オムニバス通信 :

24号


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"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 24号(発行日 2002年5月12日)

         □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □
〜〜〜   □ □1.TaKMiのトピックス   □
  へ □ □ 2.市民活動イベント情報 □
 /  ~\/ \ □ □ 3.横浜耳寄り情報        □
/   / ~\ □  □□ 4.街づくり講座 ★鏑木塾★  □
□□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい □
ヤホー! □□□□□□□  6.おもいっきりしゃべり場 □
ヽ(^o^)丿 □□□○○ □□  7.編集後記      □
ヽ(^o^)丿 U   □□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□
j /\ ○○   ○○
  /\

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横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
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広報よこはまの区版5月号が、皆さんのところにも届いたころでしょうか。各
区の『個性ある区づくり推進費』での自主企画事業が掲載されていますよね。
じっくりご覧になったことがありますか?各区の個性とは何でしょう?個性を
形作っている区民の意見が反映されているのかしらん。青葉区には今年度中に
コミュニティFM局が開局します。これは、ビッグニュースなんですが、ビッ
グニュースだという認識は区民にはないですね・・・あなたの区の個性を考え
てみませんか?
        
◇24号−お急ぎの方へのご案内◇
1.TaKMiのトピックス     ちらし作成講座をやります。
2.市民活動イベント情報 
3.横浜耳より情報     IT講習会が藤が丘地区センターであります。
4.街づくり講座               ★鏑木塾★が始まります。
5.今、電子自治体がおもしろい
6.おもいきり しゃべり場(第11回)
     
                   (24号の編集担当は小池です)
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1.TaKMiのトピックス
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★☆ちらしをつくろう会☆★

以前から、企画を考えていた市民活動団体むけの「ちらし作成講座」をやっと
開催することが出来るようになりました。

この講座は講義とpcを使ったワークショップとからなります。小人数制ですの
で3コース用意しました。講義は3コース合同で受けてもらい、ワークショッ
プの日程で3コースに分けました。是非ご参加ください 。3コースあわせて
15人を考えています。先着順です。

日時と場所:
 ◎講義(全員合同) 
  講師:柏村 茂 『チラシを作って生き生きした活動を』
       〜チラシづくりのABCをまず聞いてみましょう〜

     5月27日(月)10時〜12時  別館2階第1会議室
     
 ◎ワークショップ(各コース5名ずつ)
  Aコース   
     5月27日(月)13時〜15時半 別館1階プラザ会議室
  Bコース  
     5月28日(火)10時〜12時半 別館2階第1会議室
  Cコース  
     5月29日(水)10時〜12時半 別館1階プラザ会議室
参加費:600円
参加資格:市民活動グループなどで、チラシ作成などの技術を必要とされてい
る人でワード文書作成程度できる人 当日、ご自分のグループで既に作成され
たチラシがあれば持参してください。

申込:名前とコース(第1希望と第2希望)を明記して
 gingerr@mb.infoweb.ne.jp小池まで 先着順です。(5月21日締切)

ワークショップの内容:1.ページ設定 2.ワードアートでタイトルを作る 
3.テキストボックスで 4.図形(オートシェイプ)を加工する 5.イラ
ストを挿入する 6.背景をつくる 7.書式設定のここは覚えたい 8.飾
り罫線を使ってみよう

★☆TaKMi  PCなんやかや会☆★
   PCなんでも相談会です。
第1金曜日と第3土曜日の13時〜15時。
場所は横浜市市民活動支援センター市ヶ尾プラザです。
TaKMiのメンバーがスタンバイしています。
(事前に連絡を貰えると、嬉しいですが…TaKMi@egroups.co.jp )
チラシ作成講座を終了されても、まだまだわからないことがいっぱいあると思
います。そういう時も利用して欲しいです。プラザの2台のPCにホームペー
ジビルダーもやっと!!!搭載されました。ホームページ作成の講座もこれか
ら考えて行きますので待っててくださいね。

