議概要の公表)
4. 区役所白書の作成と区役所事業評価委員会の設置
5. 経営機能の強化(区役所の予算、組織機構、人員に関する権限強化)
6. 区役所予算の新設と区に関連性の高い局事業の予算要求
・区の権限・機構の拡充にあわせ、区が自ら予算編成を行う事業範囲を段階的に
 拡大していきます。
7. 広報広聴機能の充実(区長への手紙、電子会議室など)

注目の1.「庁内区長公募」については16年度から具体化する計画ですが、中
田市長は記者会見でこう答えています。
http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2003/030318.html

『記者:区長公募については全区でやるのか。
市長:最終的には全区でやる。ただ、議論をしている中で、おそらく単年度で全
 区を募集する事はしないと思う。
記者:実施する際に、現行の区長がいるが、それを追い出すというようなことに
 なりかねないが、そのあたりの調整はどのようにするのか。
市長:それらの細部はこれから詰めることになるが、現行の区長の在任期間等も
 考慮しながら、どの区から始めていくかといったことなども考えた方がいいと
 思っている。
記者:今は庁内公募ということで枠を限っているが、現行法で外部からの区長任
 用というのが可能なのかどうか、また、そういう考えがあるか。
市長:法的、事務的にはできると思うが、それは次の段階だと思う。

◆これまでも区の権限強化と称して「区づくり推進費」「区福祉保健センター」
などを行ってきました。しかし、縦割り行政の中ではなにも解決していないこと
は周知の事実です。それだけに、現在の法律の範囲での試みだとしても今回の
「行政プラン」の実行を大いに期待したいと思います。

しかし、これからは区長の権限が強化され、やる気のある区と無い区では格差が
つくのが当然になってきます。しかも、区長はあくまで役人で区民は選ぶことが
出来ません。区民は選ぶ権利と選んだ責任を持ちようがありません。任命権者は
唯一市長ですが、区民の評価をどう把握するのか、その仕組みが不可欠だと思い
ます。

「どうして青葉区と同規模の町田市、多摩市、藤沢市と同様に自分達で首長を選
べないのか?東京都の世田谷区や大田区は同じ区なのに区長公選が行われ、民意
が直接反映されるから行政サービスが充実しているのではないのか?」といった
素朴な疑問が市民の間に横溢しています。

◆350万の巨大都市横浜を一人の首長と一つの議会が運営するには既に適正規
模を遥かに越えてムリがあります。地域特性にあった行政サービスの実現、民意
の反映と言う地方自治の一番大事な住民自治の基本課題が、広域行政の効率性と
スケールメリットの美名のもとにないがしろにされて来ました。
この矛盾を「行政区」とうい現在の法律の範囲の中で少しでも解決しようと言う
のが「新時代行政プラン」の取組みです。

◇地方行政制度でいう「行政区」とは、東京都の世田谷区などの「特別区」と違
い、市役所の支所の役割でしかありません。
横浜市・大阪市などの政令指定都市は全て「行政区」です。東京都の「特別区」
は、民意反映のため区議会を持ち区長も選挙で選ばれています。

昭和22年に「地方自治法」が制定され、
・都の区は特別区として、原則として市と同一の機能を認め、区長は公選とする
・東京都は基礎的団体ではなく、道府県と同様、市町村を包括する団体とする、
とされました。平成12年には「地方自治法」が改正され、特別区の権限が更に
強化され「基礎的な地方公共団体」と位置付けられ、市町村同様の独立性が強化
されました。

東京都に「特別区」が設置されて56年、静岡県と同規模の人口を有する巨大都
市横浜の「大都市内の分権」は横浜「新時代行政プラン」を超える国の大都市政
策としてクローズアップする必要があります。  (続く)

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6.TaKMi'sジャンプアップIT講座   
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制作予定者が研修旅行中のため おやすみです。

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7.編集後記 
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6月22日から「冷房温度28℃、軽装での勤務」をやっている横浜市。市長
をはじめ、幹部職員およびできるだけ多くの職員に取り組んでもらいます。と
各区役所での取り組みは涙ぐましい・・・。「優秀な取組については、表彰し
ていきます。」とあるからには頑張らねば。でも、先日雨が降って湿度は最高
に上がっている昼下がり・・・とある区役所では、建物が古いのか全館温度設
定ができないのか蒸し風呂状態。あっちでもこっちでも職員は胸元広げて、手
元にある書類でパタパタ。ある日はとうとう待ち状態のおばあさんが倒れた・
・とのこと。区長室は、お客様の対応のためクーラーが効いているとか・・ 
臨機応変にできんのかな? 異常冷夏でやっていけそう状態ですが、これから
気温が上がるとどうなるか・・見ものです。

