オムニバス通信 :

23号


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"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 23号(発行日 2002年4月28日)

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◎        □ □ □
‖<[三三三三三  □ □1.TaKMiのトピックス   □
‖<[@)3333巛   □ □ 2.市民活動イベント情報 □
‖<[@)333巛   □ □ 3.横浜耳寄り情報        □
‖ □  □□ 4.横浜丘の手便り  □
‖ □□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい □
‖ □□□□□□□  6.おもいっきりしゃべり場 □
‖ □□□○○ □□  7.編集後記      □
‖ □□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□
ヽ(^o^)丿ヽ(^o^)丿 ○○   ○○
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横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 

Wie herrlich leuchtet Mir die Natur!
Wie glaenzt die Sonne! Wie lacht die Flur!
燦然と  自然は輝く!  太陽は燃え!  野原は笑う!
                          (多賀 訳)
とゲーテが「五月の歌」で歌った一年中で一番美しい季節がやってきました。
リュックを背負って、登山靴を履き、残雪と新緑の山を歩きたいものです。
さて皆さんはゴールデン・ウイークには何処にお出かけでしょうか?
丘の手のイベントも面白いものがあります。ちょっと覗いて見てください。
        
◇23号−お急ぎの方へのご案内◇
1.TaKMiのトピックス
  臨時増刊3号発行
2.市民活動イベント情報
  丘の手の8つのイベント情報
3.横浜耳より情報
   子育て、仲間づくり、自分史、街並みコンテスト、歴史講座など
4.横浜丘の手便り
   おやすみ
5.今、電子自治体がおもしろい
  e−デモクラシー
6.おもいきり しゃべり場(第10回)
   『男女共同参画社会基本法から考えると』  
                   (23号の編集担当は多賀です)
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1.TaKMiのトピックス
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★1 臨時増刊3号の発行
「横浜のここを変えよう」意見募集に寄せられた意見や提言を本日発行しまし
た。中田市長にも読んでもらうことになると思います。

●臨時増刊3号アンケートをTaKMiホームページ上につくりました。

「オムニバス通信」アンケートを市民の意見の最後につけています。
「オムニバス通信」アンケートのホームページ
http://www.sanjocity.jp/~yokohama/takmi/enq/enq.cgi
において各意見に対して賛成される項目に投票をしていただく仕組みです。
是非投票をトライしてみてください。これは国や市町村の政策などに対する
インターネットによる国民投票や住民投票にもつながってゆく仕組みです。

●今年度の横浜市のIT教育(緑区 多賀 和幸)のURLの修正

総務庁のホームページに掲載されている「住民へのIT機会の提供等のあり方
に関する検討委員会報告」  http://www.soumu.go.jp/it/020125.pdf
のURLが開けません。
 http://www.soumu.go.jp/it/020125.pdf でなく
 http://www.soumu.go.jp/it/      から開いて下さい。

★ ちらし講座を計画しています。決まり次第お知らせします。


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2.市民活動イベント情報
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◇◆まだまだ、間に合うイベント情報(既掲載分)
◇21号 
★5 5/5 鶴見川流域「こども風のまつり」
◇22号
★3 5/3 創造と森の声2002プレイベント
★4 5/3 みどり・発見と交流のウオーク
★5 5/21 映画「こどもの時間」上映のおしらせ
★6 5/25 「子育てと地域」第3弾
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◆◇23号 イベント案内◇◆

★1 5/5 えこだ太陽公園フリーマーケット&子どもの日スペシャル

日時:5月5日(日)10時〜15時あたり
場所:荏子田太陽公園(荏子田3丁目青葉保育園の裏)
   雨天中止

イベントがたくさん!!丘の斜面に鯉のぼりがたくさん泳ぎます。
故郷自慢の屋台、ミニバラコンテスト、子どもたちようにゲーム、
落書きコーナー、やきとり・・・

主催:荏子田おやじの会 http://oyajinokai.hoops.ne.jp/

問合せ:大島 ohk@dd.catv.ne.jp

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★2 5/18 NHKアナウンサートーク

NHKアナウンサーによる、放送番組に関する旬の話や取っておきの話しを通
して地域のみなさまにもっとNHKを知っていただき、交流を深めていくもの
です。今回のトークは武田真一アナウンサーです。