 6月の予定  6月7日(金)  13時〜15時
        6月15日(土) 13時〜15時
   
●臨増刊3号アンケートをTaKMiホームページ上につくりました。
5月12日現在 投票数 32票です。順位は?覗いてみて下さい。

[オムニバス通信」アンケートのホームページ
http://www.sanjocity.jp/~yokohama/takmi/enq/enq.cgi


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2.市民活動イベント情報
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TaKMiのHPにイベントカレンダーを付けました。これからそちらとの連
携もかんがえます。
http://www.sanjocity.jp/~yokohama/takmi/calen/calen.cgi

◇◆まだまだ、間に合うイベント情報(既掲載分)

◇22号
★5 5/21 映画「こどもの時間」上映のおしらせ
★6 5/25 「子育てと地域」第3弾
◇23号
★2 5/18 NHKアナウンサートーク
★3 5/19 ひとりで悩まないで
★4 5/19 散歩からはじまる自然観察〜新緑の日吉を歩こう〜
★5 5/20 SLA青葉・元気塾
★6 5/25 市民環境教室「親子で自然観察会」
★7 6/8-6/23 横浜キャンプ村/スペースオルタからのおしらせ
★8 6/14 国際児童文庫協会総会と「講演会」のおしらせ

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◆◇24号 イベント案内◇◆

★6/9 親子で楽しむ環境展

 親子で楽しくちょっぴり体験・実験 身近な環境。
☆電気が見えるかな? おもしろ電池・エコカルタ
☆調べてみよう身近な環境 水質・大気・生物チェック
☆神奈川37市町村のゴミ分別カレンダーチェック 環境に優しいのはどれ?
☆神奈川の自然 ちょっぴり体験
☆何が出来るかな 牛乳パック・ペットボトル 
☆ケナフの紙漉き ケナフの展示

日時:6月9日(日)10−16時
場所:かながわ県民活動サポートセンター 1階展示場
連絡先:神奈川県環境学習リーダー会  Tel/Fax 474-1617(緑区 北村)

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★7/27   つなしま・川べの桃まつり 

 桃の郷、綱島の丘・まち・川辺の緑をビーチウォーク
 散策の後は、バリケン島ビオドープで川辺の自然を楽しみながら交流会

日時:7月27日(土) 9時半〜16時
集合場所:東急東横線「綱島駅」東急ストア前改札口
集合時間:9時半
定員:50名 先着順/定員になり次第締切
参加費:500円(交流会会費を含む)
申込:ハガキまたはファックス
   〒・住所・氏名・年齢・性別・電話番号
主催:カワウネットワーク
共催:港北桃まつり実行委員会
問合せ・申込先:カワウネットワーク 「川べの桃まつり」係
〒223−0053 港北区綱島西2−13−7−308(有)流域法人バク
ハウス内 tel:545-9712 fax:545-9773

**バリケン島の『バリケン』ってなんのことか知っていますか?(小池)
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★6/18「コンセンサス会議の可能性〜市民参加への道を拓く」

日時:6月8日13時半より(17時20分終了予定)
場所:神田、東京電機大学11号館17階大会議室
http://www.dendai.ac.jp/d2_guide/access_index.html

参加費:無料(「コンセンサス会議 実践マニュアル」を配布します)
時間割
13:30〜13:40 開会あいさつ
13:40〜14:10 市民参加の手法−その潮流            
14:10〜15:00 コンセンサス会議/実践マニュアルの解説
15:00〜15:15 休憩
15:15〜16:35 日本で実施されたコンセンサス会議
16:35〜17:20 全体討議

