2005年02月21日

「横浜オムニバス通信95号」

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"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信95号(発行日 2005年2月20日)
       
     皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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           今回は小池が担当です。

NOTAを紹介します。 それもバイリンガル版の説明がありました。
http://rakusai.org/nota/person/supertaro/html/?page=20040405090301  

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1.TaKMiのトピックス  
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★2月のCafe@SaturdayはNOTAを勉強しました。
これ 優れものです。どんどん書き込んで あっという間に アップロードさ
れてしまいます。 書き込んでいるあいだに一緒に書き込めたり・・・。
楽しみ方は100人100様 画面のテキストも自在に動かせたり。
これってみんなで KF法で会議が出来るかも?
やってみたい人は Cafeにきませんか?

毎月第3土曜日10時〜 気楽に集まれる TaKMiのしゃべり場+勉強部屋+
・・・お茶のみ・・として Cafe@Saturday を開催しています。

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2.市民活動イベント情報 ◆◇95号  イベント案内
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★1 3/13 Symposium:Why doesn't Information reach foreigners?
「など届かない? -外国人市民と情報-」

外国人市民への情報は、外国人からも届いていない、何処で入手したらいのか
分からない。作成している市民団体からはどうしたら届くのか分からない、ニ
ーズが分からない・・、どこにおけば届くのか実態が見えない・・などなど
本当のところ、どうしたらよいのか?? 外国人市民の視点をいれてのパネル
ディスカッションを企画しました。
 パネリストに
 群馬県大泉町国際政策化課長 対比地さん
 多文化共生センター 東京21 事務局長 関口さん
 かながわベトナム親善協会 副代表 ダン・タン・ファットさん
 
横浜市から市民局広報相談部広報課長 加藤さんに来て頂き
パネルディスカッションからみえる外国人市民への情報提供の糸口を
話し合ってみたいと思います。

日時:3月13日(日)13時半〜16時
場所:産業貿易センタービル9階 会議室
主催:共生のまちづくりネットワークよこはま
   横浜市国際交流協会
参加費:無料
申し込みフォーム: http://www.kyomachi.org
renkei-kyodo@yoke.or.jp

(^^♪  バスガイドがやっています。
  武蔵工大が協力してくれてます。
  
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★2 3/11, 3/16 災害時に備えた救急法講習会
日時:3月11日(金) 3月16日(水)どちらも 18時半〜21時
場所:横浜h氏市民活動支援センター 4階研修室2
内容:短期救急法講習会 2日間で4時間程度
定員:30名
参加費:500円
申し込み:横浜災害ボランティアネットワーク会議
     電話223−2666

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★3 3/20 第1回青葉区市民活動団体交流会
 青葉区役所別館が3月いっぱいで閉鎖 取り壊しです。
 青葉区中の市民活動団体、ボランティア団体が集まっていた別館です。そこで
 培われてきた人とのネットワークをさらに続けていきましょうと、交流会を開
 催します。そして、田奈にある青葉区区民交流センターをベースにさらに交流
 を続けていきましょうとkick-offをやります。 さぁ 集まりましょう!

日時:3月20日(日) 10時〜16時(午前中は団体紹介、午後は意見交換会)
場所:青葉区役所別館2階会議室 全室
参加費:全日 700円 午後からのみ300円
主催:青葉区市民活動団体交流会実行委員会
申し込み:事務局 交流広場たまりん場 小池 gingerr@spn1.speednet.ne.jp

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3.横浜丘の手情報    
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◆緑区お知らせ 2月号
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/17_2b.html#bosyuu
◆青葉区ガイドhttp://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#1
◆都筑区イベント情報http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/kusei/saishin.html
◆最新号 楽・遊・学 第119号 平成17年2月1日 http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/sinkou/raku_yu_gaku/index.html

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■■青葉区    耳より情報       
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★ 4月にまちづくり館がリニューアルオープン
 名称がきまりました。 青葉区区民交流センター(田奈ステーション)です。
 括弧は愛称だとか・・なんだか意味不明です。田奈駅の田奈ステーションなんてね。英訳を考える身になってほしい・(-_-;)

 http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/machikan/tana_st.html

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■■都筑区    耳より情報    
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★ つづき交流ステーション
  ☆☆区民おたすけ掲示板がスタートしています。
  http://www.city-yokohama-tsuzuki.net/cbbs/cbbs.cgi

  3人寄れば文殊の知恵 17万人寄れば? うーーーん。
  どうなるんだろう??

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■■ 横浜市全域情報 + いろいろ      
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Yahoo! Volunteer Japan
「ボランティア」団体登録募集中です。
登録のメリットは
 1.日本最大のポータルサイトYahoo!Japanに掲載
 2.Yahoo!ボランティア「特集」や「コラム」などで取材、掲載されるチャ
   ンスがあります
 3.「イベント情報」に掲載できます
 4.「インターネット募金」の仕組みを利用できます
 5.Yahoo!オークションのチャリティーオークションに出品できる

http://volunteer.yahoo.co.jp/毎日50,000ページビューがあるようです。

★3/5 ヨコハマ市民環境会議第3回総会
  横浜の緑を守るシンポジウム
日時:3月5日(土)13時半
場所:横浜市教育会館(紅葉坂)
参加費:500円
報告とシンポジウム:
   日吉あかもん坂の地下室マンション運動
   池子の森を米軍住宅建設から守る運動
   都心部最大級の森・カーリットの森を守る運動
   横浜環状道路南線から円海山の自然・オオタカを守る運動
主催:ヨコハマ市民環境会議 
問合せ: hisaos@ytv.home.nemp
 
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4.丘の手掲示板 読者投稿欄     
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★青葉区の小原芳郎さん(財団法人日本自然保護協会・自然観察指導員)から
生き物こぼれ話(その14)いちょうの話なんです。
これは 前のお話になります。 今までにたくさん書かれていますので
時々は戻りながら 小原さんのアーカイブを作る予定です。

イチョウ科イチョウ属、中国原産の落葉高木です。・・・・
詳細→http://takmi.ciao.jp/archives1/000348.html

★ 読者投稿欄を設けました。
投稿はE-Mailで( TaKMi@egroups.co.jp )宛 お願いします。
(添付ファイルは遅れませんので、別途編集者と連絡を取らせて頂きます)
                                
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5. 〜横浜市17年度予算案を読む〜 (2)   青葉区  中谷英世
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(2)横浜元町に10億かけた都市公園が出来る。

中田市長は2月9日記者会見を行い、みなとみらい21線元町・中華街駅舎上部と
隣接する公園予定地(通称)アメリカ山を一体的に都市公園として10億かけて
整備すると発表しました。

「市は財政難で建物などとてもとても。土地の取得は問題外」と区の幹部から聞
いてる話とはチョット違ったお話しです。

詳細→http://takmi.ciao.jp/archives1/000337.html


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6.Webで街のこと何でも調べます(*^_^*)(1)「街の探偵団 Yummy事務所」
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◇調査依頼(青葉区 気がついた主婦より)
このあいだ朝早く地震がありました。もし、昼間に地震があった場合都内に通
学、通勤している家族とはどうしたら連絡が取れるんでしょうか?

