̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ "横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌" 「横浜オムニバス通信」46号(発行日 2003年3月16日) □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ □ □1.TaKMiのトピックス □ □ □ 2.市民活動イベント情報 □ □ □ 3.横浜丘の手情報 □ □ □□ 4.街づくり講座 □ □□□□□□□ 5.今、電子自治体がおもしろい □ □□□□□□□ 6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋(19) □ □□□○○ □□ 7.編集後記 □ □□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□□ ○○ ○○ ---------------------------------------------------------------------- 横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm 皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気! ---------------------------------------------------------------------- 46号の編集担当は帰ってきた小池です。 ■■46号−お急ぎの方へのご案内■■ 1.TaKMiのトピックス 3月15日には「ペイントでお絵描き」が行われました。4月の予定は? 2.市民活動イベント情報 選挙のありかたを考えるイベントがやってきます。こんなイベントもあ るんだな・・と、公開討論とはまた違う視点で市民としては興味がある。 3.横浜丘の手情報 朝市レポートが都筑区からまた届きました。むかごを売ってる!! 虫じゃないよ。 4.街づくり講座 分散型市民運動の時代がやってきた(下) 「活字と電波と電子メディアが、しのぎを削る時代」がやってきた!となると、 私たち市民活動のとる道は? 考えさせられる後半です。 5.今、電子自治体がおもしろい 〜山が動いた?!青葉区で市民と行政の協働のワークショップ開催!!〜 6.TaKMiが贈るワクワクIT福袋(19) 「ホームページ・ビルダーを使ってみれば−(基礎編その1)」(5) □―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1.TaKMiのトピックス □―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■なんやかや会の日程をお知らせします。 ★4月4日(金) 13時〜15時 内容:『ペイントの絵をスキルアップさせたい』 3月15日の『ペイントでお絵描き』担当の川辺さんが続編をやってくれます。 楽しみだな・・ ★4月19日(土) 13時〜15時 内容:未定 お楽しみに!担当は白谷さんが何か面 白いものを考えてくれる予定です。 ●会場:青葉区役所別館「市民活動支援センター」1階会議室 参加される場合は、イベントの一週間前までに、参加したいイベント内容、 住所、氏名、連絡先(E-Mail、Tel)を記載のうえ、下記宛にご連絡下さい E-Mail TaKMi@egroups.co.jp 担当 小池 -------------------------------------------------------------------------- TaKMiのHPイベント予定表には、最新のイベント情報が掲載されています。 下記URLをご確認の上、参加頂きたいと思います。 http://www.sanjocity.jp/~it-takmi/cgi-bin/schedule/schedule.cgi □□――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2.