開催趣旨
 私たちの毎日の暮らしは、すべて科学技術によって支えられているといって
も過言ではありません。
その一方で、公害やオゾン層の破壊など、身近なところから地球規模にいたる
まで、科学技術は多くの問題も生み出しました。今、私たちに必要なことは、
どのような科学技術は発展させ、どのようなものは研究や実用化を差し控える
べきかを判断することです。その判断は私たち「市民」こそがするべきではな
いでしょうか?
 私たち「科学技術への市民参加を考える会」は、このような問題意識を持つ
市民が集い、結成されました。私たちは、市民が科学技術について判断をする
方法の一つとして、「コンセンサス会議」という手法を提案しています。この
ほどこの優れた手法を詳細に解説した「コンセンサス会議 実践マニュアル」
を作成いたしました。今回のシンポジウムでは、このマニュアルについてを説
明し、日本での実施事例を題材にしてどのように市民参加を進めるか参加され
るみなさんと考えていきたいと思います。市民参加に関心ある、多くのみなさ
まのご来場を心よりお待ち申し上げております。

お申し込みは不要です。お問い合わせは recpt@kanon.to にでお願いします)

「科学技術への市民参加を考える会」
事務局 東京電機大学理工学部
〒350-0394 埼玉県比企郡鳩山町石坂
http://www.i.dendai.ac.jp/~wakamats/

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★番外編 私の活動範囲でのお知らせです。
     外国人市民への情報伝達支援という分野です。

★5/24 NPOが拓く多言語・多文化社会
−震災7年の神戸からの活動報告−

 日本に住む外国人の人口は約180万人。地域社会は外国人住民との共生とい
う課題に直面しています。阪神・淡路大震災は、その課題を浮き彫りにしまし
た。
 あれから7年4ヶ月。言葉をはじめ「生活条件」が多数者とは異なる外国人
住民に対する「多様性の重視」「少数者の尊重」への取り組みを行ってきたN
PO及び当事者の活動を今回、報告させていただきます。多文化・多民族・多
言語社会づくりに向けた成果と課題をより多くの方と共有し、今後の活動に生
かしていけることと願っています。多くの方の参加をお待ちしています。

日時:5月24日(金)13時−16時
場所:日本財団ビル 2F 大会議室
   (東京都港区赤坂1-2-1)
入場:無料

<プログラム>
(1)多言語による情報提供活動の7年
   報告者:日比野 純一(ツール・ド・コミュニケーション代表)
   内容:◇多言語コミュニティ放送
◇災害時多言語情報発信システム
◇暮らしに役立つ多言語生活情報誌
◇インターネットによる多言語情報の発信
(2)翻訳・通訳センターが地域社会に果たす役割
   報告者:吉富 志津代(多言語センターFACIL代表)
   内容:◇豊かな地域社会を創る翻訳・通訳活動
◇全国に広がる翻訳者・通訳者のネットワーク
◇外国人コミュニティ自立に向けての事業展開
(3)コミュニティづくりの柱としての情報発信
   報告者:ゴンザレス・ギジェルモ(HYOGO LATINO編集長)
   内容:◇スペイン語情報誌「HYOGO LATINO
」◇スペイン語ラジオ番組
(4)NPOを通じた在日外国人支援
  報告者:青柳 光昌(日本財団ボランティア支援部)
  内容:日本財団のこれまでの取り組みとこれからの展望

<問合せ・申込み>
多言語センターFACIL
〒653-0052神戸市長田区海運町3-3-8
たかとりコミュニティセンター内
電話078-736-3040 FAX078-731-6927
E-Mail:facil@nifty.ne.jp
URL http://homepage2.nifty.com/facil/
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◆市民活動イベント情報の募集
横浜の北部の市民活動イベント情報の掲載を希望される方はイベント情報
を下記まで、本欄の様式に習いEメールでお送りください。(掲載は無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
横浜オムニバス通信編集部 E-Mail: TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)

◆市民活動団体が事業を企画するなかで、音楽を組み込んだりする時がありま
すよね。どこの市民利用施設でもこういった音楽の入るものを敬遠したり不許
可にしたりしていませんか?趣味の音楽グループが練習場所として市民利用施
設を使うのは会場の利用目的にはそぐわないでしょうが、企画の中で音楽が交
流の媒体のような働きをしているものまで不許可にするのは一考の余地がある
と思います。柔軟な対応が必要な場面で、決定するのは一方的に施設側という
状況を変え、利用する側の人たちも交えてコンセンサスを創っていくようにな
れば良いな・・と考えます。みなさんは、どう思われますか?

