オムニバス通信 :

50号


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"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」50号(発行日 2003年5月11日)
       小特集「横浜市における協働を情報から考える」
       
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□ □                    □
□  □0.小特集「横浜市における協働を情報から考える」 □
□ □ 1.TaKMiのトピックス      □
□ □  2.市民活動イベント情報    □
□ □  3.横浜丘の手情報            □
□  □□  4.街づくり講座  鏑木塾 実践編その2    □
□□□□□□□  5.今、電子自治体がおもしろい □
□□□□□□□   6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋    □
□□□○○ □□   7.編集後記         □
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□□
○○   ○○
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横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm
皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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       50号の編集担当は多賀&小池&是永です。

みなさま、横浜オムニバス通信のご愛読ありがとうございます。発行してから
約2年目になりますが、とうとう50号に到達しました。50号発行を記念し
て、小特集「横浜市における協働を情報から考える」を組んでみました。
横浜市でいま「協働のあり方研究会」が発足し、TaKMiの多くのメンバー
が参加しています。しかし「協働とは何か」ということをきちんと考えると、
決して易しいテーマではありません。編集者一同でこの課題に挑んでみました。
少し長いのですが、中身はありますので是非読んで頂きたいと思います。

■■50号−お急ぎの方へのご案内■■

0.小特集「横浜市における協働を情報から考える」
いま、ホットな話題になっている横浜市の「協働」について小特集を組み
  ました。力作ぞろいです。 
1.TaKMiのトピックス
4月の講座は大盛況でした。5月も馬さんの楽しい講座を予定しています。
2.市民活動イベント情報
   コンサートイベント、里山シンポジウムなど多数紹介。
3.横浜丘の手情報
  体験水田、玄海田公園整備に関する意見・提案募集などは如何でしょうか。   
  不登校よみもの「らこすた 創刊号」、多言語生活情報などの冊子紹介。
4.街づくり講座
  ☆★☆鏑木塾☆★☆  実践編その2
  ★ いかにして市民の参加と合意の元につくるか?
5.今、電子自治体がおもしろい
  お休みです。
6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 
  お休みです。

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0. 小特集「横浜市における協働を情報から考える」
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□□いまなぜ協働か?             緑区   多賀 和幸
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民間企業がまだ国際競争力を持っていなかった時代に、日本株式会社として、
頼もしいリーダー的存在だった官僚組織が、肥大化し、既得権を擁護する自己
目的化した組織になり、いま日本がグローバル化や情報化や分権化という新し
い社会システムに移行するのに大きな足かせになっている。

福祉国家を目指し、同じような状況に陥っていたイギリスのサッチャー政権が
とった民間経営の手法や市場原理を公的部門の経営に適用して小さな政府や民
営化を目指すNPM(New Public management)という手法が国や地方自治体の行
政改革に適用されてきた。しかし、官の一部組織の民営化やスリム化では、官
僚の考え方や行動指針は変わらないという指摘が行われている。

これに対し、PPP(Public Private Partnership)という「官から民」へでは
なく「官と民の協働」というNPMを更に進化させた考え方が新しい行政改革の
潮流になりつつある。これは行政、市民、企業との間の「役割と責任を再構築
するパートナーシップ」により「住民ニーズにあった公共サービスの提供」や
行政、市民、企業の特質を活かした「サード・パーティ・ビジネス」などのビ
ジネス領域の創造を目指す取り組みである。これは官と民との協働を通して、
双方の特質を活かしながら、信頼と学びにより新しい公共サービスや社会シス
テムを創出する手法と考えられる。

中田市長が、「民の力が存分に発揮される社会」という方向を打ち出して、横
浜市において協働の試みが始まっている。横浜市は市民参加を先取りして取組
んできた自治体であり、この経緯は横浜市の「調査季報」150号の関口氏の論
文「参加から協働へ(1)横浜のコミュニティ行政と市民活動の軌跡」に詳し
く報告されている。
市民参加は「市民本位の市政」をスローガンに掲げた飛鳥田市政から始まるが、
当時の港北区(現北部4区)の票で逆転当選したことは、現在の中田市政の成
立と類似していて面白い。60年代、70年代の飛鳥田市政の時代に、「区民相談
室」、「市長への手紙」、「地域集会」、「区民会議」「自治会活動」などの
現在の横浜市の市民参加の原型がうまれている。
80年代の細郷市政において、地域組織に加えて、テーマコミュニティ活動が盛
んになり、公園や地区センターが建設された。また90年代の高秀市政では、横
浜市はMM21などの都市再開発に重点がおかれた。しかし時代の流れとして、
NPO活動は盛んになり平成9年から11年にかけて、「横浜市民活動推進検討委員
会」が設置され「市民活動推進条例」が制定され、市民活動支援センターが開
設された。

90年代に横浜市における市民参加や協働は光彩を失ってゆく。しかし、横浜市
はNPO活動の盛んな地域であり、動きの鈍い行政に対して、協働を求める市民
のマグマは鬱積していた。またインターネットなどの情報通信革命は「情報公
開」や市民の「自立共生」、「e−デモクラシー」などの市民参加や協働を目
指す思想を包含していて、対応できない行政と市民の意識はどんどん離れて
いった。「市民参加」や「協働」は情報通信技術を抜きにしては考えらない時
代がきている。

中田市政の新しい風が吹くなかで、北部4区で始まったTaKMiなどの市民団体
のIT支援活動は各区の情報化における「協働」や「市民参加」への理解が
深まる中、弾みがつき始めている。北部4区で特色のある協働の試みが行われ
ているが、青葉区の「あおば ぱそこん横丁」にみる協働のもつ熱気は、民
の力を引き出すモデルとして注目すべき事例と評価できる。

横浜市においては昨年、旧富士銀行横浜支店に「市民活動の共同オフィス」が
設置され、このオフィスの入居者を中核として「協働のあり方」の検討・検証
が始まっている。今後参加者を横浜市のNPOに広げてゆく必要があるが、緒に
就き始めた「NPOと行政の協働」は双方の信頼関係や対話を重視し、ビジョン
を共有し、着実、迅速に進めて頂きたいと考えている。