「ニュースの最前線から〜キャスターとして、ジャーナリストとして」

日時:5月18日(土)13時半開場 14時〜15時半
場所:山内地区センター 3階集会ホール(定員250名)
参加費:無料 ただし入場整理券(事前申込)が必要です。
申込:ハガキに、郵便番号、住所、名前、電話番号、参加希望人数
   応募多数の場合は抽選
宛先:〒231−8324 NHK横浜放送局
   「NHKアナウンサートーク」係
締切:5月8日(水)必着
主催・問合せ:NHK横浜放送局
       211−0418(平日10時〜18時)
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★3 5/19 ひとりで悩まないで
「非行」を考える親たちのつどい in かながわ

日時:5月19日(日)13時〜16時
場所:地球市民かながわプラザホール
(JR根岸線本郷台駅から3分)
第1部:オープニング のむぎ平和太鼓
    記念講演   能重 真作氏 「親の立場から、子どもの立場から」
第2部:かながわ「非行」と向き合う親たちの会 発足会
資料代:700円

主催:「非行」と向き合う親たちの会(かながわ準備会)
問合せ:のむぎ地域教育文化センター内 樋口(Tel 961-6696)

参加自由です。我が子の非行に困っている人、これからに不安を抱いている人
は、実はとても多いのです。悩みを共有して、智恵を出し合い、子どものため
に親として、教師として地域の共同の子育てとして何が出来るのか、子どもた
ちをめぐる様々な問題について考えたいと学習会が企画されました。

地球市民かながわプラザ
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/plaza/

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★4 5/19 散歩からはじまる自然観察〜新緑の日吉を歩こう〜

日時: 平成14年5月19日(日) 9:30〜12:30 小雨決行
場所: 東横線日吉駅改札口集合(9:30)
内容: ゆっくりみんなで散歩しながら、街の中の自然観察をしませんか?
    知っていそうでまだまだ知らない、そんな日吉の自然に出会えるかも。
ちょっとしたお散歩気分でお気軽に御参加ください。
費用: 200円
持ち物:昼食、飲み物、あれば双眼鏡、虫メガネ、図鑑など。歩きやすい服装
   でお越しください。
定員: 20名
主催: NaturesBasket (Nacs-J自然観察指導員)
問合せ: TEL./FAX.045-789-2611(金成(かなり))

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★5  5/20 SLA青葉・元気塾
      〜生きがいと自立を求めて〜

サードエイジを地域で元気に生きるために、お互いに勉強しあい、身体を動か
し、自分を表現しあいませんか!!
この元気塾は、午前のひとときを、ゆったりと気楽に過ごせるサロン風な集い
になればと願っています。

毎月行事がありますが 5月のものをお知らせします。
「ウォーキングのよろこび」
日時:5月20日(月)
   9時   受付
   9時半  ガイダンス
   10時半 出発
   12時半 現地解散 
集合場所:青葉区役所別館会議室

主催:関東SLA協会青葉会
雨天の場合:「自分のウォーキングルートつくり」をテーマに会議室でトーク
をします。
定員:30名
参加費:500円
申込:横山 tel:961-3297
山下 fax:962-0837

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★6  5/25 市民環境教室「親子で自然観察会」

日時: 平成14年5月25日(土) 10:00〜14:00 雨天決行
場所: 寺家ふるさと村 (田園都市線青葉台駅からバス「鴨志田団地」下車)
内容: 昔ながらの美しい田園風景が残る寺家ふるさと村で,自然とのふれあ
    いを体験します。講師:吉武美保子氏(NPO法人よこはま里山研究所代
表)ほか
定員: 小学生とその保護者,15組(1組当たり2〜4人)
申込み: 5/7(火)までに,所定の申込用紙に必要事項を記入の上,郵送かFAX
  でお申し込みください。なお,申込用紙は,氏名・住所・電話番号・FAX
番号を記入し,ハガキかFAXで御請求ください。
(申込用紙請求先:〒231-0017中区港町1-1横浜市環境保全局事業推進課5/25
「親子申込用紙」まで)
主催: 横浜市
問合せ: 環境保全局事業推進課 TEL.045-671-4107,FAX.045-224-6627
備考: 横浜市環境月間事業のプレイベントです。

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★7 6/8-6/23 横浜キャンプ村/スペースオルタからのおしらせ