家庭でできる省エネ:
○待機電力
・コンセントを抜き待機電力を削減   消費電力の10%近くが「待機電力」

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TaKMiや本メルマガに参加を希望されるかた、記事についてのご意見、ご
感想などを下記Eメール宛にお寄せ下さい。
また横浜の北部の市民活動イベント情報掲載を希望される方はイベント情報を
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編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
横浜オムニバス通信 編集部 多賀、小池、是永 E-Mail TaKMi@egroups.co.jp
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   http://takmi.ciao.jp/xoops/

2003年07月06日

「横浜オムニバス通信」54号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」54号(発行日 2003年7月6日)
       
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□ □                    □
□  □ 1. TaKMiのトピックス              □
□ □ 2.市民活動イベント情報      □
□ □  3.横浜丘の手情報    □
□ □  4.街づくり講座  鏑木塾           □
□  □□  5.今、電子自治体がおもしろい     □
□□□□□□□  6.TaKMi'sジャンプアップIT講座   □
□□□□□□□   7.編集後記           □
□□□○○ □□            □
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□□
○○   ○○
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横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm

皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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           54号の編集担当は是永です。

明日は七夕。夜空に天の川が見えるといいですね。先月の夏至の夜、我が家も
遅ればせながら照明を消し(と書くとロマンティックなイメージが頭に浮かぶ
のですが)、実は早めに寝入ってしまった芸のない編集者でした。
ところで、北部4区では注目すべき二つのビッグイベントが開催されました。
第一は、「青葉区民のつどい2003」。市民127人、区・市の職員がなん
と91人が肩を並べて同じテーブルで話し合うワークショップ形式で、12の
テーブルにわかれ、青葉区の重点施策や区役所のあり方をテーマに熱心に話し
合いました。第二のイベントは、「洋光台第一小学校のネットデイ」です。学
校内にコンピューターのネットワーク(校内LAN)を整備するため、ボラン
ティアの地域住民が保護者や児童と一体となって配線作業などに取り組みまし
た。協働作業、情報の共有、環境の整備などに市民と行政と学校との距離が確
実に縮まってきているのを実感します。


■■54号−お急ぎの方へのご案内■■
1.TaKMiのトピックス
  総会が7月19日に開かれます。また、ホームページの下宿屋さんサービ
  スを始めました。  

2.市民活動イベント情報
  早渕川流域 水辺めぐり、夏休み子ども造形教室、子どもの森の日、い
  かだで遊ぼう谷本川2003など、夏を楽しく賢く過ごせるイベントが
  目白押し。世のお父さん、必見ですぞ。

3.横浜丘の手情報
  各区から耳寄りフレッシュ情報を満載。ネットデイの地域ボランティア
  と保護者、児童のコラボレーションに大注目! 

4.街づくり講座
  今回はお休みします。

5.今、電子自治体がおもしろい
  横浜市が変わる!!  いよいよ動きだす「区役所改革」(その4)とし
  て、 [青葉区民のつどい2003]について中谷代表が熱弁をふるいます。

6.TaKMi'sジャンプアップIT講座
  今回はおやすみです。

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1.TaKMiのトピックス
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●7月19日(土)15時〜17時、別館2階会議室にてTaKMi総会を開き
ます。総会終了後、オフ会もあります。

●2003年7月よりTaKMiの下宿屋さんサービスを開始。
詳細はホームページをご覧ください。
http://www.sanjocity.jp/~it-takmi/gesyukuya/index.html


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◆◇52号イベント案内◇◆
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★1 7/19いかだで遊ぼう谷本川2003
夏休み親子で体験、遊ぶ、学ぶ、川の自然教室

子どもたちのふるさとの川、谷本川(鶴見川)を身近な川として
自然にふれ、手作りの竹のいかだで遊ぶ楽しさを体験、
生き物調べ、魚とり、水質しらべなどで川の現状を知り、
自分たちの住む街の川を大切に思うことを学び、
夏休みの一日を楽しく過ごしましょう。