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3.横浜耳寄り情報
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★募集のおしらせ 投稿ビデオ
神奈川県立生命の星・地球博物館より

動物や化石など、様々な分野に興味を持って行動し、自らビデオを撮って楽し
んでいる方々の作品を募集いたします。投稿されたビデオは、審査委員会で決
定の上、当博物館で上映し、広く県民にご紹介させていただきます。

投稿規程
◎ビデオの内容:
1.自然科学および当館の講座などの活動内容で、当館の学芸員が審査できる
  下記の分野を対象とする―動物・植物・化石・地質・博物館活動
2.上映時間は15分程度
3.言語は日本語に限る
4.投稿するテープは、Hi−8もしくはVHS,デジタルビデオに限る
*著作権はすべて投稿者にあります。
◎投稿の資格
 投稿本数は、一人あたり1期1本
◎募集期間
 第1期(4〜6月)、第2期(7〜9月)、第3期(10〜12月)、
 第4期(1〜3月)
◎ビデオの審査
 ビデオ審査委員会で決定する。上映期間は1年間とする。
◎ビデオの返却
 上映が決定したものは、テープをダビングしその後返却します。その際、同
 意書を交わします。採用されないビデオは返却します。
◎応募方法
 投稿ビデオ応募票があります。(各区生涯学習支援センター)
 必要事項を記入し各締切までに郵送か、当館まで持参下さい。
◎応募締切
 各期ごとに、6月30日、9月29日、12月28日、3月30日
◎問合せ:〒250−0031 神奈川県小田原市入生田499
     神奈川県立生命の星・地球博物館 企画情報部情報資料課
     tel:0465-21-1515 fax:0465-23-8846
     e-mail:jyouhou@pat-net.ne.jp
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★体験型授業をする方を募集中です。

神奈川県では、将来の科学技術やものづくりを担う青少年を育成するために、
県内の研究者、技術者等で小中学校で体験型の授業をボランティアで
実施していただく方を募集しています。
詳しくは、
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kagaku/haken/index.htm
をご覧ください。
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★しっていますか? 保健所の名称はなくなりました・・・

横浜市では福祉と保健に関する相談からサービスまでを一体的に対応できるよ
う、福祉部(福祉事務所)と保健所を一つにして業務の再編を行い 1月1日
より「福祉保健センター」を開設しています。保健所は「福祉保健センター」
という名称なんですね… Public Health Center からPublic Welfare and
Health Center に英語名も変りました。青葉区役所の1階には各回の案内板が
英語、中国語、ハングルで表示されています。看板などの表記変更には横浜市
青葉国際交流ラウンジの語学ボランティアや外国人窓口スタッフなどが翻訳協
力をし、架け替えが終わりました。緑区や港北区、都筑区ではどのような対応
になっているのでしょうか…区役所へ行かれたついでに調べてみてはいかがで
しょう・・・。

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★ 冊子案内  「国際港都横浜の都市づくり」
 YOKOHAMA A.D.1859-A.D.2001
横浜開港の年(安政6年1989年)から、平成13年までの横浜の都市づくりが
様々な写真と資料で説明されています。あとがきには、「・・・・都市横浜が
いかなる都市づくりの戦略を持ってすすんできたのか、また行こうとしている
のか、とりわけ、平成2年以降の先駆的・戦略的な取組に焦点を当てて紹介・
・・・」とあります。
発行:横浜市企画局企画調整部企画課 平成14年2月 A4版128頁
定価:1300円
市情報センター、区役所売店などで販売しています。

