2005年01月09日

津波警報とミナト横浜の備えは???

                 青葉区 中谷英世

スマトラ沖の巨大津波で15万人もの命が失われました。もし津波警報を発信し迅速に避難させるシステムがあれば、多数の命が救われたと思います。
日立ソフトが巨大津波の衛星写真を公開提供しています。街が根こそぎ消えた恐ろしい様子、海岸線から津波が引いていくすざましい状況が写されています。
http://hitachisoft.jp/News/News295.html

神戸市で18日から開かれる国連防災世界会議で、地震や津波、台風など自然災害の早期警報システムを地球規模で構築することを話し合うそうです。インド洋の津波警報システムについても、国連の専門家は15年前から設置を勧告していたにもかかわらず、放置されてきということです。

津波警報が出されば一刻も早く住民に知らせ避難させるのは自治体の役割り。何度も津波に襲われた釜石市では、震度4以上の地震があった時は気象庁の津波警報を待たず、独自に防災無線街頭放送などで、住民に津波避難所への避難を呼びかける体制を取っています。湾岸部には監視カメラが設置され、インターネットで常時配信されています。
http://pc3.trdb-k-unet.ocn.ne.jp/

しかし、警報が出ても避難勧告を出さない自治体も少なくないそうです。

横浜市は東京都及び神奈川県下の自治体で唯一市民向けの緊急情報街頭放送システムを準備していない自治体で、もし巨大津波は発生しても、ミナト横浜周辺で楽しむ人達に迅速に伝える手段が現在はない状況です。巨大都市横浜では川崎市や横須賀市、藤沢市や神奈川県下の他の自治体のような情報伝達システムを設置する予算がないそうです。

インド洋の津波警報システムの検討は、横浜市では人ごとではないのです。
横浜市民は「地震があったらなんでもいいから海から高台に逃げる」この原始的な教訓に頼るのが一番でしょう。

横浜市の防災情報はこちらから 念のため
http://www.city.yokohama.jp/cgi/bousai/wwwroot/yokohama1/index.html

Posted by omni at 2005年01月09日 21:58
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