2002年03月31日

「横浜オムニバス通信」 21号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 21号 (発行日 2002年3月31日)

*   ※※ * □□□ 1.TaKMiのトピックス  * □
※※※ □ □ 2.市民活動イベント情報 □
※※※※* □ * □ 3.横浜耳寄り情報        □
※※※※※※* □  □□ 4.横浜丘の手便り  □
※※※※※※※ □□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい □
※\ 桜 /※* □□□□□□□  6.おもいっきりしゃべり場 * □
 ※| |※*  □□□○○ □□  7.編集後記      * □
| |* * □□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□
ヽ(^o^)丿(*^_^*)/u ○○   ○○
---------------------------------------------------------------------
横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm
 

 いよいよ本日は横浜市長選挙の投票日です。午後8時まで投票できます。
街づくりへの市民参加は、私たちの望む政策を実行してくれる候補者への投票
行動からはじまります。選挙結果はどうであれ、まず投票場へ足を運びましょ
う。今、電子自治体がおもしろい「IT懇談会傍聴記」の横浜市のIT取組み事
情などのリポートも投票の参考になるかもしれません。

 桜の花びらも一緒にのせて、今日もわが「横浜オムニバス通信」は皆さんに
新鮮な情報をお届けします。
                      
◇21号−お急ぎの方へのご案内◇
1.TaKMiのトピックス
シンポジウム 「まちづくりとIT」への参加報告
2.市民活動イベント情報
丘の手内の5つのイベント情報
3.横浜耳より情報
  募金のお願い、日本語学習マップ、障害者パソコンボランティアセミナー
4.横浜丘の手便り
  お花見情報、グループ紹介「ごまめ通信舎」
5.今、電子自治体がおもしろい
  IT懇談会傍聴記はホットで新鮮なリポートです。横浜市のITへの取組
  みや市民の行政参加への取組み姿勢や状況が良く分かります。
6.おもいきり しゃべり場(第8回)
  奥ゆかしい男性陣が名乗りあげないので、またまた編集長がでしゃばって
  しまいました。
                   (21号の編集担当は多賀です) 
□――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.TaKMiのトピックス
□――――――――――――――――――――――――――――――――――
★ シンポジウム 「まちづくりとIT」への参加報告

日時:3月23日(土) 13:00−16:00
場所:かながわ県民センター 711号会議室
主催:神奈川情報ボランティアネットワーク
(http://www.monty.konan.yokohama.jp/kiv/)
事例報告
(1)まちづくり − 地域とITの視点から      鏑木孝昭
(2)市民活動をITで支援する「TaKMi」の活動紹介  多賀和幸 
(3)IT講習をまちづくりにつなげるために 富田好明

 シンポジウムは参加者予定を上回り、50〜60名と大盛況でした。
まず上記3人による「まちづくりとIT」に関する事例報告ありました。
・鏑木さんからは市民参加による地域社会の政策形成をどう進めるか、合意形
成の手法はITではなく、バックキャスティングやシナリオ・ワークショップ
などの手法が有効などスケールの大きな話がありました。
・多賀は「TaKMi」の活動紹介を行いました。さらに、草の根ー組織(X軸)、
Profit/PrivateーNon-Profit/Public(Y軸)としたときの、第3象限の市民活
動が今後の「街づくり」「人づくり」「新ビジネスづくり」に大きな役割を担
っていて、ITによる支援とネットワーク作りが必要というお話をしました。
・富田さんからはIT講習会は多くの自治体がメーカーに丸投げして行われた
なかで、東京都北区においては富田さんたちのNPOとボランティアが全部の
講習会を行い、150名のパソコンボランティアのネットワークができたという
報告がありました。
このあと小山さんの司会で全体討議に入りました。6人位のグループに分かれ
そこで出た疑問や質問事項を全体で討議しました。地域通貨の話や横浜市のI
T講習会はどう行われたかなど面白いテーマが出ましたが、市民主導は有効か
どうかは議論が分かれました。このあと2次会に雪崩れ込んで、多くの方々と
貴重な意見交換ができ、素晴らしいシンポジウムだったと思います。
                           (報告者 多賀)
□□―――――――――――――――――――――――――――――――――
2.市民活動イベント情報
□□―――――――――――――――――――――――――――――――――
◇◆まだまだ、間に合うイベント情報(既掲載分)
◇20号
★3 4/13 里山観察会「新治の春を訪ねて〜植物を観る」
----------------------------------------------------------------------
◇◆21号 新着イベント情報(丘の手)◆◇

★1 4/6-28 恩田の谷戸で、森づくり

4月6日(土)10時〜伏せ焼き準備
   雑木林広場集合、炭材やマキの準備など
4月13日(土)10時〜ヤマザクラのお花見&作業
   雑木林広場集合、おいしいものあり。午後は林の作業(15時まで)
4月27日(土)28日(日)10時〜谷戸の伏せ焼き
   ホトケドジョウ広場集合(初めてのひとは青葉台駅からバスで、あかね
   台バス停集合)

伏せ焼きとは、地面に穴を掘り、焼く素朴な炭焼き。谷戸をじっくり満喫でき
ます。参加者は申込が必要です。 久保まで(961−5045)

全て大雨の場合は中止です。判断に迷う時は下記まで連絡
参加費:無料
主催/連絡先:恩田の谷戸ファンクラブ (藤田 961−8015、
高橋 042−727−1375)
----------------------------------------------------------------------
★2 4/10,24 民家園むかしばなし

日本を始め世界中の昔話をゆったりと聞きませんか・・
毎月第二・第四水曜日の15時半から16時まで民家園のいろりばたで、
お話をしています。
小さい子どもから大人まで、どなたでもご自由においで下さい。
入園は無料です。

開催予定日
4/10, 4/24, 5/8, 5/22,6/12,6/26, 7/10,7/24, 8/14, 8/28,
9/11, 9/25, 10/9, 10/23, 11/13, 11/27, 12/11

問合せ:民家園むかしばなし
    増田 591−6363
    宮島 701−0324

民家園事務局:594−1723
----------------------------------------------------------------------
★3 4/17 やすらぎコンサート

日時:4月17日(水)13時半開場、14時開演
場所:横浜ラポール・シアター(新横浜駅徒歩10分)
テーマ:<歌で握手世界の国々>:イギリス
  久しき昔/アニーローリー/ロンドンデリー 他
ゲスト:<混声合唱>:横浜木曜会
  おぼろ月夜/春の唄/牧場の朝 他
前売り券:800円(青葉、港北、緑の各区役所売店)
当日券:1000円
主催:やすらぎコンサート実行委員会
後援:横浜市社会福祉協議会、横浜音楽協会
----------------------------------------------------------------------
★4 4/21 北の『森づくり』

日時:4月21日(日)10時〜12時、13時〜15時
場所:大塚歳勝土遺跡公園(地下鉄センター北駅徒歩5分)
内容:竹林整備(たけのこ整理)
雨天の場合は作業中止、事前申込不要
費用:無料  軍手、世来れても良い服装
主催・連絡先:港北ニュータウン緑の会 大塚歳勝土遺跡公園愛護会
  (948−2920)
----------------------------------------------------------------------
★5 5/5 鶴見川流域「こども風のまつり」

日時: 5月5日(日・祝) 10:00〜14:00 雨天中止
場所: 鶴見川 鴨池橋下の河川敷 (JR鴨居駅から徒歩1分)
内容: 子ども達が楽しみながら自分たちのまち(流域)を知る機会として開催す
    るイベントです。手作りおもちゃ(万華鏡,風ぐるま,竹とんぼほか),
    カヌー教室,水質調査,こどもフリーマーケットなど。
主催: みどり・川と風の会
共催: 鶴見川流域総合治水対策協議会
問合せ: TEL./FAX.045-934-4533(寺田)
備考: こどもフリーマーケットの出店者を募集します。希望者は4/25(木)まで
    にお申し込みください。店長は子ども,出店料無料,定員30組。ただし
    出店品に規制がありますのでお問い合わせください。
----------------------------------------------------------------------
◆市民活動イベント情報の募集
横浜の北部の市民活動イベント情報の掲載を希望される方はイベント情報
を下記まで、本欄の様式に習いEメールでお送りください。(掲載は無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
横浜オムニバス通信編集部 E-Mail: TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)

□□□――――――――――――――――――――――――――――――――
3.横浜耳寄り情報
□□□――――――――――――――――――――――――――――――――
★ 募金のお願い 《アンドゥリーくん! 元気になってね!》

サロン・デ・チャルラスよりのお願い
(このグループは横浜市青葉国際交流ラウンジに登録しているグループです)
                      
アンドゥリー君は6歳の元気な男の子です。3年前、お父さんの留学に伴って
ロシアから来日しました。1年半ぐらい前から左の膝が痛いと言うようになり
ました。

今年1月になって、夜も眠れないほどの痛みを訴えました。言葉もあまり通じ
ない日本で心配になったお母さんは、アンドゥリー君をロシアに連れて帰りま
した。ロシアの病院で見てもらった結果癌であることがわかりました。

今、彼はロシアで癌の専門病院に入り、治療を受けています。毎日の治療費は
日本円で一万円ぐらいかかるそうで、ロシアの社会情勢から見るとこの金額は
非常に高額なものです。お父さんは留学生でとても払いきれません。

そこで、私たちは募金を呼びかけることにしました。皆様の温かいご協力をい
ただけたらと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

2002年 3月 サロン・デ・チャルラス

 サロン・デ・チャルラス(母と子の集まり)
  2000年6月に発足、外国籍の子どもを持つ親と日本人親子の
  集まり。育児相談、生活相談などを中心に活動。

 連絡先…加藤比佐子(TEL&FAX 045−941−3029)
     井出恵智子(TEL&FAX 045-−902−7560)
     中島美恵子(TEL&FAX 045−983−4546)
     村上 直子(TEL&FAX 045−962−9110)
----------------------------------------------------------------------
★ Web版「かながわ日本語学習マップ」
      神奈川県国際交流協会より 

県内で活動する日本語教室、学習補習教室、母語教室など約200の教室のデ
ータが手軽にインターネットで見ることができます。
在住外国人への情報提供や、活動グループ相互の情報交換のために使って欲し
いそうです。
http://www.k-i-a.or.jp/classroom
----------------------------------------------------------------------
★ パソコンボランティア入門セミナー

