オムニバス通信 :

59号


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"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」59号(発行日 2003年9月14日)
       
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□  □ 1. TaKMiのトピックス              □
□ □  2.市民活動イベント情報      □
□ □  3.横浜丘の手情報    □
□ □  4.街づくり講座  実践編その9        □
□  □□   5.今、電子自治体がおもしろい (41)  □
□□□□□□□  6.TaKMi'sジャンプアップIT講座  お休み  □
□□□□□□□    7.編集後記                □
□□□○○ □□            □
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○○   ○○
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横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm
皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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           59号も編集担当は小池です。

いよいよ北部市民ギャラリー(仮称)・北部方面フォーラム(仮称)が動き出し
ましたね。運営検討会委員募集が始まります。詳細は耳寄り情報に書きました
ので是非ごらんになってください。 45億の施設の建設が始まります。今なぜ
この施設なのか・・・http://www.women.city.yokohama.jp/
私たちは考えることが必要かもしれません。

もうひとつ「あおば ぱそこん横丁」の団体登録が始まっています。
http://home.catv.ne.jp/hh/pcyokoch/groupuse/index.htm
TaKMiも利用している団体の一つです。 PC環境としては充分です。
最近xpも2台追加になりました。 市民活動のIT化はなぜ必要なのか考え
たことがありますか?
是非、皆さんの活動でも検討をしてはどうでしょうか?
TaKMiでは11月に「ちらし作成講座」をする予定です。

■■59号−お急ぎの方へのご案内■■
1.TaKMiのトピックス
オフ会情報

2.市民活動イベント情報
  各区の生涯学習支援センター情報が区のHPで掲載され、充実してきまし
  た。生涯学習系といってもその多くが趣味ではなく「まちづくり、人づくり」
  を行っていると考えているようです。しかしまちづくり、人づくりが施策
  提言に至るにはまだ先が長いように思うのはバスガイドのぼやきかな・・・。
3.横浜丘の手情報
  イベントではない情報を探しています。皆さんの会で募集中のものや知っ
  ていると便利な情報をお知らせしています。読者の方々からも是非教えて
  いただきたいと思います。(最近情報掲載依頼が来ています。うれしい)

4.街づくり講座
 やっと手ごたえが\(^o^)/    読んで!!

5.今、電子自治体がおもしろい
 市民活動をするものは今、何をどのように見据えていけばよいのでしょうか?
 今回は地域福祉計画の協働への取り組み方の実態と市民(活動)への情報提供
 のあり方への疑問です。新時代行政プランIには協働に対する方針が書かれて
 いると思います。職員の意識改革が必要だと痛切に感じます。


6.TaKMi'sジャンプアップIT講座
 予定していた白谷さんがフィンランドへ出張です。もうしばらくお待ちく
  ださい。

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1.TaKMiのトピックス
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●TaKMiのオフ会
名前はまだ無い・・・でも バスガイドの勝手な私案はCafe@Saturdayなんて・
・・・でも横丁は飲み物禁止だった。皆さん、アイデアをくださいね。

 10月4日 10時〜12時 @あおば ぱそこん横丁
       10月18日のボランティアフェスタ(青葉区役所別館全館の
        お祭りです)参加企画の打ち合わせを兼ねます。

 また、TaKMi企画の「ちらし作成講を開始します。
 11月14日 10時〜15時(お昼1時間休憩)
 これに関してはこれから内容を検討していきます。
  
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2.市民活動イベント情報
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まだ間に合うかもしれない・・イベントはこちら
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57号から
★5 9/27 第88回インターナショナルトークサロン
58号から
★9/20 おやじサミットin  かながわ
★9/20 第14回昭和大学藤が丘病院公開講座
★9/26 アフタヌーン・ティ
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◆◇59号イベント案内◇◆
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★1 9/28,29 「I Loveつづき」の地図の展示

