オムニバス通信 :

31号


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"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」 31号(発行日 2002年8月18日)

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□ □1.TaKMiのトピックス      □ 
□ □ 2.市民活動イベント情報    □
□ □ 3.横浜丘の手情報           □
□  □□ 4.街づくり講座 ★鏑木塾★ その 8   □
□□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい (18) □
□□□□□□□  6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 (5)□
□□□○○ □□  7.編集後記         □
□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□
○○   ○○
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横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm
皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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 国連の「持続的開発に関する世界サミット」通称「ヨハネスブルグ・サミッ
ト」が、 2002年8月26日から9月4日まで、南アフリカで開催されます。この
サミットは92年のリオ宣言「アジェンダ21」(持続可能な開発分野における
取組の行動計画)の採択から10周年にあたります。アジェンダ21に加え、気候
変動枠組み条約、生物多様性条約、砂漠化防止条約という3件の国際条約がリ
オで採択されています。 気候変動枠組み条約は97年に京都議定書で具体化さ
れ、大部分の先進国はCO2削減額を、義務付けました。
 ヨハネスブルグ・サミットではアジェンダ21の実施を促進するための行動を
示す文書「世界実施文書」の採択が目玉になっています。
 しかし「地球サミット以降の進展は予想より遅かった、そしてもっと重要な
ことは、「必要」な速度より遅いということだ。停滞によって、絶好の機会を
逃してしまうことは、悲劇に他ならない。」というアナン国連事務総長の言葉
に、見られるように、資金源問題などにおける途上国と日米EU等先進国との深
刻な意見対立があり、楽観を許しません。
 「持続可能社会の実現」こそ国や地域社会のあるべき姿を示す根本理念とす
べきと思っています。私たちの市民活動を通して、横浜北部で快適さと環境の
保全を実現することは、世界にモデルとしてのソリューションを示すことでも
あります。そんな思いで、今日もオムニバスは元気に走っています。
Think globally, act locally!

◇31号−お急ぎの方へのご案内◇

1.TaKMiのトピックス・・・「なんやかや会」の報告と今後の予定
2.市民活動イベント情報・・たまりん場関係、 川・風フェスタなど10件
3.横浜丘の手情報・・・中期政策プランについてのアイデア募集など多数
4.街づくり講座 ★鏑木塾★ その8
 市民の「参加と合意」の手法 − コンセンサス会議
 市民参加の本場デンマークで生み出された手法、一読の価値があります。
5.今、電子自治体がおもしろい (18)
 中谷さんたちが調査された「横浜18区のホームページ総点検」はとても、
 面白い。このような市民の評価は各区はとても気になるだろう。
6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋 (5)
 パソコンに付いているソフトしか使ったことがないあなた、王子さんの新連
 載「フリーソフト、シェアウェアの活用術」(その1)を是非読んで下さい。
  
                    (31号の編集担当は多賀です)
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1.TaKMiのトピックス
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★8月17日(土)に「なんやかや会」を行いました。

 今回から始まる王子さんのIT福袋「フリーソフト、シェアウェアの活用術」
と関連して、フリーソフト、シェアウェアの勉強会を行いました。
 この連載と合わせて、TaKMiのIT講座として皆さんにも参加して頂く
ようにしたいと準備を始めています。市ヶ尾の市民活動支援センターでこのよ
うなIT講座が出来るパソコン環境の改善を、横浜市に働きかけています。

◇pcなんでも相談「なんやかや会」は、毎月第1金曜・第3土曜の13時
〜15時 横浜市民活動支援センター市ヶ尾プラザで開いています。
pcのことで聞きたいことがある人はだれでもどうぞ!!
9月は6日(金)と21日(土)に予定しています。

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2.市民活動イベント情報
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◇◆まだまだ、間に合うイベント情報(既掲載分)
◇30号
★1 9/22 緑区  緑区・青葉区・都筑区3区交流綱引大会
★2 8/27-9/1 電車とバスの博物館「ありがとうイベント」開催
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◆◇31号 イベント案内◇◆
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★1 8/24 鴨居〜十日市場 白山社八幡社  歴史探訪と調査