日時:7月19日(土) 午前9時〜午後1時 
(水量の多い時と雨天は中止)
会場:谷本川(鶴見川)青葉区役所別館裏
   田園都市線市ヶ尾駅より3分

参加費:1人300円(保険料・資料代)
参加受付:当日8時30分から会場にて受け付けます。
     なお、小学校3年生以下のお子様は保護者同伴でお願いします。
持ち物:川の中で履く運動靴(サンダルは脱げてしまうのでダメです)
    着替え・飲み物・ぼうし
内容:竹の いかだ作り・いかだ下り・追い込み漁・四つで網漁・水質調べ・
   生物調べ・水鉄砲づくり

問合せ先:小林 045−903-5081  渡利 045-975-1909
     青砥 044−987-7336


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★2  7/20 子どもの森の日

森の中で木の手入れや竹細工など、森での遊びを楽しみます。

日時:7月20日(日)午前9時30分から午後2時まで (雨天中止)
場所:新治市民の森池ぶち広場 
対象:定員緑区内に住んでいる親子50組
費用:小学生以上1人300円(保険代)
持ち物:ぼうし、長そでのシャツ、長ズボン、軍手、タオル、水とう、おかず、
   おやつ、虫さされの薬
申込:7月14日までに届くように、ハガキかファクスに住所、名前、年齢、
  電話番号を書いて、田村(〒226−0017 新治町434 Fax 932−0590)へ
  電話で申し込む場合は、夜に園部(423−2648)へ  
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/pdf/7a_2.pdf


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★3  7/21 梅田川・水辺の楽校協議会〜子ども川の日〜

川に住んでいる生き物を調べたり、いかだや水でっぽうで遊びます。

日時:7月21日(月)午前9時30分から午後0時30分まで(雨天中止)
場所:梅田川・一本橋メダカひろば 
   ※午前9時30分までに新治小学校正門前に集合してください 
持ち物:ぼうし、タオル、着がえ、軍手、飲み物、川の中でも歩ける靴
問合せ:下水道局河川計画課(Tel 671−2858 Fax 651−0715)
注意!保護者の方へ:幼児が参加する場合は、保護者同伴でお願いします。
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/pdf/7a_2.pdf


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★4 7/25Language Enhancement
語学ボランティア(英語)のための学習会

日時:7月25日(金)   ※毎月第4金曜日 13時〜15時
場所:青葉国際交流ラウンジ ミーティングルーム
参加費:無料

内容:青葉国際交流ラウンジに語学ボランティアとして登録されている方のた
めの学習を第一目的としています。地域の外国人の方が通訳や翻訳が必要な場
合、ラウンジではボランティアを派遣・アレンジをしています。このようなボ
ランティア活動には、行政の情報や外国人の生活・文化のバックグラウンド情
報などが必要です。英語学習ではなくボランティアを実施するうえで必要とさ
れる基礎情報を英語で学びます。
ボランティアとしてやってみたい人、興味のある人も参加できます。
申込:できたら事前にラウンジ窓口まで連絡をください。

(^。^) バスガイドがこの3年間、毎月1回主宰してきました。一度興味のあ
る人来ませんか・・・


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★5  7/28,29夏休み親子造形教室
「大きなハンコでポン・ポン・ポン」

皆さんの周りには、でこぼこしたものが沢山あります。そのいろいろなデコボ
コを探して、粘土で型をとり、大きなハンコを作りましょう。

日時:7月28日(月)、29日(火) 10時〜12時
会場:横浜美術短期大学 1号館 2階
費用:500円(保険料、材料費)/ひとり
定員:25組(小学生と親)
持ち物:1日目 汚れても良い服装・帽子
    2日目 無地のTシャツ、エプロン、ハンカチなど(ハンコが押せるも
の)平筆、パレット(小皿)、筆洗バケツ、雑巾
申込:葉書で 住所・氏名・電話番号・子どもの名前/学年
〒227-0033 青葉区鴨志田町1204
横浜美術短期大学生涯学習センター  tel:963-4105


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★6  8/3 SUMMER Jazz2003

真夏の午後を最高のJAZZで過ごしませんか?
日時:8月3日(日)午後2時〜5時30分
会場:都筑公会堂(センター南駅下車・都筑総合庁舎内)
料金:前売り1900円(全席自由席)
出演者:中村誠一(sax)、吉岡秀晃(piano)、俵山昌之(bass)、江藤良人(drums)
山本剛(piano)、鈴木義雄(bass)、大隈寿男(drums)、清水翠(vocal)
田中信正(piano)、岡部洋一(percussion)
     足学園音楽大学 Swingin' Expres!!
お問合せ:Summer Jazz実行委員会 電話045-943-0682
発売場所:事務局、都筑区役所総合庁舎売店、ハーモス荏田、有隣堂センター
南駅店ほか