◆「街の探偵団 Yummy事務所」調査報告
横浜市の徒歩帰宅者の支援としてこんなのがあります。
どんなのかって? 気がついた人いますか?
http://www.city.yokohama.jp/me/bousai/press/press030529.htmlステッカーをみることができます。

青葉区民会議では1年以上前から「東京都側からの帰宅困難者対策の整備」を
提案しています。 どうしてでしょう?
http://www.aobakmin.on.arena.ne.jp/mcfl/4youbou15/kaitou/kaitou16.htm

震災時における昼間都民対策
http://www.metro.tokyo.jp/SAIGAI/SAITAI/c_tomin.htm

対応マニュアルが着々と都内では進んでいます。
東京都がいう 昼間都民とは
まさに
「横浜都民」 そう、 青葉区民や都筑区民なんです。

ちょっと情報はふるいんですけど こんなサイトもあります。
Ginza concierge special(このさいと面白い)
http://www.ginza.jp/tokushu/vol-76/
でも最近銀座は消防長長官賞を受賞している!!なんと!!
http://www.ginza.jp/sketch/sketch_detail.php?sketch_id=119
東急田園都市一本で都心と繋がる青葉区、それに都筑区や緑区
昼間に都内へ買い物や集まりに行ってる人も多いはず。
携帯で繋がるとおもったら大間違い。
さて、 本当にどうしましょう・・・。

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7.ユニバーサルデザイン( UD ) (23)    青葉区  小池久身子
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   vol.23   2 0 0 7 年 問 題

 1974年に出版・映画化されて世の中に大ブームを巻き起こした
 「ノストラダムスの大予言」は、1999年の人類滅亡。
 滅亡といわれた年を何とか経過して、今は21世紀。ここで再び
 「20XX年に何が起こる」といった経済予測が注目されています。

 かつては「2000年問題」。日付が2000年に切り替わったとたん、
 コンピューターが誤作動を起こし世の中が大混乱する、と当時は
 大騒ぎになりました(今となっては、喉もと過ぎてしまいましたが)。

 ここ数年は「2015年問題」が論議されています。2015年に団塊
 の世代が本格的に高齢者の仲間入りをし、「4人に1人が高齢者」
 の時代を迎えます。「超高齢社会」に対応した整備を加速すべき、
 というもの。

 そしてこのところ、にわかに「2007年問題」が浮上してきました。
 
 来る2007年(今から2年後)に予測されること。
 
 ・増加の一途をたどってきた日本の総人口は、減少へと転じます。
 ・少子化の進行により、受験生は大学全入時代を迎えます。
 ・この前後数年間にわたって、団塊世代は定年退職を迎えるため、
 生産年齢人口(15歳から64歳の人口=働き手)は激減します。
 
 もっともこれは「数の上」の話で、実際どんな世の中になるのか、
 その時でなければわからないという側面もあります。

 身近で現実的な予想とすれば、定年を迎えた夫はとりあえず家に
 いて、元気な妻が趣味に地域活動にと外へ出かけていく。
 こんな逆転現象のほうが可能性大ではないでしょうか。
 
 現役時代は仕事にかまけ、子育て、家事は妻にまかせっきりだった
 団塊亭主に、地域参加や家事交替はスムーズにいくもんかいな・・?
 その時あわてないよう、地域社会で生きる準備は今から必要かも。

 また、来年4月に施行される「改正高齢者雇用安定法」では、65歳
 までの定年延長も視野に入ってきます。

 ♪・・人生 いろいろ 生き方 いろいろ
 組織人として区切りをつけ、新たな分野へ挑戦するもよし、
 企業人としてもうひと花咲かせるのもよし!
 みなさまのご健闘を期待します。


□□□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――
8.編集後記 
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今日、本郷台にある神奈川県の施設 あーすプラザ
http://www.k-i-a.or.jp/plaza/であったフォーラムに参加してきました。
「多言語生活情報はたくさんあるのに、情報の受け手である外国人住民の手に
ゆきわたっていない」多言語情報を届けるには何が必要か?というテーマでの
パネルディスカッションでした。川崎市ではいわゆる公民館(地区センター)
には外国人市民情報コーナーが設置されているそうです。 外国人への情報提
供は恩恵から権利へと考えが変わってきているとか・・
http://www.k-i-a.or.jp/news/twoforum2005.html
わたしは、日本人住民にとっても情報の受発信は市民の基本的権利だと考えま
す。まだまた日本人市民にとっても知る必要のある情報、知りたい情報が得ら
れている状況ではないと思います。さて、TaKMiはどんな支援をすれば十分に
権利を享受できるようになるんでしょうか・・・ね。

              (オムニバス通信 副編集長です  小池由美)

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9.おまけ まだ間に合うイベント情報  
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93号から
★4 3/3 日本女性の「冬のソナタ」ブーム分析
http://www.women.city.yokohama.jp/fm/evntdetail.cfm?evnt=2136
★5 2/28 第27回 アフタヌーン・ティー 「ジェノバ」
http://www2.ocn.ne.jp/~aoba/
94号から
★3 3/5 海の上から横浜を眺めてみよう
★4 3/6 緑区防災講演会
★5 3/7-11 青葉区民写真展の開催
★6 3/11 青葉区防災講演会「地震災害と危機管理」
★7 3/12 みどり生涯学習交流会2005
★8 3/13 つづき人交流フェスタ
★9 3/19 ヨコハマはG30」緑区推進本部講演会
★10 3/26 都筑区南部「川と緑の散策会」

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横浜オムニバス通信の記事についてのご意見、ご感想などを下記Eメール宛に
お寄せ下さい。また横浜の北部の市民活動イベント情報掲載を希望される方は
イベント情報をEメールで編集部までお送りください。(無料)
(添付ファイルは送れませんので、別途編集者と連絡を取らせて頂きます)
編集部 多賀、小池、是永 E-Mail TaKMi@egroups.co.jp
横浜オムニバス通信ブログ   http://takmi.ciao.jp/omni/ 
アドレス変更、購読停止など  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
TaKMiホームページ       http://takmi.ciao.jp/xoops/

2005年02月20日

ユニバーサルデザイン( UD ) (23)

vol.23   2 0 0 7 年 問 題       青葉区  小池久身子

 1974年に出版・映画化されて世の中に大ブームを巻き起こした
 「ノストラダムスの大予言」は、1999年の人類滅亡。
 滅亡といわれた年を何とか経過して、今は21世紀。ここで再び
 「20XX年に何が起こる」といった経済予測が注目されています。

 かつては「2000年問題」。日付が2000年に切り替わったとたん、
 コンピューターが誤作動を起こし世の中が大混乱する、と当時は
 大騒ぎになりました(今となっては、喉もと過ぎてしまいましたが)。

ここ数年は「2015年問題」が論議されています。2015年に団塊
 の世代が本格的に高齢者の仲間入りをし、「4人に1人が高齢者」
 の時代を迎えます。「超高齢社会」に対応した整備を加速すべき、
 というもの。