前市長の先駆的・戦略的な取組を今一度検証し、新市長がどのように取組んで
行くのか判断材料にもなる冊子です。チョット高いですが、読んでみるのも面
白いかもしれません。

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★送迎ボランティア説明会
お年よりや障害を持った方たちをご自分の車や社会福祉協議会の車で、施設や
病院などに送迎するものです。当日は制度の説明やボランティアを求めている
グループの紹介を行います。
日時:5月24日(金)13時半〜15時半
場所:青葉区役所別館2階会議室
申込:電話かファックス(当日受付もOKです)
   青葉区社会福祉協議会まで
   tel:972-8836 fax:972-7519
会費:無料
主催:青葉区送迎サービス連絡会
後援:青葉区役所 青葉区社会福祉協議会
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★青葉区IT講習会―藤が丘地区センター自主事業―
昨年の横浜市IT講習会と同様の内容で開催します。対象は横浜市在住在勤
で20歳以上です。往復ハガキで申しこんでください。
日時:Aクラス
    6月17日(月)、19日(水)、21日(金)、23日(日)
    9時半〜12時半
   Bクラス
    6月17日(月)、19日(水)、21日(金)、23日(日)
    13時半〜16時半
   Cクラス ★6名保育付き
    6月18日(火)、20日(木)、22日(土)、24日(月)
    9時半〜12時半
   Dクラス
    6月18日(火)、20日(木)、22日(土)、24日(月)
    13時半〜16時半
講師:青葉パソコンサポートチーム(APST)
場所:藤が丘地区センター 中会議室
定員:20名(申込多数の場合抽選)
   Cクラスは6名の保育がつきます。
   保育:2歳以上未就学児が対象
      4階分の保育雑費として400円
      保育オリエンテーション6月11日(火)10時〜
      藤が丘地区センターグループ室で
参加費用:1000円
申込:往復ハガキ 講座名「青葉区IT講習会」、クラス名、住所、氏名、
年齢、電話番号、Cクラスの保育希望は「保育」と子供の名前、生年月日
締切:6月3日(月)必着
〒227−0043 青葉区藤が丘1−14−95 tel:972-7021
*駐車場はありません。
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4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  その1
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この講座が始まるきっかけは・・・

神奈川情報ボランティアネットワーク主催のシンポジウム「まちづくりとIT」
(3/23)で鏑木さんが『まちづくり−地域とITの視点から』という講演
をされ、、街づくりについての先進国北欧の事例など、とても示唆に富むお話
をお聞きしました。これからの市民活動や行政との協働は、きちんとしたコン
セプトや方法論を踏まえて進めることが、大切になってくると痛感しました。
横浜オムニバス通信の読者には、街づくりに係わっておられる市民活動の多く
のリーダーや関心をお持ちの方々がおられます。多忙な鏑木さんに「街づくり
講座」の記事を書いて頂きたいとお願いしたところ、快くご了解を頂きました。
『街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆ 』というタイトルで、かなりの期間に
わたって連載をお願いしています。ぜひ質問や意見などもお寄せいただき、双
方向の講座にしてゆきたいと考えています。(多賀、小池) 

■塾長プロフィール■
鏑木孝昭(かぶらぎ たかあき)さんは1982年慶応義塾大学法学部政治学
科をご卒業後、石川島播磨重工業(IHI)に入社され、情報システムの構築
・運用を担当されました。
阪神・淡路大震災のとき、被害者・被災地支援のためのネットワーク「インタ
ーVネット」を構築したことをきっかけに、IHIの要職にありながら、ボラ
ンティア活動を始め、現在は環境問題、市民参加、地域情報化、行政情報の公
開などに取り組んでおられます。
「北欧スタイル・快適エコのすすめ」高見幸子、鏑木孝昭著 オーエス出版社
「ボランティア入門ハンドブック」鏑木孝昭 オーエス出版社などの著書があ
ります。