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★5  8/30 鶴見川「川・風フェスタ」2003

コンサートやフリーマーケット、カヌー、鶴見川の水質チェックなど

日時:8月30日(土)午前10時から午後8時まで
会場:鶴見川河川敷(JR鴨居駅近く)
問合せ:みどり・川と風の会 寺田(Tel 934−4533)
注意! フリーマーケットに出店するには、川のそうじをすることが参加条件
   参加費1,000円が必要です。出店の申し込みは、ハガキかファクスで
   高木(〒226-0003 鴨居3−34−13 Tel/Fax 934-4740)へ
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/pdf/7a_2.pdf


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★生涯学習支援IT講習 第1期募集(9月〜11月実施)
Aコース 文書作成
Bコース 表計算
Cコース ホームページ作成体験
Dコース インターネット・電子メール体験
講習時間:全6時間
参加費:1,000円
募集開始:7月1日(火)
締切:A−7月31日
   B−8月31日
   C/D-9月30日
問合せ:生涯学習支援IT講習受付センター
    tel:322-7761
会場:北部は 山内図書館、緑図書館、港北図書館、歴史博物館などです
応募:往復はがきでの申込
応募要綱が、地区センター、生涯学習支援センター等に配架されていますので
参照してください。

(~_~;)
またしてもIT講習会が始まります。IT難民が?また増えるんだろうか・・


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3.横浜丘の手情報
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■■ 横浜のネットデイ
 〜洋光台第一小学校のネットデイに参加体験リポート〜   原聡一郎
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横浜市で待望の「ネットデイ」がスタートします。平成15年度より5か年の予
定で市立小中学校を対象に実施されます。
7月5日(土)に行われた「洋光台第一小学校」の最初のネットデイに参加さ
れた原さんに、ホットなレポートを寄稿して頂きました。

◆ネットデイってなんでしょう?
ネットデイとは、アメリカのシリコンバレーで始まった、ボランティアが学校
のインターネット接続をお手伝いするイベントです。
http://www.edu.city.yokohama.jp/syokuinsitu/tantou/txt/7-5netday-2.htm

◆「なあんだ関係ないや」って思わないで下さい。
イベントの準備などを学校現場と地域ボランティアや自治会・町内会が一緒に
やることで学校と地域社会の協働による信頼が生まれ、ネットデイ後も学校と
地域社会がよい関係を持続的に維持してゆくコミュニティ活動です。
http://www.ssj.gr.jp/hssp/index.html

◆あなたの近くの学校がいつネットデイを行うのか調べて参加してください。
平成15年度ネットデイ実施校一覧
http://www.edu.city.yokohama.jp/syokuinsitu/tantou/txt/15netdaylist.htm
区役所の広報誌やホームページにボランテア募集の記事が載っています。
                   (横浜オムニバス通信編集部)


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洋光台第一小学校のネットデイに参加体験リポート
原聡一郎@横浜市民メディア連絡会
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7月5日(土)洋光台第一小学校のネットデイに参加した。
朝9時前に着くと体育館に入りきれないほどの人があふれていた。教員や生徒
よりもPTAや地元のボランティアの姿が目立つ。参加者は総勢334人。

中田市長も25分間だけだけど応援に駆けつけてくれた。 それらを準備から
当日まで仕切っていたのは、総合コーディネーターの野崎さんだった。野崎さ
んはお子さんが洋光台第一小学校に通う市民だ。これまでPTA活動にはけし
て熱心ではないほうだった。ただ、昨年11月にお隣の洋光台第一中学校での
ネットデイを経験していたのでコーディネーターを自ら買って出たそうだ。

2ヶ月前に設定された洋光台第一小のメーリングリストは700を超え、直前
には1日に50本以上ものメールが流れた。野崎さんはそのほとんどのメール
にきちんと答えていた。学校内の配線工事なのに、工事責任者も各工事班のリ
ーダーも全てボランティアの市民。昼食のカレー作りも、HPも市民仕切りで先
生は裏方に回っていた。

私も配線ボランティアに参加させていただき、ドリルで壁に穴を開けたり、天
井裏に首を突っ込み配線を通したりと1日汗を掻いた。疲れたけれど、なぜか
とても楽しかった。初めて会った人達との作業と交流が心地よかった。協働、
ボランティアの醍醐味はコレなのだと改めて思いしらされた気がした。

