オムニバス通信 :

25号


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 25号(発行日 2002年5月26日)
 ,      
 i ; □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
; / \ □ □1.TaKMiのトピックス   □
/   \ □ □ 2.市民活動イベント情報 □
⌒⌒l⌒⌒ □ □ 3.横浜耳寄り情報        □
, | ; □  □□ 4.街づくり講座 ★鏑木塾★第2回 □
J □□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい □
( ^_^)人(^o^ ) □□□□□□□  6.おもいっきりしゃべり場 □
丿J   Uヽ □□□○○ □□  7.編集後記      □
/\ /\ □□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□
      ○○   ○○
---------------------------------------------------------------------
横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
---------------------------------------------------------------------
 雨、雨・・雨といえば昔「シェルブールの雨傘」という洒落たフランス映画
がありましたね。戦争に引き裂かれた2人の恋人が港町シェルブールで数年後、
再会するが、二人は別々の人生を歩んでいて、知らぬふりして別れます。
 ミッチェル・ルグランの美しいメロディと哀愁に満ちたカトリーヌ・ドヌー
ブが美しかったですね。まだ憶えておられるおじさまがたも多いと思います。

 さて横浜オムニバスは雨の日も遅れず、休まず走ります。行楽に出かけるに
は、不向きなこの時期には近くの丘の手のイベントがお勧めです。
     
◇25号−お急ぎの方へのご案内◇
1.TaKMiのトピックス ★「地域メディア戦略研究会」への参加報告
  菅谷氏の基調講演の米国公共図書館の話は面白い。
2.市民活動イベント情報・・・6つのイベント情報
3.横浜耳より情報・・・多数    
4.街づくり講座 ★鏑木塾★ 第2回
  今回は「EUモデル」です。・・・・私には目からウロコでした。
5.今、電子自治体がおもしろい   お休み
6.おもいきり しゃべり場(第12回)
「男女共同△家庭におけるワタシの体験的リポート」
    〜男の旧い殻を脱ぎ捨ててみれば、・・・〜 都筑区 三浦 厳
                    (25号の編集担当は多賀です)
□――――――――――――――――――――――――――――――――――
1.TaKMiのトピックス
□――――――――――――――――――――――――――――――――――
  ★「地域メディア戦略研究会」への参加報告   TaKMi 多賀和幸

札幌市など9自治体と慶応大学メディア・コミュニケーション研究所が「地
域メディア戦略研究会」を発足させた。地域の課題を住民と行政が語り合いな
がら解決し、まちづくりに活かしていくためのIT活用のあり方を検討する。
札幌市、浜松市、大津市が幹事自治体となり、神戸市、愛知県東郷町、徳島
市、藤沢市、三重県、大和市などIT活用で先進的な自治体が参加し、自治体
間の連携と研究機関との協力で研究を進める。

 5月23日に慶応大学で「地域メディア戦略研究会」の設立記念フォーラム
が開かれた。記念フォーラムには、神奈川県、岡山市、三鷹市など自治体や富
士通総研や三菱総研などのコンサル企業や市民団体としてTaKMi(中谷、
小池、多賀)が参加した。

☆基調講演「地域コミュニティの活力を引き出す情報化とは」

講演者はジャーナリスト(経済産業研究所 研究員)として活躍され、「メデ
ィア・リテラシー」(岩波新書)などの著書がある菅谷明子氏である。  
1.地域社会を支援する情報化
 情報を持つものが、情報を持たないものを支配してしまうため、民主主義を
基本理念とする地域社会では、情報、知識を等しく共有するためのメディア空
間の構築は重要である。この場合、地域社会の誰もが情報にアクセスできるた
めには、ITだけではなく、すべてのメディアを考慮すべきである。
 公共的メディアのあり方としては、商業メディアが多くの人を対象とし、利
益を上げる情報提供を行うのに対して、中立的な立場で、阪神淡路大震災の時
に見られたような、地域密着の情報を継続的に提供する必要がある。