では、いよいよ鏑木さんに登場していただきます。

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 

横浜オムニバス通信読者のみなさま、はじめまして。KDDIの携帯auの宣
伝で全国的に名前が売れた鏑木(かぶらぎ)と申します。いくつかのNGOで
活動し、神奈川では、「神奈川情報ボランティアネットワーク」の代表を務め
ています。
(ホームページ : http://www.monty.konan.yokohama.jp/kiv/)

この団体が主催したシンポジウム「まちづくりとIT」で多賀さんに講演をい
ただいた縁で、オムニバス通信で『街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆ 』を
掲載させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。

この講座は、ぜひ双方向のものにしていきたいと思っております。

「神奈川情報ボランティアネットワーク」は、全員が目的を共有しその目的に
邁進するグループではありません。「神奈川」を大事にする人々がITを利用
してゆるやかにつながり、年に1,2回のシンポジウムと、シンポジウムの回
数X3回くらいの飲み会をするところです。それぞれの活動をしている人々が
活動をシェアする場であると言ってもいいでしょう。ですので代表も「えらい
人」ではなく「雑用係」なのです。

「それぞれの活動」と申し上げましたが、では鏑木はどのような活動をしてい
るかと申しますと、キーワードは、実は「北欧」なのです。

北欧は地方分権が進み、人権にも環境にも深く配慮し、市民参加がもっとも進
んだ国々です。市民活動は地域のレベルが大事ですなことはもちろんですが、
世界が非常にせまくなった今、地域の問題は世界の問題に直結します。解決へ
のヒントを探し続けると、北欧にたどり着く人は多いと思います。

鏑木はスウェーデン発祥の国際環境NGO,ナチュラル・ステップの日本法人
の理事であり、デンマーク生まれの市民参加の手法を日本に適用するNGO
「科学技術への市民参加を考える会」の事務局長です。多少クサイ言い回しに
なりますが、わたしたちが平和に、幸せに暮らせる社会をどう作るか考えてい
った結果、この2つの活動に行き着いたのです。どのような活動をしているか
順次ご案内させていただきます。

鏑木の切なる願いは、自分たちの問題から出発し、北欧までたどりついてしま
ったこの経験を、多少の知見もたまっておりますのであわせてこの講座で横浜
のみなさまとシェアリング(共有)させていただき、学んでいただけることが
あれば学んでいただき、地域の視点からの積極的かつ建設的な批判をいただき
鏑木もブラッシュアップするです。

先進事例の北欧と、愛する土地横浜が出会い、高めあう場所のひとつになって
いければすばらしいと思っています。この双方向のやりとりから、新しい横浜
のまちづくりのプロジェクトができたら最高です。ぜひ、さまざまな意見・質
問・批判を kabu@ops.dti.ne.jp にお寄せいただきますようお願いします。

今後とも、よろしくお願いいたします。次回は、まずEUモデルの話をします。


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5.今、電子自治体がおもしろい (13)    青葉区 中谷英世
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   〜ITサポートセンター、地域ITリーダーの必要性〜

昨年度、国のIT講習推進特例交付金545億円により全国の自治体が一律に実
施したIT講習会の受講者は550万人。横浜市でも10万2000人にのぼります。
総務省の報告では女性や高齢者の関心が高く、東京都・神奈川県では1.3倍〜
1.5倍とかなりの競争率。しかし、本当に講習会が役に立ったのか、どのくら
いの受講者がPCを活用しているのか、横浜市市民局の担当者に聞いてもどう
も国から降って来た事業を受身で処理してるだけでその評価が明確ではありま
せん。
◆総務省のHPに重要な報告があります。「住民へのIT機会の提供等のあり
方に関する検討委員会報告」これは臨時増刊3号で多賀和幸さんが「今年度の
横浜市のIT教育」で詳しく紹介されています。
http://www.soumu.go.jp/it/020125.pdf
(このPDFが開かない場合は次のページから試みてください。
http://www.soumu.go.jp/it/index.html)