 そしてこのところ、にわかに「2007年問題」が浮上してきました。
 
 来る2007年(今から2年後)に予測されること。
 
 ・増加の一途をたどってきた日本の総人口は、減少へと転じます。
 ・少子化の進行により、受験生は大学全入時代を迎えます。
 ・この前後数年間にわたって、団塊世代は定年退職を迎えるため、
 生産年齢人口(15歳から64歳の人口=働き手)は激減します。
 
 もっともこれは「数の上」の話で、実際どんな世の中になるのか、
 その時でなければわからないという側面もあります。

 身近で現実的な予想とすれば、定年を迎えた夫はとりあえず家に
 いて、元気な妻が趣味に地域活動にと外へ出かけていく。
 こんな逆転現象のほうが可能性大ではないでしょうか。
 
 現役時代は仕事にかまけ、子育て、家事は妻にまかせっきりだった
 団塊亭主に、地域参加や家事交替はスムーズにいくもんかいな・・?
 その時あわてないよう、地域社会で生きる準備は今から必要かも。

 また、来年4月に施行される「改正高齢者雇用安定法」では、65歳
 までの定年延長も視野に入ってきます。

 ♪・・人生 いろいろ 生き方 いろいろ
 組織人として区切りをつけ、新たな分野へ挑戦するもよし、
 企業人としてもうひと花咲かせるのもよし!
 みなさまのご健闘を期待します。

生き物こぼれ話(その14)

     街路樹のイチョウはギンナンをつけない

clip_image003.jpg
この写真はイチョウです。イチョウ科イチョウ属、中国原産の落葉高木です。高さ30〜40m、直径5mくらいまで成長する。六世紀半ばに留学僧が観音像と共に持ち帰ったと言われています。そのため、寺院の境内に多く植えられています。
今日では東京都の都の木、神奈川県の県の木、大阪府の府の木、東久留米市や大田原市では市の木に指定されています。 成長が早く公害に強いうえ刈り込みに耐える性質から、各地で街路樹に選定されました。今日では街路樹のなかで一番多い樹種とされています。

イチョウはオスの木とメスの木が有ることでも知られております。誰にも非常に馴染みの深い木ですが、実は生きている化石とも言われる植物です。今回は身の回りに有りながら、多くの話題に満ちたイチョウの木のお話しです。
イチョウは加工しやすく狂いも少ないため、碁盤、将棋盤のほか、算盤珠、まな板などの器具材、漆器木地、天井板などの建築材、家具材に広く使われています。
植物は自家受粉による近親交配を避けるため、驚くほどのいろいろな方法を編み出してきました。ユリの花のように一つの花に雌しべと雄しべがある場合には(両性花)、自家受粉の危険が大きくなります。このため、雌しべは背が高くて雄しべはその回りを囲んで背は低くしました。これによって雌しべは自花の雄しべからこぼれた花粉で受粉する危険を避けるようになっております。雄しべは外がわに向かって反り返ります。これは雌しべからできるだけ離すための工夫です。
 雄花と雌花にはっきり分けた植物があります(雌雄異花、しゆういか)。野菜としてお馴染みのキューリ、カボチャ、スイカ。野草ではカラスウリなどがあります。樹木では、ドングリがなるブナ科のクリ、コナラ、クヌギ、カシの仲間。シラカバ、花粉アレルギーの原因になっているマツ科のマツ、スギ、カヤの仲間など。雌雄異花の植物は沢山あります。
自家受粉を避けるために、株ごとオスとメスにわかれた植物が有ります(雌雄異株、しゆういしゅ)。多くの動物が雄と雌に分かれているのと同じですね。身近なものには果物のキューイフルーツ、香辛料に使われる小粒でもぴりっと辛いといわれるサンショ。そして、イチョウも雌雄異株の植物です。
イチョウの葉は上の写真に見るように、綺麗な扇形になります。イチョウの葉脈は根本(葉柄)から延びてきて次ぎ次ぎに同じ太さでYの字状に分かれます(2叉状脈)。このため、成長と共にきれいな末広がりの扇形の葉が出来上がります。
街路樹のイチョウは実をつけないのはご存知でしょうか? イチョウの実であるギンナンは美味しく茶碗蒸しなどで珍重されますが、路上に落ちると臭くて汚いといって苦情が来ます。走行中の車のフロントガラスにも落ちるかも知れない。そのためイチョウを街路樹として植栽するときには雄の株だけが選択されます。雌株は除かれるのです。
イチョウ属が地球の各地で盛んに見られたのは巨大恐竜の時代です。やがて氷河期がきてほとんどは滅亡し、中国にただ1種が生き伸びた。それが今日のイチョウになっております。
意外に感ずると思いますがイチョウは絶滅種に分類されております。イチョウは日本中どこにでも有るありふれた樹木ですが、野生では既に絶滅してしまいました。いまは人間の管理下でのみ辛うじて生きながらえている植物です。
やや専門的なお話しになりますが。国際自然保護連盟では危機に瀕している生物種をその危険度に応じて区分し、野生状態では見られなくなったものを絶滅種と定義しました。この定義によれば、恐竜のように完全に絶滅したものばかりではなくイチョウも絶滅種となり,一般の市民の感覚とのズレが避けられません。そこで、今日ではカテゴリーを2分して、完全絶滅と野生絶滅としました。イチョウは野生絶滅種であり、生きた化石なのです。
こんなお話は興味が有りましたでしょうか? 最後まで読んで下さって有難うございました。
               ( 財団法人日本自然保護協会・自然観察指導員 小 原 芳 郎 記 )

〜横浜市17年度予算案を読む〜

(2)横浜元町に10億かけた都市公園が出来る。

中田市長は2月9日記者会見を行い、みなとみらい21線元町・中華街駅舎上部と
隣接する公園予定地(通称)アメリカ山を一体的に都市公園として10億かけて
整備すると発表しました。

「市は財政難で建物などとてもとても。土地の取得は問題外」と区の幹部から聞
いてる話とはチョット違ったお話しです。

新しく國が決めた立体公園制度(屋上等の立体的空間を活用した公園整備)の
モデル事業として整備、元町地域の観光スポットとしての魅力アップや安全で快適
な歩行者回遊動線を目指すとしています。

昨年完成したばかりの2階建ての元町駅舎を4階に増築、民間に貸し、屋上には
庭園を造り今は崖地のアメリカ山(国有地)と一体にした眺望のいい都市公園に
して新しい観光スポットにしようという結構な計画です。

19年度には完成。総事業費は約10億円。17年度は、設計に2,000万円、
駅舎改良準備工事に1億3,000万円、計1億5,000万円を計上しています。

詳しいは事業概要をご覧ください。
http://www.city.yokohama.jp/me/green/kisya/050209.pdf

魅力的な都市公園が一ヶ所もない青葉区としてはうらやましい限り、またまた、
横浜観光のため都心にお金をかけるようです。

ご存じのように、横浜中心部中区には明治以来、多数の都市公園が整備されてき
ました。
本牧臨海公園、港の見える丘公園、山下公園、根岸森林公園、本牧市民公園、
横浜公園、元町公園、元町百段公園、三溪園などなど。

しかも平成12年には中心市街地活性化公園事業として、山下公園、元町公園、
山下町公園、大通り公園などが改修、再整備 されたばかりです。

詳しくは市長記者会見を是非ご覧ください。
http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/index.html