日時:8月24日(土)9時〜15時
集合場所:JR横浜線鴨居駅主改札口
主催:鶴見川文化をたずねる会
連絡先:吉澤 tel:044-988-3200

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★2 8/24 生命の源―水と緑について考えよう

公開講座 神奈川の自然環境の現状について学習しよう
日時:8月24日(土) 13時半〜15時半
場所:青葉公会堂2階会議室
講師:神奈川県野生鳥獣保護観察指導員
   神保賢一路 氏
参加費:300円
問合せ:青葉区役所市域振興課生涯学習支援係「水と緑の学級」担当
    tel:978-2295 fax:978-2413

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★3 8/27 紙飛行機とばそう!!!
  〜 遊ぼう!学ぼう!まちづくり〜
    
交流広場「たまりん場」は、共生のまちづくりをめざして、地域のさまざま
な「人のネットワーク」をつむぎ、広げていきます。今年度は、そのなかで
も特に「子育て」支援をテーマに、異世代、多世代の交流の場を「もえぎ野
ケアプラザ」を中心に提供していきたいと考えています。第1弾は…
紙飛行機とばそう!!!です。もえぎ野ケアプラザで紙飛行機制作のワーク
ショップがありましたが、そこに参加した65才以上のおじさん・おばさん
ト一緒にもう1度紙飛行機を作って飛ばしましょう!
で、たっぷり話しましょう…という企画です。

日時:8月27日(火) 13時半〜16時
場所:もえぎ野ケアプラザ 多目的ホール
参加費:200円(保険料こみ)     
    先着15組(紙ヒコーキを作って遊びたい人/家族)
持ち物:つかいやすい はさみ
問合せ・申込み:電話かファックスで  もえぎ野ケアプラザ 浅木まで
       参加者全員の名前・年令、住所、電話番号をお知らせ下さい。
  8月13日11時より受け付けます。 tel:974-5402 fax:974-5405
締切り:8月21日(水)

プログラム 
 13:30        はじまり
 13:40−14:30  紙ヒコーキ つくろ!! 
       (紙ヒコーキを一緒に作るおじさん・おばさんもきます…)
 14:30−15:00  で、紙ヒコーキ とばそ!!
 15:00−16:00  そのあと、地域の人たちと はなそ!!
              (コーヒータイムです)

主催:たまりん場「子育てと地域」実行委員会
共催:横浜市もえぎ野ケアプラザ / 交流広場「たまりん場」

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★4 8/27 SLA青葉・元気塾

アクティブ・シニアのパソコン・ライフ「インターネットで趣味悠々」

豊かなシニア・ライフを楽しむパソコン活用法を考えましょう
日時:8月27日(火)10時〜12時
場所・青葉区役所別館 会議室
定員:30名
参加費:300円(資料・お菓子)
申し込み:横山 tel:961-3297 山下 fax:962-0837
住所、氏名、年令、電話番号をお知らせ下さい。

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★5 8/31 川・風フェスタ

鴨居駅そばの鴨池橋のたもとを流れる鶴見川。町田の源流から鴨居を経て
新横浜、綱島のビルを抜け、鶴見・生麦の海までの短い流れの中で、ゆる
やかに蛇行しながら、水辺の生き物を育み、私たちの生活を潤してくれて
います。この鶴見川をみどり豊かな潤いのある川へ・・・・・川辺に流域
の人々が集い・交流する「川・風フェスタ」を開催します。

日時:8月31日(土)10時〜
場所:鶴見川鴨居河川敷
イベント―フリーマーケット
     模擬店
     生き物調べ
     カヌー体験 
ウリパラム&笑門(日韓打樂団)
川辺のコンサート

問合せ:高木 tel:934-4740 寺田 tel:934-4533
主催:みどり・川と風の会
共催:鶴見川流域総合治水対策協議会、鶴見川流域ネットワーキング

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★6 9/6,10/8,11/1,12/6,2003.1/14,2/7,3/7
親子のこころと体 リラクゼーションエクササイズ参加者募集!
       
家事・育児に毎日追われ、体のあちこちが硬くなっているお母さん。
体も心もリラックスさせて、リフレッシュしたら、
毎日の生活も少しずつ変わってくるかも!!
親子のスキンシップを大切にし、こころと体をほぐす体操をしませんか?
    