市民活動イベント情報 □□――――――――――――――――――――――――――――――――――― まだまだ間に合うイベント情報 44号 ★9 3/25 鴨居まち研ウォーク ★12 6/21『ハッピーバースデイ』上映会実行委員会へのお誘い 45号 ★7 3/22 たまりん場交流会2003 ★8 3/25 介護者サポート「ほっと青葉」 ★9 3/29,4/6 青葉国際交流ラウンジ トーク ★10 4/1 図書館の検索機とインターネットをやってみよう ★11 4/12,27 5/17 新治・里山ボランティア講座春夏コース(全3回) ★12 4/24,5/8,22,6/5,19 緑区生涯学級 横浜線ものがたり(全5回) -------------------------------------------------------------------------- ◆◇46号イベント案内◇◆ -------------------------------------------------------------------------- ★3/29 「CS選挙と田園都市ルール(仮)」 *CSの説明は後述 「街中で名前を連呼されたり、電話で投票依頼されて誰か喜ぶの?」 といった素朴な疑問から、選挙のあり方を住民の視点で見直す−そんなイベントを 企画しました。 同時に青葉区周辺の方々を対象に意識調査を行なっています。 日時:3月29日(土)12時半〜14時半 会場:青葉区役所別館2階 第1・第2会議室 横浜市青葉区市ケ尾町25−6 http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/bekkan/index.html 第一部:青葉で100人に聞いた[イヤな選挙・楽しい選挙] 〜地域住民の意識調査をランキング形式で発表。 第二部:地域のルールをみんなで作ろう! 〜田園都市ルール策定委員会(仮)の立ち上げを呼びかけます。 参加費:無料 ※面白いと思っていただけたら、カンパを是非。ボランティアも大募集! 主催:JOY 93(Joint of Yokohama 93) http://www.joy93.jp お問合せ:JOY93 担当・辻内 圭(k-tj@joy93.jp) 《アンケート調査「あなたが決める! イヤな選挙・楽しい選挙》 期間:4月中旬まで 対象:青葉区および近隣区域に住む方々(未成年者含む) 概要:顧客満足(Customer Satisfaction)ならぬ、市民満足(Citizen Satisfaction)という発想の選挙が実現されることを望んで、4月中頃までアン ケート調査を実施します。3月29日には上記のとおりイベントを開催、中間報告 をいたします。ご協力いただける方は、担当・辻内 圭(k-tj@joy93.jp)までご 連絡ください。もしくはHP(http://www.joy93.jp)でもご回答いただけます。 ------------------------------------------------------------------------- ★5/23 二胡と中国琵琶で奏でる世界の名曲 〜地域ダス満5周年記念 地元のみなさん ありがとうコンサート〜 地域ダスが地元の皆様に感謝を込めてお届けするコンサートです。映画「ラス ト・エンペラー」のテーマ演奏者、姜 建華(ジャン・ジェンホワ)さんが、世 界的に評価された演奏を都筑で再現してくださいます。やさしくもの哀しい二 胡の音色を、心いやされるひとときをあなたに。 予定曲目:ラストエンペラーのテーマ(坂本龍一) 私のお父さん(プッチーニ) 花(喜納昌吉) 空山鳥語(劉天華)他 日時:5月23日(金)午後7時開演 場所:都筑公会堂 チケット:3月20日より販売開始 全席自由 前売り3,000円 地域ダス・朝日新聞読者限定2,500円 当日券3,300円 お問い合わせ:地域ダス編集部 TEL045-944-1714 ------------------------------------------------------------------------- ★6/19 絵本講座「読みきかせをこれから始めたいと思っている人のために」 日時:6月19日(水)10時〜12時 場所:都筑公会堂 大会議室 市営地下鉄線「センター南」駅下車5分 主催:幼育読書ネットワーク 友・斗ぴあ http://you-topia.net □□□――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3.