2004年10月24日

「横浜オムニバス通信」87号

"横浜丘の手市民活動ITサポートプロジェクト「TaKMi」の情報誌"

  「横浜オムニバス通信」87号(発行日 2004年10月24日)
       
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□  □ 1.TaKMiのトピックス               □
□ □   2.市民活動イベント情報       □
□ □ 3.横浜丘の手情報   □
  □ □     4. 青葉別館問題 (投稿記事)   □
□ □   5.市民ウォッチング              □
□  □□   6.Yummyちゃんのネットサーフィン(23)  □
□□□□□□□   7.ユニバーサルデザイン(UD) (15)     □
□□□□□□□     8.編集後記        □
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□□ ○●○ □□□□□□□□□□□□□□□□ ○●○ □□□□□□□
   ○○       ○○
横浜オムニバス通信: http://home.catv.ne.jp/dd/taga/omni.htm
皆で乗ろう(全員参加)空でも走る(定期発行)心意気!
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         今回は小池が担当です。

【訂正のお詫び】
都筑区耳より情報における「つづき交流ステーション」のURLが間違ってい
ました。訂正をしてお詫びいたします。
正しくはhttp://www.city-yokohama-tsuzuki.net/index.htmlです。

「第2回別館閉鎖に関しての説明会」が10月13日に行われましたので巻頭
当日の状況をお知らせします。(報告はTaKMi代表の中谷さんが纏めました。)

また、投稿をよびかけたところ3名の方からあり、87号は別館移転に関して
の記事を中心にお送りします。

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10月13日夜、別館2階会議室で、別館閉鎖移転について2回目の区役所の説
明会が久々に開催されました。3月10日以来半年ぶり、別館閉鎖まで6ヶ月を
切っています。
今回の説明会は別館を考える会と区役所が協働で5月に実施した「青葉区役所別
館」での活動状況及び閉鎖に伴う影響のアンケート調査の報告と、まちづくり館
、福祉保健活動拠点の説明が行なわれました。

会場には別館移転問題に強い関心を持つ市民団体関係の50人ほどの区民が詰め
かけ、青葉区選出の市会議員2名、新聞記者も取材に来ました。

アンケート調査概要は既に、青葉区のホームページに概要が掲載されています。
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/bekkan_an/index.html

この調査については、日本地域文化研究機構の藤田 優子さん、NPO法人幕張
メッセメディアアソシエイツの原田 輝俊さんが客観的な立場から参加、アンケ
ートの作成から集計分析までボランティアで協力し、総評をまとめています。

その総評で「別館が会場(立地)として、また広報・情報拠点としての機能を担
っている点を重視し、これらの機能の一部でも,他の施設で吸収できるかどうか
について、検討することが肝要。
また、単に「別館」を移転させるということだけではなく,現在ある青葉区内の
施設の機能を正確に把握した上で、青葉区における「市民活動支援拠点計画」を
策定し、今後どのような市民活動支援拠点を創造していくかについて、市民や活
動団体、青葉区役所が共に決定していくプロセスが重要であり、それがより良い
拠点づくりに繋がるものである。」と課題を的確に指摘しています。

説明会では、区がデータの説明に終始したのに対し、区としての問題認識も解決
のための方針も示していないと区民から不満の声があがりました。ただ情報を共
有しても課題解決の方法を共に検討しなければ意味をなさない思います。

また、福祉保健活動拠点を市が尾の国道246沿いの遊休地に建設することが説
明されましたが、区民から駐車場が少なく障害者への配慮を欠いたアクセスに厳
しく批判されました。また市の基準で調理室は置かないとの説明に、デイサービ
スのボランティア活動を止めざるを得ない、サービスを受けているお年寄りをど
うするのかと怒りの声が上がりました。

また、区幹部は「まちづくり館」と「福祉保健活動拠点」で現状の90%はカバー
出来るとしましたが、実態を曲げるものだとの声が上がりました。また、区庁舎
や公会堂スペースの有効活用をすべきだとの指摘に、セキュリティ上万全を期す
るために検討しているが今だ応えられる段階ではないと明言をさけました。