6月8日(土)16時〜22時
 パーティー・フォー・キック Part1
6月9日(日)映画上映
 「ザ・カップー夢のアンテナ」英語・日本語字幕
6月12日(水)
 記録映画「越前和紙」と紙すきに出会うゆうべ
6月15日(土)14時〜17時
 サッカーボールをもって『西アフリカおはなし村』にあつまろう!
〜横浜キャンプ村ピース・ボール・メッセージ・パーティー〜
6月23日(日)
 記録映画「アイヌの結婚式」とアイヌ民族に出会う夕べ

問合せ:スペース・オルタ気付 472−6349(佐藤)

■『西アフリカのおはなし村』
21号でお知らせした、大阪の国立民族博物館から江口一久さんが来ます。
参加費は海外からの来浜者はカンパ、国内居住者は1000円

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★8  6/14 国際児童文庫協会総会と「講演会」のおしらせ

日時:6月14日(金)青山にある東京ウイメンズプラザ 視聴覚室にて
     (表参道より徒歩3分) 

10:00〜10:45 国際児童文庫協会総会
10:45〜11:00 コーヒーブレイク
11:00〜12:45 江口一久氏講演と
       ジョセフ・ンコシと河辺知美両氏によるアフリカンドラムと
       マリンバの演奏

講演演題「昔話が語られる社会」
〜西アフリカおはなし村より〜

人と人の話のやりとり、ふれあいの楽しさ・大切さを
西アフリカのフルベ族に伝わる昔話を通して
おはなし村語りベの江口村長が語ります。
アフリカンドラムとマリンバが奏でる
「大地のリズム」が心地よく響きます。

★どなたでも参加できますが、文庫会員以外の方は、参加費として1200円
いただきます。

■■■アフリカンドラムの2人のプロフィールです

★ジョゼフ・ンコシ(Joseph Nkosi)
 南アフリカを代表するマリンバ(木琴)奏者。
 アフリカ、ヨーロッパを中心に世界各国で演奏し、
 リズミカルでスピード感溢れる演奏は各地で賞賛を受けている。
 使用する楽器は手作りのもの。

★河辺知美
 アフリカパーカッションバンド「レギレギ」メンバー。
 西アフリカの太鼓ジェンベを演奏。
 関西を中心に活躍中。

■■■江口一久氏のプロフィール
  1942年京都生まれ、言語民族学者。
  現在、国立民族学博物館民族文化研究部教授。
  67年より西アフリカにて言語民族学の研究を行い、1年の3分の1を
  カメルーンで暮らし、文字を持たないフルべ族に語り継がれる民話、フ
  ルべ族の言語研究の一人者として知られる。ここ十数年、中国を訪れる
  ほか、北米としの多民族社会のフィールド・ワークをおこなっている。
  主な
  著書に「北部カメルーン・フルべ族の  民間説話集」「アフリカ最後
  の裸族」「ことば遊びの民族誌」絵本「男と四人のおよめさん」など。

尚、講演会と演奏会の詳細は、国際児童文庫協会へお問い合わせください。
Tel/Fax  903-1744
e-mail: makie56@mac.com, maskeiko@fn.catv.ne.jp

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◆市民活動イベント情報の募集
横浜の北部の市民活動イベント情報の掲載を希望される方はイベント情報
を下記まで、本欄の様式に習いEメールでお送りください。(掲載は無料)
編集の都合で記事の表現は変更することがあります。
横浜オムニバス通信編集部 E-Mail: TaKMi@egroups.co.jp (多賀、小池)

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3.横浜耳寄り情報
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★募集  子育てサポーター

託児施設ではありません。親子で遊んだり、学んだりする子育て支援施設で
す。子育てサポーターは、日常的に親子を見守り、話し相手となる子育ての
パートナーです。

条件:資格は特に無し きもちがあれば
   ボランティアとしての募集です
   サポーター連絡会 つき1回開催予定
新規サポーター説明会 
   5月16日(木)13時〜 港北区社会福祉協議会 対面朗読室
   5月31日(金)10時〜 同上

専任アドバイザー
   伊志嶺 美津子(関東学院大学人間環境学部・人間発達学科教授)
   大豆生田 啓友(関東学院大学人間環境学部・人間発達学科専任講師)