記者会見によりますと、昔からい地元の要望がいろいろあったということです。

平成3年「山手町の街づくり協議会」要望
ー駅ができることを前提に、エスカレーターなどを駅とアメリカ山との間にぜひ作って欲しい。
平成13年「山手町・元町の町内会、商店会」から同様の要望。
平成16年「山手近辺の学校から、通学の安全確保要望。
市民にも利便性が高いエスカレーターの設置、バリアフリー化の要望。
観光客の声など。

さすが記者から「コスト意識という点で問題はないのか」と質問が出ています。
公園なので、作っても誰も文句を言わない、観光客にとっても便利。
一方で、これを作ることで最も得をするのは地元。かなり局所的な利益になる。
どのような必要性を重視して判断したのか?」

市長は「後々回収していこうと考えている。テナントの賃料で回収していく。
それから、市として観光客を増やしていく。開港150周年を踏まえて、港を活か
した横浜市の「らしさ」づくりについての努力をしており、その一環。作る価値が
ある」と説明しています。

やはり横浜は観光立市。都市経営としてミナトならでは明けぬ街なのでしょうか
。開港150周年を目指して、砂浜を作れとか、馬鹿な企画が目白押し。いろい
ろ群がっているようです。

シラケているのは丘の手市民。「ミナトらしさばかりが大横浜ではないでしょう。
日に日に緑が喪われていく田園都市の自然の保全にこそ、今、税金を投入して
欲しいものです。ミナト横浜の声は聞こえても貴方の生まれた青葉区の声は聞こ
えませんか。「区は区長に任せた」とは、丘の手のことは市長は知らんとまさか言うこ
とではないでしょうね。」

2005年02月08日

「横浜オムニバス通信94号」

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"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信94号(発行日 2005年2月6日)
       
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□  □ 1.TaKMiのトピックス               □
□ □   2.市民活動イベント情報       □
□ □ 3.横浜丘の手情報   □
  □ □     4. 丘の手掲示板 読者投稿欄   □
□ □   5.〜横浜市17年度予算案を読む〜(1)    □
□  □□   6.Webで街のこと何でも調べます(*^_^*)   □
□□□□□□□   7.ユニバーサルデザイン(UD)       □
□□□□□□□     8.編集後記        □
□□□○○ □□        □
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□□□
   ○○       ○○
横浜オムニバス通信: http://takmi.ciao.jp/omni/
            http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm
        皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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           今回は多賀が担当です。

      楽しい会話を地域コミュニティに取り戻せないか?

 子供の頃、地方の小都市に育ちましたので、ご近所の人々が会話をしている
風景に出会いました。町内会の会合やお店の前での立ち話や夏は縁台で涼んだ
り、将棋をさしたりしていました。このような付き合いが出来たのは、親の代
からの知合いだったり、冠婚葬祭など近所の互助制度があったからでしょう。

(詳細を読む → http://takmi.ciao.jp/archives1/000335.html

■■94号−お急ぎの方へのご案内■■

1.TaKMiのトピックス
 ★今月のCafe@Saturdayは“NOTA”という感動的なHPツールを勉強します。

2.市民活動イベント情報
異常気象の話、防災講演会、サークル・市民活動交流会、いぬ・ねこ好きな
 人のための講演会など多数あります。

3.横浜丘の手情報
 ★ 4月にまちづくり館がリニューアルオープンなど多数

4. 丘の手掲示板 読者投稿欄
 新しく読者投稿欄を設けました。ご活用下さい。
 今回は青葉区 小原芳郎さんの「生物こぼれ話15回」の紹介です。

5.〜横浜市17年度予算案を読む〜(1)
 中田市長は17年度横浜市予算案を発表。区役所の分権と機能強化、
 区予算の増額(総額を18億円から27億円へ)などを打ち出した。
 http://takmi.ciao.jp/archives1/000337.html
 
6.Webで街のこと何でも調べます(*^_^*) 「街の探偵団 Yummy事務所」
 皆さんが知りたいことを「街の探偵団Yummy事務所」が調査いたします。
 今回は防災地図についてです。
 http://takmi.ciao.jp/archives1/000338.html

7.ユニバーサルデザイン(UD)(22) 
「障害者の必要性を形に」
 現在便利に使われている商品の多くは最初障害者のために開発されました。
 http://takmi.ciao.jp/archives1/000332.html

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1.TaKMiのトピックス  
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★2月のCafe@Saturdayについて

毎月第3土曜日10時〜 気楽に集まれる TaKMiのしゃべり場+勉強部屋+
・・・お茶のみ・・として Cafe@Saturday を開催しています。
今月は2月19日(土)、場所は あおば ぱそこん横丁です。
http://home.q02.itscom.net/pcyokoch/map/PCYmap.htm
今月のテーマは、新しい感動的なホームページツール“NOTA”です。

(詳細を読む → http://takmi.ciao.jp/archives1/000334.html

★メルマガとBLOG(ブログ)が連携した新しいオムニバス通信の実験(再掲)

メルマガとブログが連携した新しい“横浜オムニバス通信”の試みを始めまし
た。オムニバス通信ブログ( http://takmi.ciao.jp/omni/)を見てください。

(詳細を読む → http://takmi.ciao.jp/archives1/000266.html


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2.市民活動イベント情報
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有効期限がまだ切れてない イベント情報はこちらから・・
90号から
★12 2/12,19 2005年春のつづきパソピア講座
   http://pasopia.velvet.jp/sub/homepage/index2005.html
92号から
★5 2/24 コミュニティビジネス起業家養成塾
93号から
★4 3/3 日本女性の「冬のソナタ」ブーム分析
http://www.women.city.yokohama.jp/fm/evntdetail.cfm?evnt=2136
★5 2/28 第27回 アフタヌーン・ティー 「ジェノバ」
http://www2.ocn.ne.jp/~aoba/----------------------------------------------------------------------
◆◇94号  イベント案内
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★1 2/13 お天気からみえる世界、日本 〜異常気象に学ぶ〜

ここ数年、世界各地で気象災害が発生しています。NHKの気象キャスターの
平井信行さんを講師に迎え、異常気象の原因のひとつと考えられる環境問題や
気象変動が、世界の、そして日本の社会にもたらす影響についてうかがいます。

日時:2月13日(日) 午後1時30分から3時30分
会場:フォーラムよこはま 会議室1
   http://www.women.city.yokohama.jp/sisetu/FKsisetu.html
詳細:http://www.women.city.yokohama.jp/fm/evntdetail.cfm?evnt=2076

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★2 2/15,3/15 都市計画提案に関する説明会(2/15)・公聴会(3/15)

旧日本電気株式会社横浜事業場の都市計画の決定などについて、都市計画の
提案が出されました。これを受け横浜市では、提案内容について説明会および
公聴会を開催します。

◇説明会:日時 2月15日(火)午後7時から 会場 鴨居小学校体育館
◇提案内容の縦覧および公聴会での公述申出受付け 2月15日(火)〜3月1日(火)
◇公聴会 日時 3月15日(火)午後7時から
詳細:http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/17_2c.html#annnai2