参考文献
(1)PPPによる地域価値の創造と民間化の実践
北海道大学大学院教授 宮脇 淳(富士通総研フォーラム2002)
http://www.fri.fujitsu.com/events/fri_forum/year2002.html
(2)「参加から協働へ(1)横浜のコミュニティ行政と市民活動の軌跡」
「調査季報」150号(企画局調査課 関口昌幸)

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□□北部4区における協働のモデル
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■■「都筑区の協働モデル」       都筑区 福富 洋一郎 
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都筑区の最近の協働事例として2つ紹介します。
1つは、「都筑区役所のホームページ作成への区民参加」です。

都筑区の企画調整係は、区役所のホームページの中に、「区民手作りページ」
を立ち上げる企画を立て、平成14年5月に、ボランティアを公募をしました。
そして、わずか3ヵ月後の9月には企画、取材からページ作成まで区民自身の
手になる「都筑の魅力探検隊」をアップしました。
これは、「区役所(行政)主導・都筑区民(市民)参加型」の「協働事例」で
すが、身近な情報がタイムリーに得られるとあって、ホームページのアクセス
が急増したそうです。
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/kumin/index.html

どれも人気ですが、 探検・2 メイドインつづきを探せ! 探検・3 都筑区の
緑道へようこそ!探検・7 都筑区内のドラマロケ地情報 などは、まちでも
よく話題になります。もちろん他も面白いです。
「区民手作りページ」の設置自体は本来、区民の意見収集や地域の合意形成を
目的としたものではありませんが、地縁血縁に頼らない区民のコミュニティ形
成や行政への関心の醸成に大きく寄与していると思われます。

 次は、都筑図書館と、その友の会である「都筑図書館ファン倶楽部・準備会」
とが昨年12月6日、共催で講演会を開催した事例を紹介します。これは、
「市民主導・行政協力型」の協働事例です。

りんごの木代表・絵本作家で、都筑区内で活躍されていらっしゃる柴田愛子
先生をお招きし「こどもの心・けんかのきもち」と題しての講演していただき
ましたが、絵本「けんかのきもち」は日本絵本大賞を受賞されたこともあり、
大勢の子育て中のお母さん方が集まりました。発案はファン倶楽部でしたが
図書館との共催が初めて実現することにより、会場・広報・関係書籍展示など
がスムースにいき、また諸準備・当日の会場整理・保育の実現・ビデオ記録な
ど、決めの細かい実行作業は、ファン倶楽部と協力ボランティア団体とで実施
し、まさに協働作業でした。申込み開始後数時間で満員になったそうです。

また都筑図書館主催の「郷土資料展」などにも区民が協力しています。
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/toshokan/local/local.html

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■■「青葉区の協働モデル」     青葉区  中谷英世
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■ ITが結ぶ新しいコミュニティを目指す「あおば ぱそこん横丁」協働事業

市が尾の青葉区役所別館、2階の奥まった片隅の僅か23平米の小部屋が今、横
浜市の注目を集めています。IT普及のため区役所が場所とパソコン機器を提供、
市民ボランティアが運営を担う文字通りの官民協働事業「あおば ぱそこん横丁」
が4月30日、横浜市で初めてオープンしました。
10台のノートパソコンが常設された「横丁」は、市民同士がパソコンを教わり
教える交流の場として大きな人気を呼び、5月11日の土曜日には40人もの初
心者と10人のパソコンサポーターが溢れ、廊下に臨時の机を並べ持参のパソコ
ンで学ぶ大ブレークです。

青葉区民会議では2年前から「市主催のIT講習会を受けても立ち往生している
初心者が大勢いる。フォロアップのため常設のIT普及相談施設が必要ではない
か!市民ボランティアの協力で運営できる」と横浜市に対し提案をし続けていま
した。しかし、e-Japan戦略推進のため国から各区に50台のパソコンが配備され
ながら、IT講習会以外は倉庫に眠ったまま、極めて効率の悪い利用実態に在り
ましたが、行政は動こうとしませんでした。

昨年、中田新市長が登場し「民のちからを存分に生かすまちづくり」を新政策の
中心テーマに掲げ、行政とともに市民も公的サービスの担い手として参加する協
働事業が求められる状況の変化の中で、漸く新しい風が吹き始めました。
今年早々に青葉区役所から「区民会議の提言に応え、別館に場所を確保し10台
のパソコンを提供する。ついてボランティアによる運営をお願いしたい」との回
答が来たのです。

TaKMiの活動の体験から、特定の団体が何時の間に行政の委託を受けてしま
い情報も公開されない不明朗な状況を目にしていただけに「この協働事業は絶対
にそうした関係になるまい。市民参加による開かれた新しい協働のあり方を求め
たい!」その実現のために、まず、青葉区内でパソコンを自主的に教えているボ
ランティア団体を探して説明、地区センターなどで自前のパソコンを抱えながら
苦労していただけに大いに共鳴、急遽、市民による運営組織を新たに立ち上げる
ことで一致しました。

そして青葉区のホームページを通じて広く市民にボランティア参加を呼びかけ、
3月末の設立説明会には60人もの市民が参加、私たちの市民による協働事業の
提案に青葉区を中心に緑区、港北区、都筑区、遠くは港南区、旭区、鶴見区、南
区からも続々とボランティアが集まりました。
「参加・公開・自主」を運営の基本に、市民同士が「教わり教える」交流の場の
創造を活動理念とした「あおば ぱそこ ん横丁」の姿が見えてきました。

4月早々から週2日で仮オープン、全員が参加体験した中から運営の問題点を洗
いだし、高齢者の教え方のノウハウを学び、5月本格オ−プンに備えました。
そして4月27日71人の市民ボランティアによる「あおば ぱそこん横丁」を
設立、13名の運営委員を新たに選び、会則・事業計画・事業予算を決め、いよ
いよボランティアによる新しい協働事業がスタートしました。
以来、連日20数人の市民が来店、運営委員の店長と4名の当番スタッフ、それ
に自主的なボランティアが集う横丁には笑い声と感謝の笑顔が溢れています。
市民の多様で個別的な質問に、スタッフ同士も助け合い改めて勉強をしなおして
います。まさに「教わり教える」場。今、ここにITが結ぶ新しいコミュニティ
の創造が始まりました。