内容と日程:2回目からは障害別に必要な援助を学びます。
第1回3月30日(土)10時〜15時
 「パソコンボランティアを実践するには」・・(済みました)
第2回4月27日(土)10時〜12時
 「肢体障害」
  講師:畠中規 横浜市リハビリテーションセンター
第3回5月18日(土)10時〜12時
 「視覚障害」 
  講師:佐々木夏実 ドリームナビゲーター横浜    
第4回6月22日(土)10時〜12時
 「知的障害」
  講師:齋藤憲磁 社会福祉士
     鵜飼丈太 アニモネットワークサークル
場所:横浜ラポール 2階大会議室
対象:パソコンボランティアに興味のある方
参加費:各回500円
申込:各回ごとの参加も可
   各回10日前まで受付 氏名、年齢、障害の有無(内容)、住所、
tel/fax、そ族団体、参加回を書いて下記にお送り下さい。
 ピアネット webmaster@peer-net.org
主催協力:ピアネット、ドリームナビゲーター横浜、横浜らポール

□□□□―――――――――――――――――――――――――――――――
4.横浜丘の手便り
□□□□―――――――――――――――――――――――――――――――
★ お花見にゆこう

 気象庁によると、今年の横浜市のソメイヨシノ開花は3月15日で平年より
も13日早いそうです。気象庁による桜の開花情報は、全国の気象台及び測候
所があらかじめ決めた植物季節観測用の標本木を観測した結果に基づく開花情
報でその地域の開花の目安になります。

 ぴあのお花見情報には、丘の手地域のお花見スポットとして、青葉台〜桜台
公園の桜並木、大倉山公園、こどもの国、四季の森公園、寺家ふるさと村が紹
介されていました。今日あたりが最後のお花見のチャンスのようです。
http://www.pia.co.jp/gentei/hanami_kanto.html
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/0321/sakura.htm

----------------------------------------------------------------------
★ グループ紹介  「ごまめ通信舎」

「ごまめ通信舎」(ごまめの歯ぎしりにも似た市民のネットワーク)は、横浜
市港北区の女性たちが、暮らしの中から見えてきた気になることへ、声を上げ
ていこうと結成した、機敏で、ゆるやかなネットワークです。現在のメンバー
は男女あわせて十数名で、どの政党とも、また特定の宗教とも関係なく活動し
ています。(HPより) http://www6.plala.or.jp/gomame/

ごまめ通信舎では、年4回程度ミニコミ誌《ごまめ通信》を発行したり、機敏
に!!市長選挙候補者アンケートを実施し、HP上で公開したり(こういうこ
とがHPの利点でしょうね...)、メンバー個人の活動を載せたりユニーク
な活動をされています。

現在のコラムは:
◇選挙(候補者へのアンケート)
◇ミニコミ誌『ごまめのつぶやき』
  ここから最新号や以前のものを見ることができます。こういうのもHPな
  らではですね。 
◇近現代史学習会
◇読書・書評のコーナー
◇博物館へ行こう
◇市民活動情報掲示板
  このコーナーでは、さまざまなグループの活動を紹介しようと考えていま
  す。方法は検討中ですので、ご意見をお寄せください・・とのことです。
  皆さんも意見を出してみてはどうでしょう。

市民活動情報掲示板がどのように利用されていくのかー興味がありますね。

皆さんは横浜市市民活動支援センターの「みんなの掲示板」をごぞんじですか?
http://www.npo-c.city.yokohama.jp/sunbbs2/index.html
掲示板をやっていくのはむずかしいですね・・・

http://www.npo-c.city.yokohama.jp/index.html
ついでに団体個人情報検索にチャレンジしてみて下さい。
情報が手に入れられるでしょうか…
 
□□□□□――――――――――――――――――――――――――――――
5.今、電子自治体がおもしろい(10)     青葉区 中谷英世
□□□□□――――――――――――――――――――――――――――――

IT懇談会傍聴記 〜初めて姿を見せた「横浜市IT戦略」案〜

◆3月28日横浜市企画局は、外部委員からなるIT懇談会に対して横浜市
IT戦略〜新情報化推進計画〜の案を提出しました。
ITの活用を「市民生活の向上や地域活性化の有効な手段としてとらえ、市
民が等しく安心して暮らせる便利な高度情報社会を目指す」とし、4つの目
標をあげています。
 1.横浜経済の活性化
 2.ゆとりある豊かな市民生活の実現
 3.安全で快適な都市空間の形成
 4.行政の効率化による市民サービス向上
さらにこの目標を具体化する25項目の施策展開の方向性を示しています。
◆出席した13名の委員から「大変立派だが、全て実現できるのか?何にプ
ライオリティを置くのか?どんな年次計画で進めるのか?など疑問が出され
ました。(横浜市のIT懇談会のメンバーや概要はここからアクセス)
http://www.city.yokohama.jp/me/kikaku/k_kikaku/itsuisin/koudohp.html

企画局の説明では、5月中にはIT戦略を確定し、各局と分科会で検討して
いるアクションプランとあわせた推進策を、優先順位を付けて15年度事業
計画に盛り込む作業を進める予定だそうです。しかしその具体化には更に2
年から5年かかるとのこと。早くても16年度からスタートになりそうです。
◆国は平成15年に電子政府をスタートさせます。お隣の川崎市も15年度
には開始すると発表しました。東京都は今年度からでも出来るところから始
めろと知事の号令。横須賀、藤沢、大和、市川は既に部分的に開始。IT基
本構想も市民と電子会議室で公開討議をしています。しかし、横浜市はIT
戦略をいまだ市民に説明する段階に至っていません。このままでは日本一の
巨大都市横浜市はIT化では日本一遅れた自治体になりかねない状況です。
◆委員からは「市民の声を聞く討議の機会が必要だ。IT行政はオープンな
もの、ITを活用した市民の行政参加をどう進めるのか。ITによる地域コ
ミュニティ構築の概念が希薄ではないか。デジタルとアナログのバランスの
取れた社会生活が重要だ。IT化すればすべてがいいのか?疑問だ」などが
指摘されました。、
◆施策展開の第6項目に「地域企業、商店街と住民のネットワーク形成」が
ありますが、まちづくりに欠かせない市民団体のIT化の促進が全くふれら
れていません。市民活動推進条例で市民活動を重視しながここでふれないの
は施策に一貫性がなく極めて残念だと思います。委員からも、「ITを教え
あう場を行政が用意すれば、市民相互が教えあう新たなITコミュニティ
が出現する。そうした視点で再考したらどうか」などの意見は貴重でした。
ITによる市民社会の基盤つくりがこれからの自治体の大きな役割だと思い
ます。
◆特に、一番重視すべき「オープンな行政による市民との協働」の項目が最
後尾の24項目に記述されたこと、電子掲示板やHPの拡充などこれまでの
広報・公聴の域を出ない発想などを見ると、横浜市は市民によるオープンな
行政参加を本気で促進する姿勢があるとはとても思えません。
その他、市民の生活向上よりも産業施策を第一項目に位置付けるなど、市民
のための市役所の取り組みとして疑問があります。また、デジタルデバイド
への配慮が少なく情報リテラシー向上に止まっているのが気になります。
◆このIT戦略は5月ころ成案として公開するそうですが、先進自治体では早
くからIT戦略をめぐり市民参加で進めているのを見るとその面でも遅れて
いると感じます。
選ばれた専門家の意見はそれなりに貴重なものでしょうが、主権者である横
浜の有識市民の意見こそ重視すべきではないでしょうか。参加なくして協力
はありえません。企画局はこの素案を直ぐにでもHPで公開すべきです。
ITによる市民参加とはここから始まるものです。
◆オムニバス通信では横浜市のIT戦略を市民のものとするために順次内容
を報告していきたいと思います。

□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
6.おもいっきり しゃべり場 オンライン・シンポジウム第8回 
□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――

 『男女共同△社会・・男と女はやっぱりちがう?』  緑区  多賀和幸

 私が子供の時、男の子のグループは野球やレスリングや魚釣りなどの遊びに
明け暮れていました。時々女の子ともっとおとなしい遊びもしましたが、すぐ
飽きてしまった経験があります。
 男と女の性差は社会的・文化的につくられたものであるというジェンダーの
考え方に目覚めた世代のお父さんやお母さんに是非聞いてみたいことがありま
す。ジェンダーの考え方で育てた子供たちの遊び方は性別がないのかどうかと
いうことです。

 最近男と女はちがうという話を聞くことが多くなってきました。このような
テーマで書かれた本が世界的にベストセラーになっています。
「話を聞かない男、地図が読めない女」アラン・ビーズ&バーバラ・ビーズ著
(主婦の友社発行 1,600円)を読んで、冷蔵庫の中のバターが発見できず、妻
から「あなた何処に目が付いているの」と言われてきた欠陥は単なるオスの習
性であると分かり安心しました。

 男と女は違うという事実は科学者、人類学者、社会生物学者には常識になっ
ていたようですが、人種、性別、年令などで人間を差別しないつまり「政治的
に正しい」ことを目指す社会では、そんなことを言うとつまはじきにされかね
ません。著者がこの本を書くにあたっても、いろいろと困難があったそうです。

「私たちの思考や行動を決めるのは、胎児期に作られる脳の配線と、ホルモン
の働きである」(「話を聞かない男・・」より)
 1980年代後半頃から、CTスキャンにより、生きたまま脳の活動が観察でき
るようになり男と女の脳の違いが明らかになってきました。この脳の違いは男
と女が何百万年もの間の共同社会のなかで担ってきた役割分担即ち、男は「メ
シの調達&保護者係り」、女は「子育て&家事運営係り」に最適に適応した結
果ではないかとこの本では書いています。

「女はレーザ探知機で、マルチプロセッシングが可能」
 子供を育て、家を守る立場上、他人のごくわずかな気持ちや態度の変化に気
づく必要性があります。私も妻から「あの時、あの人は顔色が変わったわよ」
と指摘されても全然気が付かないことがあります。また男の隠し事を見破る女
の眼力にはまったく脱帽です。
 男はたった一つのことしか一度にできませんが、女は同時に多くの仕事をす
る能力があるようです。TVを聴きながら、料理をつくり、友達と電話をする
などパソコンで言えばマルチプロセッシングの機能です。また左右の脳を同時
に働らかす能力が発達しています。左右の脳のコミュニケーションを司る脳梁
が男より発達しているためです。

「男は空間能力が優れている。しかし一度にひとつのことしかできない」
 男が車の運転をして、女に地図を渡してナビゲーター役をやらせると、女は
地図を進行方向にあわせてくるくる回します。「地図はぐるぐる回すものでは
ない」と男が怒ると、「自分で読むことね」と地図が飛んできます。この能力
差のためパイロットやエンジニアや建築家の男の比率は圧倒的に高いようです。
また縦列駐車をぴったりできる女は少ないといわれています。