報告のポイントは、
(1)IT講習会だけでは不十分。(2)受講者は継続的に助言、指導など、
適切なサポートをしてくれるリーダー的な存在を求めている。(3)幅広く地
域住民と交流がもてるようなサポートセンターのような「学習の場」の必要性
を強調しています。このため自治体の社会教育施設、地区センター、図書館、
学校、庁舎など公的施設を活用したボランティア参加によるへルプデスク機能
のある「IT学習プラザ」の開設のためにIT拠点化推進事業の補助金を用意
し、積極的促進を求めております。

◆そこで、今年度のIT講習会はどうなるのか、各区に配布した50台のPCは
どう活用するのでしょうか?
国は今年度は緊急雇用創出特別基金を活用して、各自治体が上記の報告の趣旨
を生かしたIT普及事業を推進すること求めています。「地域住民のIT活用
能力向上のサポート体制を構築する事業」が推奨事業例と明記されています。

◆IT講習会の次にやるべきことは、明確です。
東京都北区では情報化推進センター(http://www.netcity.kita.tokyo.jp/hoku4)
を拠点にしITボランティア活動が始まっており、NPO団体北区情報化推進
協議会(http://npo.kitaku.net/)が自分達の地域の情報化に自主的に取り組
んでいます。
また、三重県では北川知事の推進で「みえIT市民会議」が設置されNOP団
体DCs地域情報化推進センターの認定(2001年227名)をうけた三重
県民「IT教師/地域情報リーダー」が活動を開始しました。
http://www.dcs.gr.jp/mie/gaiyou.htm

◆横浜市はどうか?
市民局はIT講習会を各区に任せて実施することにしましたが、総括と反省の
上で新たな方針があるとは思えません。
TaKMiの多賀さん梅里和平さん千葉恭弘さんの報告でも明らかなように、
港北区や緑区など殆どの区は従来型の業者に委託したIT講習会を前年どおり
進めるだけのようです。しかし、僅かに青葉区や鶴見区都筑区には新たな動き
があります。
●青葉区は13年度に生涯学級「わたしもパソコン教え隊」開催し、IT講習ボラ
ンティアを養成。PC支援団体APSTが組織されました。 地区センター自主
事業として、APSTが運営する講習会を実施。13年度と同じ教材を使用。
講習料1000円有料。しかし、これとは別に緊急雇用創出特別基金による業者委
託の講習会も平行して実施するが、こちらは無料。 並存は悩ましいですね。
ただ国の事業終了後の息の長いボランティア参加を織り込んでいるようです。
● 鶴見区の講習会は業者委託の講師に昨年募集した情報ボランティア37名が
アシスタントとして参加し、地区センターで地域のIT教育を行うようです。
5ヶ所の地区センターに10台づつPCを配布するとの情報も聞きます。
●都筑区ではIT講習会の新しい情報は得られませんでしたがTaKMiの王
子全主さんから「都筑区のホームページの中に区民の手作りページの開設を予
定していること。その企画・取材・ホームページ作成に意欲のあるボランティ
アを募集」していることの情報が提供されました。行政のHPを市民参加で進
める新しい試みです。
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/new_info.html#new_09

◆しかし、横浜市では、国の報告書に指摘されたような、ITサポーターが継
続的なヘルプが可能なIT学習プラザを市民参加で進める発想は見受けられま
せん。
青葉区民会議は現在その設置と幅広いボランティア参加を求めて区の担当者と
折衝を始めました。
◇PC50台の有効利用はかり、市民グループへの貸し出しなど前向きに進め
  ること。
◇10台のPCを常設した施設を早期に開設し市民サポータで運営すること。
◇IT講習会検討過程を全て区民にオープンに情報提供すること。