さらに、別館を再構築するための中長期計画を策定するためにも区民と行政が情
報を共有し、課題解決を共に検討する協働推進の基本指針に基づいた「青葉区協
働推進会議」の設置がもとめられました。

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■■87号−お急ぎの方へのご案内■■

1.TaKMiのトピックス
  Cafe' @ Saturdayの情報   
 
  10月16日にあったボランティアフェスタでは、TaKMiの紹介ポスター
  を展示し、オムニバス通信の宣伝ちらしを参加団体やフリーマーケットを
  していた団体に配布しました。うーーん。
  どれぐらい購読してくれるかな・・・。別館閉鎖問題の記事もあることを
  宣伝しました。

2.市民活動イベント情報
  掲載依頼のあったものを載せました。掲載依頼はいつでも受け付けますの
 でどんどん送って下さい。TaKMi@egroups.co.jp

3.横浜丘の手情報
  各区のHPでイベント情報が充実してきました。生涯学習支援センターな
  どが出している情報紙に載るものはHPにも掲載されますが、そうではな
  い地域限定のイベントは主催団体がHPを持っていないとネット上での情
  報とはなりません。 現在青葉区ではポータルサイトを構築中ですが、こ
  のポータルではHPがない市民活動団体などへは「HPテンプレート」を
  準備して参加しやすなる工夫をする予定です。都筑区でも「つづき交流ス
  テーション」という取組みが始まりました。

4. 青葉別館問題
  投稿記事を掲載しています。長文ですが、活動されている方々の思いが伝
  わってきますので是非読んでください。

5.市民ウォッチング
  おやすみ

6.Yummyちゃんのネットサーフィン 
  新潟中越地震の被災情報が刻々とテレビで流れます。インターネット上で
  はどうなっているのでしょうか?またみなさんはどのように情報を取るこ
  とができるのでしょうか? そろそろ「人ごと」では済まされない状況に
  なってきていませんか?

7.ユニバーサルデザイン(UD)  15回
  天災は身近に経験してみて初めてその立場がわかるのかもしれません・・
  といわれてもこんな体験はしたくないですね。

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1.TaKMiのトピックス  
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★11月のCafe' @ Saturday

毎月第3土曜日10時〜 気楽に集まれる TaKMiのしゃべり場+勉強部屋+・・
お茶のみ・・として Cafe@Saturday を開催しています。 

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2.市民活動イベント情報
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86号掲載のたまりん場ハイク2004のイベント報告がネット配信されました。
ぜひご覧下さい。 http://home.catv.ne.jp/nn/aobahide/
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有効期限がまだ切れてない イベント情報はこちらから・・

83号から
★5 10/31 アラブの風と音楽 第8回国際交流コンサート
84号から
★9 10/30.31イベント「コラボレーションする森」
86号から
★4 10/30 講演会ハイチを語る〜ハイチにおける教育の仕事〜
★5  11/3 関東IT推進NPO連絡協議会・第二回セミナーのお知らせ
★6 11/6 青葉区民まつり2004
★7  11/27 横浜シティフォーラム(北部)

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◆◇87号イベント案内◇◆
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★1 青葉国際交流ラウンジ 国際児童画展
日時:10/16(土) 〜10/30(土)15:00まで
場所:青葉区役所別館
毎年さまざまな国と青葉区近隣は参加呼びかけに応じてくれた国内の小中学校
から絵を募集しています。今年のテーマは「私のまち」My Town です。国内の
子どもたちの絵は終了後、学校間交流のきっかけになることを願って海外の参
加校へプレゼントします。5月に修学旅行で来館をしてくれた舞鶴の中学校や
国際交流拠点建設のために視察に来た韓国光州市からの参加もありました。
是非見に来て下さい。
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★2 外国人のための教育相談会   中学生保護者対象
日時:10月31日(日) 13時半〜15時半
会場:青葉国際交流ラウンジ ミーティングルーム#1
内容:横浜市の学校のシステム等について概要説明
   全体での質疑応答
   個人相談
保育:事前予約(2歳〜未就学児) 先着順 