講師:守屋 薫(のびのび身体表現教室 代表)
日時:2002年9月6日(金)/10月8日(火)/11月1日(金)/12月6日(金)
    2003年1月14日(火)/2月7日(金)/3月7日(金)全7回   
    午前10:00〜12:00
場所:青葉区役所別館1階保育室
対象:2歳半〜未就学児とその保護者
募集人数:先着20組(40人)
参加費用:全7回 3,500円(保険料含む)
服装及び持ち物:軽い運動が出来るような服装。素足になれるように。
(バスタオル1枚、タオル1枚)
申込み先:RH―ママ 070-5587-4806 (電話で申し込んで下さい)
主催:リーチ・ハンズ・ママ、青葉区社会福祉協議会
<転載歓迎します。>
                 
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★7 9/7-10/21 青葉区拡大写本講座

日時:9月7日〜10月21日までの毎週土曜日 10時〜12時
(10月21日のみ月曜日 13時〜15時) 全8回
場所:青葉区役所別館2階会議室
対象:青葉区在住(できれば)
   講座終了後も拡大写本の活動を考えている方(できれば)
   全8回に参加できる方(できれば)
参加費:道具代として500円
募集人数:20名
応募先:横浜市青葉区社会福祉協議会
    〒225−0024 
    青葉区市ヶ尾町25−6 青葉区社会福祉協議会 山口まで
    往復ハガキに氏名・年令・住所・電話を記入 8月23日までに

主催;青葉区社会福祉協議会
共催:拡大写本グループ 「のあざみ」

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★8  9/8 ペットボトル大会

要らなくなったペットボトルを再利用してペットボトルロケットを打ち上げ
よう!優秀作品は表彰もあります。

日時:9月8日(日)9時20分〜 雨天の場合は9月15日
参加費:無料
会場:鶴見川樽町公園(駐車場はありません!!)
対象:小・中学生25名(付き添い可)
申込み:8月1日〜31日まで電話で港北区役所生涯学習支援センター
    (先着順)  tel:540-2239 fax:540-2245

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★9 9/14 公開講座「楽しく安全にインターネットを楽しもう」

インターネットを安全に楽しむための活用術の説明とパネルディスカッション
質疑応答をまじえての公開講座です。転載大歓迎です。

1)インターネットを楽しもう
 1.メールの使い方
 2.ネチケット(インターネット利用のルール&マナー)について
 3.Webの使い方
 4.ウィルスについて
2)私のインターネット活用術(パネルディスカッション)
 
日時: 2002年9月14日(土)13:00-15:00
場所: 青葉区役所別館2階 社協会議室
パネラー: 野口邦夫/徳田容子
司会: 王子全主(ABS21)

参加者人数:30名(障害のある方の参加歓迎)
申込&問合せ:電話045-972-8836 青葉区社協ネチケット講習会担当
       または、ABS21事務局まで abs21-hq@egroups.co.jp 
参加費: ひとり100円 資料代込み
締め切り: 2002年9月11日(水)
主催:青葉バリアフリーサポート21(ABS21)・青葉区社会福祉協議会

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★10  10/3,10,17,31 11/7,14,21 イライラもやもやしない私をはじめよう
   〜まずは”あなた”のからだをいたわり、こころを満たしましょう〜

第1回 10月3日 「からだはすべてを知っている」
    表現教育インストラクター/親子遊び研究家 篠秀夫氏
第2回 10月10日 
    「どこから来たのだろう?自分を苦しめている考え方のクセ」
    アスク・ヒューマン・ケア研修相談センター所長 水澤都加佐氏
第3回 10月17日 Tea & Talk
第4回 10月31日 Tea & Talk
第5回 11月7日  (第5回〜第7回を通して)
第6回 11月14日 「学ぼう!自分も相手も心地よい関係」  
第7回 11月21日  〜自由に主張、自由に選択、自由な自分〜
(第5〜7回 ISキャリア開発研究所代表/産業カウンセラー 岩舩展子氏)
第8回 12月5日 Tea & Talk

日時・場所:いずれも木曜日10時〜12時、都筑区役所6階会議室
費用:1,800円(8回分)
保育:1才6ヶ月からおやつ代ほかとして8回分800円

申し込み:ファックスかハガキで
     1.学級名 ファースト・リーフ 2.氏名(ふりがな)・性別・
     年令 3.〒・住所・電話番号(ファックス)4.応募動機・学ん
     でみたいこと 5.この講座をどこで知りましたか 6.保育希望
     の場合 子どもの名前(ふりがな)・生年月日・性別  