配線工事だけならプロがやった方がよっぽど短期間に正確に綺麗な工事できる
はずだ。334人にプロの1/10でも謝礼を払ったら、プロより高くついてし
まう。成端の練習や失敗で、配線や材料もたぶんプロの2倍位使っていた。
それでも、ボランティアでやる意義は学校を核とした協働のネットワークがで
きることだ。

私が今回ネットデイに参加して印象に残ったのは、「ネットデイは学校にイン
ターネット回線を結ぶことと共に、人のネットワークを結ぶことが大切なんで
す。」という野崎コーディネーターの力説と、「今回、私達がなにもできない
うちに準備がどんどん進みました。皆さんの力でこれから学校に風穴を開けて
ください。」という担当教員の言葉だった。

それと、ネットデイ終了時の参加したひとりひとりの満足そうな顔も。嬉しさ
のあまり泣きだす人もいるほど、閉会式では体育館で感動が共有されていた。

↓洋光台第一小学校のネットデイ
http://www.edu.city.yokohama.jp/es/youkoudai1-es/netday/netday-top.htm
*子供達が当日アップしたままなので画像がうまく出ないページあり
神奈川新聞の洋光台第一小学校のネットデイ
http://www.kanagawa-np.co.jp/tiiki/yokohama/yd03070601.html

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■■都筑区  耳より情報       都筑区  福富洋一郎
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パソコンが急に壊れたら(パソコン初心者の体験記)                  

1ヶ月前のある日、いつものように夜中にパソコンに向かってメールを
打っていた。すると突然、画面が消えた。一瞬停電かと思った。
コンセントが抜けたか。いや、ちゃんと繋がっている。フリーズしたり、
画面が消えることはあっても、電源が切れてしまうことは初めてだ。
やばい! 実はバックアップを取っていなかった。

自分の知識を総動員するもダメ。会社のパソコンに強い人に相談する
も復帰せず。パソコンをセットしてくれた息子に電話。週末に呼び寄せ
たが、これはダメだ、メーカーに送ろうということになった。見積もりが来て、
約2万円。これならと修理を依頼。

これまでいろいろなメーリングリストやマガジンなどで、1日平均
3、40通のメールが来ていたからから困ってしまった。禁断症状が
表れる。仕掛の連絡が取れない。そこで、何人かに電話し、または
FAXで事情を説明した。こういうときこそメールを使いたいのに。

ところが1週間位経ったら、逆にメールに追い掛け回されずに、ゆっ
たりとしている自分を発見。そうか、メールが無くても生きていける!
5年前に戻ればいいのだ。自分は、メールに脅迫されていた。
メールは相手が読んでいる保証は無いのだ、と自分に言い聞かせる。
女房も、パソコンに向かわない私を歓迎した。心を入れ替えよう。

先週、パソコンが戻り、1ヶ月ぶりにメールが打てるようになった。
幸運にもメモリーは残っていた。しかし、実に1050件も、メールが
たまっていた。そこでどんどん捨てた。読まなくても世の中は変わって
いなかった。しかし、何人かにお詫びのメールを打ちはじめたら、
せっかくの変身は、あっという間に元に戻ってしまった。やっぱりだめか!


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■■都筑区  耳より情報         都筑区  是永圭子
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朝市に人、群がる!

7月6日、葛が谷OK前は霧雨のひんやりした朝を迎えていた。今日は久しぶ
りに荏田南の自宅から徒歩で朝市をめざす。メゾン桜ヶ丘のあたりまで来ると、
もう朝市から帰ってくる人がポツポツ。心なしか、足のテンポが速まる。
朝市は、青いテントの下で息づいていた。トマト、きゅうり、なすを選ぶ人が
群がり、すごい熱気だ。今日の掘り出しものはなんだろう?とぶらぶら歩く。

どじょうインゲン、新じゃがいも、赤しそ、葉付きにんじんなどの箱に混じっ
て、モロヘイヤの箱を発見。「ひき肉スープに入れて食べよう!」と一把確保す
る。次は変わり種が好きなあのお店。店頭に黄色いUFOのような形状の物体
が5、6個。白いのもある。ズッキーニだという。オリーブオイルで炒めて、
塩を軽く振るだけでも結構おいしい。そうそう、韓国風ジョンにしてみようか
な?小麦粉をまぶしたのち、卵をくぐらせ、これをフライパンで焼き、コチュ
ジャンとネギとゴマ油で作ったたれを付けて食べるのだ。
(葛が谷OKストア前広場にて)


買い物客と、盛り上がる!