横浜丘の手情報 □□□――――――――――――――――――――――――――――――――――― ---------------------------------------------------------------------------- ■■緑区 耳より情報 ---------------------------------------------------------------------------- 緑区の鴨居まち研代表の狩野さんや、ややなんと緑区の生涯学習支援センターの沓 掛さんが講師でオープンカレッジです。この題材は今深刻です。 青葉区ドット混 む時代がやってきます。 ★5/10 桜美林大学オープンカレッジ 「人生の第2ステージは地域活動で」 日時:5月10日(土)〜6月7日(土)まで毎週土曜日 11時〜12時半 全5回 場所:桜美林大学 プラネット淵野辺キャンパス 問合せ:桜美林大学生涯学習センター http://www.obirin.ac.jp extnse@obirin.ac.jp 担当講師:健康・生きがいづくりアドバイザー 狩野 陽二 他 内容:定年後の生きがい活動や居場所は決まっていますか?男性も地域活動の担い 手として楽しく参加し「元気高齢者」づくりを狙います。間もなく団塊の世 代が定年を迎えます。 定員:25名 受講料:10,000円 プログラム: 1.5月10日(土) 誰もが楽しめる地域活動と背景(狩野 陽二) 2.5月17日(土) 緑区(横浜市)の生涯学習 (緑区役所 沓掛 恒雄) 3.5月24日(土) 地域活動は仲間づくりから (狩野 陽二) 4.5月31日(土) 地域活動の内容と情報収集 (狩野 陽二) 5.6月 7日(土) 活動をPRし発表を成果に (狩野 陽二) ---------------------------------------------------------------------------- ■■都筑区 耳より情報 都筑区 是永圭子 ---------------------------------------------------------------------------- ★朝市は今日も元気だった! 桃や白木蓮のつぼみが綻び始めた。日差しがだいぶ和らいできたが、早朝は まだ空気が冷たい。今日はどうしたわけか7店と出店が少ない。けれども、野 菜はみずみずしくふんだんに顔をそろえていた。 大根、長ネギ、ごぼう、キャベツ、カリフラワー、からし菜、ほうれん草、 ブロッコリー、じゃがいも、大和芋、かぶ、水菜、にんじん、たまねぎ、かぼ ちゃ…そういえば2月には白菜がどの店にもあったが、もう白菜の季節は終わ ったのだ。この他にも市場から調達したトマト、きゅうり、しいたけ、いちご、 みかんなども店に彩りを添えている。もちろん、角田さんの漬物も健在だ。 今日の新しい食材その1は、もみ大根。普通の大根を小さいうちに引き抜い たもので、葉を煮たり炒めたり、あるいは浅漬けにして食べるという。今晩、 さっそくたっぷり炒めて鉄、ビタミンB1・B2・A・C、カルシウムをいっぱ い摂るぞ! 新しい食材その2は、むかご。長芋やジネンジョのつるの葉腋にできる小芋 のようなもの。こすっても何しても皮は剥けないので、そのまま煮て味をつけ、 皮ごと食べる。長芋と同じ味がするという。これも今晩試してしよう。 久しぶりにお会いした角田良子さんから耳寄りな情報を聞いた。ふるさと生 活技術指導士会が発行した本の記事が、昨日の神奈川新聞の一面を飾ったとい うのだ。農家の女性の暮らしや受け継いできた行事や技術などをまとめたもの らしい。代表の平野フキが中心となり、ふるさと生活技術指導士会のメンバー が力をあわせて自費出版したそうだ。平野フキさんにぜひ、お話を聞かせても らわなくては!本の題名や内容は次回のリポートにて! 横浜市都筑区葛が谷OKストア前(2003/03/16) ★地域通貨デザインコンテスト 昨年から都筑区内で実験を続けてきた「都筑リーフ」のデザインを募集中です。 採用されたデザインは次回の地域通貨に実際に使われます。 募集内容:A.「100リーフ」紙幣のデザイン B.リーフの使えるお店のステッカー用のデザイン 賞金:採用者には横浜市の商店街共通商品券 5000円分 締切:3月末日 応募要項: 1.デザインにはリーフの意味を表す「葉っぱとたぬき」を必ず入れる。 2.サイズ A 仕上がりサイズ約7センチ×3.5センチ B 仕上がりサイズ約10センチ×10センチ 3.作品は、ハガキサイズ程度の画用紙を郵送するか、E-mailでGIF、JPEGなどの データをメイルに添付する。 4.住所、氏名、電話、メイルアドレス、年齢を明記 5.作品の著作権は、改作利用権、2次的著作物利用に関する許諾件を含めてその すべてが地域通貨研究会に帰属します。 