★3 11/16  外国人こども教育シンポジウム
   「ひろげよう!外国人と共生する学校づくり・地域づくり」
日時:2004年11月16日(火) 16時〜18時
会場:青葉区役所別館2階 第2・第3会議室 
内容 ●基調講演「外国人児童・生徒を受け入れるには…」
              関口明子(国際日本語普及協会)
   ●パネルディスカッション
参加費:無料

★2,3共に
主催:共生のまちづくりネットワークよこはま 
   (財)横浜市国際交流協会(ヨークYOKE)
問合せ:共生のまちづくりネットワークよこはま
    045-978-1218 (担当 渡邉 19時〜22時)
    (財)横浜市国際交流協会(ヨークYOKE)   renkei-kyodo@yoke.or.jp

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★4 11/18  2004年 T-GAL秋の講座 「英語学習、7つの誤解」

海外で子どもを育ててきた私達は、これまで、他の国の言語を学ぶという
ことについて、また、毋語を学ぶということについて考えてきました。
日本では今、小学校への英語教育導入をきっかけとして、様々なアプロー
チから英語学習についての議論がなされています。
そこでこの度、慶応義塾大学言語文化研究所教授の大津由紀雄先生をお招
きして、英語学習について幅広い視野からお話していただく事にしました。
外国語を学ぶ目的は? コミュニケーション能力とは? 毋語教育との
関連は? など、ご一緒に考えてみませんか。

日時:11月18日(木) 10:00〜12:00
場所:横浜市青葉公会堂 2階1号会議室 
講師:大津 由紀雄 氏  慶応義塾大学言語文化研究所教授
主催:T-GAL http://www.geocities.co.jp/SweetHome-Green/1078/
参加費:500円
定員:70名(申し込み多数の場合は抽選)
申込締切:11月15日(月)
申込・問合せ:電話またはメールでT-GAL講演会担当まで
    Tel 070-5574-1617  e-mail tgalkouenkai@yahoo.co.jp   
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★5 第9 回あおばチャリティコンサート
◇日 時 11/7(日) 14:00 開演(13:30 開場)
◇会 場 青葉公会堂
◇チャリティ参加費 500 円
◇問合せ ACC 事務局 加藤 TEL.045-962-2808

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3.横浜丘の手情報    
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■■青葉区    耳より情報         
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青葉区ガイド もよおしものはここから・・
http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/kouhou/4568/guide.html#2
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■■緑区    耳より情報        
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緑区版広報のおしらせからイベント情報
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/kouhou/16_10b.html#moyooshi
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■■都筑区    耳より情報    
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区民の手づくりにより企画・運営・制作するホームページ
「つづき交流ステーション」が10月25日オープンします!

「つづき交流ステーション」
http://www.city-yokohama-tsuzuki.net/index.html

 ●区民レポーターを募集します。(定員なし)
 ●区民制作ボランティアも募集しています。(20名定員)
問い合わせ 
都筑区民手づくり交流ホームページ運営委員会
info_tsuzuki@freeml.com


★イベント情報 最新情報(都筑情報BOX) 
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/kusei/saishin.html
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■■港北区   耳より情報      
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★最新号楽・遊・学 第115号 平成16年10月1日
http://www.city.yokohama.jp/me/kohoku/sinkou/raku_yu_gaku/index.html