国際シンポジウム開催時にに展示します。是非見に来てください。

「情報の参加デザイン -情報エコロジーの視点から- 」
http://www.yc.musashi-tech.ac.jp/~sympo/

日時:9月28日(日)と29日(月)
場所:都筑区中川の武蔵工業大学キャンパス

「I Loveつづき」はその名の通り都筑の街を愛する市民グループで「まちづく
り」「身近な環境」をキーワードにいろいろな活動をしています。


28日の午前公開講座のあと午後から私たちが調査した地域の情報をパネル展
示します。ちなみに今回の調査は「交通事故多発地帯検証マップ」「公園公衆
トイレ事情分析マップ」「お店スーパーマーケット環境配慮度調査マップ」で
す。
http://www1.tmtv.ne.jp/~ivtuzuki/sympo1.html


★2 10/6 公開講座   普通の主婦が「しんどい」のはなぜ!?
 都筑区生涯学級「ファースト・リーフ」主催

日時:10月6日(月)10時〜12時
場所:都筑区役所6階会議室
講師:岩井阿礼氏
定員:40人
費用:300円
保育あり 締切:9月24日
申込:ファックスOK 講座名、氏名、住所、電話番号、応募動機、この講座
   をどこで知ったか、  fax:948-2239
問合せ:運営委員 小泉(944-1585)

★3 10/12 あおばチャリティコンサート
寄付及びチャリティ収益金は青葉区社会福祉協議会、善意銀行への寄付など福
祉に役立てます。

日時:10月12日(日)13時半開場 14時開演
場所:青葉公会堂
参加費:500円
主催:あおばチャリティコンサートの会
出演者抜粋:鼓粋(猪俣祐吉)、武州下恩田囃子保存会、遠藤文子、奈良北オ
カリナクラブなど

★4 10/13 第25回 筝 小さな小さな音楽会

この地域で「小さな小さな音楽会」という名でコンサートを続けて今年で25
回目になります。メモリアルコンサートとしてN響や世界の音楽家と共にワー
ルドツアーを展開している沢井一恵先生をお招きしています。ヴァイオリンと
の共演「海の青さに」・「古時計」や「いつも何度でも」などの楽しいポップ
スもあります。どうぞいらして下さい。

日時:10月13日(祝)  13時半 開場 14時 開演
場所:ノクティホール(溝の口・丸井12F)
料金:一般 2500円  学生1500円
出演:山本芳子と箏アンサンブルパウロニア
曲目:六段の調
   箏が奏でる楽しいポップス
    〜大きな古時計・いつも何度でも・もののけ姫〜
   百花譜
   海の青さに
   日本のしらべ
    〜待ちぼうけ・浜辺の歌・あわて床屋〜
   箏によせる幻想曲
   A Letter from A Stranger's Childhood
   連なる
問合せ:044-977-9397(山本)yamamoto@hh.catv.ne.jp

★5 10/4 リラックスフォーラム 生涯現役あおば会
「世界・日本のエネルギー事情と地球環境について考える」
http://village.infoweb.ne.jp/~fwgl2260/sub1034.htm
プレゼンター:佐々木文昭氏 経済産業省勤務
日時:10月4日(土)13時半〜16時半
場所:山内地区センター3階Aホール
参加費:500円
問合せ:桑田 973−3922
http://village.infoweb.ne.jp/~fwgl2260/


★6 10/10 豊かな自然に恵まれた北八朔公園を舞台に、秋の夜長、
趣深いひとり語りと合唱
日時:10月10日(金) 19時開演
会場:北八朔公園(雨天時は緑ヶ丘中学校体育館)
内容:第1部:劇団風の子 高坂さとし「みちのくの民話」
   第2部:緑区第九を歌う会
       「ベートーベン『交響曲第9番』第4楽章より」ほか
(参加者の皆さんに参加してもらう企画があります)
問合せ:生涯学習支援係(TEL930-2236 FAX930-2242)

★7 10/25〜 人生、これからが面白い!
 青葉で青春、第2のゆうゆう人生
 
定年退職後の毎日を豊かに過ごしていますか?
地域の同じ思いの人たちとの仲間づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
-- 青葉区生涯学級 おやじ学級「人生 これからが面白い!」