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★3 3/5 海の上から横浜を眺めてみよう

 海事広報艇「はまどり」の乗船や、横浜開港資料館の見学をし、横浜港に
ついてもっと知ってみましょう。

日時:3月5日(土)午前10時15分〜午後1時30分に解説終了後、資料館を見学
   し自由解散
集合:大さん橋ふ頭ビル1階(中区海岸通1-1)
詳細:http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/kusei/saishin.html#new_04
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★4 3/6 緑区防災講演会

日時: 3月6日(日)午後1時30分から
会場: 緑公会堂
詳細:http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/17_2c.html#kouenn4

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★5 3/7-11 青葉区民写真展の開催

区民の公募作品による展示会です。フィルム部門とデジタル部門があります。

日時:3月7日(月)〜11日(金)午前9時〜午後5時(最終日午後4時まで)
会場:区役所1階区民ホール 入場自由
詳細:http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#017

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★6 3/11 青葉区防災講演会「地震災害と危機管理」

日時:3月11日(金)午後1時30分開場、午後2時開会 
会場:青葉区役所4階401〜403会議室
詳細:http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#018

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★7 3/12 みどり生涯学習交流会2005

 緑区内で活動しているサークルや「ちょっと先生」の交流会です。

日時 3月12日(土)午前10時〜午後4時
会場 緑スポーツセンター
詳細:http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/17_2c.html#moyooshi4

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★8 3/13 つづき人交流フェスタ

 区内で活動している様々なグループ・ボランティアの活動を、パネル展示や
 体験広場、ミニ講座、パフォーマンスなどで紹介します。

日時:3月13日(日)午前10時〜午後3時
場所:都筑区役所1階区民ホールほか 
(パネル展示:3月7日(月)午後〜3月13日(日))
詳細:http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/kusei/saishin.html#new_05

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★9 3/19 ヨコハマはG30」緑区推進本部講演会
   〜地球環境を救う新しいライフスタイルへ

日時:3月19日(土)午後6時30分〜8時  会場: 緑公会堂
講師: 淑徳大学教授・工学博士 北野 大
詳細:http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/17_2c.html#kouenn3

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★10 3/26 都筑区南部「川と緑の散策会」

 仲町台駅から鴨居駅までの由緒ある寺社、江川せせらぎ緑道や鶴見川サイク
リングロードなどを、ガイドの解説を聞きながら巡る散策会に参加しませんか。
日時:3月26日(土)午前8時30分〜正午*雨天時3月27日(日)に順延
集合:仲町台駅
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/kusei/saishin.html#new_07

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◆スペシャル <ねこ、いぬ好きな人のための講演会>

★ 2/23 講演会「ねこは何を考えて暮らしているのか?〜猫の行動と心理〜」

 脳神経学の専門家が解き明かす猫の行動についての講演会を開催します。 

日時:2月23日(水)午後2時〜3時30分
会場:青葉区役所4階会議室  講師 東京大学農学部教授 森 裕司 
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#021

★ 2/26 犬のしつけ方講演会「犬との生活を楽しむ知恵」

人と犬との良い関係作りの参考になる講演会です。
スライドやビデオ上映、デモンストレーションも実施します。

日時:2月26日(土)午後1時〜4時(午後0時30分開場)
会場:緑公会堂  講師:獣医師・JAHA認定家庭犬
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/pdf/17_2d.pdf


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3.横浜丘の手情報    
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■■緑区    耳より情報      
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★ 第16期 緑区民会議委員募集

緑区民会議は、都市環境、福祉、文化教育などの地域の課題や方策について
話し合い、行政への提言を行う、区民が自主的・主体的に運営する団体です。
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/17_2c.html#bosyuu5

◆緑区お知らせ 2月号
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/17_2b.html#bosyuu
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■■青葉区    耳より情報       
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★ 4月にまちづくり館がリニューアルオープン
 この施設には、区民活動支援センターや青葉国際交流ラウンジが入居する
 ほか、共用会議室などは地域の交流拠点として利用できます。
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#005

★ 青葉区区民活動支援センター嘱託員及び生涯学習支援係嘱託員募集
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#008

★ 区民活動支援センターあり方検討委員募集 
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#005

★ 平成17年度前期 趣味の教室
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#012

★ 学校支援ボランティアコーディネーター養成講座「地域力を学校へ!
  学校支援ネットワークをつくろう」
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#013


◆青葉区ガイド
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#1
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■■都筑区    耳より情報    
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★ つづき交流ステーション掲示板

「地下鉄なのにどうして高架なの?」「横浜の83歳の渡辺さん、ホーム
ページを運営」などの会話が飛び交っている都筑区のしゃべり場です。
ふくちゃんや晶子さんやゴンゴンさんがいますから覗いて見てください。
http://www.city-yokohama-tsuzuki.net/bbs39/bbs39.cgi
つづき交流ステーション
http://www.city-yokohama-tsuzuki.net/

◆都筑区イベント情報
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/kusei/saishin.html
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■■港北区    耳より情報      
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★ 第17回 大倉山観梅会
日時: 平成17年2月26日(土曜)・27日(日曜)10時00分〜16時00分
会場: 大倉山公園内梅林・大倉山記念館(東横線大倉山駅下車徒歩7分)
http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/sinkou/raku_yu_gaku/no119_kanbai.html
◆最新号 楽・遊・学 第119号 平成17年2月1日
http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/sinkou/raku_yu_gaku/index.html
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■■ 横浜市全域情報       
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★ 横浜市IT産業戦略シンポジウム・開催結果

1月28日(金)、パシフィコ横浜で「横浜市IT産業戦略シンポジウム」があり、
中田市長のプレゼンテーション「横浜市IT産業戦略」を紹介します。ラスベガ
スとニューヨーク再生の事例を参考に、横浜をデジタル新産業の世界的拠点に
しようという提案です。新横浜がITクラスターの拠点になっています。
http://www.city.yokohama.jp/me/keizai/it/pdf/050128_sympo_1.pdf
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4.丘の手掲示板 読者投稿欄     
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★ 読者投稿欄を設けました。

街の新しい出来事やニュースのお知らせ、公園の梅や桜の開花情報や写真
オムニバスの記事への感想や意見などお送りください。
投稿はE-Mailで( TaKMi@egroups.co.jp )宛 お願いします。
(添付ファイルは遅れませんので、別途編集者と連絡を取らせて頂きます)

★青葉区の小原芳郎さん(財団法人日本自然保護協会・自然観察指導員)から
 生き物こぼれ話をメールで送って頂いていますので紹介します。
 15回は「モミジは種子に翼を持たせました」というお話です。
 http://takmi.ciao.jp/archives1/000333.html      (多賀)          
                                
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5. 〜横浜市17年度予算案を読む〜 (1)   青葉区  中谷英世
□□□□□□―――――――――――――――――――――――――――――

(1)来年度、18区の事業の目玉?   青葉区 中谷英世
    
2月2日、中田市長は17年度横浜市予算案を発表。「サービスの最前線で
市民満足度を高める」として「区役所への分権と機能強化、区予算の増額など
により、身近な課題は区役所で解決する。情報提供の徹底により、説明責任を
果たす。」としました。