応募作品の返却は出来ませんのでご了承ください。 主催:地域通貨研究会 協賛:都筑区商店連合会若手会 応募・問合せ:NPO緑の街 リーフデザインコンテスト係 〒224−0062 都筑区葛が谷6−36 tel:948-2920 fax:948-2921 e-mail:you-totsuka@par.odn.ne.jp ---------------------------------------------------------------------------- ■■青葉区 耳より情報 ---------------------------------------------------------------------------- ★楽しく学ぶパソコンクラブ 4月開講 友人やお孫さんとのメール交換、気のきいたお知らせやはがき作りなどパソコンを 上手に使えばシニアライフもされに充実・・・ 基礎コース:第1・2・3金曜日(月3回) 9時半〜11時半 応用コース:第1・2・3金曜日(月3回) 11時45分〜13時45分 受講料:基礎コース 4000円/月 応用コース 4500円/月 (インターネット回線使用料を含む) 受講期間:4月〜7月 その他:教科書代実費 場所:老人福祉センターユートピア青葉 利用規定:ユートピア青葉の利用規定に順ずる(60歳以上対象、生徒さんによる 部屋取りなど) パソコン:パソコン持参できる方を対象とします。 持参できない方のために有 料(1000円/月)でパソコンを貸し出ししていますが、数に限りがあります。 主催:青葉パソコンクラブ 天野恒治 tel:961-6455 ---------------------------------------------------------------------------- ■■港北区 耳より情報 ---------------------------------------------------------------------------- ★ おもちゃの病院 おもちゃの修理再生を手がけるボランティアです。 おもちゃの修理を通して親子さんともども、ものの大切さ、動く仕組み、再生した 喜びを共有しています。お手元に修理したいおもちゃがありましたら、お近くの会 場へお持ちください。修理代は無料です。(部品代を頂く場合があります)(ファ ミコンなど家庭用電源をつかうもの、エアガンなど危険なものは取り扱いません) 篠原地区センター 毎月第4土曜日 10時〜15時 423-9030 綱島地区センター 偶数月第2土曜日 10時〜15時 545-4578 菊名地区センター 奇数月第2土曜日 10時〜15時 421-1214 問合せ:港北区街の美化担当 540-2244 ---------------------------------------------------------------------------- ■■神奈川・横浜 耳より情報 小池 由美 ---------------------------------------------------------------------------- □冊子の紹介 1.「新・ヨコハマ国際都市宣言」 中田市長と横浜国際交流協会吉村理事長が「横浜の国際化」をテーマに昨年 10月15日に市長室で対談を行ったときに記録をまとめたもの。国際化へ の取り組みや、真の国際性とは、ボランティアが活動しやすい環境作りなど が語られています。横浜の国際交流のありかたを知りたいひとは読んでみて はどうでしょう? 発行:2003年2月1日 発行者:(財)横浜国際交流協会 yoke@city.yokohama.jp □春季企画展ー新聞附録万華鏡 おまけにみる明治・大正・昭和 日時:3月1日(土)〜6月2日(月) ニュースパーク(日本新聞博物館)企画展示室 監修:有山輝雄 新聞附録っていうのをご存知ですか?有名人の肖像画、芝居や講談の速記、遊 べるすごろくなど・・今私が知っているのは、せいぜいカレンダーぐらいかな。 ニュースパーク所蔵の約3千点の中から選りすぐりの約270点が展示さてい ます。明治・大正・昭和の時代の雰囲気、風俗、生活を垣間見ることもできる のでしょうね。一度覗いてみたい企画です。 詳細は日本新聞博物館http://www.presesnet.or.jp/newspark/ □ヨコハマ・シルバースターズ ボランティア活動 各種イベントにお伺いします。 