もし、行政や既成の外郭団体が運営していたら、こんなに自由で楽しい雰囲気の
運営が出来ただろか?もし、市の職員などが施設管理の担当をしたら最低でも4
00万円は必要だろう。
しかし、この事業のために行政から提供される補助金は年間125万円。
私たちはこの施設の運営を民間だからできる事業として捉えています。

ボランティアは無償としても、管理責任あるスタッフにはせめて交通費ぐらい用
意しなければ善意だけでは長続きしない。僅か1,000円でもお渡ししたい。
4〜5人が週4日、52週担当すればそれだけで100万円の資金は要る。
これだけの施設は週4日ではもったいない。全週日オープンして市民サービスを
充実すべきではないか。しかし、資金が足りない。
参考書や教本、ソフト購入、プリンターインクなど消耗品の費用もいる。お知ら
せなどの広報活動のためにちらし印刷にもお金がかかる。
夜は空いているが自治会など団体の講習用に貸し出せないか。寄付金募集など市
民団体だからこそ可能な資金活動をしてサービス向上の資金を作りたい。
こうした現実問題を解決するのも市民団体の可能性だと考えます。

また、夏場を前に来場者の数に比較して、IT施設の環境として部屋の狭さは最
悪であり、健康問題、安全管理上の問題として改善を求めています。恐らくこれ
ほどの人気施設になるとは行政も予測し得なかったと思います。しかし、市民と
の協働事業を進めるのであれば、行政特有の先送りではなくスピードある解決も
求めたいと思います。

私たちは、会則に「運営を公開すると共に、市民が担うべき役割りと行政がなす
べき役割りを常に検証し、市民と行政との信頼関係を基盤に新しいまちづくりの
理念の実現に努める」ことを表明しました。
区の担当者も意欲に燃えていまが、現場では協働事業のルールが確立されていな
い中で手探り状態で取り組んでいます。私たちも「あおば ぱそこん横丁」が民
の力が存分に発揮されるIT協働事業の先進的なモデルとなるよう取り組みを進
めます。ご注目ください。

あおば ぱそこん横丁 http://home.catv.ne.jp/hh/pcyokoch/
ご意見はこちらに    pcyokoch@fx.catv.ne.jp

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■■横浜市の協働についての「Allyと研」の会話  青葉区 小池由美 
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馬車道を歩いていたAllyと研の会話から・・・

Ally:
横浜市のメイヤーが変わってから、ずいぶん市民活動や市民とメイヤーは会う
チャンスを増やしているみたいね・・・ 今月も港北区でCity Forumがあるけ
れど、一体どうなっているのかしら。
http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/topics/cityforum2003.html

研:
中田市長は「民の力を存分に活かした都市経営」を掲げて行政改革を始めてし
まったんだ。14年度を改革断行元年だって、言ってるよ。
http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2003/03040801.html

Ally:
「民」って、一体何のことなの?最近、横浜市のウェブサイトを見ると、
Public comment制度が出来ましたって。 政策決定プロセスへの市民参加を
進めますということだけど、どんな風に市民はこれから参加できるのかしらね?
http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2003/03040802-2.html
「新時代行政プランI」には市民との協働で始めることがいっぱい書いてある
けれど、どこまでできるのかしら・・・。秋になったらaction planも出るそ
うだけど。 アクションプランって、どういうこと?
http://www.city.yokohama.jp/me/soumu/gyoukaku/shinjidai/shinjidai1-08koutei.pdf

研:
急に「協働」という言葉があちこちで出始めているけれど、横浜市では平成11
年の3月に市民活動推進検討委員会が全国に先駆けて「横浜市における市民活
動との協働に関する基本方針(横浜コード)」を発表していたんだ。一度これ
をジックリ読んでごらんよ。
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/tishin/npo/houkokusho.html#meibo

Ally:
それで、今横浜市ではどんな風に「協働」について考えているの?今までにも
パートナーシップ事業ってよく耳にしたけれど。

研:
昨年、馬車道にある旧富士銀行横浜支店に「市民活動の共同オフィス」を設置
することに決め、管理運営する団体や入居する団体を公募したのは覚えている
かい?ここからすこし行ったところだよ。そこで「協働のあり方」の検討・検
証を行うことにしたんだよ。
14団体が入居団体として決定し、「NPO市民セクターよこはま」が管理運営
を始めている。http://www.kyoudou-office.jp/office/index.html

Ally:
じゃ、その限られた14団体で「市民と行政の協働」を考えているの?

研:
そんなわけに行かないよ!横浜市には何千もの市民活動団体があるんだよ。
「協働のありかた研究会」そのものが市民活動と行政との協働事業であるはず
だから、公開の原則にのっとって、「協働関係を結ぶ両者の関係が、外からよ
く見える、開かれた状態であることが必要である・・・一定の要件を満たせば
誰もがその関係に参入できることが・・・条件」だから市民活動団体だったら
この研究会にはいつでも参加できるはずだよ。そういえば、全体会っていった
かな、5月20日に研究会の会合が開催されるよ。聞いてみればどうかな・・
info@kyoudou-office.jp

Ally:
すこし分かってきたみたい。今研究会ではどんなことをやっているのかしら?

研:
今まで4つの分科会に分かれて研究を進め、3月15日に「市民と行政で創る
"HOT CITY"よこはま」というシンポジウムで発表をしたところだよ。
http://www.kyoudou-office.jp/index.html
第1分科会:「協働のしくみを考える」
第2分科会:「協働を進めるための情報力について考える」
第3分科会:「コミュニティビジネスはどんな役割を果たせるか? 〜地域社
       会のために〜」
第4分科会:「市民と行政の協働の"プロセス〜成果"をどのように評価し、活
       かしていくか」

Ally:
仕組みとか評価、情報力を研究しているのはわかるけれど、実際市民が政策決
定プロセスに参加・参画(public participation,public involvement)が保障
されるという条例があるの?