問合せ:NPO びーのびーの
tel:439-7447 fax:439-7448
http://www.bi-no.org
              
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★ためして実践!地域にデビュー    青葉区生涯学級
  ふれ合って楽しい仲間づくりをしませんか

第1回 5月14日(火)10時〜13時 
     ウォーキング  
第2回 5月21日(火)10時〜12時
第3回 5月28日(火)10時〜12時
     この2回をオリエンテーションとグループづくりに
     テーマは、防災、福祉、まちづくり、暮し方再発見
第4回 6月4日(火) 14時〜16時
     公開講座
     「今日このごろ考えること」 作家・精神科医 なだ いなだ氏
第5回 6月5日(水) 
     ワークショップ
第6回 7月1日(月)13時〜16時
     Tea & Talk

定員:25名
参加費:全回通し 1500円
    公開講座のみは300円 申込時に明記
申込:ハガキまたはファックス
   講座名「ためして実践」 郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号
締切:4月25日(木)定員に満たない場合はその後も受け付けます
問合せてください!!
問合せ:青葉区役所地域振興課生涯学習支援係
    ふれあい学級「ためして実践」
    tel:978-295 fax:978-2295


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★会員募集中

港北自分史の会
・自分史を書いてみませんか…
  自分について越し方行く末をみつめて
   忘れがたい出来ごと、友達、家族の思い出
    旅をして紀行文に
     日常のささいなことをエッセイ風に
・楽しいお喋り染ませんか…  「はなそう会」

例会:毎月第1金曜日13時半〜16時半
場所:綱島地区センター
会費:月1,500円
文集『あしあと』を年2回発行

はなそう会は隔月第4金曜日13時半〜16時半

問合せ:原 公房 kimimoch@xg7.so-net.ne.jp

「港北の丘」タウン情報にも掲載 http://kouhoku-hills.com/

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☆コンテスト募集
花と緑の街並みコンテスト

*対象となる花や緑
 市民団体などによって管理されている花壇や、お隣同士の連続した生垣や植
 え込みなどのまとまった花や緑で、一般の方々の目にふれるものです。
 (1軒だけのお宅や過去5年以内に当コンテストに入賞した緑は対象になり
 ません)
*応募方法
 応募用紙に必要事項をご記入の上、下記までお送り下さい。写真がある場合
 は同封してください。(写真はお返しできません)
  〒222−0033 港北区新横浜2−7−17 KAKiYAビル4F
   (財)横浜市緑の協会 花と緑の街並みコンテスト係
*締切
 7月31日(水)消印有効
*選考・発表
 9月下旬から10月にかけて、候補地を審査し5件程度を{花と緑の街並み
 賞」として表彰します。また受賞地には標識を設置していただくとともに、
 管理団体には表彰状・記念品の贈呈を行う予定です。また、来年1月に季刊
 誌「みどり新年号」などを通じて広く公表します。

問合せ:横浜市緑の協会 緑化推進課 Tel 476-6009 コンテスト担当
 
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★丘の手 催し物 
春期歴史講座 「横浜の歴史」特講
横浜アンダーグラウンドヒストリー
 
横浜のはるかな地中の歴史をかたります。
第1回 6月25日(火)縄文時代
    五千年前の都筑ー縄文貝塚を掘るー 坂本 彰
第2回 7月2日(火)弥生時代
    大塚遺跡を語る          小宮恒雄
第3回 7月9日(火)中世
    称名寺境内発掘報告        鹿島保宏
第4回 7月16日(火)近代1      
    市域における発掘の歴史      今井康博
第5回 7月23日(火)近代2
    アンダーグラウンドから見た都市横浜の近代  青木祐介

講座時間:14時〜15時半
会場:横浜市歴史博物館 研修室
定員:55名(全5回受講できる方)
参加料:2,500円 (教材費)
応募方法:往復ハガキに住所・氏名・電話番号・年齢・「横浜アンダーグラン
ドヒストリー」と明記して、「横浜市歴史博物館 学芸課」まで
締切:6月10日
結果連絡は締め切りご1週間以内に