今朝は霧雨のせいか、気温が低く、こんなにたくさん歩いても汗をかかなくて
すんだ。自宅に帰り着くなり、クルマに乗りいざ、中川ふれあい市へ。
枝豆、きゅうり、ナス、トマト、新じゃがに混じって、巨大なズッキーニ、ル
ッコラ、ターサイなど珍しい野菜を見つける。ターサイの食べ方を買い物中の
女性に尋ねると、「炒めたり、おひたしにしてもおいしい」との返事。お礼に、
私はルッコラの食べ方を伝授。刻んでトマトに乗せてもおいしいし、炒めても
よし。ゴマの香りとピリリとした辛味も独特。ルッコラは我が家の大好き香辛
料だ。

品物を搬入中の店の前で4、5人が列を作っている。お目当ては何ですかと尋
ねると、「赤飯」だという。この店の人は、煮物やお餅、漬物などの惣菜を沢山
もってくるらしい。今日は赤飯にインゲンの煮物、ナスやきゅうりの漬物が飛
ぶように売れていく。今時の主婦(だけでなく男性も)は生野菜から作るより
すぐ食べられる惣菜のほうを好む?!

トマトを2箱も買っていく男性がいたので、お店で使うのですかと聞くと、家
で食べるという。お嬢さんたちがトマト大好きで、毎食くだもののように一人
1個食べるのだそうだ。いろいろな家庭があるものだ。見ず知らずの人とも気
軽に話せるのが市のいいところ。今度はお店の人に頼み、畑にお邪魔してみた
い。土と話をしてみたい。 (中川駅裏側、ヤマダ電気との間の遊歩道にて)


★★掘り出しお知らせ★★
大熊町のニコニコ市(青空市)では、お中元感謝セールを開催するそうです。
先着100名様にカレーセット(人参、じゃがいも、カレールー)をプレゼント!!

日時:7月7日(月)15:30〜17:30
会場:大熊町バス停の先……竹内模型店(つつじ公園)の斜め向かい


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■■とくとく横浜情報               
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★横浜市 耳より  横浜市市民活動推進助成金募集中

市民活動団体が組織的かつ継続的に活動を行えるよう、事務所経費の助成を行
います。団体の事務所として賃貸借契約をしている場合は事務所借上費
(家賃)の一部を、また、自宅の一部を団体の事務スペースとして使用してい
る場合は光熱水費の一部を助成します。
現在、平成15年度分の募集を行っています
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/tishin/npo/joseikin2.html


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★生涯学習支援IT講習 第1期募集(9月〜11月実施)

Aコース 文書作成
Bコース 表計算
Cコース ホームページ作成体験
Dコース インターネット・電子メール体験
講習時間:全6時間
参加費:1,000円
募集開始:7月1日(火)
締切:A−7月31日
   B−8月31日
   C/D-9月30日
問合せ:生涯学習支援IT講習受付センター
    tel:322-7761
会場:北部は 山内図書館、緑図書館、港北図書館、歴史博物館などです
応募:往復はがきでの申込
応募要綱が、地区センター、生涯学習支援センター等に配架されていますので
参照してください。

(~_~;)
またしてもIT講習会が始まります。IT難民が?また増えるんだろうか・・


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4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  実践編その4
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今回はお休みです。次回をお楽しみに!


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5.今、電子自治体がおもしろい(38)    青葉区  中谷英世
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  横浜市が変わる!!  いよいよ動きだす「区役所改革」(その4)

◆  〜[青葉区民のつどいの挑戦]〜

先週のオムニバス通信でご案内した青葉区民会議主催の「区民のつどい2003
横浜新時代〜区民の役割・区役所の役割〜」が7月5日(土)青葉公会堂で開催
されました。
参加した市民127人、区・市の職員がなんと91人。肩を並べて同じテーブル
で話し合うワークショップ形式で、12のテーブルにわかれ青葉区の重点施策や
区役所のあり方をテーマに熱心に話合いました。区民会議運営委員では足りない
ので、一部会場では市・区の係長がグループ運営を担当、民・官の協働運営にな
りました。

中田市長が進める横浜市行政の大変革を目指す「新時代行政プラン」の趣旨に沿
ったこうした試みは横浜市でははじめて。都筑、港北、緑区の区民も参観。
行政も青葉区だけでなく、市民局、都市経営局など関内からも多数の市職員が参
加、これまでにない新しい「区民のつどい」になりました。
都筑の福富さんが参加者の視点からリポートしてくれました。また、青葉区民会
議のホームページで写真で会場の雰囲気を伝えています。ご覧ください。
 http://www.aobakmin.on.arena.ne.jp/