特に区予算制度を改革として、区が自主的に企画できる事業予算の総額を
18億円から27億円へ増額し、区が地域の課題により主体的に取り組める
ようにしたとしています。
青葉区、緑区、都筑区、港北区の区の独自予算を抜き出してみましょう。

(詳細を読む →http://takmi.ciao.jp/archives1/000337.html


□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
6.Webで街のこと何でも調べます(*^_^*)(1)「街の探偵団 Yummy事務所」
□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
◇調査依頼(緑区 K.Tさんよりの依頼)

横浜市で「わいわい防災マップ」が発表されました。この地図をもって、各町
内会などで街を歩き、その町が必要とする災害対応の情報(例えば倒壊家屋や
転倒家具から人を救出する道具、防火用水、飲める井戸、街の掲示板など)の
所在を書き込むのに使おうと考えていますが、Web上にはこのような地図の事例
が見当たりません。他の街ではどのような防災地図が作られているのか、どこ
で入手できるのか調べてください。

◆「街の探偵団 Yummy事務所」調査報告

街の探偵団 yummy事務所を始めます。
なんでも知りたいことをウェブで調べてみます(ま、出来る範囲で)
今回は防災マップから いろいろ 調べたことをお知らせします。
(調査報告詳細は → http://takmi.ciao.jp/archives1/000338.html


□皆さんが知りたいことを「街の探偵団Yummy事務所」が調査いたします。
 皆さんの調査依頼をお待ちしています。E-Mail TaKMi@egroups.co.jp
 調査結果はこの欄で公表することをご了承下さい。
□□□□□□□□―――――――――――――――――――――――――――
7.ユニバーサルデザイン( UD ) (22)    青葉区  小池久身子         
□□□□□□□□―――――――――――――――――――――――――――
   vol.22    「障害者の必要性を形に」

 私達は日頃障害者に関するものは障害者しか使わない、そんな風に思い
 込んでいないでしょうか?おもしろいことに、昔も今も障害者にとって使い
 やすいものが、実は健常者にも使いやすいものになった、そのような例は
 いくつもあるのです。

(詳細を読む→ http://takmi.ciao.jp/archives1/000332.html

□□□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――
8.編集後記 
□□□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――
横浜オムニバス通信のような市民メディアでも国際的な視野を持ち、行政の施
策を把握し、丘の手の市民活動や地域活動に深く関っていなければ、皆さんに
よい情報をお届けできないと考えています。
Think Glovally,Act Locallyということですが、TV局や大新聞など巨大メディ
アと違い少ないスタッフではそこまでやるのは不可能です。
しかし、市民のみなさまが、記者になり情報を提供し、意見を交換して頂くこ
とにより市民メディアは巨大メディアに対抗できる新しいメディアになる可能
性があると思っています。
記事や意見の投稿をお寄せ頂きますようお願い申し上げます。
                  (オムニバス通信編集長 多賀和幸)
----------------------------------------------------------------------
横浜オムニバス通信の記事についてのご意見、ご感想などを下記Eメール宛に
お寄せ下さい。また横浜の北部の市民活動イベント情報掲載を希望される方は
イベント情報をEメールで編集部までお送りください。(無料)
(添付ファイルは送れませんので、別途編集者と連絡を取らせて頂きます)
編集部 多賀、小池、是永 E-Mail TaKMi@egroups.co.jp
横浜オムニバス通信ブログ   http://takmi.ciao.jp/omni/ 
アドレス変更、購読停止など http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm
TaKMiホームページ       http://takmi.ciao.jp/xoops/


2005年02月06日

Webで街のこと何でも調べます(*^_^*)#1

◇調査依頼(緑区 K.Tさんよりの依頼)

横浜市で「わいわい防災マップ」が発表されました。この地図をもって、各町
内会などで街を歩き、その町が必要とする災害対応の情報(例えば倒壊家屋や
転倒家具から人を救出する道具、防火用水、飲める井戸、街の掲示板など)の
所在を書き込むのに使おうと考えていますが、Web上にはこのような地図の事例
が見当たりません。他の街ではどのような防災地図が作られているのか、どこ
で入手できるのか調べてください。

◆「街の探偵団 Yummy事務所」調査報告

街の探偵団 yummy事務所を始めます。
なんでも知りたいことをウェブで調べてみます(ま、出来る範囲で)

今回は防災マップから いろいろ 調べたことをお知らせします。

横浜市が1月17日に「わいわい防災マップ」を発表しました。
http://wwwm.city.yokohama.jp/bousaimap/
みなさん もう見ましたか?

地震が発生した場合に予想される様々な危険性や、それらの危険を回避するた
めの情報を市民の方々に事前にお知らせし、防災意識の向上や、被害の軽減の
行動に役立つよう作成されたものです。

防災意識の向上や、被害の軽減に有効な方法として、この「防災わいわいマップ
をもって、皆さんの自治会や町内会で自分たちの街を歩き、危ない箇所、防災
拠点の場所やルートを確認したり、K.Tさんの言われる災害対応の情報、例えば
倒壊家屋や転倒家具から閉じ込められた人を救出する道具、火災の場合に利用
できる防火用水、飲める井戸、街の掲示板などを確認し、地図に書き込みます。

あなたの家が大丈夫でも、倒壊危険家屋に取り囲まれているかもしれません?
避難路がふさがれてしまうかもしれません。 
防災拠点へは何処を通ればよいか、見ておく必要がありますよ。

この地図は事前に危険情報を知っておくことで減災を可能にします。

それでは防災マップって他の地域ではどんなものがあるでしょうか・・・?
まず 神戸では震災後どんな工夫がされたのでしょうか? 6年ほどまえに神
戸市市民局市民安全推進室へヒアリングに行ったことがあります。

神戸では震災後 防災福祉コミュニティという地域の単位を新しく考えまし
た。そしてそのコミュニティごとにコミュニティ安全マップ作成を計画します。
市はコミュニティ組織への支援として予算をだします。
(神戸ではいわゆるハザードマップをすでに地図情報として発行していました)

これらは、神戸市役所などで入手しましたが、Webには掲載していません。
地図へ書き込む記号や地図の大きさなども街によって違います。
また、地区により防犯や個人情報なども記載される場合があり、その地区
で使用する目的で作られており、Webへの掲載は行われていません。

参考になる各地区での取り組みを紹介しておきます。

■防災福祉コミュニティってなあに?
真陽防災福祉コミュニティ
http://www.bousaihaku.com/bousaihaku2/images/org/pdf/g015.pdf
平成8年3月24日に長田区第1号のモデル地区として発足。震災を教訓に生まれた
コミュニティです。地域のさまざまな団体が地域を

■長田区真野地区のとりくみ
http://www.ashita.or.jp/ancom/part03/05.htm
印象に残る言葉
「まちづくりとは「そこに住んでいる人たちが機嫌良く暮らしたいと願う思い」から」

わが母校ではこんな資料庫を充実させています。
学生の犠牲者も多く出ました。
■神戸大学震災文庫 
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/eqb/
  →地図からの検索もあり、当時の様子が写真で見ることが出来ます。