主催:横浜市歴史博物館 
   〒224−0003 都筑区中川中央1−18−1
   http://www.rekihaku.city.yokohama.jp/

☆余談 第4回の講師 今井康博さんは青葉区生涯学習支援センターの
今井さんのパートナーの方です。

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4.横浜丘の手便り 
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今回もお休みします。
これから“藤の花”や“さつき”や“あやめ”が美しい季節になります。例年
より2週間も見ごろが早そうですが、はな情報をお寄せ下さい。

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5.今、電子自治体がおもしろい 
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今回はこのシリーズは中谷さんが、パソコンのやりすぎで肩を痛めお休みにし
ます。
臨時増刊3号の横浜市長への提言で「横浜e−デモクラシーの提案」を私が書
きましたが、小池さんに「“e−デモクラシー”といわれてもなんのことやわ
からへん」といわれました。中谷さんの代役として、専門家ではありませんが
“e−デモクラシー”の説明をしてこのコーナーのお茶を濁したいと思います。

 ★ “e−デモクラシー”ってなんや?     緑区 多賀 和幸

 e-デモクラシーは、インターネットという新しいコミュニケーションの手段
を利用した、民主主義の理念をより身近に実現するためのツール(手法・道具)
であり、行政における意思決定の過程に住民が参加し、住民、専門家、行政に
関わる人々が対等な立場で議論を展開していく場とその取組みを言います。
(三重県のHPから http://www.pref.mie.jp/KOHO/plan/e-demo/index.htm)

e−デモクラシーは電子政府や電子投票などのように、現行のサービスや現存
する制度の電子化と一般に理解されているが、ITのデモクラシーへの影響は
もっと根本的なものだ。e−デモクラシーの最大の特徴は政治・行政がガラス
張りになることとデマンド(市民)サイド重視である。(三重県版“e−デモ
クラシー”は保守王国をどう変えるか 石川幸憲 中央公論5月号)

うんん・・ひょっとすると今や救いようがないと思われている政治・行政が変
わるかもしれないという希望を持たせてくれそうではないですか。三重県の北
川知事は、県職員の意識改革、県庁の仕組みの改革をやり、最後の仕上げに、
県民も含めた県政全体の改革の改革に“e−デモクラシー”というツールを使
おうと考えているようです。
しかし問題は県民が舞台に上がってくれるかどうか、また上がったら上がった
で、きちんとした議論が出来るかどうかということが課題になっています。
何しろ、お互いに分っているのが、当たり前という遺伝子をもった民族ですか
ら、ちがっているという事を前提とした話し合いを行う文化は育たなかったわ
けです。
それにメールというツールを使って議論をして、曲がりなりにも合意に達する
というトレーニングはビジネス・スクールでも行かなければ身に付くものでも
ありません。『なぜ、メールは人を感情的にするか』(小林正幸)という本が
話題になっています。メールという感情も表情も分らないメディアがなぜ人を
感情的にするかは、想像や妄想を膨らませる余地が大きいからだそうです。
このような限界もある“e−デモクラシー”ですが、そこを知って使えば、新
しい政治や行政への市民参加の強力なツールになります。また県民や市民の自
己責任が問われる時代になったと言えるとおもいます。

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6.おもいっきり しゃべり場 オンライン・シンポジウム第10回 
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 『男女共同参画社会基本法から考えると』 緑区 側島文夫

 私の場合は、このテーマで尻込みしていたのではなく、単に時間がないから
だったのですが、多賀さんからご依頼がありましたので書かせていただきます。
 さて、今さら、男女共同参画社会基本法について取り上げるのもおかしいの
ですが、この機会に調べてみたこともありご勘弁ください。

 この男女共同参画社会基本法(以下、基本法と略称します)は、憲法の保障
する基本的人権のひとつである、憲法14条1項「すべて国民は、法の下に平等
であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又
は社会的関係において、差別されない」の中の「性別による差別禁止」につな
がりその指針として制定されたもので、平成11年6月23日に公布施行されまし
た。
 基本法の前文には、憲法のうたっている差別禁止を進めるにはなお一層の努
力が必要なこと、少子高齢化の進展、国内経済活動の成熟化等への対応でも男
女共同参画社会の実現が緊要な課題であること、そのような状況下、男女共同
参画社会の実現が21世紀の最重要課題であると位置づけ、社会の全分野で男女
共同参画社会形成促進施策の推進が重要であることの認識が示されたうえで、
基本法は、男女共同参画社会の基本理念を明らかにし、国・地方公共団体・国
民の取組を総合的、計画的に推進するために制定された旨うたわれています。