〒224−0032 都筑区茅ヶ崎中央32−1
 都筑区役所生涯学習支援係(Fax:948-2239) 9月18日(水)必着
申し込み多数抽選

問合せ先:都筑区生涯学習支援係 TEL948-2236
主催:生涯学級 「ファースト・リーフ」運営委員会・都筑区役所

内容に興味をもった方は是非講座説明会へいらして下さい。
9月12日(木)10時〜11時 都筑区役所6階会議室
事前申し込み不要、子ども同伴可

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3.横浜丘の手情報
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◇◆まだまだ、間に合う丘の手情報(既掲載分)
◇29号
★ 9/5,10/10,11/7,12/5
第二期連続母親講座 『わたしに気づくからだ育てPart 2』
★ 9/28,10/5,10/19 つづきパソピアのインターネット講座参加者募集
  講座名:「ホームページをつくろう」
◇30号
★ 8/24 北部方面フォーラム(仮称)・北部市民ギャラリー(仮称)説明会
★ 10/5 ボランティア募集  2002青葉ふれあい運動会

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◆◇31号 丘の手情報◇◆
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★ 中期政策プランについてのアイデア募集 
   「横浜新時代・民の力が存分に発揮される都市の経営」
http://www.city.yokohama.jp/me/kikaku/seisaku/housin.html

前市長時代に、総合計画「ゆめはま2010プラン」に対して市民からたくさ
んの意見が提案された。そして、今中田市長は2002年〜2006年に取組
む政策を「中期政策プラン」として年内に確定する方針を出しHPで市民に向け
てアイデアを募集しています。発想の転換です。ゆめはま2010プランに囚
われることなく、市民活動団体は何が出来るのか…今1度考えて見ませんか?
そしてもっと自由な視点でまちづくり提案をだしてみませんか?

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★ 市民活動協働オフィス管理運営団体募集

横浜市では「新しい都市経営への取組」として、市民の力を活かすまちづくり
を進めるため、行政と公益的な市民活動とが協働する仕組みづくりに取組みま
す。
 
協働のあり方を検討し、具体的に検証するために、中区の旧富士銀行横浜支店
を、暫定的(3年以内)に使用し、市民活動の共同オフィスを設置します。

この施設の管理運営団体を公募しています。
受託希望の団体は受託意向申出書を8月23日(金)まで提出。
応募期間:8月15日〜23日まで
現地見学会および説明会は8月26日(月)に開催。

問合せ:市民局地域振興課市民活動推進担当
tel:671-3624 fax:664-0734

書類一式 市民活動支援センターにあります。

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★ インターネット重点コース

場所:山内図書館
参加費:無料
パソコンに少し触ったことがある方むけのインターネット重点コースです。
平日コース(木・金) 
   午前9時40分〜12時40分/午後13時半〜16時半
   1.9月12、13、19、20の午前コース
   2.9月12、13、19、20の午後コース
   3.10月3、4、10、11の午前コース
   4.10月3、4、10、11の午後コース
土日コース
   午前9時40分〜12時40分/午後13時半〜16時半
   5.9月7、8、14、15、の午前コース
   6.9月7、8、14、15、の午後コース
   7.9月21,22,28,29の午前コー
   8.9月21,22,28,29の午後コース
   9.10月5、6、12、13の午前コース
   10.10月5、6、12、13の午前コース

締切:8月23日(金)
申し込み:往復ハガキに住所・氏名・電話・希望クラスの番号を記入
     〒225−0024 
   青葉区市ヶ尾町31−4 青葉区役所地域振興課区民利用施設IT講習担当
主催:青葉区役所  共催:山内図書館

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★ 港北区生涯学習支援センター発行の「楽・遊・学」がHPで見ることが出来ます。

http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/sinkou/raku_yu_gaku/index.html

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★ 冊子案内

平成14年度「ヨサンのミカタ」財政局より発行
http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2002/080201.html

何が違うって、今までの「羅針盤」から様替わり。
誌面に広告スペースを設け,広告料収入を冊子作成の財源にあてるなど、
今まででは到底考えられないチャレンジです。「厳しい財政状況のなか、
新規財源開拓のための財政局の新たな試みです」なんて広言して広告を
取ってる。これでいくらの収入になっているのか「ヨサンのミカタ」の
中で書いてくれたらもっと良いけどね。