◆旧態の区民会議や行政主催の公聴会では、区民が要望や苦情を一方的に発言、
行政はただ聞き役、「参考にさせていただきます」とお茶を濁す程度。形式だけ
の広聴と、文句を並べる区民の声が響くだけの空虚な儀式でしかありませんでし
た。

今回のこころみは行政と市民が情報を共有するなかで、共通の課題を同じテーブ
ルで同じ目線で肩を並べて話し合おうという双方向の対話の試み。「職員がつる
し上げられるのでは・・・」と危惧する向きもありましたが、そんな場面は全く
なく、市民は確実に住民自治に向かって成長していることを実感させる集いにな
りました。

特に今回は若い世代の参加が目立ち、新しい時代の始まりを予感せます。
運営に当たった運営委員から「つどい終了後、張り出された意見のシートの前で
、若い男性から『この”つどい”をボランティアだけで企画・実行したのはスゴ
イ』と拍手された」と感激の報告もありました。
6日の朝日新聞朝刊でも、参加した会社員(41)が「批判ばかりでなく、建設
的な意見交換だ出来た。継続して欲しい」と伝えています。

新時代行政プランを策定した三好エンジンルーム担当部長が講演の中で「こうし
た市政参加こそが協働のあり方・・」と指摘したのが注目されます。行政任せで
なく、市民が市政に積極的に参加していく協働のまちづくりが目に見えてきまし
た。

青葉区民会議は、横浜新時代にふさわしい市民ニーズの把握の仕方と施策立案プ
ロセスからの市民参加の新しい協働のあり方を具体的に示すことが出来たと思い
ます。 皆さんの声を区民会議にお寄せください!
メール: infor@aobakmin.on.arena.ne.jp

◆さて先回につづき「新時代行政プラン」にみる区役所改革。本文をまだ読んでいない方は是非読んで欲しいのですが・・・
http://www.city.yokohama.jp/me/soumu/gyoukaku/shinjidai/shinjidai1.html

今回はITを活用した情報化によるサービスの向上です。ここに「双方向のコミュ
ニケーション」が明記されているのが注目です。

 市役所構造改革、重点改革項目その2
  [情報化によるサービスの向上と業務プロセスの迅速化・高度化]
   IT(情報通信技術)等を活用して、市民に身近で、迅速なサービスを供
   給し、利便性を上げます。市民と行政の双方向のコミュニケーション機能
   を強化します。同時に、庁内情報流通の拡大・共有化により、施策の企画
   から実行、評価までの業務プロセスの迅速化・高度化を実現します。

◇ここには電子市役所推進計画にはなかつた「市民と行政の双方向のコミュニケ
ーション機能の強化」が横浜市の方針として、はじめて明記されました。

 1 市民との情報の共有と市民サービスの拡大・効率化
  (1) 予算要求書、審査書を予算の議決後に公表します。主要事業について
      は予算案発表後、要求額および審査額等を公表します。
  (2) 広報・広聴制度を局・区中心に見直します。
  (3) 電子市役所推進計画に基づき、「電子市役所」の具体化に向けた取組
      を進めます。

◇ここで「電子市役所推進計画」が出てきますが、推進計画には本来「市民と行
政の双方向のコミュニケーション」の発想が乏しいために、ここにも「ITを活用
した対話や市民参加」が見当たりません。
以下の電子市役所具体策4項目には双方向のコミュニケーションと言えるものは
なく、どこの自治体では既に実現している、ありきたりの電子市役所窓口改善の
程度に留まっています。
  
  ? 局と区のホームページを拡充し、積極的な情報提供を行います。
  ? 市政情報や生活情報について、知りたい情報が気軽に入手できる、市政問
    合せセンター(コールセンター)を開設します。
  ? 区役所や市役所に行かなくても、インターネットで申請・届出、地方税の
  申告、図書貸出予約、情報公開請求、入札等の手続ができるようにします。
  ? スポーツ施設や文化施設については、従来の電話や窓口での利用申込に加
   えて、インターネットで利用申込ができるようにします。

◇こうした矛盾とも言える事態は、「新時代行政プラン」(3月)より先に「電子
市役所推進計画」案(1月)を策定しまい、しかも発想が古く遅れているままに調
整が出来ていないのに発表した結果が露呈したといえます。ITによる市民参加や
市民ニーズの把握への積極的な活用は、アクションプランでどう修正し盛り込む
のか注目したいと思います。