研:
うーん。「協働のあり方のルールづくり」というのがどんなものを言ってるの
かまだ良く分からない。情報力をフルに生かして他の自治体が進めている「市
民参加条例」などをはやく横浜市も進めることが、今大事なのかもしれないね。

Ally:
市民活動をやっている人たちだって「今横浜市がやろうとしていること」を充
分、分かっているとは思えないんだけど・・・

研:
だから、TaKMiのオムニバス通信があるんじゃないか!! Allyも今までの通
信を読み返して欲しいな。市民活動のIT化を支援するTaKMiのねらいもその辺
りにあると思うよ。 情報をmanageする力は、これからの市民活動には不可欠
だよ。これからも、「あり研」がどんなふうに「横浜市の協働のあり方」を検
討していくのか目が離せない。TaKMiにしっかり書いてもらおう。

Ally:
じゃ、私も。あまり横文字のカタカナを増やさずに中身をしっかり分かりやす
く 書いてもらえるように横浜市にお願いしてみようかな。

★皆さんも馬車道を歩いて共同オフィスまで足を伸ばしてみませんか?
   
(注)小池さんは第2分科会(情報分科会)の共同代表でもあります。

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■■横浜市の協働について 「調査季報の協働執筆」  
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5月8日発行の調査季報152号に「あり研第2分科会」の有志で以下の論文
を協働執筆しました。この編集作業は横浜市都市経営局の関口昌幸氏が担当さ
れました。
  購入方法は以下のサイトの宛先にお申込み下さい。
http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2002/092002.html


★ 市民と行政の協働の都市経営のための情報力について考える
     〜NPOと市民メディアがつくる協働のかたち〜

(1) 市民と行政の情報共有について考える
  1)e-デモクラシーを目指した「市民電子会議室」の挑戦
  2)区によるICTを活用した広報・広聴の取り組み
  港北区「ふるさと港北まちづくりサイト」、都筑区「区民手作りページ」
  など掲載
(2)市民の情報力をたかめる
  「横浜丘の手ITサポートプロジェクト」、「横浜市民メディア連絡会」
  など掲載
(3)進むコミュニティの情報化と変わる地域団体
  1)日野南連合自治会のICT化の取り組み 
(4)情報格差(digital divide)の解消について考える
(5)新しい横浜から発信する協働の情報戦略

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これはこの論文のあとがきとして書いたものです。学生時代のエピソードに
触れたものですが、この「あとがき」によってこの号全体のトーンが大きく
変わってしまうので、最後の最後で止めにしました。(関口氏)

というまぼろしの「あとがき」ですが、裃をぬいで、市職員らしからぬ氏の青
春のグラフィティを綴った名文と協働にかける思いに感動して、この横浜オム
ニバス通信に掲載させてほしいと編集長が無理やり口説きました。(多賀)


★ あとがき       都市経営局        関口 昌幸  

 横浜市市民活動共同オフィスに入居するNPOのメンバーと議論をしたり、
協働作業をするようになって、学生時代に参加していたある「たまり場」(フ
リースペース)のことを思い出した。横浜の南西部郊外の私鉄沿線の駅からほ
ど近い場所にある生協の施設の1室を借りて営まれていたその「たまり場」は、
「わーくる」と名づけられ、学校でも家庭でもない青少年の第3の居場所を、
地域の中に創ることを目的に開かれたものであった。

80年代の初めに起こった様々な事件によって、学校や家庭といった、それま
で誰もが空気のように当たり前の存在だと思っていた社会システムは、揺らぎ
始めていたけれど、横浜の郊外がまだまだ10代のエネルギーで、満ちあふれ
ていた頃の事である。使用料が無料であるうえに、部屋の使い方は、利用者で
ある青少年がすべて自由に決め、自主管理するという家主からの画期的な貸与
の条件がうけて、「たまり場―わーくる」は、瞬くうちに中・高・大学生で大
賑わいとなった。

ミニFMの放送局やミニコミの編集、バンドの練習などと集まってきたメンバ
ーのそれぞれが、活動したい事は異なっていても、部屋の管理運営のルールに
ついて話し合う過程で、すぐにみんな仲良くなった。学校や家庭では、話せな
い悩みを夜遅くまで語り合ったり、人生論を戦わせたりと当時の若者から見て
も、もはや貴重な「青春」できるスペースとなっていったのである。

そんなある日、「バンドの音がうるさくて赤ん坊が眠れない」という近所の方
からの苦情が家主のところに持ち込まれた。それを受けた家主は、「バンドの
演奏は止めるように」と即座に私達に申し伝えた。「青少年に開かれた場所を」
と理想を掲げる割には結構、腰が引けているのである。

たった一人の苦情で、それはあまりにも「理不尽だろう」ということで、みん
なで知恵を出し合い、相談して出した結論というのは、その部屋から楽器の音
が漏れ聞こえると思われる範囲の家の一件、一件を聞き取りして回るというこ
とだった。

そして「一体、どのような楽器の音がうるさくて、どの時間帯の演奏が迷惑を
かけているのか」とアンケート用紙を片手に訪ね歩いた100件余りの聞き取
り調査の結果を集計して、ご近所の人たちの最大公約数の意見を集約する形で、
バンド活動のルールを記載した覚え書きを作成した。さらにその覚え書きを、
アンケートの集計結果と共に、再びご近所の方々に配り歩いた。それが効を奏
したかどうか分からないけれども、その後、苦情も来ることなく、家主との話
し合いの末、取りあえずバンドの活動は続けられるようになった。