演奏時間 30分〜1時間(相談に応じます) (財)横浜シルバー人材センターの会員で音楽愛好家の集いです。(2001年4 月発足)得意とする楽器を持ち寄って楽しく練習しています。童謡、唱歌、歌謡 曲、軽音楽など是非あなたの施設のイベントで活用してください。 問合せ:(財)横浜シルバー人材センター「所属」森川、井上 847-1800 問合せの節は担当者が下見を兼ねてご説明いたします。 □□□□―――――――――――――――――――――――――――――――――― 4.街づくり講座 北鎌倉湧水ネットワーク代表 野口 稔 □□□□―――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎分散型市民運動の時代がやってきた(下) 北鎌倉湧水ネットワーク代表 野口 稔 http://member.nifty.ne.jp/Kitakama/ 【分散型市民運動の意味】 ▽新しい情報の流通ルートが出現した! この光景を見て、私は今までとは異質の新しい情報の流通ルートが、出現したと理 解した。それも個人が、大衆に向けて情報発信ができるという、革命的な機能も持っ て─。これは今までマスコミが独占してきた機能だ。しかも、双方向だ。この時点で は、通信費用や使い勝手の面で、問題があると思ったが、技術の進歩によって克服さ れるに違いないと思った。電話にしたって、最初は使い勝手が、かなり悪かったはず だ。マスメディアの歴史を振り返れば、新聞や雑誌など活字メディアが独占した時代 があった。次が活字メディアとテレビやラジオの電波メディアの共存時代がやってき た。テレビの登場で、新聞は消えると言われた。 これからは活字と電波と電子メディアが、しのぎを削る時代になるのではないか。 活字で育った私たちの世代の多くは、最初、パソコンのキーボードに拒絶反応を示し た。しかし、子どもの世代はごく自然にキーボードに触れた。もっと若い世代は、そ の傾向がさらに加速されるだろう。慶應義塾大学の中島洋教授(大学院政策・メディ ア研究科、特別プロジェクト担当)は「六百人の学生を調査したら『新聞を毎日読ん でいない』と答えた学生が、三分の一もいた。『インターネットで十分』『忙し い』『テレビを見ているから』と理由に挙げた。それではインターネット時代に新聞 が必要かというと、現在の新聞に親しんでいる人がいる限り、新聞はなくならないだ ろう。客観的に見る知性、中立性の維持、買収されない、のめり込まないといった ジャーナリズム精神に基づいたニュースを伝える機能は、インターネット時代でも生 き残るはず」という見方をしている。 ▽小が大を制す あるデータベース企業が主催したフォーラムで、青柳武彦国際大学グローバル・コ ミュニケーション・センター副所長の講演を聞いた。「インターネットのコンセプト は、そもそもが核戦争の脅威が、背景にあって生まれた。つまり、核攻撃を受け、ず たずたにされても、本来の機能を果たし得るネットワークという発想だ」。この話し は、分散型市民運動というイメージを固めるのに非常に役立った。大型コンピュー ターが、集中管理をしていれば、そのコンピューターが、破壊されてしまえばすべて が機能停止状態になる。そうではなくて、サーバーを何ヶ所にも置いて、ネットワー クで結ぶというのが、インターネットのコンセプトになっている。 市民運動に置き換えてみれば、大型コンピューターの時代は、一つの組織が何もか も自分で抱え込み、その中の一握りのグループが、大勢の人々を集中管理していたの ではないか。これに対し、インターネット時代は、自立した個人の参加する自立した 市民組織が、それぞれの特徴を生かして、ネットワークを組む。大きな組織でなくて もいい。小さな組織で十分だ。東大工学部の月尾嘉男教授は「サーバーメディア新思 考経済 小が大を制し、遠が近に勝つ」(徳間書店)という著書で「サーバースペー スにおいては、フィジカルスペースでの常識はもはや非常識となると理解することが 必要だ。つまり、フィジカルスペースでは『大』は正義だったが、サイバースペース ではむしろ悪であり、したがってこれからの時代は『小』がサイバースペースでの正 義になるのだ。こうした一八〇度の発想転換がなされない限り、日本は世界の巨大な ビジネスの潮流にひとり取り残されることになるのではないだろうか」と述べてい る。この指摘はビジネスの世界だけでなく、市民運動の世界にも当てはまるだろう。 ▽ Win Win 分散型市民運動という考え方が、果して時代に合ったものなのか。