市民局の某課長が「市民電子会議室」に大変後ろ向きで、区に押し付け、ITによ
る広聴機能の強化をネグレクトしたとの噂がありますが、まさかバックヤードの
大改革を目指す「新時代行政プラン」を読んでいないのでしょうか?確かめたい
ものです。

さて次回は「庁内区長公募」制度など大胆で具体的な区役所改革を紹介しましょ
う。 (つづく)
         

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青葉区の「区民のつどい2003」に参加して(速報)

都筑区民  福富洋一郎

7月5日(土)青葉公会堂で開催された、表記の会合に参加しました。
青葉区民会議が主催し、横浜市の中で初めて、区役所職員と区民
とが膝を突き合わせて話し合いをすると、朝日新聞に出ていたので
行ってみたくなりました。

第1部は、都市経営局の三好部長と橋本青葉区長の話でした。
この辺の情報は、既にホームページで知っていました。
今回の目玉は、第2部のワークショップです。12チームに別れ、
私は第6班でした。受付時のプログラムの番号でのチーム分けでした。
17人いたので、全部で200人は超えての参加のようです。
特質すべきは、区役所・市役所の職員が6人も混ざっていたことです。
(速報によると、職員91人、市民124人だそうです。)

「自分が青葉区長だったらどんな課題に取り組むか?」でカードを作成。
意見交換とグルーピング。模造紙に貼る。
次に、「課題に対する提言・アイデアはないか?」でカードを作成。
意見交換とグルーピング。模造紙に貼る。
とにかく、やってしまったことがスゴイ!
終了後、ロビーに展示された模造紙には、1000枚以上のカードがびっしり。
200人×(3枚+3枚)。私のように10枚以上も書いた人もいましたが、
少ない人でも2回合計で3枚は書いていました。

KJ法によるワークショップは、全員意見が残ることがメリットだと
痛感しました。ただ、ファシリテータの経験の積み上げが課題の
ようですが、区民会議の人たちが頑張っていました。
今回の最大の目玉であった、職員と区民との話し合いでは、次の
やりとりが実際にあったことに感激しました。
ある区民が、自分は音楽に興味を持ってサークルをやっているが、
「文化協会」を作って区内の団体の名簿をつくってほしい、と発言
したところ、ある職員が、必要なら自分たちで作ればよい。この指
とまれでで声をかければ出来るはず。しかし、協会を作れば文化
活動が盛んになるというものでもないと思う、と発言しました。

青葉区の地域振興課や青葉区役所別館に行きさえすれば、また、
ホームページで探せば、他の団体の情報は入手できる、との
別の区民の発言もありました。
暗に、行政やよその人を頼りにせずに、自分から動けば展望は
開けるということを言いたかったのでしょう。最初の発言者は納得
されているようでした。


青葉区役所ばかりでなく、緑政局(公園事務所)、交通局(土木
事務所)の方々も参加されていました。ただし、職員の方のお住まいは、
殆ど青葉区以外であることが分かりました。
青葉区民の地域に密着した課題を生で体感する良い機会だった
と思います。区民会議では、このような催しを継続できないもの
でしょうか? 目からウロコが落ちた区民や職員が増えて、
青葉公会堂にウロコが沢山残されたら良いですね。
画期的なことに挑戦した青葉区民会議の皆さんに敬意を表します。

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6.TaKMi'sジャンプアップIT講座   
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今回はお休みです。次回、白谷さんの原稿をお楽しみに


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7.編集後記 
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冒頭では「明日は七夕」と書いていますが、編集を終えたら今はもう、「七夕の
今日」。シンデレラタイムを大幅に過ぎてしまいました。
青葉区による区民のつどい2003について、中谷代表が「行政任せでなく、市
民が市政に積極的に参加していく協働のまちづくりが目に見えてきた」と高く
評価しています。「洋光台第一小学校のネットデイ」は学校と地域ボランティア、
保護者、自治会・商店会など地域コミュニティがひとつになり、ITを通じてそ
の後も強く、いろいろな角度からつながっていく、そんなネットワークの明る
い未来を感じさせてくれます。あなたの近くの学校はネットデイをいつ行うで
しょうか?調べてぜひ参加してください。こちらから行動を起こすこと、それ
が街を、環境をもっと良くする大きな原動力になるんですね。

平成15年度ネットデイ実施校一覧
http://www.edu.city.yokohama.jp/syokuinsitu/tantou/txt/15netdaylist.htm

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