大人に挨拶もろくにできなかった高校生や大学生がこんな面倒な調査をしてま
で、周囲との調和を図ろうとしたのは、「自分から音楽を取ったら何も残らな
いという」メンバーの熱い思いがあったからだ。それが、若者特有の思い込み
であろうと何であろうと「みんなのためにとか、他人のために」という嘘臭い
動機ではなく、「自分自身が本当にやりたいと思うことをやり尽くしたい」と
いう清冽な「私」の欲望こそがこの「たまり場」に集まるメンバーが共通に抱
えていたモチベーションだったから。
 
誤解を恐れずに私見を述べれば、NPOのマネージャーの多くは、どこかで、
このような清冽な「私」の欲望を大人になっても維持しながら、その欲望をよ
り多くの他者と共有したいと願い続けている人達なのだと思う。

すなわち、活動のミッションやコンセプト、ビジョンがどのようなものであれ、
「自分自身の人生を思う存分生き尽くしたい」そして、「隣人もまたそのよう
に生きて欲しい」というエートスこそが、活動の大きな原動力になっているの
ではないか。このようなエートスに根ざしながら、同志を募り、閉塞状況にあ
る今の社会の課題に果敢にチャレンジするからこそ、NPOは、新しい「公」を
紡ぎ出す担い手となり得るのだと思う。それは、公務員が、私の欲望を禁欲的
に制限することで「公」に至るのとは、自ずから異なる道である。

しかし、一方で、自分の家族や職場の同僚、限られた友人・知人との人間関係
だけで、ほどほどの生活ニーズを満たし、自己の生活を完結してしまいたいと
願っている市民はたくさん存在している。わーくるのメンバーが調整しなけれ
ばならなかったのは、そういう市民のニーズである。

かくゆう私にしても年齢を重ね、結婚をし、幼児の親となって実感するけれど
も、事情を良く知らなければ、近所でわけのわからない怪しげな若者がたむろ
し、騒音をまき散らしていたら正直、迷惑だと思うし、あまり積極的に関わり
を持ちたくないと思う。

それだけに、今の日本の社会におけるNPOの活動の困難さは、多くの市民が
潜在的に根強く持っているこのような「引きこもり願望」(それは、それでか
けがえのない「私」の欲望だ)にアプローチし、それを開いていくための試み
を、根気良く続けていかない限りは、「奇特な少数者」として社会的に孤立し
てしまい、活動の輪がなかなか広がらないことだろう。

だから、仮にも市民力との協働を標榜するこれからの自治体に求められことは、
このような方向性も質も異なる様々な市民の「私」の欲望が、お互いに混じり
合い、混沌のなかで新しい「公」となって立ち上がるための場や仕組みを用意
することだと思う。

そのためには、行政そのものを開いていくこと、すなわち市役所の情報をより
多くの市民に公開し、共有化すると共に、市役所の職員自身が街に出て、様々
な市民の声に耳をそばだて、必要に応じて議論の輪に加わることが、まず前提
になるのではないか。

この調査季報152号の編集プロセスにおいても、協働に関するNPOのメン
バー方々からの清冽な欲望や志を真っ向から受け、それを行政の職員として、
編集(整理加工)してしまう事ができず、しばしば立ち往生した。

深夜にまで及ぶファミレスでの議論や路上での立ち話しや、関内ホールの楽屋
裏で、市民活動共同オフィスの会議室やNPOの事務所で、ネット上のメーリ
ングリストの中で、協働に向けての「問い」が発せられ、それに呼応したり、
反発したりする様々な言葉の渦に巻き込まれながら、何とか政策情報誌として
形にすることができたのは、「市民との協働」を本気でうたう今の市政を最後
の最後では、期待し支えようとしている多くの市民や職員に助けられてのこと
だ。

企画局調査課として発行するのは最後となるこの調査季報が、「協働」とはこ
ういうものだと決着してしまうものではなく、新たな「問い」を発火し、それ
を持続し、職員や市民の間に実践と議論の輪を広げていくための媒体として活
用されることを願っている。
   
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1.TaKMiのトピックス
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■なんやかや会の日程をお知らせします。

★5月17日(土)13:00〜15:00 馬さんが担当です。
内容: 馬(マー)さんがワードでポスターづくりを担当してくれます。
場所: 市ヶ尾プラザ1F会議室で

花火の写真のうえに縦書きや横書きのテキスト、
ワードアートなどを書き加え、
花火大会告知のポスターを作ります。

「塗りつぶしなし」や「縦書きテキストボックス」「線なし」など
すぐ使える機能がほどよくまぶされ、楽しくワードが使えるレッスンです。
ご期待ください。

参加される場合は、イベントの一週間前までに、参加したいイベント内容、
住所、氏名、連絡先(E-Mail、Tel)を記載のうえ、下記宛にご連絡下さい。
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp  担当 小池

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TaKMiのHPイベント予定表には、最新のイベント情報が掲載されています。
下記URLをご確認の上、参加頂きたいと思います。
http://www.sanjocity.jp/~it-takmi/cgi-bin/schedule/schedule.cgi

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2.市民活動イベント情報
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まだまだ間に合うイベント情報
44号
★12 6/21『ハッピーバースデイ』上映会実行委員会へのお誘い
47号
★9 4/27,5/17,6/15日本の竹ファンクラブ
49号
★4 5/14 ロバの子お話し会
★5 5/15,5/16 公開 絵本講座
★6 5/17 横浜シティフォーラム(北部)地域が育む安心子育て
★7 5/24 第86回インターナショナルトークサロン
★8 5/28 第21回アフタヌーンティー
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◆◇50号イベント案内◇◆
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★1 5/14 やすらぎコンサート
会場の皆さんが主役です。心の窓を開いてさあ、みんなで歌いましょう!