トラスト運動が スタートして以来、時々自問自答していたが、三つの事例に遭遇し、あながち的外れ でないと思った。まず、個人と組織の成功の秘密を説いて世界的なベストセラーに なった「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー著)に巡り会った。この本は、 著者が、米国建国二百年の年の一九七六年、博士号論文の作成に当たり、米国の成功 に関する文献の研究を行ったことが誕生のきっかけとなった。著者の三男であるディ ビット・M・R・コヴィー、フランクリン・コヴィー・ジャパン社長に会って、「7 つの習慣」がベストセラーになった理由を尋ねた。「父は、米国建国から百五十年間 の成功文献が、共通して誠実、正直、謙虚などといった人格を説いていたのに対し、 二十年代後半からの五十年間の文献は、人格の逆である能力やスキル、人に与えるイ メージが大切であると説いているのを発見した。この本の最大の意義は、忘れ去られ ていたり、強調されることのなかった人格主義を復活させたことになる。全世界で千 二百万部、日本では百万部の売上を記録したが、人格主義に基づいた原則が、普遍的 かつ自明の理であるため、文化、宗教、国籍を問わず受け入れられたのだろう」 私が素晴らしい本だなと思ったのは、各個人の成長を原点とするインサイドアウト のアプローチを強調しているのと、「Win Win」の習慣を提案していること だ。主体的な自己管理に基づく能力開発や企業組織の変革を提唱し、変化は組織の業 務プロセスや構造、システムなどに行われる前に、まず個人に起こらなければならな いとしている。「自ら住む街がこうあってほしいなら、自ら汗をかこうではないか。 その当たり前のことが、このトラストを通じて、実践できればと願っている」と機関 誌に書いた。「Win Win」がいいのは、他人を負かすことではなく、関係づく りを大切にして、かかわっているすべての人が、相互利益を獲得するとしている点 だ。台峯を里山的に実質保全するという目標を達成するために、北鎌倉台峯トラスト とみどりのサポーターは、緩やかな連携を組んだが、自主性の尊重と足りない部分を 相互に補って共に栄えようという基本思想が、根底に流れている。(「北鎌倉発 ナ ショナル・トラストの風」より抜粋) 【参考】 地域の本を地域の人に ―「北鎌倉発 ナショナル・トラストの風」出版に当って― http://member.nifty.ne.jp/Kitakama/7/7.html (了) □□□□□――――――――――――――――――――――――――――――――― 今、電子自治体がおもしろい(32) 青葉区 中谷英世 □□□□□――――――――――――――――――――――――――――――――― 〜山が動いた?!青葉区で市民と行政の協働のワークショップ開催!!〜 ■3月10日10時、青葉区役所の304会議室に情報化にかかわりのある横 浜北部4区の市民と区の職員など50名が続々と集まりました。横浜市初めて の市民と行政による協働のワークショップ「コミュニティの情報化を考える」 の開催です。 まず事例報告として各区が自主的に始めた新しい取り組みについて、それぞれ 区の担当者からPPTを使っての説明がありました。。 (1)「市民団体ITサロンの試み等」(青葉区佐藤さん) http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/pc-salon/index.html (2)「ホームぺージにおける”区民てづくりページ”の試み(都筑区米満さん) http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/kumin/index.html (3)「ふるさと港北まちづくりサイトの試み」(港北区落合さん) http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/fmsite/index.html その後、市民も行政もなく4つのテーブルに分かれてひざを交えての研究会が 始まりました。 ■さて、なぜワークショップが急遽、青葉区で開かれることになったのか?少 し説明が必要です。 それはこのメルマガ44号でご紹介した「協働のありかた」シンポジウム「市 民と行政で創る“HOT CITY”よこはま」(3月15日開催)「第2部:協働を すすめるための情報力を考える」を担当する情報分科会の準備会議の席上の論 議から始まりました。 