配布開始:8月2日(金)から 無償配布
配布場所: 市庁舎1階市民情報センター,各区役所広報相談係,
     行政サービスコーナー,市内金融機関など
内容: 市長インタビュー「キーワードは『民(みん)の力』」
   14年度の主な事業をイラストで紹介「今年はこれをやります!!」
   本市の財政状況(歳入歳出予算,市税,市債など)の解説を含めた, 
   14年度予算の説明
関連するデータを盛り込んだ「主要事業の紹介」
規格 A4判36頁(表紙込み),2色刷
発行部数 45,000部
http://www.city.yokohama.jp/me/zaisei/

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4.街づくり講座 ☆★☆鏑木塾☆★☆  その8
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★ 市民の「参加と合意」の手法 − コンセンサス会議

 今回から、市民参加の手法について述べます。この分野も最近は少しづつ注
目され、参考文献なども出てきています。それを見るとたくさんの手法があり
ます。しかし、そのすべてを知る必要はまったくありません。コンサルタント
の数だけ手法があるとのジョークもあるくらいです。円卓会議を基本にして、
そこで解決できないものを解決するためにどういう手法を使うか?
という視点があればいいのです。

 さて、円卓会議での解決が難しい場合、どういう解決の方法が考えられるで
しょうか? 大きく2つの方向があるでしょう。解決できないのは利害関係者
がその利害を調整できないからです。その解決のため、利害関係者をはずして
公平な議論をするという方向と、利害関係をあえて浮き彫りにしてその解決を
図ることが考えられます。前者の代表選手が今日ご紹介する「コンセンサス会
議」で、後者の代表選手が次回紹介するフューチャーサーチです。

 コンセンサス会議とは、一般市民十数名(市民パネル)が、社会的な合意が
必要なことがらについて、さまざまな専門家の説明などを聞いた上で、市民だ
けで討論を行なって合意(コンセンサス)を得るよう努力し、日常生活という
文脈から意見や提案をまとめる会議方式です。このコンセンサス会議は、19
80年代後半にデンマークでテクノロジー・アセスメントの一環として生み出
されました。
90年代に入ると、オランダ、イギリス、ニュージーランドなどでも行われる
ようになり、日本でも、二回の実験的開催を経て2000年に農水省が初めて
パブリックセクターとして開催したのです。ちなみに、デンマークでは以下の
ようなテーマが取り上げられました。

 ・1987:産業と農業での遺伝子操作技術
 ・1989:放射線食品照射
 ・1989:ヒトゲノム計画
 ・1990:大気汚染
 ・1991:教育技術
 ・1992:動物の遺伝子操作
 ・1993:民生用交通の未来、不妊
 ・1994:電子身分証明書、交通における情報技術、農業での統合生産
 ・1995:環境と食料への化学汚染、遺伝子治療
 ・1996:農業の将来、消費と環境
 ・1997:テレワーク
 ・1999:遺伝子組換食品

 議論するのは「市民パネル」と呼ばれる方々で、その課題に「関心のある」
市民の中から、年齢・性別・教育レベル・職業・地域がうまく配分されるよう
に選定されます。なるべく多様な「市民の」視点が欲しいからです。課題に関
して特別の関心を持つ専門家や利害関係者は除外されます。
 
 市民は、初日に、課題について専門家からのプレゼンテーションを受け、議
論に必要な基礎的知識を得ます。2日目には 課題をより深く理解するために
「鍵となる質問」を作ります。その質問にどのような専門家たちに答えて欲し
いかもあわせて決めます。

 3日目は10〜15人の専門家がそれぞれ2、30分で市民パネルの出した
質問に答え、多彩な見方・知識を提示します。最後の4日目には市民パネルだ
けで議論し、コンセンサスを作ります。

 コンセンサスができたら、公開でシンポジウムを開催します。それだけでな
くコンセンサスは専門家の説明文書などとあわせて出版され、議員、官庁、企
業役員等に送付され、政策決定の参考としていただきます。つまり、この手法
は意思決定そのものをするのではなく、よき意思決定のために市民によるコン
センサスを意思決定者に提示するものなのです。