日時:5月14日(水)14:00開演(13時30分開場)
会場:横浜ラポール・シアター(障害者スポーツ文化センター)
テーマ:ふるさとのうた・こころのうた
指導:松崎陽治&ピアノ伴奏:増本 博子
曲目:母さんの歌、埴生の宿、母ほか
ゲスト:女性合唱「コールやまて」
曲目:夢の色、苺たちよ、忘れな草ほか
前売券:800円 青葉・港北・緑の各区役所売店でお求めください。
当日券:1000円
予約・お問合せ:やすらぎコンサート実行委員会事務局
    電話 Tel 931-0741(増本)
公演:横浜市社会福祉協議会、横浜音楽協会

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★2 5/18 センター南駅前『春のすきっぷ広場ジャズコンサート』
Vest-pocket Jazz

日時:5月18日(日)12:00〜19:30
会場:センター南駅前公園"すきっぷ広場"
入場:無料
出演:ルパン3世、ザ・グリッスメン、サウンドホースワンほか
後援:都筑区役所、センター南商業地区振興会、横濱ジャズ協会
協力:横浜市交通局、横浜アマチュアコンボバンド連盟
主催:つづきジャズ協会http://tsuzuki-jazz.org
連絡先:Tel:949-4007

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★3  5/23 シンポジウム/森歩き/交流会 

そばに里山があるという事。
―持続可能な都市・横浜を目指して―
シンポジウム、森歩きは無料、交流会は実費徴収

締切:5月23日
日時:5月31日(土)13時〜17時
場所:新治小学校 体育館(緑区新治町768)
問合せ:NPO法人よこはま里山研究会NORA[シンポジウム係」
    nora-y@estate.ocn.ne.jp  緑政局緑政課 Tel:671-2624

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★4 5/25のむぎ平和ツアーBコース

日時:5月25日(日)9時半出発(9時15分集合)
集合場所:小田急新百合ヶ丘駅 エルミロード側バスロータリー奥で「のむぎ」
のバスが待ってます。移動はマイクロバスで。
参加費:3,800円
定員:20名
問合せ:のむぎ地域教育文化センター mail@nomugi.com
http://www.nomugi.com/ おしらせに詳細があります。

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★5 5/27 会場設営などの力仕事?ボランティア募集

かたつむり会シニアーズクラブが下記のように講演会を開催します。
運営をちょっと年配の女性ばかりでやっていますので、会場設営や受付などの
お手伝いボランティアを必要としています。
ぜひ、お手伝い(チョボラ)をお願いします。

講演会 「福祉行政について」
   青葉区福祉保健センター 担当部長 川崎善博氏
   青葉区社会福祉協議会  事務局次長 知久達哉氏

懇親茶話会  懐かしい歌の斉唱・手話

日時:5月27日(火) 13時半〜16時
場所:山内地区センター 3階 集会ホールAB
   (この会場の設営です)
会費:400円 ボランティアで協力してくださる方は無料です。

集会ホール前に12時50分に来てくださると助かります。
いかがでしょうか? 講演会はもちろん聞いていてくださって
結構です。

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★6 5/30,31 第2回都筑の森国際音楽祭 春の章

オペラに酔いしれる春の宵 全2夜

〜都筑の森芸術劇場が贈る欲張りな企画〜
オペラのいいところだけ集めてみました。

●5月30日(金)19:00 ヴィデオ「ラ・ボエーム」上映とお話
「近代イタリア・オペラ(ヴィリズモ・オペラ)とプッチーニ」
 昭和音楽大学教授 永竹由幸

●5月31日(土)17:00 オペラアリア、デュエットと管弦楽の夕べ
菅 英三子(ソプラノ)、福井 敬(テノール)
東京ニューシティ管弦楽団=内藤 彰(指揮)
「日本を代表する歌姫と貴公子の愛の二重唱」にオーケストラの華麗な競演!
プッチーニ:「つばめ」より「ドレッタの夢」、「トスカ」より「妙なる調和」、
マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲、プッチーニ
「ラ・ボエーム」より「冷たき手を」、「私の名はミミ」、「愛の二重唱」
ビゼー:「カルメン」より「女心の歌」、「椿姫」より「乾杯の歌」

会場:都筑公会堂(2夜とも)
横浜市都筑区茅ヶ崎中央32-1 都筑区総合庁舎1階 Tel: 948-2400
入場:5月30日★全席自由席 500円
5月31日★全自由席一般6,500円(ペア券12,000円)学生券4,000円
未就学児のご入場はご遠慮ください。
前売:都筑の森芸術劇場、チケットぴあ、東京文化会館チケットサービス、
有隣堂センター南店、東急百貨店S.C.3F新星堂 都筑区役所売店
主催:都筑の森芸術劇場 Tel:942-3989 Eーメール:tmart@tmtv.ne.jp

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★7  5/31 里山シンポジウム

 里山と人の関わりについて考えます。
日時:5月31日(土)午後1時〜5時
会場: 新治小学校体育館
内容: 事例報告パネルディスカッション ※オプションで森歩き、交流会
   (1,500円程度)あり
定員: 血圧やコレステロール値が高い人、肥満の人とその家族
定員: シンポジウム(200人)、森歩き(50人)、交流会(100人)
   ※いずれも抽選
申込: 5月23日必着で、ハガキに住所、氏名、電話番号、年齢、森歩き参加
希望の有無、交流会参加希望の有無、森づくり活動に参加をしている
場合は団体名を書いて、よこはま里山研究所「シンポジウム係」
(〒232-0017 南区宿町2-40-119 Tel:722-9674 Fax:722-9675 
Eメール: nora-y@estate.ocn.ne.jpへ )

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★8  5/31「市民参加」の街づくり条例シンポジウム
斜面緑地や里山をマンション建設などの乱開発から守る

建築基準法の改正により地下室の容積率が緩和されたことから、土地価格の安
い斜面にマンションを建てる、通称“地下室マンション※”が全国で問題化し
ています。特に丘陵の多い横浜では、斜面を中心に貴重な緑地が残っているに
も関わらず、開発に歯止めがかかりません。ヨコハマ市民環境会議緑地保全・
マンション問題分科会では、こうした現状を広く一般に伝え、まちづくり条例
などの法整備を市に求めるためのシンポジウムを開催いたします。パネルディ
スカッションでは、紛争を抱える団体の代表や責任者、条例に詳しい専門家が
報告と討論を行います。また、オープンセッションでは事例の報告や質問をお
受けしますので、ご自由に参加下さい。