http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2003/030212.html この会議は市民団体と市の市民局・企画局が協働で進めていますが、「常にこ うした会議が関内中心で進められているが、市民と一番接している区役所の現 場が忘れられているのではないのか。分権と分散の時代には、協働を進める最 先端の職員の協働への理解と意識改革がなくては進まないのでは?」と問題提 起があり、行政がこれに機敏に対応し、情報化が進んでいる北部4区でのプレ ワークショップが実現したものです。こうした対応もこれまでになかったこと です。 ■さて青葉区の会場では「地域の課題を発信・共有化・合意形成をする過程で 困難に感じることはなにか?」「課題解決のための具体的なアイデアは?」 をテーマに90分のグループワークが行われ、市民行政入り混じって時間を忘 れた討議が続きました。 「市民の情報力を高める」「行政の意識改革を」「地域の情報のインフラ整備 を」「市民に見える合意形成を」など課題が次々と指摘されました。 「情報公開と市民参画は、市民と行政との協働の大前提」「情報の共有なくし ては協働はなりたたない」など情報の重要性が強調されました。 また、会場には横浜市大の村橋教授、武蔵工大の中村助教授、都立大の名和田 教授も参加、名和田さんから特に「行政サービスのミスマッチをどう克服する か」が指摘されました。 ■このプレワークショップが区の現場で開催できた意義はとても大きいと思い ます。ここから新たな協働のまちづくりの時代が始まる予感がします。 今回は呼びかけが不十分で、限られた市民しか参加できませんでした。あくま で今回の試みが試みで終わることなく、ここからがスタートです。 こうして実現した成果「市民と行政が膝を交えて同じテーブルで話し合う場」 を、大事に育てるのも情報の共有による市民と行政の協働のまちづくりです。 やる気のある若い職員を励ましましましょう。 ■余談。プレワークショップの席上で都筑区の米満さんから「TaKMiのオ ムニバス通信をよく読んでいるが、地域の課題をキチンと指摘している記事は 大変刺激になり行政を進める上で役立っている。市民からの情報発信も大事だ」 と嬉しい反応がありました。市民メディアとして地域ジャーナリズムを目指し て頑張る編集子には励ましになる心強い読者の声です。 □□□□□――――――――――――――――――――――――――――――― 6.「TaKMiが贈るワクワクIT福袋」 (19) 緑区 矢田 敏雄 多賀 和幸 □□□□□――――――――――――――――――――――――――――――― ★ 「ホームページ・ビルダーを使ってみれば−(基礎編その1)」(5) 前回は、入門篇として、とりあえずホームページ・ビルダーを使ってみること を学びました。今回は、基礎編として実際にホームページを作成する場合に 役立つ機能について学んでいきましょう。 1.「標準モード」と「どこでも配置モード」 2つのモードがあり、「標準モード」は、ワープロ操作になれている人には、 便利です。また、古いバージョンのソフトと同じ表示がされます。一方、「ど こでも配置モード」は、文字や画像をページ上の好きな場所に配置できます。 ここでは、「スタート」ー>「標準モードで新規作成」を選んでみましょう。 2.ボタンの意味を知ろう http://hpb.cool.ne.jp/hpbuilder/hp_bkihon.htm 新規作成を選ぶと、上部に、さまざなな種類のボタンがありますが表示されま す。とりあえずこれらのボタンを押してみて、いろいろと試してみましょう。 ボタンが灰色になっている場合は、ボタンが有効になっていない時です。対象 となっているところを選択すると表示可能になります。また、黒い枠(バー) の中にも、スタートボタンなどがあり、ここを利用する方法もあります。 3.表の基本的な使い方 http://hpb.cool.ne.jp/hpbuilder/hyou.htm このソフトを利用すると表を簡単に作成できます。表の挿入ボタンを押し行数 や列数を指定するだけで簡単に表の枠組みを挿入することができます。文字列 の長さや行数に合わせて行の高さや列の幅を広くしたリ狭くすることができ、 いろいろと便利です。私自身も、ホームページを作成するとき、表の表示機能 を使うとそのページ全体が見やすくなり、よく活用しています。 4.表のうまい使い方 http://hpb.cool.ne.jp/hpbuilder/hyou_2.htm 表をうまく作成する場合のテクニックとして、さまざまな便利な機能がありま す。