中田新市長が全職員へ向けて発信したダイレクトメッセージ「変えるのは、皆
さんです」には「市民のための市政へ向けた変革」が明確に求めれれています。
どのようにそれが具体的なものとなるのか、市民参加のITサポートもその一
つとして、注目しましょう。その為には市民も提言し話し合い協働する努力が
必要でしょう。
梅里和平さんもTaKMiメーリングリストで提案しています。
 ◎IT以外のコミュニケーションも活発になり地域の活性化に繋がる。
 ◎鼠算式に地域のIT教育の組織化が可能になる。
 ◎地域のホームページ、メーリングリストの開発が可能になる。
 ◎生涯学習、助け合い、不要品交換などの地域通貨の導入への道が開ける。

◆皆さんの地域はどうでしょうか。積極的な情報提供と意見を求めます。

最後にIT講習会受講者のためのフォローページを2、3ご紹介します。
http://www.naruhodo.net/it/
http://www.us-ex.com/it-h/
http://www.portnet.ne.jp/~haya-ki/web/
http://www.city.sanjo.niigata.jp/public/eazymeet.html

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6.おもいっきり しゃべり場 オンライン・シンポジウム第11回 
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   男女共同参画社会と市民活動         青葉区 小池由美

市民活動という分野でボランティアをやって10年ほどになります。それ以前
の活動は自分の趣味範囲であったような気がします。社会や行政を視野に入れ
ての活動として自覚して初めて、市民活動とよべるのでしょうね。私は専業主
婦ですが、主婦という職業は社会的なボランティアに関わる分野をたくさん内
包しています。アメリカでは企業理念の中にフィランソロフィーとして予算も
つけて社員教育?の中にボランティア活動が組みこまれています。企業人が、
どんどん学校や地域に参加してきますね。企業も単にボランティア精神だけで
学校に来ているとは思えませんが、現実にはたくさんの企業人が地域や学校へ
出て来ます。

日本では、ボランティア活動のマジョリティは女性でしょうか・・市民活動を
やっていると、地域で頑張ってきた?女性陣とリタイヤした企業男性陣といっ
た構図で反目があったりすることに遭遇します。結果や成果を予測しないよう
な企画の進め方にいらだつ男性陣。10時に始まる予定の会議が5分過ぎても
全員揃わなかったらそれだけで、不機嫌になる男性陣。やってみて、だめだっ
たら違う方法を考えても良いじゃない…なんて思っている女性陣。それぞれの
持ち味を生かして活動をすれば良いのになと考えていました。会社で培われた
企画力や運営能力、社会性、と、子育てや家庭運営で身につけた臨機応変さ、
柔軟性などがよくいわれることです。これらを男女特性なのかと思っていたの
ですが、男女共同参画が進めば、そうとはいってられないですね。

まちづくりを一方的に担ってきた行政に対して、市民が参画しようとした場合
市民活動を進める人に必要とされる資質は、単に『男女共同参画社会を目指そ
う」ということで養われるのでしょうか… 

                  
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7.編集後記 
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総会のシーズンですね。昨日もひとつ総会を済ませました。我が「横浜丘の手
市民活動ITサポートプロジェクト(あああ、長い)TaKMi」もそろそろ
総会を開く準備を始めます。6月には開催できるんだろう…と思います。読者
の皆さんでこの際会員になっても良いな…とふと思ってしまった人、開催日程
はお知らせをオムニバス通信に載せますから来てみて下さいね…。

横浜の市民活動グループの緩やかなネットワーク 『わ』創り連の北部4区の
情報交換・交流会も企画中です。世話人を私(小池)がやっています。
7月7日(日)に「たなばた会議」と称してやります。次号あたりで呼び掛け
たいと思います。Jot it down.

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横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
E-Mail TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)
URL:  http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 
URL:  http://homepage2.nifty.com/TaKMi/



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