 鏑木はこの手法をはじめとする市民参加の手法を日本に定着させることに取
り組んでいます。同志の集まりに、「科学技術への市民参加を考える会」があ
ります、ホームページは以下にあります。来訪歓迎です。

http://www.i.dendai.ac.jp/~wakamats/top_frame.html

 この手法は、分り難いかもしれません。解説+実践マニュアルも用意してあ
りますので、ご興味のある方は鏑木(kabu@ops.dti.ne.jp)まで連絡ください。
 最後にもう一度ポイントだけ述べると、
・一般市民十数名(市民パネル)が、
・社会的な合意が必要なことがらについて、
・さまざまな専門家の説明などを聞いた上で、
・市民だけで討論を行なって合意を得るよう努力し、意見や提案をまとめるの
がコンセンサス会議です。

 講座についてのご希望・ご意見・ご感想・ご質問はいつでも歓迎です。

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5.今、電子自治体がおもしろい(18) 青葉区  中谷英世
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      〜横浜18区のホームページ総点検〜

皆さん横浜市各区のホームページをご覧になってみませんか。
18区のホームページはそれぞれ独自に特色ある編集をしていますが、住民と
行政を日常的に繋ぐIT時代の窓口として、これほど明確に区の姿勢が検証でき
るものはありません。
このほど、青葉区民会議が横浜市全18区のホームページを総点検しその報告
を区民会議のホームページで発表しました。この調査の目的は、自分達のホー
ムページ作成の参考とするとともに、中田新市長が施政の基本方針とする「徹
底した情報公開と市民参加」が、どのような形で反映され始めているのだろう
か?それ確かめる一つの手立てとして各区のメディアであるホームページを調
査したものです。
この調査には区民会議のHP委員とIT推進チームのメンバー等19名が参加、
評価精度を上げるため各区を手分けして複数で調査。調査票は69枚に及び、
膨大なページを点検するため大変な作業でした。
この調査では、アクセシビリティ、区民との対話、情報公開、行政サービス度、
役立つ情報提供の5つの視点から検証し、区毎のページアクセス数、評価の
高い区など総合評価のほか各区の工夫や特徴ある取り組みを紹介しています。
区の主要事業事説明を画像と音声のインターネット放送している都筑区、メル
マガを発行している青葉区、区づくり推進費を予算配分も含め詳細に発表した
港北区・緑区、アクセス10万の鶴見区から1万2千の瀬谷区まで多様です。
各区とも他の区のホームぺージを知り比較することは殆どありません。この調
査を契機によりよく改善するため競い合い、情報公開と市民参加のさらなる促
進に役立つことが期待されます。

http://webclub.kcom.ne.jp/mc/aobakumi/からリンク
(なおこの報告は現在本ページの容量が一杯のためこのページに仮掲載中
  http://home.catv.ne.jp/nn/aobahide/18repo/index.htm

なお、青葉区民会議は2年前から区民会議委員が手作りでホームページを開設
し情報を発信する横浜区民会議で唯一のユニークな存在です。区民会議の活動
をもっと区民に知って貰いたい、広く区民の声を聞きたいなど、ホームページ
を活用して自身の情報公開を進めています。特に他の自治体や市民団体の新し
い情報をインターネットから収集することで、活動の視野と能力が一挙に拡大
したともいえます。

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6.「TaKMiが贈るワクワクIT福袋」 (5)   都筑区 王子
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★ フリーソフト、シェアウェアの活用術(その1)
  〜困ったときはフリーソフト、シェアウェア〜

 パソコンやインターネットを誰でも利用できる環境になってきている。また
利用者も大幅に増えてきており、情報伝達手段としてインターネットをメジャ
ーと考えられる時代が近づきつつある。

 ところでパソコンは持っている、インターネットも繋がっている人は多い。
でも本当に利用している、使いこなしているという人はどれくらいいるのであ
ろうか?コンピューター=電子計算機といわれた時代があった。最近ではこん
な言葉は死語となっている感があるが、パソコン、インターネットって何なの
であろうか?

 ここでは情報加工編集機器(異論はあると思うが)というような視点で考え
てみたいと思う。個人にとって昨今のこれでもかこれでもかと押し寄せてくる
情報大氾濫の時代に、情報の取捨選択をどうしていくか?情報洪水に溺れない
ためにはどうすればいいのか? 処理しきれない情報の整理、編集、加工をパ
ソコン、インターネットを使って自分にとって必要な情報を取り入れ、いらな
い情報は捨てるということを行うための手段、方法を考えてみたいと思う。

 初めてパソコンを買うと、ワープロソフト、表計算ソフト、メールソフト、
Webブラウザ、画像処理ソフト、住所録、時刻案内、地図ソフト、家計簿ソフト、
アンチウィルスソフト等々使うか使わないか分からないソフトも一杯バンドル
して実装されている。パソコンを何に使うかも考えない内に購入した人も少な
からずいる。そのバンドルされているソフトが唯一という感じで、そのソフト
ウェアの操作方法を学び、操作が出来ることでパソコンを使えるような気分に
なってしまっているという方もおられるのではないであろうか?