例えば、画像の横に文字を並べたい場合や表の中に表を作る技があります ので試してみましょう。 5.画像の貼り付け方を学ぼう http://hpb.cool.ne.jp/hpbuilder/gazou.htm デジカメで自分が撮影した画像や、このソフトにある既存の画像を取り込んで ホームページを作成することができます。画像の編集ボタンを押すと、画像の 一覧が表示されますので、そこから素材を選んで挿入する位置にカーソルを移 動するとページ編集画面に表示したい画像が表示されます。 6.他のページへリンクをはろう http://hpb.cool.ne.jp/hpbuilder/hp_link.htm リンクの設定を行うとその文字列をクリックするだけで、別のページを表示す ることができる便利な機能です。このリンクが設定された文字列は、色が変わ り下線が付きます。リンクの挿入ボタンを押し文字列を選択します。ファイル の項目の参照ボタンを押し、リンク先に指定するWebページを選択し、「開く」 を押します。ファイル名が表示され、リンクの設定が完成です。 7.プレビュー画面でチェックしよう http://hpb.cool.ne.jp/hpbuilder/hp_preview.htm リンクがきちんと設定されているかどうかを確認する方法として、プレビュー 画面があります。プレビューボタンを押して、確認すると正しく表示されてい るかどうかを知るのに便利です。もし、画像の位置が、ずれている場合などは、 調整すればいいわけです。 以上、簡単に基本篇のわざについて学んできましたが、大切なことは、とにかく 自分で試してみることをおすすめします。ホームページ作成が楽しくなります。 次回は、基礎編その2として、多賀さんが担当されます。ぜひ、次回もご覧に なってください。 □□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――――― 7.編集後記 □□□□□□□――――――――――――――――――――――――――――――― オムニバス通信を書こうと思うと、ねた探し・・・。どこに行ってもなにかころが ってないかな? 青葉区役所を覗いたら、ロビーの真ん中に「明日への提案箱」な るものが出現している。いつからやってますか?とたずねたら2月3日からです! と。そういえば、一階総合受付のカウンターの上に強・中・弱のシールつきシルバー めがねが気がつけば、並んでいるな。 誰かが言ったのだろうか?出来ることはす ぐやる。TaKMiのメルマガも一緒に作りませんか?(関係ないか・・・) そうそう、 都筑人交流フェスタの報告感想です。終了後の交流懇親会は、いいなぁ。新しい人 脈が出来る。久しぶりに仲間と会える。新しいアイデアがわいてくる。いっときも とどまることなく「まち」は作られていくのですね・・・ 人の「わ」でね。 都筑区役所の会場とTaKMiのHPとをつないだ実況HPは、いかがでしたか?会場 からは携帯PHSからの映像転送で大変でしたよ。会場にブースを出している団体 から配布しているちらしをその場でスキャナー読み込みをし、リーフレットマガジ ン(なんかアイデア申請しておこうかな)として参加者の方に見せました。団体と してはHPを持っていなくても、紹介用のチラシやイベント用チラシ等は結構皆さ ん作成されますね。これを何とか生かしてウェブ上にあげてしまおうというのが今 回の企画です。 これからだな・・・ チラシをTaKMiでは『リーフレット』 と呼ぼうと思いますが、もっといい呼び名ありますか?英語ではflyer,circular handbill ・・・あんまりきかないね。 ---------------------------------------------------------------------- TaKMiや本メルマガに参加を希望されるかた、記事についてのご意見、ご 感想などを下記Eメール宛にお寄せ下さい。 また横浜の北部の市民活動イベント情報掲載を希望される方はイベント情報を Eメールでお送りください。(無料) 編集の都合で記事の表現は変更することがあります。 横浜オムニバス通信」編集部 多賀、小池、是永 E-Mail TaKMi@egroups.co.jp URL: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm URL: http://www.sanjocity.jp/~it-takmi/