日時:5/31(土)18:30〜21:00
会場:横浜市市民活動支援センター 研修室1・2
  (横浜市中区桜木町1-1-56 みなとみらい21 クリーンセンター4F)
主催:ヨコハマ市民環境会議 緑地保全・マンション問題分科会
資料代:500円
パネルディスカッション予定者
パネラー:野口和雄氏(都市プランナー、まちづくり条例研究センター主任研究員)
     松本茂氏(地下室マンションに反対する市民ネットワーク事務局長)
     赤崎末人氏(日吉・あかもん坂の緑と環境を守る会世話人)
     小磯盟四郎氏(まちづくり・環境運動川崎市民連絡会事務局長)
ゲスト :立松幹雄氏(横浜市戸塚区矢部町「高層マンションに反対する会」)
コーディネーター:清水康二氏(桜の森を守る会代表)

スケジュール
   18:00     開場
   18:30〜19:50 パネルディスカッション
          休憩           
   20:00〜21:00 オープンセッション
お問合せ:ヨコハマ市民環境会議 緑地保全・マンション問題分科会
分科会代表:清水 康二 TEL/FAX:433-1415 < cellokun@pk.highway.ne.jp >
分科会事務局長:伊藤 博隆 携帯:090-9641-4306 < hiro_itoh@mac.com >

※地下室マンション:斜面に建てられたマンションで、斜面の上に玄関があり、
上から見れば地上3階地下7階に見える建物。下から見れば地上10Fのマンシ
ョンに見え、法的には問題ないとの判例もあるが、緑地保全・景観権の観点で
は大きな問題となっている。

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★9 6/17 海外生活情報交流会「みんなではなそう!」

――日本でのカルチャーショック――
帰国してから元気がでない・・・あなた。
国際交流ラウンジではどんな活動をしているの?
帰国子女の悩みを分かち合いませんか?
日本の学校のことが分からなくて不安です。

日時:6月17日(火)10時〜12時
場所:青葉国際交流ラウンジ
保育有:6月10日までに申込(一人150円協力金)
帰国児童や外国人児童向け 小学校の「転入のしおり」もお渡しできます。
申込:a2040@beige.ocn.ne.jp

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3.横浜丘の手情報
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■■緑区  耳より情報          緑区  多賀和幸
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★田奈恵みの里 体験水田(全6回)

   地元農家の指導で、米づくりを行います。
日時:6月14日、7月5日・26日、8月9日、10月11日・25日いずれも土曜日午後
   2時から ※10月は午前10時から
場所:青葉区田奈町(東急田園都市線田奈駅徒歩5分 田奈農協本所そば)
費用:1家族6,500円(保険料含む)
定員:25家族(先着順)
申込:5月26日必着で、ハガキまたはファクスに参加者全員の住所、氏名、
   電話番号を書いて、田奈農業協同組合 営農経済部「体験水田係」
  (〒227-0064 青葉区田奈52-8 Tel:981-1819 Fax:989-4300)へ
問合せ:緑政局北部農政事務所(Tel:948-2482 Fax:948-2488)


★「個性ある区づくり推進費」提案募集

 平成16年度に「個性ある区づくり推進費」で行う事業について、区民の
皆さんの提案をお願いします。
問合せ:予算調整係(Tel:930-2207 Fax:930-2209 
    Eメールmd-somu@city.yokohama.jp)


★(仮称)玄海田公園整備に関する意見・提案募集

 樹林・せせらぎなど自然環境を生かし、気軽にスポーツなどを楽しめる公園
(約17.3ヘクタール)を長津田に整備します。公園計画の策定にあたり皆
さんから意見や提案を募集し、公園づくりに反映していきたいと考えています。

場所: 緑区長津田町(長津田特定地区整理事業地内)
応募方法: 5月23日必着で、意見・提案をハガキ、ファクス、Eメールで緑政
   局公園部建設課 玄海田公園担当(〒291-0017 中区港町1-1 
   Tel:671-3945 Fax:664-5973 
   Eメールry-genkaidapark@city.yokohama.jp)へ
備考 ※詳細は、5月9日〜23日に緑政局公園部建設課のホームページ
  (http://www.city.yokohama.jp/me/green)に掲載します

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■■青葉区   耳より情報          青葉区 小池由美
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★募集

本当にあった みんなに聴いて欲しい話、[本]にします!!
青葉区を中心に活動している母たちのグループ「マザーズジャケット」です。
「みんな違って当たり前」を合言葉に、障害のある子もない子も当たり前に一
緒に暮らす社会を願って、講演会企画などの活動をしています。

障害のある子とのかかわりの中で、本当にあったことを、話してみませんか。
実際にあったことや、経験したことを出来るだけ具体的に書いてください。
皆さんの体験をまとめて本にしたいと思っています。
締切:6月30日(月)
あて先:マザーズジャケット代表 吉田朋子
    hello@andante.jp
住所・氏名・Tel・年齢・性別

エピソードを書いて、お送りください。掲載にあたってはこちらからご連絡す
ることもあります。掲載料や謝礼はありません。掲載されなかった場合も原稿
はお返しできませんことをあらかじめご了承ください。著作権は当方に帰属し
ます。

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■■横浜・神奈川  耳より情報          青葉区 小池由美
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★ホテルの紹介

えええ?! 今回はなんとホテル。上大岡駅から1分のゆめおおおかオフィス
タワー4階の福祉保健研修交流センターウィルング横浜に。横浜市社会福祉協
議会が運営しています。17室、最大52名まで収容できます。
http://www.yokohamashakyo.jp/willing/s-14-3.html
料金も安く、バリアフリールームもあります。一度考えてみてはどうでしょう?