「女はしゃべるのが心地よいが、男は黙っているのが心地よい」
 女はしゃべるのが心地よく、親しい人とコミュニケーションをとるためなの
ですが、男は目的がないと無駄話に思えてしまうようです。女はただ聞いてく
れて共感してほしいだけなのに、男はいちいち話をさえぎり解決方法を提案し
てしまいます。男の言語能力はコミュニケーションをとるためでなく、集団で
狩をし、敵と戦うためのものなのでしょう。狩が終わり、家族といる時は、黙
っ焚火の炎をみていたのでしょう。ぶっすと座って、生返事をしている夫と、
もう私に愛情を抱いていないと誤解している妻は現代の有りふれた風景です。

 このように男は女はというと、私は違うと反発されるかたも多いと思います。
これはあくまで、平均値であり個人のばらつきは大きいと思います。しかし、
これからの男女共同参画社会という新しい社会は男と女はまったく同じである
という前提で考えるより、ちがっているという前提で考えるほうがうまくゆく
ように思えます。どの分野でも男女が同じ比率で職場に進出しなければおかし
いと考えるのではなく、それぞれが得意な分野で社会参加し、自己実現を図る
と考えたほうが、生き易いと思うのですがいかがでしょうか。
                            
□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
7.編集後記 
□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
 横浜オムニバス通信を発行してから、横浜北部のいろいろな風景が見えてき
ました。緑区に何十年も住んでいながら、自分の住んでいる地域社会の風景も
環境も人々も丁度TVや映画の映像のように観客として見て来た気がします。
 地域社会への参加が深まるにつれて、観客から出演者へ出演者から演出者、
シナリオライターへと意識が変わってゆくのでしょうか。TaKMiの活躍す
る丘の手の舞台や役者はなかなか面白く、参加するのに値する世界だと思いま
す。
----------------------------------------------------------------------
「横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL: http://takmi.ciao.jp/sub/ 
   http://takmi.ciao.jp/xoops/

2002年03月17日

「横浜オムニバス通信」 20号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 20号 (発行日 2002年3月17日)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
□□□ 1.TaKMiのトピックス   □ 
□ □ 2.市民活動イベント情報        □ 
□ □ 3.横浜耳寄り情報        □ 
□  □□ 4.横浜丘の手便り   □
□□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい □
□□□□□□□  6.おもいっきりしゃべり場 □
□□□○○ □□  7.編集後記       □
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○□□□□□□□
○○   ○○  
横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm
 

いよいよ横浜市長選が近づいてきましたね… 住民基本台帳ネットワーク化が
今年の8月から始まります。本人確認情報手続きなどが進み、ICカードによ
る市民証のようなものを持つようになるのでしょうか…市長選なども電子投票
になる日もそう遠くありません。家から投票が可能になる…さて、投票率は上
がるのでしょうか? 16日に開催された市長選立候補者の公開討論もインタ
ーネット上で行われたりすると、もっと多くの市民が知る機会を分けることが
できるようになるのではとおもいました。電子投票のことは、5.のコラムで
書いてもらいました。そちらをご覧になってください。
                      (20号の編集は小池です)

◇20号−お急ぎの方へのご案内◇
1.TaKMiのトピックス
緑区サークルの集い報告
2.市民活動イベント情報
丘の手内の3つのイベント情報
3.横浜耳より情報
    メンバー募集、講習会情報、グループ紹介、 ボランティア募集など
4.横浜丘の手便り・・今回おやすみ
5.今、電子自治体がおもしろい
   電子投票がはじまる
6.おもいきり しゃべり場(第7回)
                      
□―――――――――――――――――――――――――――――――――
1.TaKMiのトピックス
□―――――――――――――――――――――――――――――――――
★緑区サークル交流会  参加報告(小池)

 渡り歩いた交流会も緑区のもので最終回。3月10日(日)10時〜15時、
会場は緑公会堂と緑区役所。賑やかに、楽しく参加してきました。
 TaKMiは、2階の生涯学習支援センター、インターネット接続のパソコ
ンがあるところを陣取りました。「鴨居フォトクラブ」は、デジカメ体験を行
うということでお隣同士。インターネット接続のデスクトップはコンバータで
テレビのモニターに繋ぎ、会場に来た人にTaKMiのHPを見てもらいなが
ら活動の説明をしました。
 持ちこみ機材、ラップトップ3台、プリンター1台、プロジェクター1台。
2台で無料の名刺作成をやりました。1台はプロジェクターを使い、パソコン
シアターを開設。会場の催し物やサークルのブースをデジカメ撮りし、スライ
ドショーで見てもらえるようにしました。(名刺作成シートの寄付が会員より
あり大助かり…。)
 緑区のグループもまだまだHPを持っているところが少なく、これからとい
う感じがしました。終了後も交流会に参加し、緑区で活動している人たちとア
ナログで繋がってきました。見える関係の交流があってこそのデジタル仲間で
す。それぞれの区で活動している人たちから生の情報がこのオムニバス通信へ
届くようになれば良いな…と思いました。
 
□□――――――――――――――――――――――――――――――――
2.市民活動イベント情報
□□――――――――――――――――――――――――――――――――

◇◆まだまだ、間に合うイベント情報(既掲載分)
◇17号掲載分
 ★7 3/22 映画「ユキエ」上映と松井久子監督講演のお知らせ

◇19号(丘の手 
 ★4 3/21 シンポジウム「竹林を暮らしに、地域づくりに活かすには?」
 ★5 3/21 林洋子−人語り−宮沢賢治
 ★6 3/23 市ヶ尾・谷本川の水質調査と野鳥観察会
◇19号(丘の手以外)
 ★2 3/23  シンポジウム 「まちづくりとIT」 参加者募集

************************************

◇◆20号 新着イベント情報(丘の手)◆◇

★1 3/24 第2回 緑区子どもフェスティバル
日時:3月24日(日)10時〜14時
場所:四季の森公園
参加自由
巻き寿司作り、木の工作、折りがみ、ダンボールであそぼう!
万華鏡づくり などなど 愉しいことがいっぱい待っている(よ!!)
問合せ:生涯学習支援係 こどもフェスティバル担当
    tel:930-2237 fax:930-2244
________________________________________________________________________

★2 3/31 生涯現役つなしま会
  第76回ふれあい役立ち日曜サロン
『庭木の管理・手入れのポイント』
あなたの庭は、成長しつづけるきによってゆとりの空間がうしなわれていませ
んか?庭は、自然を範とする風景ですが、特に伸びた枝葉は安らぎを与えてく
れません。
(1)庭木は、自分で手入れする (2)庭木の殖やし方と仲間づくり
日時:3月31日(日)13時半から16時
会場:浜京(港北区綱島西2−5−4 531−7161
講師:元大船植物園長 曾我大典氏
参加費:会員無料(ビジター300円)
申込:堀江 tel/fax:531-8007

________________________________________________________________________

★3 4/13 里山観察会「新治の春を訪ねて〜植物を観る」

新治の植物を観察することから、今後の森創りに役立つ基礎知識がえられます。

日時:4月13日(土)10時〜14時
集合:奥津家長屋門前
定員:愛護会員、一般希望者、 25名
参加費:会員 500円、一般、1000円
講師:生命の星・地球博物館学芸員 勝山輝男氏
主催:新治市民の森愛護会・自然観察クラブ
共催:NPO組織の里山研究所
   NORA吉武氏がサポートをします。
申込:tel/fax:921-279

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆市民活動イベント情報の募集
横浜の北部の市民活動イベント情報の掲載を希望される方はイベント情報
を下記まで、本欄の様式に習いEメールでお送りください。(掲載は無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
横浜オムニバス通信編集部 E-Mail: TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)

□□□――――――――――――――――――――――――――――――――
3.横浜耳寄り情報
□□□――――――――――――――――――――――――――――――――

★3/26(青葉区)3/28(都筑区)
  ファイバーリサイクルネットワークの古着・古布回収
古着・古布を回収。雨に濡れないようにビニール袋似入れて回収拠点へ。セー
ター・コート・ジャケットなど防寒衣料は回収できません。詳しい回収時間、
回収拠点は問合せてください。

主催:ファイバーリサイクルネットワーク
問合せ:tel/fax:710‐6507 (竹内:平日11時〜16時のみ)
_____________________________________

★ボランティアミニ講座(平成14年度 緑区生涯学級)
緑区と自分に出会う−わくわくライフ

対象者:男性中心(女性の方はご夫婦でご参加ください)
定員:30名(応募多数抽選、初めての方優先)
参加費:2000円(8回分) 料理の実費は別途徴収
会場:緑区役所など
申込:〒226−0003 緑区寺山町118 緑区役所生涯学習センター
   「わくわく」担当へ
   〒、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を往復ハガキに
担当:沓掛・桶田 
問合せ:tel:930-2237 fax:930-2244
締切:3月25日(月)必着

会場、開催時間が毎回変ります。確認してください。
プログラム
1.4月13日(土) 「地域の仲間とイキイキ人生」
2.4月20日(土) 「デイキャンプで楽しく過ごす」
3.5月11日(土) 「長津田の歴史を尋ねて」
4.5月25日(土) 「ヘルシー料理をみなで体験」
5.5月31日(土) 「ハマドリに乗船・横浜港見学」
6.6月8日(土)  「さわやかスポーツの体験」
7.6月22日(土) 「鴨居地区のウォーキング」
8.7月13日(土) 「地域で楽しく会話がはずむ」
_____________________________________

★ 4/13 シニアパソコン入門塾
開講日:4月13日 実習指導全5回
場所:つづきの丘小学校コミュニティハウス・研修室
   市営地下鉄センター南駅10分
定員:20名
参加費:全過程で、5000円
応募条件:50歳以上 パソコン初心者 全過程に出席できる事
応募方法:往復ハガキに、氏名、住所、電話番号、年齢、性別、パソコン経験
パソコンでやってみたいことを書いて4月5日までに申しこんでください
宛先:224−0006 横浜市都筑区荏田東1−22−1
   つづきの丘小学校コミュニティいハウス『シニアパソコン教室」
担当:中島  tel/fax:945-2949
_____________________________________

★しってますか? 都市情報提供システム実験 モニター募集中
実験内容
 1.PDA(携帯情報端末)による歩行者ナビゲーション実験
 2.街角すくりーんによる情報提供実験
実験期間 3月9、10、14、15、16、17、21、22日
 モニター全員にシーバス乗船券をプレゼント!
実験場所
 1.は、横浜都心部
 2.は、桜木町駅周辺
PDAを貸し出します。
街角スクリーンとは:桜木町駅前広場に157インチのスクリーンを、野毛ち
かみちの50インチのスクリーンを設置。交通情報の提供や周辺施設・イベン
トを紹介
募集人員:1日につき30名まで
申込: http://www/jtpa.or.jp/hamanavi/
申込締切:参加希望日の3日前まで
参加:無料
主催:横浜市道路局
________________________________________________________________________