2.情報センターとして米国の公共図書館の果たす役割
 米国の公共図書館は日本の図書館とはまったく違い、地域における情報セン
ターの役割を果たしている。新しい土地に住むときに必要になる地域ナビゲー
タ情報や相談窓口情報が公共図書館のホームページに掲載されている。地域団
体のチラシや団体リストなども用意されている。
 ニューヨーク公共図書館(http://www.nypl.org/)は9.11テロの時も被害者
収容の問合わせ先情報や、World Trade Centerに入っていたオフィス・リスト
などを掲載した。その他企業支援情報、就職・進学情報、地域のNPOが作って
いる医療情報などを保有している。医療情報や新聞、雑誌のデータベースもIC
カードの入手で簡単に利用できる。
 また情報リテラシー講座、ビジネス講座など多くの講座も用意されている。
 運営は行政から独立し、3,500人のスタッフと2,500人のボランティアにより
市民の寄付に基づいて運営されている。年間予算2億ドルと聞いて驚いた。
米国公共図書館URL  http://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0021_t.html

3.市民のために有効なメディア戦略
・テクノロジーのハードルを出来るだけ低くする。
・冊子で発行されてきた地域情報をデータベース化する。
・一番のメディアは人間。ワークショップなどで人と人のコミュニティを作る。
・市民が情報にどのような意義を見出すか。参画は市民のメディア能力を育て
 る。市民が情報発信を学習する場をつくる。
・地域メディア情報は存在するかではなく活用されるかが課題。編集、アクセ
 スし易い工夫が必要。
・行政、大学、図書館の情報をどうつなげるか。
・ITから抜け落ちる人への配慮。主婦の場合はチラシの活用などが有効。
・公共サービスはお金をかけられない。インセンチブの演出など寄付集めにど
 う知恵を絞るか。米国公共図書館の医療情報のデータベースは病院の寄付。
 治療するより予防するほうがコストが安いと病院を説得。
 パソコンは端末に寄付をしたパソコンベンダーの名前を表示。

 日本の図書館が情報センターになる可能性についての議論が質疑応答で行わ
れた。浦安図書館ではビジネス支援のプロジェクトが始まっているが、日本の
場合は寄付は期待できず、米国並みの役割を期待するのはかなり難しい。
   
☆ トークセッション「新たな地域コミュニケーションの時代」
コーディネーターは山鼻新聞編集委員(札幌市電子会議室世話人)杉山幹夫氏
参加自治体の大津市、神戸市、札幌市、東郷町、徳島市、藤沢市、三重県、大
和市などから、お国自慢や貴重な情報化の報告があった。
 注目すべき話題としては、<大津市>は公共施設168施設をCATV網で結んで、
ネットワーク化を計っている。市民のためのIT支援のサポート施設を作り、
10名のボランティア(300名の応募者)によるITサポートを行っている。
<札幌市>は市民参加の電子会議とは別に市職員用のMLを横糸として設けて、
市職員の多数の参加や情報リテラシーの向上に取り組んでいる。
<浜松市>は電子申請などの実験を行い、電子自治体の先取りをしている。
<藤沢市>は市職員の電子会議室への参加と市民団体との連携を模索している。
<三重県>は生活者起点の県政の実現を目指し、e-デモクラシーを推進してい
る。NPOとの協働など地域づくりへの住民参画の進め方を模索している。
<大和市>は市民との情報共有から行動共有に一歩進めて、地域通貨LOVESを
導入した。電子会議室は市民の意見から児童館の利用率改善が進んだなど、そ
れなりの成果はでているが、1,300人の参加者でも発言者は20人くらいで、本
当の市民参加はまだまだである。地域通貨LOVESは電子会議より高年齢者の参
加者が多く、市民参加のツールとして電子会議とは別の層の参加を引き出して
いる.
 この研究会を通して、自治体間の職員の友好的なコミュニティができつつあ
り連携や支援が始まっているのを感じた。

関根教授からフォーラムの締めくくりとして以下のような挨拶があった。
「インフォミドル(IT社会における行政と市民を繋ぐ情報NPO)が、IT
デモクラシーの実現にむけ、相互の情報交流に重要な役割を果たすことを期待
してる。直接民主主義の可能性も含めた市民と行政のかかわりを視野にいれた
研究を期待したい。いづれインフォミドルの論文を著したい」