★JECK NEWSLETTER 創刊号

「JICA帰国専門家連絡会かながわ=JECK」が今年の1月に108名の会員で設
立されました。この会はJICA(国際協力事業団)派遣専門家として活動した経
験をもつ帰国専門家及びその他有志が、会員相互の交流・親睦を図ること。国
際協力活動や国際交流活動の実施などを目的とするそうです。 活動拠点を横
浜国際センター3階の国際交流センター会議室におきます。
http://www.jica.go.jp/yokohama/ 

発行:JICA帰国専門家連絡会かながわ 
事務局:谷保茂樹 Staniho@aol.com

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■■サイト・冊子紹介              青葉区  小池由美
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★ 冊子紹介

不登校よみもの 「らこすた 創刊号」が3月25日に発行されました。
ひるまくぅーんとなっちゃん、豆太郎、うめしゅんの4人がどうやら作ってい
るようです。かって不登校、現在心理学を勉強していたり・・とちょっと創刊
号だけではまだまだ分からない。でも一度手にとってお読みください。
市民活動支援センター市ヶ尾プラザのラックで発見しました。
rakosuta@hotmail.com

★ こんなサイトをご利用ください。

多言語生活情報
制作:地域国際化協会連絡協議会 (財)自治体国際化協会
http://www.clair.or.jp/tagengo/

日本に住む外国人のための生活ガイドを英語、中国語、韓国朝鮮語、ポルトガ
ル語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ベトナム語、インドネシア語、タ
ガログ語、タイ語、ロシア語、日本語とやさしい日本語で紹介しています。全
国どこでも利用していただけるように共通情報に徹底して編集しました。地域
情報を追加して外国人の方へ提供すると身近な生活情報になります。私めバス
ガイドは英語版作成に微力ながら関わりました。

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4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  実践編その2
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★ いかにして市民の参加と合意の元につくるか?

前回、筆がすべって「応用編」と書きましたが、今回から「実践編」に表題を
変更させてください。

さて、基礎編でも強調したように、ローカルアジェンダは地域の人々の参加と
合意の元に作ることが前提になっています。10年前にローカルアジェンダを
作ったときも、県は多くの団体や識者に参加を求めました。アジェンダの発行
は「かながわ地球環境保全推進会議」であり、会議の構成は以下になっていま
す。

行政部会 : 県および県域の37の市と町
企業部会 : 神奈川県経営者協会や神奈川県商工会連合会など10団体
県民部会 : 神奈川県青少年協会やかながわ女性会議など47団体

広く、参加を求めているようですが、実は県民部会は県民個人ではなく
いわば県域団体であり、企業部会も個々の企業でなく経済団体などです。
実際は県がかなりこれらの団体をひっぱってアジェンダを作ったのです。
それでも、10年前ということを考慮すれば、「”参加”に配慮している」
と評価していいと思います。

今回も、形の上ではかながわ地球環境保全推進会議の下に新アジェンダの
検討委員会を作りましたが、お膳立ては推進会議の事務局である県の
環境計画課がやっています。昨年暮、環境計画課長から検討委員になるよう
依頼を受けましたが、そのとき課長は、「今回は県はドラフトを書かない」
と宣言しました。県は情報提供など黒子に徹し、すべての原稿は検討委員が
書くことになったのです。これはなかなか画期的なことと思っています。

検討委員の人選も、なかなか斬新です。アジェンダ21にひっかけたのか
21人の委員を選びましたが、10人が公募です。行政・企業・県民各部会
から2名ずつ。残りの5人が県の推薦で、学者が2名、団体1名、NPOが
2名です。学者の2名が本委員会と小委員会の委員長をしています。
小委員会で練った案を本委員会で討議し作り上げていく仕組みになっていて、
私ともうひとりのNPOの委員は、この小委員会の副委員長を務めて
います。かなり、「市民参加」に配慮した人選であるといえると思います。

この体制で3か月の間に、本委員会を6回、小委員会を7回、ワークショップ
を1回開催し、骨子を作り上げました。その成果が以下に公開されています。
ご意見、お待ち申し上げております。

http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kankyokeikaku/agenda/index.htm

そして、これからできるだけ多くの県民の方々と、骨子をネタに意見交換をし、
より「地域の参加と合意」を深めていくつもりです。
各地区で説明&討論会が開かれます。多くの人が参加すればそれだけ
アジェンダが目指す「市民とともに」という理念が実現されます。
お待ちしております。(横浜以外は、上のHPを参照ください)

(1)全県対象の説明&討論会
・日時 : 5月19日(月)18:30-20:45
・場所 : 横浜市神奈川区鶴屋町2−24−2
      かながわ県民センター305会議室

(2)横浜地区の説明&討論会
・日時 : 5月29日(木)14:00-16:30
・場所 : 横浜市神奈川区鶴屋町2−24−2
      かながわ県民センター1501会議室

また、出前ワークショップも要請があれば積極的に出向く予定です。
TaKMiで主催いただければ、鏑木+検討委員1名+県職員で
おじゃまさせていただきます。ひとつこの際! やりませんか??

ご意見・ご質問は鏑木(kabu@ops.dti.ne.jp)まで。

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5.今、電子自治体がおもしろい 
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今回はお休みします。

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6.「TaKMiが贈るワクワクIT福袋」
□□□□□―――――――――――――――――――――――――――――― 
 今回はお休みします。

□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
7.編集後記 
□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
今回は50号と突然気づき、小特集「横浜市における協働を情報から考える」
を組みました。このため今まで日曜日か最悪シンデレラタイムで馬車が半分ほ
どかぼちゃになりかけた深夜には発行していたオムニバスを一日遅らせました。
編集しながら、「協働」が深い思想や歴史があることに気付き、苦吟しながら、
編集部総力でまとめました。
無理を言って記事を書いて頂きましたTaKMiの会員の方々やオムニバスへ
の掲載を許可していただきました関口さんありがとうございました。
                   (オムニバス編集部員 一同)
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感想などを下記Eメール宛にお寄せ下さい。
また横浜の北部の市民活動イベント情報掲載を希望される方はイベント情報を
Eメールでお送りください。(無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
横浜オムニバス通信 編集部 多賀、小池、是永 E-Mail TaKMi@egroups.co.jp
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL:  http://www.sanjocity.jp/~it-takmi/


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