申込締切:10月10日
詳細http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#014


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3.横浜丘の手情報    
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■■青葉区    耳より情報             小池 由美
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★北部市民ギャラリー(仮称)・北部方面フォーラム(仮称)の運営検討会
委員募集
17年に開館予定のこの施設の運営について市民・学識経験者・行政担当者で
構成する検討会をスタート。
応募資格は港北区・青葉区・都筑区に在住・在勤(学)で、関心のある人です。
募集人員は8人締切は9月26日です。
e-メイルでも応募が出来ます!!
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/danjo/fg_kento.html
検討会開催時期
 平成15年10月〜16年 3月
 *会場は青葉区内で、土曜日の昼間、月1回程度の開催を予定しています。
 *交通費相当額をお支払いします
結構短い間です。(たった、半年です)
興味のある方は是非応募していただけると いいな・・・と思います。

★★「わたしのまち」外国人のためのやさしい日本語による
地域生活情報紙が発刊されました。

青葉区、都筑区、緑区の3区役所の広報相談係との協力で生活情報ネットあ・
つ・みが地域で生活している外国人のための情報紙「わたしのまち」を発行す
ることになりました。9月号から発行、区役所などで手に取ることが出来ます。
様々な外国人が地域で生活をしています。それぞれの言語で対応することはな
かなか難しいこともありますが、やさしい日本語という手段を使えばそのまま
理解をし、使うことが出来ます。どんな情報をどのように書いているのか一度
手にとってごらんください。(あ、でも 持ち帰らないでくださいね)

★コーラス・パートナー募集
 筝を愛するグループ 「さくらそうのなかま」
   
「さくらそうのなかま」は筝曲のグループですが、邦楽にこだわらずに様々な
音楽や楽器との共演により、楽しいコンサートを開いています。特に地域の皆
さまと喜びを分かち合いたく、病院や老人ケアマンション・小学校などで演奏
活動を行っております。
 その演奏作品のなかにはコーラスとの共演も少なくありません。この度コー
ラス・パートナーを募集することになりました。
作品の本質を探りながらアンサンブルををご一緒しませんか。

    歌うことの好きな方
          お待ちしています。

練習場所:大場みすずが丘地区センター
その他詳細は: 045-902-7584 比留川靖子まで。

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■■港北区 耳より情報      
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竹林を良好に管理・保全する方法や竹を利用した工作などを学ぶ「竹の学校」
を開催しています
http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/suisin/kikaku/takeg.html

港北区の竹林はどこにあるんでしょうか?
教えてください(バスガイド)

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■■緑区  耳より情報     
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★鴨池大橋が完成します
9月28日(日)午前10時30分(予定)から現地で渡り初めを含む完成式典

★緑区の森から採れた木で「手作り案内板」を作ろう(全3回)
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/9c.html#moyooshi5
自然豊かな緑区の魅力ポイントをつなぐ「緑と水の回廊ルート」に設置する、手
作り案内板を作ります。
日時:10月25日(土)、11月3日(月) 
   ※3回目は未定。日程は変更することがあります
会場:緑区役所ほか
対象:小学3年生〜中学生  保護者同伴可
定員:20人(抽選)
申込:9月30日までにハガキまたはファクスに住所、氏名、学校名、学年、
   電話番号を書いて、企画調整係(TEL930-2227 FAX930-2209)へ


★男の備学〜地域の中で仲間作り(全5回)   募集中
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/9c.html#kouenn8
日時:毎週木曜日午前10時〜午後4時(11月6日から)
内容:古民家を訪ねて、キリンビール見学、ふるさとの行事食、ウオーキング
   など
定員:30人(抽選)
費用:1,000円(その他交通費・材料費の自己負担あり)
申込:10月16日必着で、往復ハガキに住所、氏名、年齢(保険加入のため)、
   電話番号を書いて「備学」担当へ

