朝市は今年も元気だ! 2003/01/12
今年こそはウワサのシラタキを手に入れようと早起きしたつもりだったが、朝市に着いたらもう7時。やはりお目当ては売り切れていた。
出遅れたことを後悔しながら奥に向かうと、みんな片手に野菜の入った袋を持ち、紙コップを口に近づけては白い息を吐いている。そう、2003年初朝市では甘酒がふるまわれているのだ。人間は食べ物に弱いのか、師走の餅つきといい、年初の甘酒といい、こういう食べ物飲み物がいただける日は買い物客がどっと増える。これは朝市運営の参考になりそう!
白菜、大根、人参、じゃがいも、里芋、八つ頭、小松菜、ほうれん草、ごぼう、たまご、こんにゃく、京がんも、漬物などが所狭しと並ぶ。今年初めての市のせいか、どことなく華やいだ感じだ。今日のイチオシは聖護院大根か。ごろんと丸いもの、ちょっと細長いものなどいろいろ。煮て食べるのがいちばん美味しいとのこと。変わったところでは、鷹の爪とアスパラ菜とじゃがいも餅を発見。
工夫を凝らした売り手の気持がひしひしと伝わってくる。朝市ならではの楽しさを、今年もみなさんがしっかり用意してくださっていた。 |
角田さんの漬物も健在だ。昔ながらのたくたくあん、麹漬けのたくあん、そして大人気の赤蕪の漬物。昨年末、私も生の赤蕪で漬物にトライしたが、大失敗をしていたのだ。角田さん曰く、赤蕪の漬物は出来上がるまで15日かかるそうな。今度、じっくり漬け方を習わねば!
そんな漬物コーナーにな・なんと、ビーズの指輪とネックレスが飾られている。角田さんの娘さんが作った作品だという。たくあんとアクセサリーというミスマッチがとてもおもしろい。ビーズそのものが特殊なものらしく、朝日の中でひときわ美しい輝きを放っていた。そんなこんなで盛り上がっているとき、勝手に応援団の面々に出会う。早速、角田さんの畑に伺いたいと取材を申し入れる。年末に立てた「畑に行こう!」の目標が、はや叶うこととなった。
雑談をしていると、ダッフルを着た若い女性に目がとまる。竹で編んだカゴを二つさげ、買うぞ!という意気込みをあらわにした様子。どうやら常連さんらしい。ご主人も小さなレディをあやしながら市の中を回遊している。もっともっとこんな若いファミリーが増えるといいなぁ。
(都筑区葛が谷OK前 朝市) |