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■■ 横浜市全域情報       
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★【情報を考えるシリーズ第2回】
  シンポジウム「著作権ってどうよ?」
  〜切ったり貼ったりまねをする、みんなそこから始まった〜
 http://www.eparts-jp.org/project/markC04/index.html
日時:11月7日(日)13:00〜19:00
会場:キャロットタワー 世田谷文化生活情報センター5F セミナールーム
主催:特定非営利活動法人イーパーツ、
   せたがや情報化プロジェクトチーム (SiPT)
定員:120名(要事前申し込み、先着順)
参加費:一般3,000円、学生1,800円(交流会の飲食代含む)

第二部の基調講演「デジタル時代の著作権」はインターネット弁護士の
牧野二郎氏です。必見。


★ヨコハマボランティア協会http://forum.isminet.co.jp/ からのご案内
「元気になるボランティア情報 ぎゅっと詰まっています」
PART2・秋編 冊子が発行されました。
  
★10/30 講座 ボランティア活動・市民活動の「い・ろ・は」
日時:10月30日(土)10時半〜11時半
場所:横浜市市民活動支援センター(桜木町)
ゲストスピーカー  西尾 悦子 氏(WFP応援団)
          現在WFP応援団広報部長。
参加費:無料
申込:横浜市市民活動支援センター
   y-sien-c@city.yokohama.jp


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4. 青葉別館問題   投稿  
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別館閉鎖に関しての説明会が10月13日にありました。その日の説明会後、
活動をされている方からさまざまな思いを聞いています。その思いを伝えたい
と思い投稿を呼びかけました。 少し長いものもありますが、是非お読み下さい。

■別館閉鎖 活動の危機    
                        青葉サロン 井口房江

青葉サロンは8年前から別館で全員ボランティアでデイサービスの活動をして
きました。来年3月でその別館が閉鎖され、活動の場を失い、存続が危ぶまれ
ています。

いま青葉サロンでケアしている30代の若年性アルツハイマーの方は、保健セン
ターの依頼を受けたものです。若年性アルツハイマーは、現行制度上ハザマに
あって、保健センターでも苦慮して、ボランティアのデイサービスを使ってい
るわけです。以前にも重度の若年性アルツハイマーのYさんを3年半介護しまし
た。5時間で2万歩以上徘徊しますので、スタッフが交替でケアしました。その
方も晩年はともかく、一番大変なときに行政は助けてくれず、ボランティアに
頼ってきたのです。

行政ができないところをカバーしているのに、何か趣味の団体ででもあるかの
ような認識でしかないのです。

Yさんは言葉も感情も表すことができませんでした。でも手をつなぎ散歩をし
ているとき、うきうきしていることが密着した肌から伝わってきます。フンフ
ンと鼻歌のように聞こえることもありました。1日2万歩も歩くのに、お化粧を
して差し上げるときはじっとしています。表現ができないだけできっと感じる
ことはできたのだと確信しています。ご主人には、「ここへ来ると、リラック
スするんですよ。」といわれました。体温調節ができなくなって、少しの変化
も見落とさずに胸元を開けて風を送ったり、暖を取ったりと、シフトを決めて
いるわけでもないのに、みんなで見守っていました。 秋の遠足が最後のご利
用となりました。

Oさんは脳梗塞のため片麻痺、パーキンソンの強度の振るえ、嚥下障害、排尿
障害、言語障害と5重苦も抱える方でした。食事は1時間以上かかり、最初のこ
ろは食事中に何十回とむせ、前一面に飛び散ってしまうので、前には食卓は作
れません。お顔はいつも俯いたまま。この方に笑顔を取り戻したい一心でした。
水分はだらだら流れてしまうのでとろみをつけたり、ゼリーを作り1日500
ccは採っていただきました。あるときお花の先生をしていたということなの
で、がたがた震える手を押さえながらスタッフが手伝ってお花を生けていただ
いたところ、始めて笑顔を見せてくださいました。お化粧をして差し上げたら、
鏡を見てにっこり笑い、ご自分でよだれをお拭きになりました。
それからは朝、毎回手を挙げてにっこり笑って入ってこられる様になりました。
遠足にもおしゃれをして参加されました。食事中のむせの回数も劇的に減り
(緊張感が取れたため)1度くらいになり、水分を取ることで排尿も大分出る
ようになり、これからもっと良くなると楽しみにしていましたのに、高熱が続
き入院され、そして老人病院へ移られとても残念でした。