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■■横浜市     耳より情報     小池 由美  
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★こんなところに行ってきました \(^o^)/
情報コミュニティサロンanimi(あにみ)   http://www.animi.jp

バリアフリーのための福祉増進・社会教育事業 NPO法人animi今年4月にオ
ープンしたサロンです。インターネットカフェもあるスペースです。ミーティ
ングやギャラリースペースとして利用できます。
http://www.animi.jp/animi-ic/index.html(これ見て!!)
インターネット利用基本料金:100円(1時間)です。また、小箱ショップ45
キュービックというのもあって、45センチ四方の空間を自由に使えます。
http://www.animi.jp/cubic/index.html
このサロンは居心地が良いです。一枚板の4メートルを越すテーブルが真ん中
にどーんとあります。天井も高く広々空間。車椅子でも座りやすいようにテー
ブルの高さは一寸高め。 喫茶もあるので注文して、食べながらの会議も出来
ます。
 
理事長のたろさんも素敵です。 http://www.tarokun.com
http://www.ubusuna.com/musubu/


★地図発行    鶴見川洪水避難地図
http://www.city.yokohama.jp/me/bousai/hazard_map/index.html
ここから5区(青葉区、都筑区、緑区、港北区、鶴見区)がダウンロードでき
ます。各区役所でも配布しています。一度自分のうちはどうなのか見てはいか
がでしょうか? 浸水の恐れのある地域や浸水実績(昭和41年4号台風、
51年17号台風における実績を合成し範囲を表示しています)


★9/27〜 市民プロデューサー養成講座 (ちょっと遠いけど)
  小さな舞台事業をごいっしょに!
心の中で、いつかは楽しいコンサート事業をやってみたいと思っているあなた
はしみんぷろデューサーです。舞台作りのための企画や予算の立て方運営の仕
方を各界第一線で活躍中の方々から学びませんか?
会場:金沢区役所
定員:30名
教材費:2,000円、学生1,500円
申込:〒236-0021 金沢区泥亀2−9−1 
   金沢区役所地域振興課生涯学習支援係(tel:788-7807)
   住所、氏名、年齢、電話番号、受講動機を書いて。
主催:よこはま市民メセナ協会
共催:金沢区役所
#1 9月27日  魅力的なイベントのプロデュース
#2 10月4日 小さな文化事業の実施体験
#3 10月18日 各地のメセナ事情を学ぶ
#4 11月1日  市民と地域とホールの関わり
#5 11月15日 市民プロデューサーの役割と地域の事情
#6 11月29日 企画書・予算書・報告書実務レッスン
#7 12月6日  身近な文化政策について
#8 12月20日 企画書作成と講評


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4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  実践編その9
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★ やっと手ごたえが\(^o^)/ 

県民討論集会が終わりました。骨子のときと異なり、手ごたえがでてきました。
各集会で、大変貴重な意見もいただき、多くの人・団体と今後の協力体制が作
れそうです。

「協働で作る」というアジェンダの考え方が少しずつ広まっています。
小田原の集会では、CO2削減の数値目標の議論をしているとき、
「行政計画では難しいが、アジェンダなのだからもっと思い切った
 削減目標を示すべきだ」
との意見があり、とてもうれしかったです。集会のアンケートでも
「行政主導でないところを評価したい」との意見が多く寄せられました。

もちろん、まだまだ「まったく期待できない」などの否定的意見はあります。
しかし、確実に周囲の人々の参加と期待は深まっています。

持続可能な社会を作るための仕事はたくさんあります。
原則、その仕事はすべて網羅しようと書いていますので、読むのも大変です。
しかし、苦労してちゃんと読んでコメントくださる方も増えました。