<TaKMi>としての研究会への期待と要望
 中谷代表から市民団体のIT支援をどう考えるかという質問を行ったが、研
究会としては、このテーマをどう扱うか明確にはなっていないようである。
 多賀からは、この研究会は「メディア戦略研究会」という名前が示すように
単なる情報化のノウハウの交換だけでなく「戦略」を研究対象にしてほしいと
いう要望を出した。かつてのニューメディアの失敗が話題になったが、その原
因は、中央官庁と企業と行政が推進し、税金を負担し、サービスの受益対象で
ある市民の参加がなかったからと考えている。またツールの普及にばかり目が
ゆき、「何をどうするか」という戦略的な視点がなかったことや、日本の自治
体や住民の特性例えば、横並び志向や公開での情報発信下手などを十分配慮し
なかったことに原因があると思われる。
 この意味で今回の9つに自治体とこれを支援する研究機関の連携は、日本の
特性にあった有効な戦略を生み出す可能性があると考えている。
 また臨時増刊号の横浜市長への提言で、市民の自覚や課題の共有に関する提
言が票を集めたように、意識の高い市民の参加や課題の共有は自治体の財政再
建や健全化に有効であるという意見を述べた。
 しかし米国公共図書館に見られるような地域情報センターの実現の重要さと
日本における実現の難しさを改めて認識させられた。膨大な公共投資やODA
に使われたリソースがこのような分野になぜ投入されなかったのか悔やまれる。
 日本人の情報活用能力の向上につながる投資やこのような政策の選択こそが
21世紀に日本が生き残れる道ではないかという感想を持った。また我々の横
浜市からはこの研究会に参加者もなかったのは寂しい。今後に期待したい。   
                               以上
□□―――――――――――――――――――――――――――――――――
2.市民活動イベント情報
□□―――――――――――――――――――――――――――――――――
◇◆まだまだ、間に合うイベント情報(既掲載分)
◇23号
★7 6/8-6/23 横浜キャンプ村/スペースオルタからのおしらせ
★8 6/14 国際児童文庫協会総会と「講演会」のおしらせ
◇24号
★6/9 親子で楽しむ環境展
★7/27 つなしま・川べの桃まつり
★6/18「コンセンサス会議の可能性〜市民参加への道を拓く」

----------------------------------------------------------------------
◆◇25号 イベント案内◇◆
----------------------------------------------------------------------
★1 6/1「ヨコハマの港を考えるシンポジウム」住む港/訪れる港

日 時:2002年6月1日(土)午後1時〜午後5時(開場12:30)
会 場:横浜赤レンガ倉庫1号館3階 赤レンガホール

Part 1 住む港 ヨコハマの都心部居住とは・・ 午後1時〜
私たちが官庁街、ビジネス街、観光地だと思ってきた臨港・関内エリアが住宅
街になっていく時代の流れに、横浜ネイティブはどのような答えを出していく
べきなのか。新しい課題に明解なヒントを見つけだしたい。
柏木 博 デザイン評論/武蔵野美術大学教授
宮迫千鶴 アーティスト
鵜沢 隆 近代デザイン論/筑波大学教授

Part 2 訪れる港 21世紀型ヨコハマ観光の行方・・午後2時10分〜
一見、堅調に、また隆盛にもみえるヨコハマ観光。横浜ネイティブの盲点を見
極めつつあしたのミナト観光を考えていきます。
松葉一清 建築評論/朝日新聞編集委員
島森路子 広告批評 編集長
梅澤忠雄 都市プロデューサー

Part 3 そしてこれからのミナトヨコハマ・・ 午後3時20分〜午後5時
まさしく、これからのヨコハマの港に関して御意見を頂戴します。
柏木 博 松葉一清 宮迫千鶴 鵜沢 隆 島森路子 梅澤忠雄