今ケアしている70代後半のYさんは、3年半前からのご利用で、中程度のアル
ツハイマーの進行が奇跡に近いほど抑えられています。午前中の恒例の2方向
からのボール回しは、とりわけ敏捷に動かれ、わざと交差点になる様に調節さ
れても、難なくこなされ一生懸命さにどっとみんなの笑いを誘います。

最近ご利用のKさんは、脳梗塞のため始めは車椅子でこられたのですが、2度目
から車椅子を降りていただいたところ、その次には2本の杖で歩いてこられス
タッフもびっくり。

又今月の10日遠足で神代植物公園に行ってまいりましたが、初めての遠足のS
さんは「もう2度とこられないところに連れて行っていただいた」と感激され
ていました。「車椅子でみんなのお世話になって心苦しい」と遠慮ばかりなさ
っていますが、もっともっとリラックスしていただきたいと思っています。

手芸の大好きなAさんは福島県の海沿いの出身で、お魚しか召し上がらないため、
べつメニューに。調理スタッフの作った美味しい煮魚に、「3年ぶりに美味し
いお魚が食べられた」と大感激。一度のお休みもなく参加されています。

糖尿病で11時30分にインスリン注射をしているTさんは、時々低血糖になって
あわてて砂糖湯を飲んでいただいたりしています。チョコレートも常備してい
ます。

障がいを持った26歳のMさんは、お年寄りと違和感無く楽しんでおられますが、
仲良くなった大学生のスタッフの力が大きいと思います。

90歳の百人一首の大好きなHさんのためできるだけ毎回百人一首をします。お
風呂にも入れるからとお勧めしたケアプラザのデイを2回でやめてしまいました。
この夏、高齢のため体調を崩されしばらくお休みをしていましたが、前回より
半日復帰されスタッフも大喜びです。この方は、おかゆとおかずのほとんどを
1品づつペースト状にして差し上げます。

黒1点のUさんは(青葉区在住)、以前介護したKさんのお嫁さんのお父様で、
娘さんは鶴見区からUさんのショートステイ先へ迎えに行ってつれてこられます。
その娘さんは先日調理を手伝ってくださいました。

その他マージャン、オセロの好きな方もいます。楽しいボランティアによるイ
ベントもあります。個々の要望を最大限実現するためにスタッフは心のアンテ
ナを広げています。

青葉サロンの存続の行方はご利用者やご家族にとっては無関心ではいられませ
ん。何とか継続して欲しいと言われます。この方たちは青葉サロンが消滅した
らどうなるのでしょう。もう残りの使用期限が6ヶ月を切ったと言うのに、答
えが出せないもどかしく腹立たしい日々を過ごしております。

地域福祉拠点にしても、市が尾にはケアプラザも無いので、ケアプラザの多目
的ホールを併設するという位置づけで、もう1階層増やせないのかと聞きまし
たがだめでしたね。

区には複合施設など考えられないのでしょう。しかも、この施設も5〜6年と
考えているのですから、なんとも場当たり的ですし、無駄遣いです。

2月か3月ころでしたか、区役所の駐車場にピロティ式にして、プレハブでい
いから複合施設を作れば、この問題は解決すると、鈴木課長に言いましたら、
1億掛かるといわれました。1億なんて今の別館の借地料2年分でおつりが来
るんですよ。

プレハブでも別館規模だったらを20年近く持つのではないでしょうか?