★こんなの知ってました?
緑区に 「省エネ共和国」が建国されてました・・・・

大統領 北村 博子
国民数 25名
建国記念日 平成13年10月15日

神奈川県環境学習リーダーエネルギー会省エネ共和国

緑区東本郷2−2−13
tel/fax:474-1617

省エネ共和国を建国するには・・・
http://www.eccj.or.jp/republic/welcome/found.html

今後の活動予定:
1)自主製作 省エネカレンダーや、家系簿、紙芝居など
2)学習会開催
3)展示・出品
4)小学校総合学習への支援:環境学習教育
5)地域への省エネの普及

あなたのそばに、こんな国ができていたんですね…
________________________________________________________________________

★グループ紹介と仲間募集
「オリーブみどり」
身近に済んでいる外国人と交流し、理解を深めてお互いに住みよいまちづくり
を進めます。
定例会:毎月第4火曜日 
場所:ハーモニーみどり2F多目的研修室

使用済み切手などを集めて国際協力に役立てています。

仲間募集中
連絡先:森田敬子  tel:935-2721(20時以降)
_______________________________________________________________________

★グループ紹介
   NPO法人 動物介在活動 HALの会 
人と犬との相互作用に関する効果(ドッグ・セラピー)を動物活動(AAA)
/動物介在療法(AAT)/PTSDに適用することを目指しています。子ど
も・障害児・障害者・老人に対して、生活の質の向上及び教育・福祉の増進を
図り、人とのふれあいを通して築かれた、人と動物の絆の精神的効果を広く啓
発することを目的とした団体です。

活動参加メンバーを公募しています。
愛犬と一緒に活動に参加してみたい方(愛犬と一緒でなくてももちろんOK)
活動を援助・支援してくださる方
活動犬のトレーニング教室も開設してます。
問合せ:NPO動物介在活動 HALの会
    tel/fax: 943-0116
______________________________________________________________________

★グループ紹介
   「グループ・おとこの出番」  緑区
緑区で開催された男性を対象としたボランティア入門講座(平成8年)の受講
生たちの事後グループ。男性の特性が今や求められている・・・とか。
基本的な考え方:
急がず、慌てず、無理をせず、少しづつ着実に出きることから
目指す姿:共に支え合い誰もが安心して暮せる心の通いあった街づくり
月例会:「おとこのサロン」 毎月代土曜日 17時〜19時
    長津田地域ケアプラザ
会費:1000円/年
活動分野:いくつでも参加可
   世話人衆:リハビリ・介護・介助
   かご屋:移送・送迎
   祭り職人:福祉施設などの各種イベントの手伝い
   手しごと屋:小修理、工作、各種修繕
   グループ維持活動として、かわら版屋(広報活動)
   裏方衆(企画運営)
入会:趣旨に賛同した男性
連絡:白井實 tel/fax:932-4508
________________________________________________________________________

★情報誌紹介
未来発見!学生ボランティア情報誌「ハイっ!注目」

神奈川県学生ボランティアネットワーク
神奈川県内の学生が中心に活動しています。これから、ボランティアをしてみ
ようと考えている学生達への情報提供や、2ヶ月に1度の「交流会」の開催を
している。横浜西口かながわ県民センターにある、かながわボランティアセン
ターと協力して情報誌「ハイっ注目!」を発行。

ただ今、編集部のメンバーになりませんか?
編集ボランティア募集中
fukufuku2930@aol.com 山下剛史

□□□□―――――――――――――――――――――――――――――――
4.横浜丘の手便り
□□□□―――――――――――――――――――――――――――――――
 今回はおやすみ・・・ 誰か書きませんか?    

□□□□□――――――――――――――――――――――――――――――
5.今、電子自治体がおもしろい(9)     青葉区 中谷英世
□□□□□――――――――――――――――――――――――――――――

〜電子投票が始まる〜

今日17日から横浜市長選が始まりました。4年間、横浜市340万人の生活を任
せる市長さんを選ぶ重要な選挙ですが、先回の投票率は僅か34%。今回は、
そんなことはきっとないでしょうね。皆さん。で今回は選挙のIT化のおは
なしです。
◆2月1日に「地方公共団体の議会の議員及び長の選挙に係る電磁的記録式
投票機を用いて行う投票方法等の特例に関する法律(電子投票法)」という
長々し法律が施行されました。早く言えば電子投票が地方から始まります。
岡山県新見市(今年6月)や高知市(同11月)広島市(来年2月)などが導入
に意欲だそうです。
◆電子投票は現在、3つの段階が考えられています。
1.従来通り決められた投票所に出かけますが、投票用紙に記入するのでは
 なく会場に設置されたタッチパネルコンピュータを使って行う方法です。
 オンラインによる伝送かフロッピーディスクの搬送で票を集計します。開
 票の手間や経費、時間が大幅に削減され、迅速に結果を公表することがで
 きます。また、疑問票や無効票がなくなるというメリットもあります。
2.各施設に専用回線でネットワークされた専用パソコンで投票します。駅
 前などで好きな場所で手軽に投票できるものです。いつでもどこでもが一
 歩進み投票率を画期的に上げる効果が期待されます。
3.インターネットを利用して、自宅からでも投票できるようにする究極の
 インターネット投票。米国アリゾナ州の大統領予備選で採用したところ、
 自宅や職場からの投票が相次ぎ、総投票数は4年前の約6倍になったそうで
 す。しかし、本人確認やセキュリティなどの問題などまだまだ解決すべき
 課題があります。
◆1.の場合、投票に先立つ本人確認は、各自治体の選挙管理委員会から有
権者あてに届く選挙人カードを投票所に持参し、選挙人リストと照合。確認
後、専用の磁気カードと交換し、これを投票端末に差し込まないと投票でき
ないように二重のチェックを行うことが検討されてます。

2.3.のオンライン投票の場合の最大のネックは投票の秘密の保持と本人
確認という相反する情報行動をどのように実現するかです。ネットワーク上
の本人と実際に投票を行った者が同一かどうかを確認するシステムが不可欠
です。ICカード投票にすると良いかも知れませんが、本人なりすましや代
理投票、あるいはICカード買収などの不正が増えるかもしれません。オー
プンネットワークから投票情報が漏れたり改竄されたりの不安もあります。

◆これらの課題を乗り越えられれば、住民投票など日常的に住民意思を行政
に直結するオンライン政治参加も可能です。今後は代議員制度そのものに大
きく影響を与えることになるでしょう。
そういえば国会・地方議会とも議場の電子化が一向に進まないのはなぜでし
ょうか。自書式にこだわる議員が多いそうです。オンライン化の先に「議員
はいらない?」との悪い予感がひらめくからなのでしょうか。
e-Japanに相応しい議員・首長を選びたいものです。
なお、横浜市長選挙はアナログ投票ですから念のため・・・・・

参考
 
電子機器利用による選挙システム研究会 
http://www.jj-souko.com/elocalgov/contents/c014.html

電子自治体情報
http://www.jj-souko.com/elocalgov/index.html

□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
6.おもいっきり しゃべり場 オンライン・シンポジウム第7回 
□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――

 『就職活動をして考えた男女共同△社会』       古澤暁子


今回、多賀さんから20代女性から見る「男女共同△社会」を話して欲しいと依
頼を受け、かなり緊張気味ですが、受けさせて頂きました。今春、社会人の仲
間入りをする大学4年生です。昨年経験した就職活動を通して肌で感じた「男
女共同△」のについてお話したいと思います。まだまだ、社会の荒波に揉まれ
ていない身分で、あま〜い考え方かもしれませんが、よろしくお願い致します。

最近、リクルートスーツを着た学生をよく見かけるようになりましたが、昨年
の今頃、私も就職活動真只中でした。自らの過去や将来を真剣に考え、何十社
も企業をまわり、合否に一喜一憂して、良い経験ではあったのですが、精神的
にも体力的にも厳しいものでした。そして、周囲からは
 「女の子はかわいそうね。就職活動大変でしょ。」
とよく言われたものです。

事実、表面上は女子学生歓迎でも、「女子学生は採りたくない」オーラを出し
ている企業も少なくなかったですし、結果的に採用人数の男女比に偏りがある
のを見れば、女子学生の就職が厳しいのは明らかです。  ただ、「女子学生
の就職は大変」=「女は損」「不利益を被る女性」という一般的な考え方(同
情?)にはずっと違和感を感じていました。「女の子はかわいそうに・・」と
就職活動中に周囲に言われたり、視線を感じても、「私達はそれ程かわいそう
じゃないよ!!」という気持ちでした。

と言うのも、男性に比べて女性の就職が大変なのはある意味仕方ないことなの
かもしれないなと私は思っていたし、むしろ、就職活動をしてみて、 改めて
「男性は大変だなぁ。」と感じていたからです。

多くの男性は小さな頃から、「就職」を意識しながら、立派に仕事をすること
を目指して育ってきたのですから・・・。例えば、高校時代のクラスメートの
男の子は、社会学に興味があっても、就職で不利になるからと経済学部へ進ん
だり、志望校も就職を念頭に置いて決めている人が多かったような気がします。
親をはじめとした周囲からのプレッシャーに苦しんでいる子もいたと思います。
一方で、就職等を意識せずに自分な好きなことをしてきた私から見れば、今ま
で自由にやってきた分、苦労してきた男性に比べて就職が多少厳しくても、仕
方ないのかなと思います。   (当然、社会で活躍することを目指して努力
してきた女性もいるし、彼女らが女だからと差別されるのはひどいと思います
が・・。)

そして、最近では、社会で女性の先輩方が頑張ってくださっているお陰で、以
前に比べ、女性が働く環境が整ってきていると思いますし、多少の差別や苦労
があったとしても、工夫次第で働き続けることが可能になっていると思います。
就職活動をして分かったのですが、まだまだ男社会の企業もあると思いますが、
探せば女性をちゃんと活用している企業も結構あります。

また、家庭運営の面でも、女性の力が強くなった?!からかどうかは分かりま
せんが、私達と同世代の男性達は妻が働くことへの抵抗は少なくなってきてい
ると思います。共働きなら、家事・子育ての分担は当たり前と考える男性も少
なくないですし、中には奥さんにはずっと働き続けて欲しいと思っている男性
もいるようです。また、会社説明会などで、「男性も育児休暇は取れるのです
か?」と質問している男性を見かけたりもしました。(もちろん、奥さんには
家にいて欲しいという同世代の男性もいますが・・・。)

しかも、女性は家庭に重きを置きたければ、専業主婦にもなれる。私達の世代
は、ちょうど母親が専業主婦であった家庭が多かったので、専業主婦になるこ
とへの抵抗が少ないと聞いたことがあります。私の周囲にも、「将来の夢はお
嫁さん」と公言している人も結構います。また、自分の好きなこと、例えば趣
味を仕事にしている人も比較的女性に多い気がします。