主催:第21回横浜開港祭協議会(横浜商工会議所/(財)横浜観光コンベンシ
ョン・ビューロー/(社)横浜青年会議所)
特別後援:横浜市
お申し込み先: 参加者氏名/住所/TEL/会社名を御記入の上、Fax、
e-mailのいずれかでお申し込みください。
  Fax:231-8887 又は e-mail: tatsuya@yhp.co.jp
※受講票はお送りいたしませんので、当日受付へお越しください。
お問い合せは、担当・佐藤までe-mail tatsuya@yhp.co.jpへお願いいたします。

----------------------------------------------------------------------
★2 6/1 ,7/6 みっくすじゅーす…はじめます。
〜こどもをまん中に、いろんなヒトが集まる場所〜

日時:第1回6月1日(土)10時〜12時半
   第2回7月6日(土)10時〜12時半
場所:都筑区荏田南近隣センター内「ふれあい」事務所
    みずきが丘団地そば
費用:会場使用料、材料費など150円(こども一人あたり)
連絡先:菊池tel:941-9172  佐藤tel:941-9172 石田tel:941-3930

----------------------------------------------------------------------
★3 6/3,7/1 リーチ・ハンズ・ママからのお知らせです。

RH−ママは、地域と密着度の高い女性の視点から多様なニーズを形にする地
域活動を実践しています。乳幼児を抱え外出が困難な時期の子育て中の母親、
や保護者の社会参加支援となる託児サービスの場の企画運営をしています。

21日には、「こどもの時間」上映会を開催し、入場者数約220名、スタッフ21
名、乳幼児を含め、400名弱のかたがたに映画を見て感動していただきました。
この映画の感想を話し合う会を、以下のように開催いたします。
映画をご覧にならなかったかたも、ご参加くだされば、雰囲気が掴めることで
しょう。

(1)映 画 交 流 会
=映画の感想をみんなで話してみませんか?=

日時:6月 3日(月)(10:00〜12:00)
場所:青葉区役所別館保育室 *お子さんと同室での話し合いの集まりにな
   ります(託児はありません)
会費:100円(お菓子付)
申込み先:RH−ママ電話 070−5587−4806 

(2)救命救急講習会
事故/けが/天災―いざという時、落ちついて対処するために!!―
・ 全国の統一されたカリキュラムに基づいて実施
・ 訓練用人形を使い、誰にでも分かるように指導
・ 横浜市消防庁の修了証又は認定証を交付
日  時:2002年7月1日(月)9:00〜12:00
場  所:青葉区役所別館保育室
参加費:無 料
募集人数:30名(保育はありません)
締め切り:6月14日(金)
申込み先:RH−ママ電話 070−5587−4806
*上記全ての問い合せ先  RH−HQ@egroups.co.jp

----------------------------------------------------------------------
★4  6/5 青葉国際交流ラウンジ異文化紹介

 張 涛 飯店〜上海海鮮料理の店

講師:張 涛さん
日時:6月5日(水)12時〜14時
場所:青葉区役所別館調理室
参加費:食券500円
定員:20名先着順
保育あり
申込:横浜市青葉国際交流ラウンジ
   a204-@beige.ocn.ne.jp
----------------------------------------------------------------------
★5 6/9 早渕川 春のウォーキング 支流「布川」めぐり
  〜 昔、都筑郡の中心地。今、支流域が面白い 〜

みなさん、早渕川の中流域の支流、布川をご存知ですか。
ここには昔、都筑郡の郡役所がありました。横穴墓、中世の城跡、鎌倉街道・
大山街道、古い寺院、富士塚など、歴史的な名所がたくさんあります。また、
田園都市の新しい街づくりも見学できます。
さらに、風化させたくない25年前の米軍ジェット機墜落事故現場も、布川の
流域です。ポイントで説明があります。

1.日時:   6月9日(日) 午前10時から午後1時(予定) 
         小雨決行
2.集合場所: 東急田園都市線「江田駅」改札口
3.ルート:    
 江田駅 → 米軍ジェット機墜落事故現場 → 赤田西公園 →
 荏田城跡 → 大山街道荏田宿場跡 → 布川・早渕川合流点 →
 真福寺 → 鎌倉街道 → 荏田富士塚 → 無量廃寺 →猿田公園 
 (昔、都筑郡役所があった、長者原遺跡がある場所です。昼食予定)
4.申込はいりません。弁当・水筒・敷物持参
5.連絡先:  福富 Tel:942−3480
6.主催:   早渕川をかなでる会・太陽グループ