まだ、オムニバス通信の読者のみなさまにアジェンダが浸透したわけでは
ありませんが、あせらず進めたいと思っています。

アジェンダの話はこれまでにしてひとつプロジェクトご紹介します。
「かんなび」というもので、鏑木も検討委員をやってます。

http://kannavi.jp

市民活動情報の収集・編集・配信・共有のための仕組みづくりに
取り組んでいます。おたちよりいただくと幸いです。
メルマガの発行もはじまっています。

ご意見、ご質問、感想、鏑木(kabu@ops.dti.ne.jp)までぜひどうぞ。


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今、電子自治体がおもしろい(41)    青葉区  中谷英世
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  横浜市が変わる!!  いよいよ動きだす「区役所改革」(その7)
    
         〜市民参画、区の現場は?〜

◆さて先回につづき「新時代行政プラン」にみる区役所改革。本文をまだ読んで
おられない方はまず目を通してください。
http://www.city.yokohama.jp/me/soumu/gyoukaku/shinjidai/shinjidai1.html

今、横浜市は新時代行政プラン「アクションプラン」の10月発表を目前に大詰め
の作業がつづいています。

◆今回は「新時代行政プラン1」で示された、積極的な情報公開と市民参画を前
提とした、協働・分権・都市経営の原則が、現実に行政の現場で生かされている
のか、既に今年度から市民参画で策定作業が始まっているはずの「地域福祉計画」
について区の現場がどう動いているか検証してみましょう。

これは、新時代行政プラン1、重点項目3[地域行政機能の拡大]の区役所改革の
取り組みの具体作業として「区民等との協働による地域福祉の推進(地域福祉計
画等の策定と推進)」として明示された市民参加を前提とする策定作業です。

そもそも、「地域福祉計画」は、国の方針として「地域住民すべてで支える社会
福祉に変わっていくためには、地域住民の自発的、積極的な行動が重要であり、
地域住民の主体的な参加を大前提とする以上「地域住民の参加がなければ策定で
きない」と言い切っています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/c-fukushi/

◆さて、わが青葉区でも「地域福祉計画を考える集い」が9月26日青葉区公会堂
で開催されることが「広報よこはま青葉区版」や「ちらし」で大々的に広報さ
れています。これは「青葉区区政運営方針」でも「区民一人ひとりの福祉の向
上を目指して、区民との協働により、15、16年度で策定する」と明確にしてい
ます。
更に青葉区内各所で区民参加のワークショップを広く行うことになっており、確
かにこれは大変いいことだと思います。
しかし、意見集約とその策定の仕組みが区民には明らかにされていますせん。少
なくとも評判の高い青葉区ホームページ上には、地域福祉計画策定の作業プロセ
スもまったく明らかにされていません。
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/index.html

計画を策定する重要な策定委員会がどのような人で構成されるのも不明です。
しかも、区民参画であれば当然あるはずの一般公募がありません。「青葉区民は
意見を言うだけで策定に参画する機会がない」これが「協働」なのでしょうか?

◆横浜市では「策定にあたって公募委員の採用、パブリックコメントの積極的活
用」を打ち出しました。
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/kouhou/652/001-6.html

市では「7月に策定委員会を設置し、市民からも策定委員を募集する」としてい
ます。その結果はまだ公表されていません。
地域福祉計画は15年度は鶴見・神奈川・西・南・青葉・栄・泉の7区で、策定に
取りかかります。

◆神奈川区はホームページで、数名の区民公募委員の募集を現在始めています。
http://www.city.yokohama.jp/me/kanagawa/tiikihukusi/index.html

そして、計画策定のイメージを明らかにし、地区懇談会(区内9か所)や既存団
体等の懇談会(福祉保健やまちづくりなどの関連団体)の意見踏まえて「神奈川
区地域福祉保健計画策定委員会」で策定する、としています。

◆西区でも、詳細は不明ですが区政運営方針に「区民の参画する計画策定委員会
を設置する」とし公募委員を募集する計画です。
http://www.city.yokohama.jp/me/nishi/housin/ni-unei.pdf

◆鶴見は区民などによる協働の仕組みづくりを進めるため、「地域福祉計画」に
保健分野を加え、「地域福祉保健計画」として策定。15年度は、まず区の福祉・
保健課題の区民との共有化に向け、区民や区民団体等との意見交換を重ねながら
ニーズの整理・分析を行い、次年度の対応策の検討につなげていくとしています
http://www.city.yokohama.jp/me/tsurumi/plan/unei/h1506.html