こんな風に考えると、「女性」は「男性」に比べて損とは思えません。女性の
社会進出がある程度進んできた結果、多少の障害はあっても、女性は自分の生
き方を選択できるようになってきたと感じます。むしろ、私達の世代では、女
性の方が男性よりも自分らしく生きていきやすい気がします。

男性の中にも、家事のほうが向いていると感じている人や、できることなら仕
事よりも、育児休暇を取って、可愛い娘とずっと一緒にいたいと思っている人
だって少なくないと思います。小さな頃から、立派に仕事をすることを期待さ
れ、家族を養う責任を背負っている男性は大変だろうと思います。しかも、自
分達の大変さに気付いていないのか、我慢しているのかは分かりませんが、あ
まり「男のつらさ」を主張しませんよね。

今までは、ポジティブアクションで、女性の社会進出が強調されてきましたが、
そろそろ男性も、「男のつらさ」を素直に主張して欲しいです。男女共同△社
会も次のステップに進む頃かなぁと思います。男性も育児休暇を取ったり、専
業主夫が珍しくなくなるような社会、男性が今まで背負ってきた責任を男女で
分かち合えるような社会が来れば、女性もより働きやすくなりますものね。
それに、男性も主張しないと、このままではどんどん女性が強くなってしまい
ますよ(笑)。

ちなみに、説明会で、育児休暇について質問をしていた男子学生は、女子学生
らの中で、「かっこいい」と大好評でした。

まだ、学生の身分で、現実の厳しさを知りません。女性が社会で働くことの大
変さも知りません。そして、私達の世代では、男女共同△社会を強く意識して
いる人も実際は少ないと思います。ただ、少しずつですが、自然と、確実に男
女共同△社会へと近づいてきているような気がします。


□□□□□□□―――――――――――――――――――――――――――
7.編集後記 
□□□□□□□―――――――――――――――――――――――――――
かながわIT産業推進協議会主催の「ポータルサイトでつなぐあつぎの街」シン
ポジウムに参加しました。行政と商店街と市民が考える「夢のポータルサイト」
というのを見せてもらいました。北部4区にあれば良いな…と、私たち
TaKMiの夢も広がります。それにしても、厚木市の行政担当者と市民ボラ
ンティアの距離の近さを痛感しました。


おまけ:
19号で紹介した、オムニバス読者のYさんからのメイル・・その後です。
☆――――――Yさんの投稿
新聞やTV報道の犯罪に関する記事で「被害者はどこそこの女性(あるいは男
性)で加害者はどこそこの女(あるいは男)である。」と言う表現が使われて
います。被害者と加害者で性別の表現をあえて違えています。
「女性(男性)」と言う単語と対比して、「おんな(おとこ)」または「女
(男)」というとき、「おんな(おとこ)」と言う単語には 「女の人(男
の人)」という表現とも違った蔑視の響きがあります。性に対する一種の呼び
捨てでしょうか
☆――――――青葉区生涯学級「コミュニケーションとくらしPart3」オ
プション講座が15日開催され、講師の原寿雄氏に直接聞かれました。原氏は、
NHKと民放の『放送と青少年に関する委員会』委員長であり、朝日新聞の
『報道と人権委員会』の委員をされています。そこでYさんは直接質問をされ
ました。これに関しては、原氏が直接、次回の『報道と人権委員会』に伝える
ことになりました。さて、どんな展開になるかな…

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
「横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL: http://takmi.ciao.jp/sub/ 
   http://takmi.ciao.jp/xoops/

2002年03月12日

「横浜オムニバス通信」 臨時増刊 1号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

「横浜オムニバス通信」 臨時増刊 1号 (発行日2002年3月12日)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   □□□□□□□□□□□□□□□□ 
  □ □              □
  □ □ 1.横浜市長選挙公開討論会 □ 
  □ □           □
  □ □            □   
  □□ ○●○ □□□□ ○●○□□□□
   ○○   ○○  

横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm


 臨時増刊号を発行することになりました。
臨時増刊1号は3月31日に迫った横浜市長選挙の公開討論会のお知らせです。

 本誌は本来横浜北部4区の市民活動のIT支援を行うメールマガジンです。
ではなぜ横浜市長選挙公開討論会の広報をお手伝いしているのでしょうか。
 IT、環境、子育て、高齢者支援、障害者支援、文化活動などの市民活動は
深く行政とかかわっているからです。
 しかし前回の市長選の投票率は30%で、横浜市民の市長選挙への関心は決
して高くありません。私たちの生活を脅かしている、不況やBSE(牛海綿状脳症)
の問題も私たちの政治への無関心さが、身に振りかかってきた結果と言えなく
もありません。
 この公開討論会は白けた世代には珍しい4人の学生さんの活動からはじまり
ました。学生を中心とした主催者グループは最近の衆議院選挙、参議院選挙で
も公開討論会を実現しました、中立公平な運営の実績がある市民組織です。き
わめて公平で中立性の高い公開討論会です。是非3月16日には、会場に足を
お運び下さい。
                    (横浜オムニバス通信 編集部)                      

□―――――――――――――――――――――――――――――――――
1.横浜市長選挙公開討論会
□―――――――――――――――――――――――――――――――――

★★★<<横浜市長選挙公開討論会>>★★★

 3月31日投票日の横浜市長選挙は、今後4年間の横浜市政を任せる重要な
市長選です。
 横浜市長選「公開討論会」が3月16日に開催されます。この公開討論会は
横浜市民にとっては候補者選びの情報を直接得ることが出来る唯一の機会です。

日時:3月16日(土) 19:00より
会場:横浜市教育会館ホール
   (桜木町駅より徒歩10分ーー収容人数550人程度)
    神奈川県横浜市西区紅葉ヶ丘53番地 TEL045-231-0960
入場無料
出演予定者:稲垣隆彦さん、 高秀秀信さん(現市長) 、竹田恒泰さん、
      中田宏さん、松川康夫さん
     3月5日現在は以上5名です。全員の御出演が確定しています。

主催:横浜市長選挙で公開討論会を実施する会
   代表 伊藤良典(慶應大学経済学部学生)
後援:リンカーンフォーラム
問合わせ先:伊藤良典 090-9808-0376
      泉谷: yuriko_izutani@hotmail.com

*この公開討論会はいかなる政党・候補者からも独立した中立公平な立場の
 市民運動です。
*公開討論会とは、立候補を予定している方々が一同に会して、考えや政策
 を話す場です。立候補予定者が、同じ場所で同じテーマについてそれぞれ
 の考えを述べます。街頭でそれぞれが演説していても、結局のところ違い
 が見えにくい。そんな状況を解消してくれるのが公開討論会です。

詳しくはホームページをご覧ください。
   http://www5d.biglobe.ne.jp/~touron/ 
ホームページ上で立候補者への質問を募集しています。
また、ボランティアで一緒にやってくださる方も募集してます。

------------------------------------------------------------------

主催者からTaKMiに対してボランィアの呼びかけを要請されています。
わずか4人の学生達の活動をから始まったこの討論会をサポートして上げたい
と思われる方は、TaKMiまでご連絡ください。
当日は午後六時までにボランティア受付においでいただき、受付、設営、会場
整理などをお願いします。中谷、小池、多賀他が参加し、会場でお待ちします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
「横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL: http://takmi.ciao.jp/sub/ 
   http://takmi.ciao.jp/xoops/

2002年03月03日

「横浜オムニバス通信」 19号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 19号 (発行日 2002年3月3日)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
□□□ 1.TaKMiのトピックス   へへへへへへへ □ 
□ □ 2.市民活動イベント情報       ⊥   ii  □ 
□ □ 3.横浜耳寄り情報        (^^)  ((^^)) □ 
□  □□ 4.横浜丘の手便り   /斉\ /文\ □
□□□□□□□ 5.TaKMiのIT講座 (   )( 〃ヾ ) □
□□□□□□□  6.おもいっきりしゃべり場 | ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄| □
□□□○○ □□  7.編集後記        ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ □
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○□□□□□□□
○○   ○○  
横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm


 今日は桃の節句です。男兄弟ばかりで育ち、娘もいないので、雛祭には縁が
ありません。“雛”といえば中学生の頃読んだ芥川龍之介の短編小説を鮮明に
覚えています。没落した豪商の末裔が雛を手放すことになり、最後の夜、もう
一度見たいという娘の願いにも耳を貸さなかった父親が、深夜土蔵の行燈のう
す明かりの中で、雛を一人で眺めていたという作品でした。
 最近Webで文学作品が読めます。芥川の“雛”のURLです。
http://www.aozora.gr.jp/cards/akutagawa/htmlfiles/hina.html
 ところで男雛と女雛の並び方が気になっています。関東風は丁度新郎・新婦
と同じ並び方です。京風では反対になっています。米国大統領夫妻とイスラム
の細密画の男女は反対です。このような並び方の文化による違いを考えてみる
と面白いのではないでしょうか

◇19号−お急ぎの方へのご案内◇
19号(1/2)
1.TaKMiのトピックス
  「たまりん場交流会2002」の報告、緑区サークルの集いのご案内
2.市民活動イベント情報
  丘の手内の6つのイベント情報と丘の手外の2つのイベント情報を紹介
3.横浜耳より情報
 従来イベント情報に入れていた市民活動の参加募集、講習会情報、その他
横浜の耳寄り情報のコーナーを作りました。

19号(2/2)
4.横浜丘の手便り
 港北ニュータウンの街づくりに深く係わってこられた清水さんの新しい提案
「緑の基金」の話です。緑区でも雑木林が次々と宅地化されてゆくのを、悔し
い思いで眺めてきました。これを解決するかも知れない提案です。
5.IT講座
 ウイルス対策講座の最終回です。「ホームユーザのためのウイルス感染時
7つの処方箋」感染して藁にもすがりたい人がお読みください。
6.おもいきり しゃべり場(第6回)
 「男性の□い頭を△にしなければ・・」の(その2)です。
特に頭が□い男性と、この件でお悩みのパートナーの女性はお読みください。
  
                      (19号の編集は多賀です)
□―――――――――――――――――――――――――――――――――
1.TaKMiのトピックス
□―――――――――――――――――――――――――――――――――
★ 交流広場「たまりん場」交流会2002  参加報告

2月23日(土)青葉区役所別館で行われた青葉区市民活動のネットワークを
目指す「たまりん場(代表 小池由美)」交流会2002に参加してきました。
30の団体が参加し、和やかな雰囲気のうちに、相互交流と暖かい地域共生社
会作りを目指す話し合いが行われました。