なんとしてでも解決の道を探ろうという熱意が全く感じられません。

■「複合的な機能の中長期的に検討に期待」
                      都筑区   福富 洋一郎

 私は都筑区の住人ですが、青葉区別館をよく利用しています。
特に「市民活動支援センター」は、夜10時近くまで開いているので、
会社の帰りに、「早渕川ファンクラブ通信」の印刷にとても便利でした。
それだけに、今年の1月に突然発生した青葉区別館移転の通知には、
ショックでした。しかも、10年前から地権者との間では、明確な契約
になっていたと聞かされたときには、何でもっと早く、青葉区役所は、
区民に実情を訴え、協働で知恵を出さなかったのか、残念でなりません。
たった1年では、対策は限られてしまいます。

 情報公開、情報共有の大切さが身にしみました。区役所も区役所
ですが、市民側もこのことに気がつかなかったことを反省しなければ
ならないと思いました。思い出せば10年前、別館の借地権の期間が
切れるとき、青葉区の総務部長が一生懸命努力して、ようやく10年間
更新できたことは知っていました。当時は緑区だった区民も喜びました。
ただし、契約に「事情や名目の如何を問わず契約を延長しない」という
条項があることは、知らされていなかったかと思います。

 今回、区役所は、「当面、田奈まちづくり館及び福祉保健活動拠点の
確保を優先し、市民活動「交流連携の場」として複合的な機能については、
市民との協働を図りながら、柔軟かつ幅広い観点で、中長期的に検討
していきます。」と述べています。また、「市民との協働について「協働
推進の基本指針」に沿って対応していきます。」とも明言しています。
今度こそ、青葉区役所と区民とが中期的な検討をしっかりとやって
いかなければなりません。当時緑区の北部支所であった別館には
とても世話になりました。現在は区の再編成により、都筑区民に
なってしまいましたが、複合施設としての別館は、理想的であり、
羨ましい限りでした。

 都筑区では、今年の10月に区版の「市民活動支援センター」と
「生涯学習支援センター」が統合して「都筑区民活動センター」が誕生
しました。福祉の拠点「かけはし都筑」や図書館、地区センターなどの
関連施設とのさらなる連携に、これから取り組むところです。
青葉区は、既に別館において連携の成果が上がっていましたが、
今後明らかにハンデを背負うことになりました。青葉区と都筑区は
いろいろな意味で似た区です。お互いに切磋琢磨しながら、協働推進の
拠点づくりに取り組んでいきたいものです。その意味で、青葉区の
区民活動拠点の中長期的検討に期待しています。


「福祉活動拠点への移動と『寺子屋』の活動」  
                        「寺子屋」 島 多津子
                              
私共 「寺子屋」は肢体不自由、視覚障害、聴覚障害、心の病等の障害を持つ
人々と共にパソコンの技術を青葉区役所別館で勉強しております。
代表は身体障害者1種1級の脳性まひの女性です。言語障害を伴い通常は電動
車椅子を利用しています。彼女はパソコンの技術を習得し、文字化することで
自分の意見を発表することができるようになり、社会に出て行くことができる
ようになりました。彼女は一人でも多くの障害を持つ人々が自分と同じように
自立し、社会へ出て欲しいという気持ちからパソコンの勉強場「寺子屋」を立
ち上げました。パソコン/インターネットは障害者にとっては大変便利で重要
なツールです。この技術の習得は健常者とは違うものもあります。健常者と同
じ方法では障害をより悪くしたり、困難さからパソコンを敬遠してしまうこと
もあります。現在「寺子屋」では15名近いさまざまな障害を持つ人々がご自
分のペースで勉強しています。私共は勉強のお手伝いをします。

 視覚障害者には文字を読み上げるための特別なソフトが必要です。
高価なこのソフトを搭載したパソコンを社会福祉協議会が用意しており、私共
はそのパソコンをお借りしています。月3回の活動をして、会費は一ヶ月100円
(紙代、お昼のお茶代)です。活動はすべてボランティア場所代、パソコン使
用料が不要なためこれで十分まかなうことができます。

 今回、別館の閉鎖に伴い、社協は246号線際の福祉活動拠点に移転することに
なりました。私たちの活動もこの建物に移転することになります。
愕然としたのが、駐車場がないことと、市ヶ尾駅から建物までの道の悪さです。