 基本法には、男女共同参画社会の形成に関し5つの基本理念が規定されてい
ます。1)性別による差別的取扱いを受けないなど人権が尊重されること、2)社
会制度・慣行が性別による固定的役割分担の考えを反映し男女の社会での活動
の選択に影響することのないよう、できる限り中立なものにすること、3)国、
地方公共団体の政策や民間の方針決定に男女が共同して参画する機会が確保さ
れること、4)家族を構成する男女が協力して子の養育、家族の介護等に役割を
果たし、仕事などの活動と両立できるようにすること、5)国際的協調の下に行
うこと、の5つです。
 基本法は、国に、これらの基本理念にのっとった男女共同参画社会形成促進
施策を総合的に策定実施する責務を課し、地方公共団体には、国の施策に準じ
た施策とその区域の特性に応じた施策を策定実施する責務を課し、さらに国民
には、職域、学校、地域、家庭その他の社会のあらゆる分野で基本理念にのっ
とり男女共同参画社会形成に寄与するよう努めなければならないとしていま
す。

 以上の基本的施策として、国と地方公共団体は、それぞれ男女共同参画基本
計画を定めて公表することになっています。国は、平成12年12月12日付けで決
定し公表しています。なお、横浜市の場合は、今年2月に横浜市男女共同参画
審議会の答申が出ていますが、まだ基本計画は公表されていないようです。
 ところで、基本法は、「男女共同参画社会の形成」を定義して「男女が、社
会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活
動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及
び文化的利益を享受でき、かつ、共に責任を担うべき社会を形成することをい
う。」としています。「自らの意思によって…参画する機会が確保」となって
いますので、必ずしもどの職場にも男女同じ比率ということではなく、比率は
結果に過ぎないということになります。
 私は、この男女共同参画社会基本法の施策を全面的に支持する者で、男女共
同参画社会のできるだけ早い実現するのを望むばかりです。

(注)法律の条文や男女共同参画基本計画については、次をご参照ください。
法令データ提供システム http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi
内閣府男女共同参画局  http://www.gender.go.jp/

 男女共同参画ということに関連し、ごく最近、私の職場で起こっていること
を紹介させていただきます。私の勤める銀行では、少数の総合職の女性と多数
の一般職の女性がいますが、1年ほど前に一般職社員の着ていた制服を廃止し
ました。この結果、女性社員の外見からは総合職と一般職を見分けることはで
きなくなりました。私の属する法務室の主な仕事は、業務上の法務リスク管理
で、具体的には銀行内からいろいろな法務問題の相談にあずかることですが、
女性からの照会事例も結構あります。その際、2、3電話なりメールでやり取
りをすれば、相談者の知識の程度や能力はだいたい分かるものでして、これに
は男女差は特にないように感じています。有能な一般職の女性がいて、そのセ
クションでは総合職の男性から頼りにされている状況もよく見ます。当たり前
のことですが、男女の違いや女性の総合職一般職の違いからではなく、その個
人の能力から違いは生じるのですね。
 総合職と一般職の違いは、仕事の質ではなく転勤がありうるかないかという
待遇面の差に過ぎないと思いますし、そのうち、男性の就職希望者が転勤のな
い一般職を選ぶようになる例もでてくるでしょう。そういえば、通勤で利用す
る地下鉄銀座線で女性の車掌の車内放送に時々出会います。

 就職活動について古澤暁子さんが書かれたことからも、着実に男女共同参画
社会に向かっていることがうかがえ、大いに期待しています。望むらくは、そ
の進行が加速されることでしょう。いうまでもなく、それに寄与するのが私た
ち国民の努めでしょう。

以上
                  
□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――
7.編集後記 
□□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――

やれやれ、なんとか空いたコーナーの隙間が埋まりました。明日から本格的な
休暇に入ります。ITなどはきっぱり忘れて、自然の中に飛び込んできます。

確か、シドニーやバンガロールにも読者がおられます。オーストラリアやイン
ドの春の便りも聞かせてください。オムニバス通信に掲載したいと思います。
そういえばBS2でインドからの生中継もいまやっています。
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横浜オムニバス通信」編集部   発行人:多賀、小池
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