第一部 この一年の「こんにちは」と「ありがとう」
1.出会った人の体験発表
「たまりん場ハイク」のリーダーをつとめた中、高校生の感想を紹介します。
 高校生のT君は小さいころ九州にいたが、マヨネーズを近所に借りにゆくな
ど、気さくな近所付き合いがあった。横浜にきたら、そういう気さくな人間関
係が希薄で、横浜の人はさみしい感じがしていたそうです。「たまりん場ハイ
ク」に参加して、高齢なおじさま、若々しいおばさま、中学、高校生、障害を
持っている人、外国人にまで会えて、やっと九州にいた頃の雰囲気に出会えた
そうです。中学生の参加を支援されているK先生など素晴らしい先生もおられ
ます。
「若者フェスティバル」は青葉区で音楽などの活動をしているグループが参加
する若者主体で企画、運営されたイベントでした。出演者と会場が一体になっ
た感動!感動!のフェスティバルだったとの報告がありました。

2.あなたはどんな色   グループ紹介
30のグループの代表が自分のグループの紹介をしました。一人一分の慌しい
紹介でした。文化活動G(9)、子育て支援G(8)、高齢者支援G(6)、
環境G(2)、障害者支援G(1)、おやじ支援G(1)、IT関連G(1)、
他(2)となっている。中学校の卒業生のお母さん達がその地域の子供たちを
先生と共に支援する「すけっとクラブ」などユニークな活動も報告されました。

第二部 「子育てと地域社会」
 子育て中、双子を持った、子育て後のお母さん、子育て中のお父さんのリレ
ートークで、子育て奮戦中の生生しい話、体験談、提案がありました。
 青葉区も新しい街で地域社会のつながりがなく、子育て支援が少ないといっ
た意見、若いお母さんからは、精神的な支援がほしいという意見がありました。
もっと肩肘張らない話ができる子育て中のママさんが集まれる集会場がほしい
といった意見などがでました。        (参加報告者  多賀)

-――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
★ 第8回緑区サークルのつどい

場所・日時:緑区役所2階と公会堂 3/10(日)10時〜15時半

 TaKMiもブースを出しますので、是非おこし下さい。
TaKMiの活動紹介や市民活動のIT利用よろず相談などやる計画です。
市民団体のHPの作成、メール利用、ビラ作りなどご相談ください。
横浜オムニバス通信の登録支援も行いたいと思います。

□□――――――――――――――――――――――――――――――――
2.市民活動イベント情報
□□――――――――――――――――――――――――――――――――
◇◆まだまだ、間に合うイベント情報(既掲載分)
◇15号掲載分
★5 3/11,25  絵本の会
◇17号掲載分
★7 3/22 映画「ユキエ」上映と松井久子監督講演のお知らせ
◇18号掲載分
★7 3/7 ライフサイクルの中で子育てを考える会「おしゃべり会」
★8 3/10 「里山の春を見つけよう」寺家ふるさと村自然観察会
★募集3/26-29 こくさいこどもスキーキャンプ

**********************************
◇◆19号 新着イベント情報(丘の手関連)◆◇

★1 3/9 第79回インターナショナルトークサロン

「クメールの新たな頬笑み」・・・発掘進むカンボジアの石仏たち

ゲストの石澤教授は、昨年11月にNHK「プロジェクトX」に登場され
た方です。2001年夏には上智大学調査団を率いて、遺跡北部から新た
に千体仏を発掘し世界の注目を浴びました。 スライドなどを使って、
「微笑み」をたっぷり紹介。

日時:3月9日(土)18時〜20時半
場所:藤が丘地区センター会議室(田園都市線藤が丘徒歩5分)
ゲスト:石澤良昭氏(上智大アンコールワット遺跡国際調査団長)
定員:40名
参加費:300円
申込:横浜市青葉国際交流ラウンジ tel:971-2040
   a2040@beige.ocn.ne.jp
   HP http://www2.ocn.ne.jp/~aoba/

藤が丘地区センター      tel:972-7021

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
★2 3/9 市ヶ尾・谷本川の自然回復作業と観察会

日時:3月9日(土) 14時〜16時
場所:谷本川の鉄町高水敷
   田園都市線市が尾駅から、バス「桐蔭学園入口」下車
内容:谷本川、鉄町高水敷の野草管理作業を通して、自然回復作業と生き物
   の関わり、生命の大切さ、自然の大切さを学びます。
持ち物:帽子、タオル、手袋、飲み物。歩きやすい靴で来て下さい。
申込:3月7日までに電話かFAXで
主催:あおばく・川を楽しむ会
問合せ:tel/fax:903-5081(小林)

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
★3 3/10 グリーンマトリックス(都筑の緑道)ウォッチング 
     〜 17Km 完全踏破に挑戦 !! 〜

 本格的な春が待ち遠しい早春の1日、港北ニュータウンにある「グリーンマ
トリックス(都筑の緑道)」と呼ばれる散歩道を、皆で歩いてみませんか?
 都筑区は、自然環境と共生する街づくりを目指し、緑豊かな丘陵地や「谷戸」
と呼ばれる谷間のせせらぎを活かし、大きな公園を確保すると共に、それらを
つなげた緑の散歩道を整備しています。
 未整備部分も含め、全長は実に17Kmもあり、都筑の「宝物(環境資源)」
です。これを、1日で踏破しながら、現状の問題点をチェックしてみようとい
う企画です。どうぞ、気楽に参加してください。雑木林・竹林・小川・湧き水
・草花・鳥や魚など「里山・街山」の身近な自然を再発見するかもしれません。

1.日時: 3月10日(日) 午前 9時 から午後4時(予定)
2.集合場所: 横浜市営地下鉄「センター南駅」改札口
3.ルート: センター南 → 都筑中央公園 → 早渕川 → 山崎公園
 →徳生公園 → 山田富士公園 → 山田神社 → 早渕公園(昼食予定)
 → せせらぎ公園 → 茅ヶ崎公園 → 大原みねみち公園 → 鴨池公園
 → 川和富士公園(富士塚) → 月出松公園(解散予定)
4.申込・その他:申込はいりません。 歩きやすい服装でご参加ください。
    疲れたら、途中リタイアでもかまいません。
弁当・水筒・敷物持参 雨天中止(迷う時は、問い合せください)
5.主催:  港北ニュータウン緑の会、NPO緑の街
6.連絡先: 福富 tel 942−3480  fukutomi@za2.so-net.ne.jp
       永田 tel 941−7255
       NPO緑の街(戸塚) tel 948−2920

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
★4 3/21 シンポジウム「竹林を暮らしに、地域づくりに活かすには?」

日時:3月21日(木)祝日です。 13時半〜16時半
場所:武蔵工業大学環境情報学部(地下鉄中川駅から徒歩5分)
内容:竹を見直し、市民が出来る管理や活用の方法を探るシンポジウム。基調
   講演「竹が彩る文化的景観・文化遺産」とパネルディスカッションを実
   施します。
費用:1000円
定員:200名
申込:3月19日(火)までに住所・氏名・電話番号を記入の上、ハガキか
   FAXで〒224−0001 都筑区中川2−9−1−602 平石まで
主催:日本の竹ファンクラブ
問合せ:tel/fax: 912-6419 平石

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
★5 3/21 林洋子−人語り−宮沢賢治

賢治の「なめこと山の熊」を琵琶の弾き語りで開きます。
日時: 3月21日(祝日) 14時開場
会場: まなび舎遊山房(市営地下鉄中川駅より
入場料:前売り一般3800円 ペア7000円
問合せ:まなび舎遊山房

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
★6 3/23 市ヶ尾・谷本川の水質調査と野鳥観察会

谷本川の水質や野鳥の現状を把握し、生き物と水質の関わりや水質調査の方
法を学習します。
日時:3月23日(土)10時〜12時
場所:市ヶ尾・谷本川(青葉区役所別館裏)
持ち物:双眼鏡、帽子、タオル、飲み物など。歩きやすい靴
申込:2日前までに電話かファックスで申し込み
主催:あおばく・川を楽しむ会
問合せ:tel/fax:045-903-5081(小林)

************************************
◇◆19号 新着イベント情報(丘の手以外)◆◇

★1 3/15 交流会「ポータルサイトでつなぐあつぎの街」

日時:平成14年3月15日(金)2:00〜5:30pm
会場:厚木アクストメインタワー 5階会議室(本厚木駅南口から無料バスあり)
参加費:無料 親睦会参加者は1000円
定員:60名
申込み:お電話で Tel 046−226−7194
主催:かながわIT産業推進協議会
協賛:厚木市・厚木商工会議所・厚木市商店会連合会・(株)厚木
テレコムパーク

基調講演:「ポータルサイトを始めてよかった」
杉並インデックス運営者 鈴木伸一郎氏
パネルディスカッション:「ポータルサイトであつぎが変わる」
パネラー(予定):市民代表、商店会代表、企業代表、市役所職員

親睦会:もっともっとポータルサイトのことを語り合いましょう。
参加費として1000円を申し受けます。軽食の用意があります。

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
★2 3/23  シンポジウム 「まちづくりとIT」 参加者募集

主催:神奈川情報ボランティアネットワーク
    http://www.monty.konan.yokohama.jp/kiv/
協力:大妻女子大学人間関係部「情報ボランティア研究会」

●日時 : 3月23日(土) 午後13時30分−16時
●場所 : かながわ県民センター 711号会議室
     (横浜駅西口から徒歩5分、三越裏
    http://www.kvsc.pref.kanagawa.jp/)
●企画について:
今年は「まちづくり」をITはまちづくりにどの程度役にたつのか?を考えて
いきたいと思います。自治体、NPO、関心ある市民のみなさんの参加を心よ
りお待ち申し上げております。
●時間割:
1.報告(13:10−14:40)
(1)まちづくり − 地域とITの視点から 
    科学技術への市民参加を考える会事務局長 鏑木孝昭
(2)市民活動をITで支援する情報NPO「TaKMi」の活動紹介 
    メルマガ「横浜オムニバス通信」編集長 多賀和幸 
(3)IT講習をまちづくりにつなげるために
   〜自治体とNPOの連携によるIT講習の実例を通して〜 
    (財)神奈川県国際交流協会 小山紳一郎
2.全体討議(14:50−15:50) 司会 : 砂村佳保
●申し込み方法:  電子メール : kabu@ops.dti.ne.jp
 (問合せもメールでお願いします。電話でのお申込みはございません)
  FAX:045-312-1862(かながわ県民サポートセンターレターケース
  NO400宛) 記載内容は 氏名、所属、住所、電話番号、電子メール
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆市民活動イベント情報の募集
横浜の北部の市民活動イベント情報の掲載を希望される方はイベント情報
を下記まで、本欄の様式に習いEメールでお送りください。(掲載は無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
横浜オムニバス通信編集部 E-Mail: TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
□□□――――――――――――――――――――――――――――――――
3.横浜耳寄り情報
□□□――――――――――――――――――――――――――――――――