 「寺子屋」には肢体不自由のかたが数名自分のパソコンを持って自分で車を
運転して勉強にきています。使い勝手の問題もあり自分のパソコンで勉強する
ことも大事なことです。視覚障害者はキーの位置などを指の感覚で覚えていく
必要から自分のパソコンをリュックにいれて背負って来られます。
かなりの重量です。重いパソコンを背負った視覚障害者が、市が尾駅から
あの歩道橋をわたって歩いてくることを想像してみてください。市ヶ尾駅の前
には信号もありません。肢体不自由なかたが車椅子であの歩道橋を上って降りて、
スロープでおりた先は「福祉活動拠点」へ行く道とは直角に交差している道路。
歩道橋のスロープの脇・橋脚の下をくぐりぬけ福祉活動拠点への道へとでます。
ここは道路が坂であるうえに246側にすこし傾斜しています。果たして車椅子で
安全に通うことができるのでしょうか。私たちは勉強にいらっしゃるかたの
安全性、利便性を考えます。

 横浜市では福祉活動拠点のない区が2区。青葉区はそのひとつでした。
福祉活動拠点を作るのは役所の大命題だったのでしょう。市のガイドラインに
沿った建物が建てられるのだそうです。

本当にそれでいいのでしょうか?使う人のことは考えていますか?13日に開か
れた「説明会」に出席をしてこれを痛感しました。

福祉活動拠点…健常者が活動するだけの建物ですか?
障害者が行くことはないですか? あの場所で問題ありませんか?

 「別館」のような複合施設は重要だと感じています。私自身も「別館」で
他の活動を知ることができました。私共の「寺子屋」にも他の活動にきておら
れて、私たちが勉強している様子をみて参加されるようになったかたも、勉強
の場を替えた方もおられます。

 閉鎖までには「別館」のような複合施設の建設が不可能なのは明らかです。
「複合施設の建設」と当面の活動場所とのことは分けて考えるべきこと。
今 別館で活動している団体が3月以降もいままでと同じように活動できるよう
「机上の空論」ではなく、実態にあわせたキメの細かいご配慮をいただきたいと
願っております。

                                 
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5.市民ウォッチング     
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おやすみ

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6.Yummyちゃんのネットサーフィン (23)
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災害情報をどこから入手しますか?
横浜市での地震情報は
http://www.city.yokohama.jp/me/bousai/eq/index.html
こんな風に提供されています。
すぐに分かりますか?
地震情報はこっちから見ます。
http://www.city.yokohama.jp/cgi/bousai/wwwroot/ippan1/index_jisin.html

災害情報はここが一番 レスキューナウ
http://www.rescuenow.net/

NHK安否情報
http://www3.nhk.or.jp/anpi/

NHKでは、被災地の家族・知人・友人の安否を確認するための安否情報シス
テムを用意しています。 オペレーター、または画面の表示に従ってメッセー
ジを登録しています。検索もついているのでこんな時はやっぱりインターネッ
トだと思ってしまいます。

携帯電話による安否情報

NTTドコモ
http://www.nhk.or.jp/anpi/i/
au
http://www.nhk.or.jp/anpi/au/
ボーダフォン
http://www.nhk.or.jp/anpi/j/

NTTグループの災害用伝言ダイヤル  

NTTグループ各社は、地震の発生に伴い、安否を確認する手段として電話・
携帯電話による「災害用伝言サービス」の運用をはじめています。台風23号
による「災害用伝言ダイヤル」運用も継続中です。

「災害用伝言ダイヤル」は、一般の電話や公衆電話・携帯電話・PHSなどを
使って、被害の大きかった地域との声の連絡を録音・再生できるものです。

また「災害用伝言板サービス」は、iモード画面に接続すれば、自分の安否を
家族や知り合いに知らせたい人が100文字以内のメッセージを登録すること
ができます。
登録されたメッセージは全国どこからでも携帯電話からNTTドコモのホーム
ページの伝言板サービスに接続すると読むことができます。
また、PHSやパソコンからもメッセージを確認することができます。
アドレスはhttp://dengon.docomo.ne.jp/top.cgiとなっています。