 バンドルソフトの操作できるようになった方はまだしも、説明書を読んでも、
解説書を読んでも操作方法を習得できない、よく分からないといってパソコン
をただの箱化している方もいるのではないであろうか?
 
 パソコンは情報加工編集機器という視点に立つと、ソフトウェアの操作方法
を習得することが目的ではないはず。自分の生活、仕事の中で何が情報で、加
工、編集するもの、したいものの明確化が一番最初にやるべきこと。それに沿
って必要なソフトウェアを選ぶ、その使い方を習得する、という順序ではない
ではないのであろうか?

 ところが実際には、パソコンとは何か、ソフトウェアとは何かも分からない
状態から、上記の順序で行うことは無理なことである。ある程度分かってくる
といつまでもバンドルされた(メーカーのお仕着せ)ソフトウェアから離れて、
自分なりのソフトウェアを選択して見るのも一つの使い方ではないかと思う。

 例えば、文章を書くと言うと必ず「Word」で書いて、メールに添付したりす
るといった使い方、内容を見ると「エディター」で十分というものもある。
メールで送受信に使用する場合、紙に印刷して使用する場合と最終的に使用す
る媒体にあった使い方を考えてみると、市販の重い複雑なソフトウェアを使わ
なくても簡単なソフトウェアで十分という場合もある。場面場面の使い分けを
ちょっと工夫するとパソコンも生かされてくるのではないであろうか?

 「知的生産技術」梅棹忠夫、「KJ法」川喜田二郎、「整理法」「続整理法」
中山正和、超整理法「野口悠紀夫」等で紹介されている情報処理手法も今まで
の紙ベースばかりではなく、現代のITを駆使することで誰でも手軽に行える
ような時代になってきたと思う(彼らの言っていたことが実際に実践できる
時代になってきたのではないか)。一般市販のソフトウェアで行えないこと、
需要が少なすぎて商品となっていないような小粒でぴりりとしたソフトウェア
がフリーソフト、シェアウェアにはあるのではないか。
 自分がやりたい処理を思いついたとき、既存ソフトウェアで実現できない場
合でも「こんなことを出来るソフトはないか」という視点で探してみる(ホー
ムページで検索、BBS、掲示板で検索)と大抵のものは見つかると思う。

 例えばPCのハードディスクの中のフォルダ名、ファイル名を一覧として表
し、印刷できるようなソフトやダイヤルアップ設定でパスワードを忘れた場合
「********」で表示されているパスワードを読めるソフトなど。

 思いもよらないものが見つかることがある。困ったときはフリーソフト、シ
ェアウェアを探してみよう。無かったときは作者に作ってもらうか、自分で作
ってみよう??? 少なくともニーズを表に出せばこのネットワークの世界、
意外と手をさしのべてくれる人が多いのも事実である。利益追求型の商業主義
とは違った価値観がそこにはあって、相互扶助の精神も大きいのではないかと
思う。しかし使ってやっているのではなく使わせて貰っているという感謝の気
持ちは忘れてはいけないのでは無いかと思う。

 今回のシリーズは「フリーソフト、シェアウェアソフト」についてみなさん
と一緒に考えてみたいと思っている。なるべく操作説明ではなく、情報処理作
業における位置づけ等などを考慮しながら、技術用語を羅列しないようにした
いと思っているが、どうなるか?

 次回は「フリーソフト、シェアウェアとは?」について書いてみたいと思っ
ている。

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7.編集後記 
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31号オムニバスも、記事満載でうれしい悲鳴です。まぐまぐの場合は30
KBが1メールで送れる最大容量です。今回も一部の記事の積み残しがでまし
た。お急ぎでないお客様に、次のバスまで待って下さいと言って、降りていた
だくのは、オムニバス運転手としても、悔しい思いです。
 休暇中のバスガイドはいまマレーシアのビーチにでも寝そべって、パパイア
やスターフルーツでも食べているのでしょうか。
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