◆栄区 「この計画は、区民のみなさんとの協働で2年間で策定。地区分科会参加
者を募集、地区分科会は7地区連合町内会単位で順次行います。策定委員の構成
や公募は不明。
http://www.city.yokohama.jp/me/sakae/4f/wapd/admin/policy.html

栄区は昨年9月「地域福祉ニーズ調査」を実施、区民に問題点を明らかにする努
力をしています。
http://www.city.yokohama.jp/me/sakae/4f/wapd/kuban/2003/06/01.pdf

◆南区は上半期までに地域の懇談会や広報等を通して、区民へ計画策定のPRを
行い、秋頃に策定委員会を立ち上げるとしているが、公募は不明。
http://www.city.yokohama.jp/me/minami/housin/torikumi1.html

◆泉区  区政運営方針のみ。策定過程、公募は不明。
http://www.city.yokohama.jp/me/izumi/suishin/s-jigyou-gaiyou.html

◆なお、全国の市町村の取り組みでは、当然ながら、殆どが住民公募による参画
を推進しています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/c-fukushi/joukyou.html

◆さて、本論にもどります。
この地域福祉計画の例にみるように、区によってバラツキがあり、住民が主体的
に参画していく策定の仕組みが曖昧なことが明らかになりました。これは各区の
独自性としては見過ごせない協働の基本的問題です。
策定委員会という重要な策定のプロセスに、区民の意思で当然「参画」できる機
会を閉ざしている区があることは、「新時代行政プラン」の組織・職員の行動規
範に照らして協働の認識がずれているといわざるを得ません。

福祉こそ全住民が関わるべき、幅広い課題だと思います。策定委員を既存のいつ
もの団体・組織だけに依存する時代は終っているはずではないのでしょうか。
また、情報の共有の手段として最も重視すべきインターネットによる提供を怠っ
たり、求められなければ情報を出してこないとすれば、積極的な情報公開と市民
参画を前提とした「新時代行政プラン」は建前だけの絵に書いた餅でしかありま
せん。
あらためて「新時代行政プラン」の職員への徹底と、公開・協働・参加・参画の
あるべき形を明確に位置付けるべきです。
そして青葉区はもとより、各区レベルでも、区地域福祉計画策定委員を公募、そ
の構成を公表すること。インターイネットを活用して各地区のワークショップな
どでの課題や情報を積極的に公表すること。策定委員会の論議を刻々とつたえ、
市民の意見を求め反映すること。策提案を公表し、区民からパブリックコメント
を募り、その反映に努めること。
この程度の策定プロセスは「新時代行政プラン」の具体化として実現してもらい
たいと思います。
 
なお、市の地域福祉計画のホームページによれば「7月に公募した策定委員会が
スタート、市の地域福祉計画の策定状況も、7月から市のホームページで見るこ
とができます」としています。がすでに9月。なにも情報が出てこないのはどう
したことでしょうか?それとも検索の仕方が悪いのでしょうか?(続く)


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6.TaKMi'sジャンプアップIT講座   
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今回はおやすみです。


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7.編集後記 
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鏑木塾で紹介の「かんなび」 の創刊準備号が早々と送られてきました。私が
とっているメルマガとMLをあわせると40を越えます。毎日様々な分野の情
報が入ってきます。それらを斜め読みをして一日が終わります。(返事や意見
書き込みを始めると翌日になってしまいます) 市民が様々な活動を効果的に
行ったり、行政との協働を進めるためにも情報入手は不可欠ですが、一人の能
力には限りがあります。情報の受発信のためにはどのような方法があるのか・・
今私の課題です。


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横浜オムニバス通信 編集部 多賀、小池、是永 E-Mail TaKMi@egroups.co.jp
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URL:  http://www.sanjocity.jp/~it-takmi/


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