----------------------------------------------------------------------
★6 6/18 SLA青葉・元気塾  〜いきがいと自立を求めて〜
  第3回目「コミュニケーション」〜人生をゆたかにするもの〜

コーディネータ:織田弥生
        NLPマスタープラクティショナー 心理カウンセララー
日時:6月18日(火)10時〜12時
場所:青葉区役所別館会議室
定員:30名
参加費:500円
申込:横山 tel:961-3297 山下 fax:962-0837
住所、氏名、年齢、電話番号を明記して申込をしてください。

----------------------------------------------------------------------
◆市民活動イベント情報の募集
横浜の北部の市民活動イベント情報の掲載を希望される方はイベント情報
を下記まで、本欄の様式に習いEメールでお送りください。(掲載は無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
横浜オムニバス通信編集部 E-Mail: TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)

□□□――――――――――――――――――――――――――――――――
3.横浜耳寄り情報
□□□――――――――――――――――――――――――――――――――
★ ごぞんじですか?

青葉区役所のHPに「おおきくなぁーれ 親子育てストリート」が出来ました。
0歳から12歳までに必要な手続きや検診手続き、福祉保健センター(前の保
健所です)からの情報などを見ることが出来ます。こんな風にライフステージ
に合せて住民用のものもあると使う側として便利なんですが…
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/ko/index.html

----------------------------------------------------------------------
★ 青葉台魅力の街づくり検討委員会(13,14年度)が活動中です。

総合的な街づくりを考える「青葉台魅力の街づくり検討委員会」が13年度設
置され、環状4号線の渋滞問題や、違法駐車等の問題が検討されました。今回
のタクシー乗り場への一般車の右折進入・右折退出制限は、その中で提案され
たものです。
詳細は
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/aobadai/aobadai.html

この検討委員会は地元関係者(自治会、商店街、大型店舗など)や、行政関係
部署、青葉警察などからなります。その他に区民会議から2名の委員が参加し
ています。
14年度の課題は「歩行者空間の改善とバリアフリー対策」です。ぜひ青葉区
民のご意見を下さい。他区の方々からのご意見も大歓迎です。

青葉区民会議
http://webclub.kcom.ne.jp/mc/aobakumi/
ご意見は小池まで gingerr@mb.infoweb.ne.jp

----------------------------------------------------------------------
★ NHKインターネットディベート(BS1)のおしらせ
放送:土曜日23:00〜23:49 再放送:翌日曜日の深夜零時 (変更あり)

あなたからのメールが、番組を作ります。仕事、教育、暮らし、など、私達
の生活の中の様々なテーマを視聴者の皆さんのメールとともに議論し、課題
や解決へのヒントを探ってゆきます。放送に先立って、番組のテーマや専門
家の「オピニオン」を紹介します。

6月のテーマ2にシリーズ“ネオ町内会 ”が取り上げられています。
〜新しい町内会のかたちって?〜
放送日:第一回「これでいいの?町内会・自治会」(6月15日)
    第二回「コミュニティはあなたを待っている!」(6月22日)

投稿するには登録が必要ですが、投稿されている意見は自由に見ることが出
来ます。自治会のあり方は「市民と協働で」を公約にあげている中田市政に
とっても大きな課題だと思います。このディベートに参加しませんか…

http://www.nhk.or.jp/debate/

連絡先:NHKインターネットディベート番組制作部 
E-mail: XMB01121@nifty.ne.jp TEL03-5455-4904

----------------------------------------------------------------------
★ アートごころが遊ぶ森 ―ボランティアスタッフ募集
  〜 創造と森の声2002 〜

夏のイベント 7月28日(日)〜8月10日(土)
 ◆森で海外アーティストとTalk & Walk
 ◆森のアートごころL場
 ◆森とアートごころセミナー
秋のイベント 10月12日(土)13日(日)
 ◆森のコンサート & Free Jam