★1 頑張るママの地域密着応援マガジン! ビタミンママ
〜 TaKMiがリンクしているところは、どんなところ・・・?〜

−ビタミンママは横浜市都筑区、青葉区、港北区、緑区、川崎市宮前区、麻生
区のエリア情報と、教育・環境問題などを読者の皆さんと共に考える為の場を
作るために発行している情報誌です−

病院で検査待ちの時間帯に院内のショップへ立ち寄りました。そこでビタミン
ママの実物に遭遇・・・内容たっぷりの情報誌にびっくりしました。
インターネット上ではどんどん更新されて、新しい情報を手に入れることがで
きます。最新版vol.10では、昭和大学横浜市北部病院探検がトップに取り上げ
られているので、このショップにも置いてあったのでしょうね・・・ 
http://www.vitaminmama.com/

病院情報など役に立ちます。(川崎市まで載っていますので田園都市線に済ん
でいる人はこれも便利ですね…)

■横浜市内の病院検索は横浜市医師会のHPより出来ます。
ものすごく便利です。外国語対応のドクターを探すことも出来ます。
http://yokohama.survey.ne.jp/doctor/global/default.asp (準備中)

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
★2 横濱之地圖 外国語版も発行

横浜観光コンベンション・ビューローが、「よこはまのちず」を
日本語版、英語版、中国語版、ハングル版の4種類を発行しました
観光案内(写真つき)、年間イベント、バス乗り場案内、エリア別宿泊施設案
内、みなとみらい21、横浜駅周辺、新横浜も網羅しています。横浜市全図も
見所付きで掲載してあります。観光案内所で入手出来ます。

横浜駅観光案内所/桜木町駅観光案内所(みなとみらい21総合案内所内)/
新横浜駅観光案内所/産業貿易センター観光案内所/神奈川県観光案内所
http://www.city.yokohama.jp/me/ycvb

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
★3 3/20(締切り)「音楽のある風景」写真コンテスト 作品募集
   10th Anniversary 横濱JAZZ プロムナード2002

私たちのまわりの「音楽のある風景」をテーマとした写真を大募集します!
応募作品は、「横濱JAZZプロムナード2002」の期間中に展示会を行いま
す。入賞者には「横濱JAZZプロムナード2002」のライブ会場での撮影ス
タッフの権利が与えられます。

●テーマ:「音楽のある風景」ライブ・発表会等で演奏する人
●賞:最優秀賞(1点)10万円から佳作、審査員特別賞など
●展示:期間中、会場内に展示いたします。
●応募方法:
所定の応募票に必要事項をもれなく明記したものを作品の裏に天地に合わせ
て貼付し、出品料分の郵便小為替を同封の上、応募先まで郵送して下さい。
●応募締切:2002年3月20日(水)必着
●発表:4月中旬予定 入賞者に直接通知
●注意事項:応募作品の返却は致しません。

詳細は   http://www.jazzpro.jp/photocom.html
応募要綱はこのサイトからダウンロードできるようになっています。

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
★4 3/25(締切り) ボランティアミニ講座(平成14年度 緑区生涯学級)

緑区と自分に出会う−わくわくライフ

対象者:男性中心(女性の方はご夫婦でご参加ください)
定員:30名(応募多数抽選、初めての方優先)
参加費:2000円(8回分) 料理の実費は別途徴収
会場:緑区役所など
申込:〒226−0003 緑区寺山町118 緑区役所生涯学習センター
   「わくわく」担当へ
   〒、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を往復ハガキに
担当:沓掛・桶田 
問合せ:tel:930-2237 fax:930-2244
締切:3月25日(月)必着

会場、開催時間が毎回変ります。確認してください。
プログラム
1.4月13日(土) 「地域の仲間とイキイキ人生」
2.4月20日(土) 「デイキャンプで楽しく過ごす」
3.5月11日(土) 「長津田の歴史を尋ねて」
4.5月25日(土) 「ヘルシー料理をみなで体験」
5.5月31日(土) 「ハマドリに乗船・横浜港見学」
6.6月8日(土)  「さわやかスポーツの体験」
7.6月22日(土) 「鴨居地区のウォーキング」
8.7月13日(土) 「地域で楽しく会話がはずむ」

「横浜オムニバス通信」 19号

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 19号 (発行日 2002年3月3日)

□□□□―――――――――――――――――――――――――――――――
4.横浜丘の手便り
□□□□―――――――――――――――――――――――――――――――
     
★ 「緑の基金」            都筑区      清水浩

 自分たちの街に自分が住んでいることを誇りにしたい。私は、街の作り方の
手法で権利者と共々区画整理を施行してきた職歴の持ち主である。青葉区は東
急で、都筑区は日本住宅公団が中心になる。そのやり方として定型化を基にし
たトップダウンの方式とワークショップを基本にしたボトムアップの方式があ
る。それぞれの完成後の街に移ってきた住民の価値観は、大方、緑の面積が大
きく、施設の充実度に重きを置いているようである。
 誇れる街、威張れる街は、緑は、勿論、道路のパターン、連たんする個人住
宅の美しさ(街並み)も評価の対象になる。街並は、宅地規模を百坪ほどにし
たい、庭には大きな庭木を植えたいという夢もあり、小さな宅地でも道路から
セットバックして建築形式などを調和したら美しい街になると思う。お互いに
それを守る方式として建築基準法があり、区画整理設計があり、地区計画があ
る。一番困るのは資金力のない人との協力関係である。
 ここで直ぐ行政に資金力のないものに補助をと言う要求になるが、所得がな
いから小さい土地を買った事を他人の責任と言うのでは、自己責任が無さ過ぎ
る。そもそも緑が大切ならば、その区域の人が緑基金でも設立し土地を購入し
債権化してでも個人の財産として持たなければならない。隣の人が土地を売る
場合、その区域の人が土地を買って、共有所有権としての公園化をするなども、
大変なことであるが一つの方法である。
 区画整理の手法は、権利者が土地を出し合って作るもので、港北ニュータウ
ンは、地区面積の略10%が緑地になっていて、その外、道路が25%で残り
が宅地面積である。こうして良い街並みができると宅地価格が上がり権利者の
納得につながってきた。そこに企業が入ると購買力の関係から宅地が小規模化
して公共的緑も個人的緑も減ってしまう。区画整理でなく宅地造成による分譲
地は良くあるように小規模宅地の手本になっている。
 そもそも緑が多ければ美しい街だと言うのならば、権利者が皆で用地を負担
(捻出)しなければならない。大地主の緑は、万が一処分のときには横浜市が
買収する先買権の基に、固定資産税免除の特権を与え、その変わりに雑木林を
市民に解放するとか、市民管理に委ねることができないか、そうすれば区画整
理でできた公園のような価値が生まれる。費用には固定資産税の一部である都
市計画税を当てる。
 都筑区・青葉区も、横浜市の人口増加率一番高いという人気の理由は街の緑
の豊かさなのである。緑の山がはげ山になり小規模宅地が連続したら魅力がな
くなるであろう。現在の区画整理区域内の緑は、基を正せば土地の権利者が負
担した減歩により構成されている。
 現在、これから与えられた街を維持し、更に、良くするには一人一人の市民
が、ゴミを捨てない、違法駐車をさせない、緑基金で山林を買う、与えられた
街を管理するNPOも必要かもしれない。この不景気に馬鹿なことをと言われ
るが、税金の倹約の時代は市民が負担しなければならない。また、その活躍の
場が「わ」創連のテーマかもしれない。物価の値下げ、収益の低下、人員削減、
庶民の購買意欲の減退、世の中は悪い方に動いている。
 しかし、自分たちの街は付加価値の高い街にしたい。それには、今だから我
慢ができて小さい宅地でなくて大きい宅地を作ると言う逆の発想が必要である。
                             (完)

□□□□□――――――――――――――――――――――――――――――
5.TaKMiのIT講座
□□□□□――――――――――――――――――――――――――――――

★ ウイルスとどう付き合うか−最終回−(その7)  緑区  多賀 和幸

 さてこの講座も最終回を迎えました。ウイルス対策は予防が最も重要です。
感染してからの駆除、復旧はかなり高い技術力を必要とします。
 今回は自分や友人がウイルスに、万が一感染してしまった時に役に立つ
「ウイルス感染時7つの処方箋」をまとめてみましたので参考にして下さい。

 ◆◇ ホームユーザのための “ウイルス感染時7つの処方箋” ◇◆

その1)ウイルス感染の兆候を見逃さない

 ウイルスは感染した種類により現れる症状は異なります。早期に発見し、対
処するためには、どのようにして感染したかを知ることもまた大切なことです。

「Happy99.exe」を実行すると「Happy New Year 1999」というタイトルの花火
の画像が表示されます。「W32/Hybris」は発病すると渦巻きを画面に表示して
作業の邪魔をするなど感染したことが分かりやすいウイルスもあります。

 流行中の「WORM_BADTRANS」などのウイルスはワーム活動(ウイルスメール
の送信)とハッキング活動(情報の不正取得)を行います。この時のメーラー
の送信履歴には何も残りません。本人はウイルスをばら撒いているという自覚
もありません。またメール送信者のアドレスは、実際にウイルスに感染しメー
ルを自動送信した人のものとは異なり、他の人も感染者を特定できません。

「W32/Nimda 」はファイル感染型ウイルスで、クライアントとサーバに感染し
ます。メールを経由しても感染しますが、ウイルスに感染したWebの閲覧やネ
ットワーク共有のファイルアクセスでも感染します。また友人同士のFDの貸
し借りや展示会などで配布されるデモ用プログラムの利用でも感染すると言う
ことも覚えておいて下さい。

 はっきりした症状がなくても、下記のような症状があれば、ウイルス感染の
可能性が考えられますので、一応ウイルスチェック行って下さい。
・システムやアプリケーションが頻繁にハングアップする。
・ファイルが無くなる。または見知らぬファイルが作成されている。
・タスクバーなどに妙なアイコンができる。
・ユーザの意図しないインターネット接続が行われる。など

その2)ウイルス感染の可能性があれば、パソコンをネットワークから切断
    します

 他の人への被害を最小限にするために、インターネットやLANにつながっ
ている回線を切断します。ネットワークケーブル等を取り外して、パソコンを
ネットワークから物理的に切り離してください。

その3)ウィルスに感染した場合、ウイルスメールを送付した人に連絡します

 不注意にウイルスメールを開いてしまった場合、そのウイルスの種類が確定
できれば、ウイルスデータベースなどを参照してウイルス送付先を推定します。
この方々にメール以外の方法(電話、FAXなど)で、ウイルス送信のお詫びと
、注意を連絡します。メーリングリストに加入していれば、管理者に連絡して、
警告してもらうのも良いでしょう。