NTT東日本 (災害用伝言ダイヤル 171 インターネット情報)
http://www.ntt-east.co.jp/voiceml/

NTT西日本 (災害用伝言ダイヤルの運用の開始について)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0410/041020.html

災害用伝言ダイヤル「171」、iモード災害用伝言板サービスの体験利用機
会が毎月1日にあります。
一度 やってみてはいかがでしょうか?
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew0708.html


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7.ユニバーサルデザイン( UD ) (15)          
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ナビゲーター の 小池 久身子( Ko-kumi ) です。

 このところ、怒濤のように押し寄せてくる台風
 何年分か ぜんぶまとめてきているような
 こんな雨じゃ 水も したたる イイオンナ どころか・・
 
      「  vol 15   天 災 」
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 長引く真夏日に続いて、今年は台風の当たり年のようです。
 大型の台風が過ぎてやれやれと思ったら、また次の台風の襲来。
 もしかして地球をとりまく環境に何か「重大事」が !? そんな不安を
 覚えるのは、私だけでしょうか。
 
 「超大型」と言われた台風23号は、横浜駅近くの川でも警戒水域
 を越えました。ビルやデパート、複雑な駅、道路交通網の集中する
 市街地がもし水浸しになったら、被害は甚大なものだったでしょう。
 
 我が家のご近所でもこの一連の台風で、スレートの屋根が飛んだ、
 玄関灯が壊れた、ウッドデッキがめくれた、などの被害が続出した
 ようです。

 収穫期を迎えたこの時期の地方は、米も、野菜も、果物も被害に
 遭い、高値となって都会の消費者へ戻ってきています。そう考えて
 みると、都会に住む我々が崖崩れや家屋の浸水などテレビの報道
 を見て単に「お気の毒に」の一言ではすまされない事態であること
に気づきます。
 
 何十年に一度の地震や洪水を予知することは極めて難しいものだ
 そうですが、天災は人の力で未然に防ぐことはできません。また
 ひとたび起こってしまえば、停電や、公共交通機関は止まり、
 ライフラインは全く機能しません。まちの復旧には多くの時間と人的
 エネルギーがかかります。

 それに天災が起きるのは、地方とは限りません。都会にいても
 しょっちゅう地震はあるし、この冬は予想外の大雪になるかもしれ
 ないし、厳冬で道路が凍結するかもしれないし・・。
 
 先日九州の人と話していたら、
 こちらは台風来ても楽勝ですよー、毎年鍛えておりますもん!
 たまに台風の来ないところの人に災害当事者になってもらわんと
 
 天災は身近に経験してみて初めてその立場がわかるのかもしれ
 ません。机の上での議論だけでなく、日頃の備えについて当事者の
 立場になった時、その視点で改めて考えてみると、防災のまちづくり
 もかわってくるのではないでしょうか。

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8.編集後記 
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またしても、夜中に書いています。2週間に一度のメルマガ編集は結構きつい
ものです。区のHPで随分イベント情報が出るようにはなりましたが、それで
も載らないものがあります。そういったものは小まめに各区の支援センターに
出向いて収集してくるしか方法がありません。港北区役所の4階まで青葉区か
ら行くのは結構遠いですね・・。都筑区役所までは15分、緑区役所へは20
分です。(車でです。)住民が自分の地域やまちと実感する距離と欲しい情報
は一致します。横浜市の情報としての広報市版は、北部の市民はどの程度読ん
でいるのでしょうか? 
広報よこはまメール配信サービスを利用するのも手です。
http://www.city.yokohama.jp/me/shimin/kouhou/index.html

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Posted by omni at 2004年10月24日 00:16