場所:横浜動物の森公園予定地(緑区三保町)

ボランティアスタッフの活動内容
 ☆海外作家ワークショップ・アシスタント・通訳:来日海外作家のサポート
 ☆プレイリーダー:森で子供達と遊ぶスタッフ
 ☆会場案内・駐車場スタッフ
 ☆イベント運営スタッフ:秋の音楽イベントの参加兼手伝いや、
食事(野外料理)の準備など
問い合せ、申込:創造と森の声2002実行委員会
 事務局 (石山)k_ishiyama@ma.e-colle.com
実行委員長(豊田)watatan2@pa.catv.ne.jp

----------------------------------------------------------------------
★ フォーラムまつり2002―市民持ちこみ企画大募集!
かけがえのないい自分に出会う、人に出会う・・フォーラムまつり

フォーラムまつりは多数の市民活動グループの企画参加と、実行委員会による
手作りの運営に支えられています。実行委員にはフォーラムまつり全体の企画
コーディネート、広報活動、参加グループの交流会企画・実施等を、女性協会
の事務局職員とともに担っていただきます。
さまざまなグループの活動に関心のある方、イベントの企画準備を体験してみ
たい方、人に出会いたい方のご応募をお待ちしております。個人の方、男性も
ぜひどうぞ。

企画募集期間:6月1日〜21日必着
フォーラムまつり2002の実施日:10月20日(日)9時半〜16時
場所:横浜フォーラム
主催:フォーラムまつり2002実行委員会、(財)横浜市女性協会

企画応募資格、企画募集区分/参加料などの詳細は下記URLを参照下さい。
http://www.women.city.yokohama.jp/cgi-bin/msglist.cgi?msg=50&thm=1
問合せ:横浜女性フォーラム  tel:862-5052 fax:862-3101
http://www.women.city.yokohama.jp/
   
----------------------------------------------------------------------
★青葉区の情報募集中〜タウンニュース〜

毎週木曜日発行のタウンニュースが、紙面に《アオなび》コーナーをこの春か
ら開設。身近な街の情報を募集しているようです。
一緒に紙面を作りましょうということらしいです。
タウンニュース青葉区編集室まで連絡をいれると、話しを聞いた上で必要の応
じて取材にも来るそうです。
あなたの活動、青葉区の皆さんにお知らせしませんか?
tel:973-2711 fax:910-1120

----------------------------------------------------------------------
★あなたにとって「ボランティア・市民活動」とは何ですか?

ボランティア・市民活動に対する横浜市民の声を募集しています。
活動をしている人も、していない人もぜひ率直なご意見をお聞かせください!

「あなたにとって、ボランティア・市民活動とは・・・?」というテーマで、
あなたの考えを50文字以内で表現してください。いただいたご意見は、横浜
市ボランティアセンター新情報誌『Volun*Pa(ボラパ)』の紙面上に掲載させて
いただきます。(紙面の都合上、掲載できない場合もあります。ご了承下さい)

上記1.〜3.を明記の上、横浜市ボランティアセンター
「Catch Your Voices!」 係
 E-mail : voraemon@super.win.ne.jp、FAXの方は 045-201-1620まで、
 どしどしご意見をお寄せ下さい!お待ちしています。

■締切  2002年5月末日
■応募方法、意見の事例など
下記のホームページをご参照下さい。
http://www.win.ne.jp/~voraemon/catch1.htm

□□□□―――――――――――――――――――――――――――――――
4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  その2    鏑木孝昭
□□□□―――――――――――――――――――――――――――――――

今日は「EUモデル」についてです。

突然ですが、「自治体」って何でしょうか? 読んで字のごとく、「自ら治め
る」ものです。日本のように、ほとんどの仕事が国の出先機関のごとくである
ような状態では、「自治体」とはとても言えません。
(最近は少しずつ変わってくる気配がありますが、まだまだですね)