収集資料リストhttp://www.lib.kobe-u.ac.jp/directory/eqb/class5.html

■防災未来館です。三宮に行く予定があったらちょっとよってみてください。
http://www.dri.ne.jp/

で、ちょっと静岡県ではどうなっているのか・・というと

■静岡県防災情報インターネット GISで被害想定
http://gis.pref.shizuoka.jp/bousai/index.htm
■静岡県防災局をのぞいてみませんか?
http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/index.html


■京浜河川事務所からライブで水位など 川の様子を見ることが出来ます。
http://www.keihin.ktr.mlit.go.jp/live/07.htm


防災・危機管理 e-カレッジ
http://www.e-college.fdma.go.jp/

〜横浜市17年度予算案を読む〜(1)

    (1) 来年度、18区の事業の目玉? 青葉区 中谷英世

2月2日、中田市長は17年度を「改革の成果を生み続けていく年に」と位置づ
けた横浜市予算案を発表、議会に提案しました。
http://www.city.yokohama.jp/me/zaisei/17yosan/pdf/17yosan-all.pdf
都市経営の基本方針の第一に、先ず「サービスの最前線で市民満足度を高める」
として「、区役所への分権と機能強化、区予算の増額などにより、身近な課題は
区役所で解決する。情報提供の徹底により、説明責任を果たす。」としました。

特に区予算制度を改革として、区が自主的に企画できる事業予算を18区合計総
額18億円から27億円へ増額し、区が地域の課題により主体的に取り組めるよ
うにしたとしています。更に、各区1億円をベースに人口特性、税・国保の歳入
増への取組みを加味して上積みする方式を取ったとしています。

その概要が市のホームページに掲載されています。
http://www.city.yokohama.jp/me/zaisei/17yosan/pdf/3aratana.pdf
青葉区、緑区、都筑区、港北区を抜き出してみましょう。

■区独自予算額
青葉区一億五千九百万円、港北区一億五千三百万円、緑区一億五千二百万円
都筑区一億四千九百万円で似たような額です。
一番区独自予算額多い区は 西区 一億六千万円
一番少ない区      磯子区 一億三千五百万円

■各区の独自予算の全容は情報提供していませんが、目玉事業として次の事業が
紹介されています。
◇青葉区 
「地域安全・防犯見守り隊」配置事業【千三百十八万円】自治会防犯パトロール
 支援、制服ガードマンの派遣など
 図書サービス拡充事業【九百九万千円】山内図書館と各地区センターの連携
◇港北区
 AAAトリプルA(安心安全な明日を)地域防犯力向上作戦 【二百五万円】
◇緑区
 ほっとホームステイ・サポート事業【三百三十万円】養育困難な家庭に対し、
 地域の中にセーフティネットを作り子どもの成長を支援
◇都筑区 
 保育所を拠点とした子育て支援事業【五百十五万三千円】公立全園、民間(2園
 )の園庭等にコーディネーターを配置し身近なふれあいの場として開放都筑

■今回新たに、地域重視の考えから区から局に予算配付し、地域課題を解決する
区局連携事業を導入、1億62百万円が別枠で計上され、都筑、緑区の事業に別
枠予算が計上されています。
◇都筑区 → 緑政局  防犯に配慮した緑道管理計画の策定事業【四百万円 】
◇緑 区 → 福祉局  緑区市立保育園緊急保育事業 【 百四十四万円 】


■この他の区で注目される事業は
◇泉区 地区センターにサテライト区役所(仮称)の新設【千六十三万七千円】
    区民の時間・交通費用負担軽減ー区役所に行かなくても済む。
◇西区 横浜駅周辺等の浸水対策【二千万円】水位計・スピーカー等の設置
    水害の教訓・広報車では徹底出来ない反省から
◇保土ヶ谷区 災害防止緊急対策事業【 七百五十万円 保土ケ谷区計画→総務局】
◇金沢区 旧川合玉堂別邸及び園庭緑地保全活用事業 【千九百三万四千円】
 区民活動拠点として活用するため、保全改修を行うとともに、区民との協働に
 よる管理運営を行うための組織づくりを実施

■区の独自性を発揮するための予算処置ですが、各区の納税の規模や、区の人口
が30万でも7万でも同額であること。区が独自に事業を決める過程が区民に見
えないことなど、まだまだ、区への分権化と言うには程遠い予算と言えます。


楽しい会話を地域コミュニティに取り戻せないか?

 子供の頃、地方の小都市に育ちましたので、ご近所の人々が会話をしている
風景に出会いました。町内会の会合やお店の前での立ち話や夏は縁台で涼んだ
り、将棋をさしたりしていました。このような付き合いが出来たのは、親の代
からの知合いだったり、冠婚葬祭など近所の互助制度があったからでしょう。
 今住んでいるこの街では、ご近所の方とは挨拶程度で、ほとんどお話しする
機会はありません。知り合ったご近所のかたは、偶々ここに住んでいるだけで、
ここが自分の街とは思っていないということを言われていました。
 親しくお話するのは、元の会社の同僚や友人や趣味のサークルの仲間たちで
、ご近所とはなるべく距離を保っておくというのが一般的な都会人の近所付合
いではないでしょうか。
 この街も高齢化が進み、防災や防犯や介護などご近所の相互支援が必要にな
ってくると思われます。最近、一人暮らしになり都心のマンションに引っ越す
人も増えてきました。住民の孤立化がますます街や住民を危険にしていると思
われます。東本郷地区まちづくりプラン(素案)が出来ましたが、ほとんどの
住民はその存在すら知らないようです。せめてご近所でこのような問題を話す
場がないのかと思います。このように生活の実感から積みあがっていったまち
づくりプランでないと、絵に描いた餅になりかねないと思っていますが、皆さ
んの街では、どうなのでしょうか。            (文責  多賀)

2月のCafe@Saturday案内 

★ 2月のCafe@Saturdayについて

毎月第3土曜日10時〜 気楽に集まれる TaKMiのしゃべり場+勉強部屋+
・・・お茶のみ・・として Cafe@Saturday を開催しています。
今月は2月19日(土)、場所は あおば ぱそこん横丁です。http://home.q02.itscom.net/pcyokoch/map/PCYmap.htm
今月のテーマは、新しい感動的なホームページツール“NOTA”です。

ブログより簡単、お絵かきソフトと同じ感覚でホームページに絵や文字がかけ
ます。また写真を貼り付けることができます。アップロードも必要ありません。
王子さんも藤田さんも感動したホームページツール“NOTA”をお勉強します。

NOTA 紹介      http://nota.jp/introduction.html
ノータへようこそ    http://rakusai.org/nota/
NOTAへようこそ    http://nota.jp/group/kankyoshimin/?page=home

TaKMiのメンバーが作ったNOTAを試用できるサイトです。試してみませんか?