 例えば「WORM_BADTRANS」は、
a)受信トレイにある未読メールの送信者のアドレス
b)あなたが直近に訪問したホームページなどに書かれているメールアドレス
に送信している可能性があります。
連絡するとしても、b)は難しいのでa)の方々のみになるでしょう。
「W32.ALIZ」は「Outlook Express」の「アドレス帳」のすべてのアドレスに
ウイルスメールを送信します。
 
その4)ウイルス対策ソフトを使いウイルス検査を行いウイルスを特定します

 ウイルス対策ソフトが、インストールされているのであれば、マイコンピュ
ータ全体にウイルススキャンを実行して下さい。但しウイルス定義ファイルが
最新版に更新されていないとウイルスは検出できないことがあります。
 ウイルス対策ソフトがインストールされていない場合は、ウイルス対策ソフ
ト会社が提供している無料のオンラインのウイルス検査ツールが利用できます。
但し他のウイルス対策ソフトが既にインストールされていると利用できません。

シマンテックセキュリティチェック
http://www.symantec.com/region/jp/securitycheck/index.html
 青いボタンの「Security Check」をクリックして「Security Check」のペー
ジに進みます。ウイルススキャンを選択するとダウンロードが始まり、これが
完了すると自動的にウイルススキャンが始まります。ウイルススキャンはパソ
コンによっては20分以上かかることがあります。診断が完了すると診断した
ファイル数、感染ファイル数が示されます。もし感染していれば同サイト内に
無料の駆除ツールが用意されているのでこれを使って駆除を行って下さい。

トレンドマイクロ社のウイルスバスターOn-Line Scan
http://housecall.antivirus.com/housecall/start_jp.asp

その5)感染を特定したウイルスをウイルス対策手順に従い駆除を行う

 ウイルス対策ソフトがウイルスを検出したら、そのウイルスに対する駆除を
行います。ウイルス対策ソフト会社が出しているウイルスの専用対策Webやウイ
ルスデータベースの手順に従い、ウイルスの駆除を行って下さい。

例えば「WORM_BADTRANS」に感染したシステムを修復するには、レジストリ操
作など慎重な作業が必要となります。ウイルス対策ソフト会社がこの作業を自
動化する駆除ソフトを出してをいます。この駆除ツールを利用して下さい。

トレンドマイクロの「WORM_BADTRANS.B」駆除ツール
http://www.trendmicro.co.jp/esolution/solutionDetail.asp?solutionID=3368

また「WORM_BADTRANS」は1個で動作するプログラム(ほかのファイルへの感染
活動を行わない)のため、「ウイルス駆除」処理はできません。検出したファ
イルをすべて削除します。メールの場合はメールごと削除する必要があります。
※「ウイルス駆除」の処理は、ほかの正常なファイルに取りついたウイルスか
ら、ウイルス部分だけを抜き取り元の正常なファイルに戻す処理のことをいい
ます。

その6)破壊されたデータ等は、バックアップから復旧する

 オムニバス17号(2002.2.3 発行)の本講座“8)”を参照してください。

その7)再度ウイルスの確認を行い、再発防止のための措置を行う

 ウイルス定義ファイルを最新版に更新したウイルス対策ソフトで再検査を行
って下さい。
 また再発防止のためオムニバス18号(2002.2.17 発行)の本講座
「ホームユーザのためのウイルス対策10戒」を参照して下さい。

 ウイルス対策ソフトのインストールがまだのかたは、まずは体験版をインス
トールして使ってみて、そのあと、オンライン等で購入することもできます。

ウィルスバスター2002体験版ダウンロード
http://www.trendmicro.co.jp/product/vb2002/lis.asp
Norton AntiVirus 2001
http://www.symantec.com/region/jp/trial/trial.html
無料のアンチウィルスソフト(Free Anti-Virus Protection!)
http://www.grisoft.com/html/us_index.htm

                       (完)
□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
6.おもいっきり しゃべり場 オンライン・シンポジウム第6回 
□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――

★ 男女共同△□考 (その2)      緑区    多賀 和幸

 〜男性の□い頭を△にしなければ・・・・・〜                          
 
 戦後から高度成長期にかけて官も民も日本の職場文化はほとんど男性が作っ
てきました。NHKのプロジェクトXに見られるような完璧性を求める仕事至
上主義といえるものがあったと思います。
 例えば新商品の開発を任されれば、すべてを犠牲にしてもやり遂げねばなら
ないという雰囲気がありました。開発プロジェクトが繁忙を極めている時に、
家庭の事情などで帰れば、それは戦線離脱の軟弱ものとみなされたでしょう。
 また赤提灯やゴルフも、仕事仲間の情報交換の場として機能していました。
「この件で、鈴木さんが不満を持っているよ」というような話が伝わってきま
す。プロジェクトの足を引っ張られないように事前に根回ししておけよという
アドバイスです。
 こういった集団的仕事至上主義が日本の高度成長を支えてきたことは評価し
てもよいと思っています。しかし最近の官庁や企業の不祥事を見ると、このよ
うな閉じられた職場文化が組織防衛だけに発揮されていて、プラスに機能して
いるとは思えません。

 いま経済はITの普及が進み、売手市場から買手市場に変わってきています。
昔は売手市場だったので、男性の理詰めの発想で十分でした。サービスを受け
たり、ものを買ったりしているのは半分以上が女性です。介護や育児もまた大
きなマーケットになろうとしています。女性の新しい感性が新しいサービスや
ビジネスを生み出せるはずです。 
 もうひとつはグローバル化です。閉じられた職場仲間内の阿吽の呼吸で、や
ってきたことを、世界中の誰にでも分かる言葉で説明することが必要になって
きました。組織の価値観や業績、組織や評価の仕組みを明確に説明することが
求められています。緒方貞子さんが日本の社会でなく国連というグローバルな
世界で大きな成果を上げられたということは、女性の働きやすい職場をつくれ
ば日本の女性は力を発揮するということを示しています。また日本の優秀な女
性の多くは、仕組みが明快な外資系の企業で活躍しています。
 瀬尾さんのように、社会に参加し自分の個性や才能を生かしたいということ
は、人間として当然のことです。そしてまた当然のこととして、女性をプロフ
ェショナルと見なす以上、社会はそれなりの成果を期待します。重要な問題が
起これば、途中で育児のため帰らせて下さいとはいえなくなります。それでは
瀬尾さんが書かれた子育てや家事の修羅場はだれが背負うのでしょうか。

 私は男性やコミュニティが半分背負うべきだと思っています。レイモンド・
チャンドラーのPLAYBACKという作品の中に「男はタフでなければ生きていけな
い、優しくなければ生きていく資格がない。」という名セリフがあります。
(原文は男ではなくIであるが" If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
If I couldn't ever be gentle, I woudn't deserve to be alive.")
 私はこれからの男性は家庭においても半分の荷物をしょって、職場でも立派
な職業人としてやってゆけるタフで優しい男が理想ではないかと思います。
 そのためには、お母さん方が、男の子にしっかりと家事を仕込み、自分だけ
でなくパートナーの自己実現も考えられる男らしい教育をしてもらいたいもの
だと思います。            ^^^^
 私は登山と釣りが趣味のため、我流の料理を作ります。料理はとても楽しい
ものです。台所は自分の聖域だと思っているためか、夫や子供がうろちょろす
ることを、嫌う女性が多いように思います。家事というのは人間が生きて行く
ための基本的な技術です。パートナーにもしっかりと仕込むべきです。基本を
教えたら、細かいことに、あまり口を出さずほめておだてれば、男は木に登り
ます。男のゴルフ好きは、薀蓄を語れるのと、すぐほめてもらえるからですが、
家事も同じです。仕上げは、海外研修にでも行って男を一人で放り出すことで
す。こうでもしなければ、男性は女性が背負ってきたシジフォスの苦役は理解
できないでしょう。

 先日NHKの「データマップ日本」という番組を見ました。全国自治体別の
所得の伸び率、出生率、女性就業率などをカラー表示し、その相関関係を調べ
ると、実に興味深いことが明らかになるという面白い番組でした。
 全国一の出生率は鹿児島県和泊町で2.58、全国の最低は目黒区で0.81でした。
目黒区の場合は保育所費用とベビーシッターに月額14万円掛かるということで
もう一人は難しいと、取材された女性は語っていました。和泊町は女性の就業
率も51%で極めて高く、保育所は4ケ所あり保育料は目黒区の7分の1だそうで
す。和泊町は地域コミュニティがしっかりしていて「子供は地域の宝もの」と
して町ぐるみで子育てを支援していました。都会でも、地域社会全体で子育て
を支援する体制作りが急がれると思います。

 最後に、誤解のないように言っておきますと、男女共同参画というのは、あ
くまで自己実現ができる性差別のない環境を作ることであり、女性が職場に対
等に進出するということばかりではありません。
 主婦(または主夫)をやりながら小説を書いたりボランティアをやるのも立
派な自己実現であり、女性、男性の生き方は、それぞれが自由に選択すればよ
いことで、他人がとやかく言うべきことではないと思っています。
 緒方さんは勤めていた大学で講師から非常勤講師になり、子育てをされたそ
うです。今は夫君が内助の功を発揮しておられるのだと思います。そういった
長期的な視野で男女共同参画を考えてゆくのも大切なことと思います。
                              (完)

□□□□□□□―――――――――――――――――――――――――――
7.編集後記 
□□□□□□□―――――――――――――――――――――――――――

オムニバス読者のYさんから「男女共同参画社会」についてメールを頂きまし
た。なかなか面白いのでご紹介します。
☆――――――
新聞やTV報道の犯罪に関する記事で「被害者はどこそこの女性(あるいは男
性)で加害者はどこそこの女(あるいは男)である。」と言う表現が使われて
います。被害者と加害者で性別の表現をあえて違えています。
「女性(男性)」と言う単語と対比して、「おんな(おとこ)」または「女
(男)」というとき、「おんな(おとこ)」と言う単語には 「女の人(男
の人)」という表現とも違った蔑視の響きがあります。性に対する一種の呼び
捨てでしょうか。(紙面の都合でYさんのお話の要点のみを紹介したものです)
★――――――
男女に対して同じ使い方をされているので、性差別ではなく、男女共同参画社
会のテーマではないのかなあと思います。私も△□の文章を書きながら、男性
・女性、男・女を使い分けているのを改めて気がつきました。もっと実例を挙
げて調べてみると、日本人の心理構造が見えてくるのではないかと思いました。

――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
「横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL: http://takmi.ciao.jp/sub/ 
   http://takmi.ciao.jp/xoops/