他の国はどうでしょう? ちょっと前までは「欧米」とかいう言葉で日本では
ヨーロッパとアメリカを安易にいっしょにする風潮が目立ちました。最近は環
境問題への対応などでかなり違いが見えてきました。
「欧米」という社会は個人をベースにした社会で、その点で日本とすでにちょ
っと異なります。しかし、あえていえば、個人をどこまでも優先する米国と、
個人を大事にするがゆえに、社会モデルも積極的に整備するヨーロッパとの違
いがあると言えるでしょう。

自治体について言えば、米国では住民が複数集まり、「自治体を設立する」と
言えば、自治体になることができます。ヨーロッパではちょっと違います。
自治体のすべきことを定義し、そのためにもっともよい形を社会全体が選択す
るようなやり方をします。

北欧が先駆者であったこの形(=社会モデル)はEU全体に広がりつつありま
す。これはEUモデルと呼ばれています。

このモデルは、個人を軸に、その個人にとって最も基礎的な支援、すなわち基
礎教育と福祉などは最小単位の自治体が責任を持つ体制を作ります。
北欧では、この最小単位は8000人くらいが適当と考えています。「おーい」
と助けを呼べば声が届く範囲です。自治体は大きい方がいいと考える日本とは
距離があります。そう、日本は社会の細かい制度まで国が決めるので、大きい
自治体のほうが国への発言権が増してGOODなのです。

最近日本でも「地方分権」と言われていますが、EUモデルではそんな言葉は
ありません。「地方主権」なのです。

もっとも大事なところをもっとも身近な自治体が行うということは、社会の制
度設計にも人々が参加しやすくなることを意味します。
この最小単位の自治体の上に、県レベルの自治体は薄く重なり、より専門的な
ことを担当します。たとえば高等教育です。その上にまた国が薄くかぶさり、
外交などを担当します。そのうえにEUが薄くかぶさります。かぶさるのであ
って、下を侵食はしないのです。これがこのモデルのすぐれたところです。
「地方主権」の意味するところはここなのです。

この「侵食しない」という原則は、マーストリヒト条約によってEUの組織原
理となった、「補完性原理」に基づいています。
そのひとつは「より大きな集団は、より小さな集団(最終的には個人)が自ら
目的を達成できるときには、介入してはならない。」というものです。EUモ
デルとのつながりがわかるでしょう。実はもうひとつあり、「大きな集団は、
小さな集団が自らの目的を達成できないときは、介入しなければならない。」
というものです。これが国や地方の独自性を生かしつつ、連携していくための
原理なのです。

この原理を日本でどう考えるか? という議論をしたい誘惑をこらえ、次回は
また世界レベルの話です。「アジェンダ21」です。

□□□□□――――――――――――――――――――――――――――――
5.今、電子自治体がおもしろい
□□□□□――――――――――――――――――――――――――――――
今回このコーナーはお休みします。
次回には、「地域メディア戦略研究会」参加報告で少し触れた大和市のLOVES
の取材を、中谷さんがされておられます。このリポートを掲載する予定です。   

□□□□□□―――――――――――――――――――――――――――――
6.おもいっきり しゃべり場 オンライン・シンポジウム第12回 
□□□□□□―――――――――――――――――――――――――――――
☆  「男女共同△家庭におけるワタシの体験的リポート」
    〜男の旧い殻を脱ぎ捨ててみれば、・・・〜   都筑区 三浦 厳

ウチは結婚して11年目になります。
ワタシ、元々は世間でよくある「男は仕事で妻と子どもを養って女は家を守っ
て・・・。」という典型的な性別役割分業的考えを持ってました。
子どもができるまでは、やはり普通に共働きで生活をしてました。
それで結婚4年目で子供ができました。当然ワタシは子供ができたら育児、躾
も妻がやるものだと思いこんでいた訳です。

ところが妻は仕事をやることを希望していてワタシはそれに抵抗を感じ、妻が
仕事をするしないで随分モメた時期がありました。(具体的には約1年〜2年)
結局、強行突破的に仕事を始めた妻に軍配が上がる形で、子供を預けながら共
働きという生活になりました。