◆王子さんの「NOTAを使おうプロジェクト」
      http://www.nota.jp/group/tsuzuki/
編集を押すとユーザIDとパスワードを入力する画面が出ます。
ユーザID:guest  パスワード:guest
でログインすることが出来ます。
いろいろと試してみて下さい。gesutでは制限が付けてありますので、会員登録
する事によって解除できる制限もあります。

◆藤田さんの「NOTAの世界へ ようこそ!広げよう 人の和 人の結い」
      http://nota.ymir.jp/user2/sakae/
ゲストですと、編集を押して ユーザID:guest  パスワード:guest
でログインすることが出来ます。
ゲストでは追加入力することはできますが、新規にページを作成することは
できません。
                        (文責 多賀)

Posted by omni at 15:51

生き物こぼれ話(その15)

        モミジは種子に翼を持たせました

momiji.jpg
この写真は新宿御苑のイロハモミジの実です。カエデ科カエデ属。
ロハモミジは福島県以西の本州、四国、九州、朝鮮に分布する落葉の小高木。秋の紅葉は美しく、各所に紅葉の名所があります。和名の由来は、葉の裂片を数えるとき「イロハニホヘト」と数えたことに由来するという、7裂だけではなく5裂であることも多い。

 生物は多くの子孫を残すためにいろんな工夫をしてきました。植物の場合は動物のように自由に動き回ることが出来ないので、より多くの手法を重ねてきました。
自分が動けないモミジは、なんと、種子に翼を持たせたのです(翼果)。秋になってこの翼果が熟すと、風に乗って羽根のようにくるくると回転しながら、遠くまで飛んでいきます。落下した地点が生育に適した地であればそこで発芽することになります。
今回は、植物が種族保存のために種子を遠くまで運ぶ(種子散布)、いろいろな方法についてのお話しです。種子の構造は、大豆を割ったときの形を思い出して頂くといいのですが、発芽の核となる胚とそれを取り巻く栄養とから成っております。
タンポポは花が終わってしばらくすると、白い球形の綿毛をつけます。一つ一つの実はパラシュートのように冠毛にぶら下がって飛んでいきます(風散布)。風によって運ばれるためには、なによりも軽くなければなりません。
しかし、種子を小さくするためには、次世代をになう胚に持たせられる栄養分が少なくなり、結果として芽生えの定着率が低下してしまいます。一方、風散布はその名の通り風まかせですから、生育可能な地点に落ちてくれることはむしろ少ないと考えられます。
そこでこれをカバーするために、風散布型植物の場合にはとにかく多くの種子を作って散布することになります。風散布の最大の特徴は散布性が優れていること、つまり広い範囲に撒き散らされることです。うまく上昇気流に乗れば、海を越えて向こうの陸地に散布されることもできるかも知れません。セイヨータンポポはこのようして世界中に拡がったと考えられております。
センリョーやマンリョーは正月を彩どるめでたい木とされていますが、鳥によって実が食べられ、種子が排泄されることによって散布されます(被食鳥散布)。鳥は歯がないので果実を丸呑みすることになります。これによって、鳥は果肉の栄養を摂取することになり、植物の方は種子を運んでもらうという相利共生の関係がうまく成り立っております。
果実を食べる鳥はふつう森林性であり、したがって被食鳥散布はおもに森林植物となります。鳥の側では極力体重を減らさなければならないので、ムダなものをいつまでも体内に滞留させておくことは出来ません。このため散布距離は鳥の飛行時間にして数分から十数分程度と考えられています。
ドングリの名で親しまれているブナ科の堅果類は、比較的大きくて栄養に富んでいるので、野生の多くの生物の生命を維持していますが植物側からみたら加害者です。それらの中で、野ネズミやリス、カラスなどは見つけた果実類を別の場所に貯蔵して後で食べる習慣があります。
しかし、運んだ種子や果実を全て食べるわけではなく食べ残しがでます。この比率は5〜10%くらいと考えられています。うまく捕食から免れたものは、その地で芽生えることになります(貯食散布)、
オナモミやセンダングサ、エノコログサは種子にカギやトゲを付けています。これによって通りかかった動物の体に種子が付着することによって遠くに運ばれます(付着動物散布)。
スミレの種は糖分(エライオソーム)を外側につけてアリを誘引します。アリは種を巣に運んでエライオソームを子供に食べさせ種は巣の外に捨てます。これがやがて発芽します(アリ散布)
つまり野生の中ではいろんな動物や植物が共生の関係になって全体が生きております。そしてそれらの関係の多くは未だ解明されておりません。ここに生物多様性保全の必要性が叫ばれる理由があるのです。
こんなお話は興味が有りましたでしょうか? 最後まで読んで下さって有難うございました。
              ( 財団法人日本自然保護協会・自然観察指導員 小 原 芳 郎 記 )

2005年02月05日

「 vol.22    「障害者の必要性を形に」

 「 ユニバーサルデザイン( UD ) 」vol.22
ナビゲーター の 小池 久身子( Ko-kumi ) です

 とじまり よーじん 火の よーじん ~~♪
 火災の多い季節 火の始末 お忘れなく
 
 そういや マッチの発祥は横浜だ!
 市長がFM で 宣伝してたっけ・・

 「 vol.22    「障害者の必要性を形に」
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 「必要は発明の母」といわれますが、どの時代にも「必要性」が新しい技術
 を育て、時代の技術を更に進化させるということがあります

 
 私達は日頃障害者に関するものは障害者しか使わない、そんな風に思い
 込んでいないでしょうか?おもしろいことに、昔も今も障害者にとって使い
 やすいものが、実は健常者にも使いやすいものになった、そのような例は
 いくつもあるのです。

 例えば 「ライター」。これは大戦の時に片手を失った兵士が、両手でマッチ
 を擦ることができず、片手で火をつける道具はできないだろうか?こうした
 必要性からライターが生まれました。

 「電話」を発明した人は? グラハム・ベルです。彼の奥さんは耳が聞こえ
 ませんでした。彼は耳の聞こえない人に音を届ける道具を作ろうとして試行
 錯誤し、電話を開発したのでした。

 その当時から考えれば現代の通信技術は格段に進化しました。今や聴覚
 に障害のある人は、電話よりもファックスや携帯メールの機能を享受して
 いますし、これらの通信機器は誰でも使える汎用品として、世の中に普及
 しています。

 キーボートーを目にもとまらぬ早さで叩くこと、これを「ブラインド タッチ」と
 言いますね。 目の見えない人が文字をきちんと書くにはどうしたらいい?
 この点を考慮して開発された製品がタイプライターの原型になっています。

 タイプライターはもともと、目の見えない人が墨字を書く為のものでした。
 ペンにインクをつけて書いていた時代には、「行」をきちんと揃えて書くこと
 は難しいことだったのですね。
 
 日本でも「筆と墨」の時代がありました。行を揃えてまっすぐ書いていくのは
 は難しいことでした(多分ね)。現代社会に生きる我々だって、罫線のない
 葉書やノートにまっすぐ書けと言われたら、とても苦労しますよね。

 これがワープロやパソコンの出現によって、文字は誰でも体裁良くきれい
 に書けるようになりました。(昔は「文字は人柄を表す」などと言われました
 が、おかげで書く人の性格は見えなくなってしまいました・・)
 
 障害者を支援する技術を、AT(Assistive Technology)と言います。これは
 必要とする機能を補おうとする技術開発が、実は汎用製品を生み出すため
 の原動力となっている、とも言えるのです。ATの分野は、今後マーケットを
 牽引するものとして大きく注目されています。