それまでは当然「男は仕事」的な考えのワタシは残業残業の生活でした。共働
き当初は「仕事をするのはあなた(妻)の勝手なので家事には影響がないよう
にしてくれ。」などと考えてましたがそのうち、実際に収入が入るようになる
と残業も減らすようになる。→自分の時間がもてるようになる。→自分のこと
を冷静に考えることができるようになってきました。

やがて冷静に考えて、ワタシがしゃかりきになって残業をやっての収入のみの
年収と、共働きで家事もシェアで二人の収入の合計年収をくらべたら、後者の
方がカラダは楽だし収入も多くなることに気づき始めます。

そこからは考えが変わってくる速度が加速します。実はワタシは料理するのが
好きな方なので、家にいるときの食事や弁当はワタシが担当するようになりま
した。(もちろん、これは今も続いてます。)

ま、こういう過程を経てワタシも家事に参加(?)するようになったわけです。

ここからが本題なのですが、実際仕事オンリーの生活をしてた時期というと、
自分の健康(身体的精神的な健康)には本当に無頓着でした。冷静に自分の事
を考えることができるようになってからは、健康管理もかなりできるようにな
りました。
それまで93キロあった体重を20キロ以上も落とし、毎日運動も積極的にす
るようになり健康面でもかなりのメリットがありました。あと禁煙もし、精神
的健康面ではカンペキとまでは行きませんが、ある程度自分のストレスもコン
トロールできるようにはなったように思います。

いずれも一見、共働きとは関係がなさそうですが、共働きをやったおかげで自
分に時間的、精神的余裕ができ、こういう好循環ができたように思います。
そうなってくると仕事からはだんだんに遠ざかってきます。そのうち「どうし
てこんなに男性の仕事に対する義務感が強いんだろう?」「こんなに勤務時間
が長かったりサービス残業が当たりまえになってるのはナゼ???」と感じる
ようになりました。

この上、世間のだれもが言ってるような大不況!近年、女性で仕事を望む人が
多く、新卒で社会にでる女性も腰掛け的にOLという職業をするのでなく、フ
ルタイムで子供ができても働き続けたいと希望する人が増えています。
どうしてそういう人が仕事に就けないんでしょうか?

いろいろ原因はあるとは思うのですが、大きな原因のひとつにかつてワタシが
持ってたような「男が働いて女は家事を・・・。」と、いうような性別役割分
業的考えが妨げになっているような気がします。

結局家族を養うためにクビを切られる訳にいかない。→多少の無理は仕方がな
い。→サービス残業的労働→勤務時間が延びる。こういう風潮を大きな社会的
な目で見ると結果的に雇用が推進されない。

倒れる寸前まで働く夫に、働きたくても仕事がなくて家にいる妻や、職に就き
たいのに職が見つからない若い世代。→フリーター化(今はフリーターすら厳
しい現状ですが。)→パラサイトシングル化。
国単位で見ても税収が減るんだからいいことがあるわけがない。その上、どの
世代にとってもいいことがない。先が見えない。こういった閉塞感が今の社会
の現状のような気がします。

ま、ワタシは社会を変えてどうこうという力も方法も知りませんので、社会に
対しては無力感を感じてますが、せめて自分の生活は自分で選択して工夫して
いきたいと思います。その上で共働きによって「性別役割分業的な考え」から
「パートナーとともに働き、生活する、家事も仕事も分担」ということに気づ
くことができて良かったと思います。            (完)

□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
7.編集後記 
□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
 いよいよワールドカップ開催まであと5日です。横浜国際競技場で試合が行
われる6月9日、11日、13日、30日に競技場周辺で交通規制があります。
車でお出かけの時は、神奈川県警察のホームページ情報を参考にして下さい。
http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0070.htm

 日本も初めてフーリガンの洗礼を受けるわけです。札付きは、水際で阻止で
きても、フーリガンの予備軍は大量に入国してくると言われています。丘の手
地域の方々はくれぐれも注意して下さい。また警備の方も、がんばって下さい。
----------------------------------------------------------------------
横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL:  http://homepage2.nifty.com/TaKMi/


オムニバス通信 に戻る